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2007.03.29
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カテゴリ: 映画・邦画
25.蒼き狼 地果て海尽きるまで

■製作年・国:2007年、日本
■上映時間:136分
■鑑賞日:3月21日、セントラル(吉祥寺)
■公式HP: ここをクリックして下さい
□監督:澤井信一郎
□製作総指揮:角川春樹
□原作:森村誠一
□脚本:中島丈博、丸山昇一
キャスト

◆反町隆史(チンギス・ハーン/テムジン)モンゴルを統一した民族の英雄
◆菊川怜(ボルテ)チンギス・ハーンの妻で一児の母
◆若村麻由美(ホエルン)対立するメルキト族から略奪されてテムジンを生んだ
◆保坂尚希(イェスゲイ・バートル)テムジンを父として愛情をもって育てる
◆袴田吉彦(ハサル)チンギスの弟でチンギスの息子のジュチの善き理解者
◆松山ケンイチ(ジュチ)チンギスの息子として育てられるが父からの愛情は薄く育つ
◆平山祐介(ジャムカ)チンギスとは幼少からの盟友で信頼は厚い
◆松方弘樹(トオリル・カン)ケレイト部族を率い、チンギスとは同盟関係を結ぶ
◆榎木孝明(ディ・セチェン)オンギラト族族長でボルテの父
◆津川雅彦(ケクチュ)シャーマンとしてチンギスの即位式で神託を与える

【この映画について】
構想27年、4ヶ月に渡るモンゴル・ロケを敢行した、角川春樹製作による歴史超大作。
12世紀から13世紀にかけて、西はペルシャ湾にいたる広大な帝国を築き上げた英雄チンギス・ハーンの“ひとりの男”としてその数奇な運命を追った壮大な物語だ。
夫婦、親子、親友、兄弟との愛と憎しみと裏切りのストーリー、そして部族内での権謀術数など、幾重にも積み重なっていくエピソードも興味深い。
本作の最大の見どころは何と言ってもスクリーン一杯に広がる広大で美しいモンゴルの風景には思わず見とれてしまうほどだ。
反町隆史演じるテムジンからチンギス・ハーンへの成長の過程も威厳が徐々に増すなど熱演している。
【ストーリー(ネタバレなし)】
12世紀、群雄割拠のモンゴルでメルキト部族の妻であった母親が、宿敵モンゴル部族の族長イェスゲイに略奪されて、生まれたのがテムジン(のちのチンギス・ハーン)。
モンゴル部族長の長男として育ってきたが、メルキトの子供であると噂され、弟との間にも確執が生まれる。生まれながらにして血塗られた運命を背負ったテムジンが14歳になったとき、イェスゲイに連れられて嫁探しの旅にでる。旅の途中で宿を借りたオンギラト族族長デイ・セチェンの一人娘ボルテに一目ぼれし婚約する。このボルテから幼馴染のジャムカを紹介され、二人は意気投合し将来のモンゴルの国のあり方を熱く語り盟友として契りを交わす。
七年の歳月を経てボルテを迎えに来たテムジンだが、母の出身部族であるメルキト族がテムジンらが居住する集落を急襲し今度は自分の妻となったボルテが敵部族に略奪される。
10ヵ月後、ジャムカに援軍を要請しボルテ奪還作戦の戦いは成功するものの、ボルテの腹には敵部族の男が宿した子供がいた。不貞の子として生まれたのは男の子だった。だがテムジンの怒りは消えず生まれたばかりの子を殺害しようとするが、母や弟の懸命の説得でジュチ(よそ者)と名付けられ育てることになるが愛情を注ぐ事は無かった。

統一されたモンゴルの王になりたいとの野望を果たすべくテムジンは、幼少の頃の親友ジャムカと戦うことになるが彼のこころは複雑だった。果して盟友との戦いにテムジンは...
さて、ここから先は核心に迫って来るのでポイントだけを書く。

2.モンゴルを統一するという彼の野望の前に立ちはだかる「金」打倒への秘策は?
3.果して息子ジュチと「金」打倒へ力をあわせることは出来るのか?

等を中心に是非映画館でご覧下さい。
【鑑賞後の感想】
邦画の題材として「チンギス・ハーン」を選んだ角川春樹氏の着眼点は良かったが、この企画開始から公開までは紆余曲折があったと聞いている。公開直前にも訴訟騒ぎがあったばかりだが、この映画の最大の見どころは「モンゴル・ロケ」の映像だ。
映画には役者の演技、ストーリーの構成、映像の美しさなどが絡んで一本の作品が出来上がる。この映画ではモンゴルの大地で実際に大勢のエキストラを現地で雇いCGや特撮に頼らずに製作した姿勢は大いに評価したい。
ストーリーとしては正味2時間の中に、あれやこれやとエピソードを詰め込みすぎた感は否めない。ここではチンギス・ハーンの人物像を浮き上がらせる狙いだったのだろうが、エピソードよりしっかりとしたサイド・ストーリーと本編を組み合わせるスタイルのほうが良かったと思う。これだけのエピソードを入れるのなら上映時間はあと30分は必要だろう。
反町隆史の演技は大柄な彼が馬に乗って向かってくると迫力はあるが、役者としての存在感といった視点ではもう一つ何かインパクトが足りない。それは彼のキャリアを考えればやむを得ないし、それでも即位式のシーンでの堂々とした立ち居振る舞いは彼なりにチンギス・ハーンになりきっていた様子が伝わってきた。
チンギス・ハーンの生涯を描くという題材は興味深く楽しみにしていた。この良質な題材をスケール大きく描けなかったのがハリウッド映画との違いで、ストーリーの構成を考え直せば世界市場でも注目されたかも?しれない。予算の関係、モンゴル側の要望などもあってこうした描き方になったと思いたい。
【自己採点】(100点満点)
68点。 映像の良さで点数が上がった!これにモンゴル音楽を積極的に起用すると良いのにと思った。

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Last updated  2007.03.30 23:21:56
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