PR
カレンダー
今朝、銀行へお金を下ろしに行った。下ろしたいお金は2万元(約30万弱)。どの窓口も空いていたので、一番優しそうなお姉さんを選んだ。
「こんにちは。2万元下さい♪」
朝から珍しく機嫌がよく、可愛くお願いする私に彼女はこう言った。
「2万元?そんな大金ないよ。お金が足りなくなる。」
なんだとぉ~っっ!
「もう少し歩いて行った先の支店で下ろしてください。」
・・・馬鹿馬鹿しくて朝から怒鳴る元気も出ない。
もういいよ、あなた達には今後一切何一つ期待しないよ、もう少し歩いて行った先の銀行に黙っていくよ。。。
考えれば考えるほど馬鹿馬鹿しい返答だ。
八百屋さんに行って「野菜下さい」と言ったら、
「野菜?ないよ。あるにはあるけど、売るほどないよ、白菜の葉っぱ1枚ならあるけどね。でもこの葉っぱ売ったらウチの商品がなくなるから、やっぱりオタクには売れないよ。隣の商店街の八百屋に行けば野菜売ってると思うよ。」
と答えているのと同じことだ。こんな馬鹿馬鹿しい返答をするぐらいなら、「八百どころか何も無い屋」に名前を変えるか、店を潰したほうがよっぽどマシだ。
金をなくして「銀行」と呼べるのか?
200万元くれって言ってるなら話しはわかる。たかだか2万元の金すらないような銀行が「銀行」と名乗ることは、国が許しても私が許さない。預け入れしか出来ない訳だから 「金庫」と名乗れっ!
・・・そんな事を力なくブツブツ考えていたら、お姉さんは私の落胆の表情から「銀行と名乗ることを禁じたい」という思いが伝わったのか、はたまた私の表情がよほど悲しみに溢れていたのか。。。なにせ何かを感じ取り、どこかへ電話をし始めた。
無錫の言葉だから何を話しているのか全然聞き取れないが、どうやらお金の工面を相談しているようだ。
電話を切った後、お姉さんは表情を変えないまま冷静にこう言った。
「2万元の引き出し、やります。」
・・・なんだとぉ?!
・・・なら最初からそうすればいいじゃん。銀行のクセに「金がない」だなんてプライドもクソもへったくれもない恥ずかしい答えをする前に、まずそうやって電話で確認するとか、取れる手段を全て当たれよ。。。恥ずかしい答えをするのは最終手段にしろ。。。
こんな中国での生活。普段からなるべく感謝の気持ちを持って生活するように心掛けている。
「私の表情から心情を察し2万元下ろせるようにご配慮いただき、ありがとうございました。」
こんな場合でも感謝しなくてはならないのか、自分の心掛けに疑問を持ち始めた五月晴れの朝なのでした。。。
エレベーターの不快指数:1000% 2008年08月30日 コメント(10)
理解できない「それってメンツ?」 2008年03月11日 コメント(16)