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高等部に入学して、初めて「作業」の時間の参観です。
これまで見てきた「作業」(内職仕事のようなもの)は、委託作業と言って、
外部の会社から頼まれて、将来の就労の練習のようなものですが、
今回の「作業」というのは、学校独自で展開しているものです。
1~3年まで縦割りで、
木工、陶芸、印刷紙工、工芸、縫製、織物、農耕
の7班に別れて、それぞれの作業室で作業をします。
なので、高等部というのは、教室以外の作業室がすごくたくさんあるんですね。
かえでが所属しているのは、 織物班
です。
要するに はたおり
をやっているのです。
トントンカラリ トンカラリ・・・ と、あのツルの恩返しの「つう」のように(≧∇≦)ダハハハ
織物の良いところは、
・糸を切ってしまわない限り、失敗がない(切っても修正できる)
・「織ること」に関しては繰り返しの工程が多く、動きそのものも覚えやすい。
・作業の量(織れた長さ)が目で見てわかりやすい。
・自分のペースで仕事を進められる。
・糸の配色を考えることで、工夫ができる。
・音、におい、感触などの不快感が少ない。
などがあります。
自閉症の子にとって、人に左右されず、音も静か、繰り返しの工程という部分は、
すごく取り組みやすい作業です。
かえでにとっても、これはありがたいことですね^^
こんな感じで、かえでは「はたおり」をしています。
私が作業室に入っていくと、
初めは嫌がって「帰れ」と部屋から押し出されたんだけどねヾ(;´▽`A``
だんだん平気になってきて、カメラを構えてたら嬉しそうでした♪
もっと大きな機械を使って織る子もいます。
こうしてだんだん織った布ができて、その後、まわりの糸の始末をする子があって、
そして、それを縫ったりして、ランチョンマットや敷物、コースターなどに仕上がります。
それが11月のバザーで売られるというわけです。
かえでは、仕事はすぐに覚えて、この織物をかなりこなしていました。
糸がなくなると先生に目で訴えて、用意してもらうまで椅子に座って待っています。
でも他の子たちがみんな静かにやっている中、かえでは一人で大きな声を出したりして、
超うるさくて申し訳ないんですが・・・
先生がおっしゃるには、
どんな環境の中でも、自分を見失わず作業をやり通すことが大事なので、
「かえでさんがうるさくても大丈夫ですよ」
とのこと。
なんか、ホッとしたような落ち込むような、複雑な気分でしたが・・・( ̄‐ ̄)
ま、これからも頑張って「はたおり」をやっていってほしいな。
集中してやり通す力をつけていってね。
お母さんもかえでの送迎を頑張るから、
いつかその「はたおり」で、恩返しをしてちょうだい~~( ´ ▽ ` )ノ
「およげたいやきくん」を歌う♪ 2010年11月16日 コメント(18)
ありがとう、そしてさようなら 2010年03月11日 コメント(32)