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先日帰ったらおばあちゃんが
「本当にMeeは計算が遅いんだから。今日の宿題、Sちゃんは4分ぐらいでやるのに
Meeは14分もかかるとよ!だいじょうぶだろうか?」
と、心配して言うので宿題を見てみたら
B4プリント国語の文章問題の裏には足し算の100マスが2題。
それも、「お家の人に時間を計ってもらいましょう!」と何分何秒まで
記入する所もある。
Meeは一つ目が14分43秒もうひとつが10分25秒
夕ご飯を食べながらおばあちゃんは
いかにMeeが計算が遅いか、
それに比べさSちゃんはいかに速いかをとくとくと語っている
確かに、目の前でよその子はぱっぱっと
やってしまうのに、その一方で
「えっとぉ~ 6+8は~」と指をテーブルの下で使いながら
一個一個やっている我が孫をみれば心配になりますよね。
でも
おばあちゃんの話を聞きながら
Meeには
「あのね、これは遅くていいんだからね。速くやっちゃいけないよ
だいじなのは、ゆっくり、じっくり、そしていろんなやり方を考えること
速くやる事じゃない。」
と、耳打ちしてMeeにOKサインを送りました。
Meeはにこっと笑って頷き
「でも、しいばあちゃん!私は2回目は10分だったもん!」
と、反論。
夕食後、プリントを見ながら
...ついにきたか~。ちょっとため息。
はは、昔は平気で出していましたけどね、こんな宿題。私自身が。
でも、今これを見ると頭がくらくら、時間がもったいないよな~と思います。
自分でやってみてなおさらそう思いました。
2題で25分…その時間がもったいないなあ
そう思うようになりました。
昔なら25分も集中して子どもたちは頭がよくなると
思っていたでしょうけどね。
これが今から延々と続いたら嫌だなあ~
かなり迷って連絡帳に書きました。
こんな風に書きました。
*******************
...それから...宿題のことに口を出すべきではないとも思うのですが...。
今日の宿題の100マス2題については、親として思うことがあるので
一つの意見として聞いていただけますか?
本当にこの100マス2題は1年生のこの時期に宿題として必要なのでしょうか?
ストップウォッチで子どもを追い立て、ゆっくり計算する子に自分は遅くて
ダメだと思わせることは大事なことなのでしょうか?
速く計算する訓練をすることは、今の発達段階で本当に必要なのでしょうか?
100マス計算をすることでどのような思考回路を使うか
または形成するかは大人の私たちなら子どもに出す量の5倍やってみると分かります。
一つの決まった回路を使って、できるだけ効率よく考えずに速く処理しようとします。
是非5倍の量をやってみてください。
確かに大人になれば効率的に処理しなければいけないこともあり、
その訓練は必要です。ですが、それは高学年か中学校からでも十分ではないでしょうか?
今は多様な思考回路を造るときではないかと思うのです。
しっかり味わいながら考えることが大切ではと思います。
だからいつか先生が出されたような、足し算か引き算かよく考えないと
分からないような問題の方がずっとずっと考える力を育てると思うのですが...
すみません、こんな事を書けば先生の気を悪くするのは
わかりきったことなのですが...でも、どうしてもこの100マス計算、
高速大量計算は今の時代に求められる豊かな思考力、判断力を育むものだとは
思えないのです。
言われたとおりに効率よく、考えず、働く日本人を育てるのには有効でしょうが...。
せめて時間を計ること、時間で追い立てることはしたくないのですが...
Meeは今、自分なりに色々考えて計算しようとしています。
遅い→悪い→算数はダメ→算数嫌い にはしたくないのですが。
差し出がましいことを書いてすみません。本当にすみませんねえ...こんな事かいて。
でも、どうしても100マス計算をたくさんやらせることは本当の学力をつけることには
ならないと思えるので...
いつも熱心にご指導くださる先生の出されるものに文句をつけるのは大変失礼だと承知ですが...
そういう考えがあると御一考いただければ有り難いです。
今日は図工と英語と国語で「ハッピーデーだ!」と張り切っています。
今日もお世話になります!
**********************
連絡帳を持たせて出勤してからはドキドキでした
あ~やっぱり口を出すべきじゃないかな~
でも、あれが毎日出されたら絶対嫌だしな~
これでいいと思ったり、後悔したり。
親の立場でこんな風に意見するのって
ドキドキですよね。
しかし、その日は午後から小学校英語の研修会で、その会場に行ったら
Meeの担任の先生にばったり。
「先生~!すみません、今日はあんな事書いて...」
と話しかけて、家でおばあちゃんが心配して
いることも話し、いろいろ直接はなせてよかったです。
帰ってきてから連絡帳を見ると、
「ご意見ありがとうございます。」と書いてあり
本校ではそうじの後にドリルタイムという時間を設けてあって
一年生は連絡帳を書いたり、お帰りの用意をし、
2年生以上は10分間前の学年にさかのぼっての漢字、
計算などを取り組んでいるそうです。
その中に100マス計算の日(金曜日)があって
全学年100マス計算をやっているということでした。
(ひょえ~、しらんかった)
2年生は目標タイム5分...。
慣れずに苦労している子ども、と先生の姿を見ていると
昨年担任していて、ほとんどさせていなかったので
もう少し経験させておくとよかったなあと、申し訳なく思って
経験させるために出されたと言うことでした。
ただ、先生も
「100マス計算がすべてだとは思っていず
どちらかというと、好きではないので、
これからずっと出すことはありません。」
ということでした。
「それにしても2題は多かったですね。
すみませんでした。」
と締めくくってありました。
それいらい100マスが宿題に出ていません。
私が言いたいことすべては理解してもらたかどうかは
分かりませんが…
まあ、これだけ私が書いたことで多分宿題には出しにくくなったはず(笑)
あきらめず、伝えていきたいと思います
100マスよりゆうチャレンジタイプの問題を出してくださいって。
熊本では「ゆうチャレンジ」という熊本独自の学力テストが
3年生以上年に一回あります。
これは本当に考えないと分からない、
そしてほとんど記述式なので、採点をする教員泣かせの
テストです。
算数でもただ単に式と答えを書くのではなくて、
「あなたがそう考えるわけと、計算の方法を書きなさい。」とか
記述で答えなくてはならないし、
問題も長~い長~い ひねってある文章です。
社会でも
「秀吉が刀狩りをしたわけを述べなさい」
とか、歴史的背景を記述しなければならない。
宿題出すなら一問か二問、頭をひねって自分の思うことを
表現するような宿題がいいですよね~
家に帰ると、おばあちゃんがこんな事を話してくれました。
「きょう新体操に送っていくときに算数の問題を出していたらね、
7+8はどうするって話になって、私は8に7からふたつやって
10をつくって7か2引いて5だから15って考えるんだけど
Meeは7の5と8の5をくくって10、残りの2と3を足して5って
考えるって言うのよ。なるほど、そのやり方って速いな~って
感心したところたい。」
と嬉しそうに話してくれました。
おっ、デンタ君を活かしているな、やるじゃん、Mee。
しかし、会話の流れで
「夏休みは何月でしょう?」と聞くと、
「え~と。2月?」
と答えるMeeに、家族一同ずっこけていました。
それに対しSuzuは、
「今日は27日か~、そろそろ2月も終わりよね~」とか
今朝も
「おかあさん!あのカレンダー間違っているんじゃない!?
もうとっくに3月になっているのに、まだ2月のカレンダーよっっ!」
と、ふんぞり返って指摘するし
おもしろいね~
もうすぐ二年生、Suzuは年中さん、
楽しみです。
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授業参観 考える授業 2009.12.12 コメント(8)