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2019/10/08
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カテゴリ: 音楽
私がエルトン・ジョンを知ったのは、20才の頃。ラジオで流れた歌を
オープンリールテープに録音した時に「作詞はバーニー・トーピンです」
という説明コメントまで入ってしまい、それで、この二人の名前を覚えました。



映画「ロケットマン」の基本的なストーリーは、ゲイであるエルトンが作詞家の
バーニー・トーピンと出会って心惹かれながら、その気持を受け入れて貰えない
苦悩を歌に託して生きるという話が軸となります。

エルトンの気持ちを知りながら、バーニーはその心情を歌詞にし、エルトン
はメロディを付けて歌います。何という自虐的な行為。そしてそれらが
次々とヒットし、歌い続けなければならないという、これまた皮肉的な展開。

この二人の間にはこんなことがあったのですね。私は彼等の人物や歌の意味など
には感心が薄く、歌詞を訳すこともなく、ただ耳だけで50年間聴いてきました。
映画「ロケットマン」はそんな私に、歌の後ろに秘められたドラマや心情など
様々な情報を与えてくれたました。
私はまた根性込めてエルトンを聴きたくなりました。


なお、この映画の宣伝のために配布された情報の中に、とてもいい解説があり
ました。町山智浩さんの「映画『ロケットマン』を見る前に聞くと映画が100倍
楽しめるエルトン特集」です。これはラジオ番組を転用したもののようですが、
エルトンの人生や歌についての斬新な解釈がされていて、大変参考になりました。

たとえば私のカラオケ持ち歌の「ダニエル」は、ベトナム戦争で深い傷を負った
兄を慕う歌だとか、「僕を救ったプリマドンナ」は大誤訳で、正しくは
「僕を自己中女から救ったシュガー・ベア(ロング・ジョン・ボルドリー)」
だとか、いろいろ。
ただ、町山氏の語る「ロケットマン」に関する解釈は、ちょっと首をひねる部分も
あって、私としては鵜呑みにはしていませんが、「レイ・ブラッドベリ」の短編
「宇宙船乗組員」が原作のようだという話は、ブラッドベリファンとしてはとても
嬉しいエピソードでした。

ともかく、町山氏のエルトンへの愛情こもった熱い話は、多少オーバーヒートして
いても映画同様面白く、満足でした。



これは30分近くあって、全部聞くのは大変なので、あくまで興味ある人にのみ、
お薦めします。











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最終更新日  2022/02/16 10:39:25 PM
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