みきまるの優待バリュー株日誌

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Apr 26, 2021
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カテゴリ: 株式投資全般
 さて今日は株式投資本オールタイムベスト116位





 アノマリー投資(ジェフリー・A・ハーシュ著、パンローリング 2013年)








 の第5弾です。








さて今日は個人的に本書中で最高の出来であると考えている 第6章 株を買う絶好の季節 から。







 トレードの完璧な戦略や手法というものは存在しないが、最高の6か月での切り替えと私たちが呼ぶ手法には否定し難い実績がある。最高の6か月は、基本的に「5月に売って、相場から離れなさい」という古い格言の裏面に当たる。相場で見られる季節性は文化的な行動の反映である。昔は農業が株価を動かす大きな要因だったので、8月は相場にとって最高の月だったが、今では最悪の月のひとつになっている。



 これは、夏休みになると、トレーダーや投資家が取引フロアやコンピューター画面よりも、ゴルフコースや砂浜、プールサイドのほうを好むからだ。












 この「8月が最悪の月の一つ」と言うのは自分の経験からもしっくりと来ます。私は過去に8月の夏休みに海外に長めの旅行に出かけ、十分にリフレッシュして英気を養ってリラックスした状態で日本に戻ってきて久々に自分のポートフォリオを確認すると、主力株が軒並み大暴落していて「秒の瞬間でストレスMAX」状態に無理矢理引き戻されることが何度もありました。そして「帰国したら美味しい日本食を食べよう。」と思ってとても楽しみにしていたのに、実際には空港で久々に食べた「うどん1本も喉を通らない」大惨事となったこともありました。







 これは夏休みを前にして「安心のためにポジションを閉じて休暇に出かける投資家」と、その瞬間を狙って「閑散相場で売りを仕掛ける投資家」の両方がいるためですが、いずれにせよ、マーケットで喧伝される「サマーラリー」どころではなく、阿鼻叫喚の真夏の灼熱地獄絵図が展開されることの方が圧倒的に多いんですね。(滝汗)









 すいません脱線しました。本文に戻りましょう。










 最高の6か月でのトレード戦略



 最高の6か月に合わせて投資対象を切り替えるトレード戦略を用いると、一貫した結果が得られる。1950年以降の毎年、11月1日から4月30日までダウ平均に投資して、残りの6か月の間は債券に切り替えていたら、少ないリスクで確実に利益が上がっていた。



 11月、12月、1月、3月、4月は1950年以来、最高の月である。これに2月を加えると、見事なトレード戦略が出来上がる。この連続した6か月に、ダウ平均は62年間で1万4654.27ドル上げた。このうち37年は上昇、25年は下落している。



 一方、残る5月から10月までを見ると、1654.97ドル下げた。このうち、48年で上昇、14年で下落している。S&P500 は同じ最高の6か月で1477.5ポイント上げて、最悪の6か月で97.71ポイント下げた。










 この「最高の6か月での切り替え戦略」はダウ平均でも、またS&P500でも有効だったということですね。そしてアメリカ株市場との連動性が高い日本株市場でもこの戦略が有効であるとする分析結果が出ています。








 ​
​ 最高の6か月での切り替え戦略(1950~2012年)​











 とても印象的な結果ですね。私としてはこれを活かすには、「最高の6か月はポートフォリオをイケイケにしてリスクを取って成長バリュー株を組み入れて攻撃的に戦い、最悪の6か月は資産バリュー・収益バリュー株を中心にして手堅く保守的に戦う。それが常にフルインベストメントが信条の自分のやり方に一番フィットする。」かなとは以前から思っていて、そういうイメージでポートフォリオ編成をしてはいます。









 ま、いずれにせよ、この「最高の6か月での切り替え戦略」には無視できないレベルの実績があります。前回紹介した「大統領選挙の周期が相場に与える影響」と同様で、「知識として知っておく」事は大切と思いますね。(続く)





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Last updated  Apr 26, 2021 01:42:54 PM


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