misty247

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2008.07.25
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RUNNET が、トレイルランのレース情報を専門的に扱うサイト RUNNET-TRAIL を別に立ててくれた。
 ここを覗くと、開催されているトレイル系大会は全国で年間60件弱であることが分かる。「開催地が近隣6県の大会なら参加する」とした場合、年間(58大会/47都道府県)*6県=7.4大会で、四半期に2大会弱しかない。ブームというには少し寂しい気がする。ブームにしたいという希望なのか、とにかくもっと増えて欲しいと願っている私である。
 で、先のRUNNET-TRAILサイト閲覧中に『おっ』と思ったのは、レース・コースタイプの分類である。

●縦走系(ワンウェイ)スタート、ゴールが異なる

●ピークハント系(往復)山麓スタートで、ピークハントをした上で、山麓がゴール
●ピークハント系 山麓スタート、山頂ゴール


「縦走系(ワンウェイ)」は「 大阪府チャレンジ登山大会 」や「 東山三十六峰マウンテンマラソン 」がある。六甲全山縦走もこれに入るだろう。なぜか関西圏に多い。
「縦走系」はスタート地点に戻ってくるコース。代表は日本山岳耐久レース長谷川恒男CUPか。私の出場した大会では「 よさの大江山登山マラソン大会 」。
「ピークハント系(往復)」は山頂ピストン。代表的なのは「乗鞍天空マラソン」か。私の出場した大会では、一覧にないが「 こんぴら石段マラソン 」がこのタイプだ。
 こちらは中部・甲信越に多い。関西では複数の峰をつながないとボリュームを出せないが、3000m級の山を擁する方面では一座で足りるということか。
「ピークハント系」が山頂ゴール型。代表的なのは「富士登山競走」。私の出場した大会では「 かっとび伊吹 」。「 モンテ・オゥ・コスモス 」もここに含まれてよいと思う。

 千差万別で済ましてしまいがちなところ、こんな検索属性を設けてくれてあるのは嬉しい。とりわけ「ピークハント系」を選って一覧できるのが個人的に◎で、このタイプの大会なら遠方を辞せず出場したい。

 今回レポートするのは、ピークハント系の代表「 富士登山競走 」。北の登山口、富士吉田の市役所前(標高770m)をスタートして、山小屋の多い吉田口登山道を登って富士山頂にゴールする。標高差3000m、距離21kmの登りワンウェイのコースである。


 この大会が過酷といわれる理由は関門の厳しさである。山頂まで4時間半以内にゴールしないと完走扱いにならない。また途中五合目と八合目の関門でも完走絶望者の厳しい足きりがある。

 「馬返し」まで11kmで670mを上がる。
 つぎ、「五合目」まで4kmで810mを上がる。
 ここで関門2時間20分。
 つぎ、「八合目」まで4kmで1150mを上がる。
 ここで関門4時間。
 さいご、「山頂」まで2kmで370mを上がる。
 最終関門4時間半。

 過酷な理由は他にもある。気温差激しく、上で空気は薄くなる。スタートは朝の7時。3000人が一斉に走るので道は込み合う。
 登ったあと五合目までは自力で降りる。五合目からバスで市役所まで戻してくれるが、このバス乗り場にもPM1:30の関門(?)があって、4時間半で登った者は2時間で下山しないといけない。(発着で待たされるので多少遅れても大丈夫らしい)
 今年で第61回を迎えるが毎年完走率は5割ほどだそうだ。

 私は来年の完走を目指している。今年は試走のつもりでエントリーした。しかしエントリーした以上、完走の野望も胸に抱いていた。完走できるとは思っていなかったが、完走の可能性もあると信じていた。根拠のない自信ではあるが。
 で、結果から書くと八合目関門でアウト。
 どれぐらい力が足りないのかよく分かった。それに大会に参加して大変に充実した時間を戴いた。これはもう開催関係者にただ感謝。また未完走のレポートでも誰かの参考になればと、まとめてブログに収めておくことにした。  <つづく>


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Last updated  2008.07.29 10:11:10
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