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2013.09.19
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今日の午前中はある模試会社のセミナーに参加してきた。どこにこれだけの学習塾があるのだろう、というほどの盛況。横浜の労働プラザの大きなホールにびっしりとイスが並んで満員だった。ただ、内容は・・・というもの。私にとっては時間のムダになってしまった。

この春に神奈川県の公立高校入試は、制度としても入試の内容としても、大きな転換点をむかえた。細かいことは省くが、こうした改革は一気にはやってこない。少しずつ、少しずつ変わっていき、数年かけて本当の姿を現していく。

たとえば、数学の図形の証明問題は18年振りに完全証明になった。18年間ずっと穴埋めで続いていたものがすべてを書かせる問題に変わったのだ。それはそれで大きな変化だが、問題そのものはかえって易しくなった。

昨年までは円の証明だったのだが、今春は三角形の証明になった。すべてを書かせる代わりに、補助線を引いたり、あることに気づかないと答えられなかったり、といった部分はなくなってしまい、教科書の例題レベルの難易度の証明になった。

それでは、来春の入試も同じだろうか、というとそんなことはない。この図形の証明問題は、来春から数年かけて少しずつ難易度を上げていくはずだ。きっと数年後には、一昨年まで出題されていたような円や平行四辺形の証明を一から書かせる問題になっているだろう。

それ以上に、今春入試の数学は一昨年までより易しくなったとさえ言える。他の教科の変更が大きかったので、今年は数学はあまり難易度を上げずにおこう、といった意志がはたらいたかのようだ。来春以降、数学の問題の難易度は上がっていくだろう。

少しずつ、少しずつ変わっていく、というのはこういった意味だ。23日に保護者会をおこなうが、こうした話を中心に「県立高校入試が目指していくもの」といったテーマで進めていくつもりだ。まだ、若干の余裕があります。miyajuku御父母の方で参加希望の方はメールをください。





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最終更新日  2013.09.19 15:33:54
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