私信 0
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追記 10月6日(木)24:00~ 再放送だそうです。 10月8日(土)22:30~ TV東京 「 音遊人 」 にも出演とのこと。 *** 本日19時より3チャン・トップランナーにてライブ ! 今しがた気がつきました~ 見なくっちゃ 。。。 *** 追記 今度発売になるという新アルバムからも何曲か聴かせてくださいました。 カンフーも。 笑顔がキラキラしてとてもすてきなひろみちゃんでした。 事前に知っていたら、観覧申し込みしたのに ... ザンネン。 ツアーも始まるのですね~ ! *** 上原ひろみ 公式サイト 上原ひろみライブ 過去日記
2005.10.02
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久しぶりの美術展。 夏は絵も見に行かずに過ぎていってしまって 。。。 日本橋高島屋 ユトリロ展 火曜の夕方、少し足を伸ばして行ってきましたが、 空いていて、ゆっくり見られました。 6時少し前に行ったら、6時から半額だというので しっかり待ってました ;; *** 母親ヴァラドンと少年時代のユトリロの写真から展覧会は始まる。 ニッカボッカーズで、はにかんだ表情がかわいい。 ヴァラドンの写真は2,3枚あったけれど、 写真からは魔性の女の匂いはしない。 私の嗅覚が弱いのかも。 サラ・ベルナールなどは、写真で見てもドキッとしてしまうのだけれど。 ユトリロが子供時代から、その愛を渇望したひと。 エリック・サティ、ロートレック、ルノワールなどを虜にした女。 魅力的な女だったからに違いないけれど、 彼女のあばずれな行動がユトリロを、 淋しさ悲しさのあまりの狂気へと追いやったのだとしたら、 母親として、人間として、許せない気がする。 でもそれが芸術の源だとしたら、 あまりにやるせないけれど “ 人生ワカラナイ ” 。。。。。 *** 絵は年代順に配列されていた。 “ 白の時代 ” を経て、色彩豊かな時代へ。 そして晩年へ。 やはり“ 白の時代 ” のものに吸い寄せられて、 最初の部屋へ引き戻される。 疲れもあって、ソファーで、 “ 白の時代 ” のものだけをゆっくり眺める。 最近は体力消耗しないように何事においても欲がないの ~ ほんとに見たいものが、ひとつでも見られれば それで充分 。。。 冷房に震えちゃったけれど。 *** 絵の具に、卵の殻や砂、漆喰、鳩の糞 など混ぜ合わせて作ったという パリのモンマルトルの漆喰の白のニュアンス 彼が生まれ育った街並 本当は晴れているのかもしれないのに いつも泣きそうに曇った空 無彩色と赤とのコントラスト その画面の中の赤は 近くで見ているときよりも遠くで見ていると とても際立って強い。 *** 「 美の巨人たち 」 のユトリロ特集はすっかり見逃しました ;; 「 日曜美術館 」 のユトリロ特集は、 猪苗代のペンションのほとんど白黒に近い電波状況で見てました^^ 浅田次郎さんがあたたかなコメントを寄せていらっしゃいました。 *** 行ったのは火曜日だったのですが、 水曜日から 「 大北海道展 」 だったのね ...ザンネン。 有楽町にあった、丸井今井でやってたアンテナショップ、 なくなっちゃって不便なんですもん 。。。 “ 丸井今井 ” っていうのは札幌の老舗のデパートなの ~ こちらのマルイとは違います。 なぜか札幌の人々は、このデパートのことだけ、 “ まるいさん ” って さん付けで呼ぶんです。 笑
2005.09.27
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西洋占星術を勉強中の友達の紹介で、 ちょっとお偉い先生に 初めて自分のホロスコープというものを診ていただきました。 なにしろ、私、 街角の手相占いも、ファッションビルの隅っこの占い相談も、 なんとなく怖くって一度も入ったことないんです。 柄にもなく怖がりなもので ( ホント^^ ) 実は、仕事で使っているものの字画を診てもらいたい、 と友達に相談していたら、 そちらの方は専門外、って言われちゃったのだけれど、 話しているうちに、 ホロスコープのほうも診てもらいたい 。。。 っていう気持ちが抑えられなくなってきて、紹介していただきました。 砂に潜るは、自然療法に玄米、 次は占いだってさ。 きゆらもついにオカルト道へ ! と思われるかも (笑) いえいえ、今んところは (?) 自分のこと客観視できていますので大丈夫です。 アヤシイシュウキョウ ニ ニュウシン スル 予定もありません ;; *** 初めてのことで何日も前からかなりキンチョウしていましたが、 こちらからは余計なことは喋らず、とにかく診ていただこう、 と決めて行きました。 ご挨拶のあと、 生年月日、出生時刻、出生地を記したものをお見せする。 パソコンと電卓 (!)、分厚い書籍2冊、などを駆使され、 しばらくの長い長ーーい沈黙の後、いきなり、 ○○○ですね ? ○○○でしたか ? ○○○したいんですね ? ゲンザイ・カコ・ミライ ~ 3連発連続花火でドッカーンとヤラレテ、完全ノックアウト 。。。 いろいろ親身になって診ていただきましたが、 要するに何事も、 焦らないで時期を診ておやりなさい、と。 すごいホロスコープなんだそう~ ;; いろんな側面で、なのだと思う。 自分でも昔から、ツイテイケナクテ疲れますから (>-
2005.09.26
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すぐ近くまで用があって行ったので、 夕方、葉山マリーナで友達と待ち合わせ。 すっごくセレブなかんじなのかと思ったら、意外に小さくカジュアル。 2階の廊下に、 ベルナール・ビュッフェのヨットハーバーなど2点が掛けてあって、 あ~ぁ、夏のビュッフェ展、逃しちゃったな ...って思いつつ、 こんなところで出逢えたことが嬉しい。 私の友達で、「 とにかくビュッフェがいちばん好き ! 」 っていう人がいる。 昔、札幌の近代美術館であったビュッフェ展は、 彼女と一緒に見に行ったのだった。 やはりどことなく、あの線を思わせるところがある人 。。。 休前日だったけれど、ヨットがいっぱい浮かんでた。 いいなあ === 暮れゆく海を見つめながら、とめどもなくおしゃべり 。。。
2005.09.22
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先週末の3連休、猪苗代湖畔で、砂に埋まってきました。 「 砂療法 」 体験です。 近頃、デットクス ( 毒出し ) ばやりですが、 砂に潜るというのは、究極のデトックスらしいです。 昔は、ふぐ中毒の患者を砂に埋めて毒を出したのだとか ...。 万病に効くらしく、ガンやリューマチを砂で治した方もいるらしい。 「 砂療法 」 について調べていたら、 たまたまスケジュールの合うものがあったので、急遽飛び込み参加。 ものは試し。 とりあえずやってみよう、と。 本当は全3日間の予定でしたが、 3日目は朝、雨が降り、雷注意報も出たので中止。 1日目 2時間半 2日目 5時間 砂ん中 ~ 生き埋め状態 ;; *** 「 砂療法 」 は、 東城百合子 著 「 自然療法 」 という本に書いてあります。 この本、日本の民間療法の本で、 身近な野草や野菜などを使った手当ての仕方が書かれていますが、 あなどれない、すごい本ではないか、と思っています。 できることから試してみています。 一家に一冊、おすすめです。 *** シャベルで砂に穴を掘り、その中に寝ます。 そして顔だけ出して、全身砂に埋めてもらいます。 大きな日除けパラソルは貸してくださいましたが、 UV効果なしという話だったので、 私はしっかり顔の上に帽子とタオルを乗っけて、 ミイラと化していました^^ 入った直後から、心臓がドクドク脈打つのが伝わってきます。 その後のモゾモゾした痒痛いヘンな感じがあって、 そこが我慢のしどころ。 ケッコウツライ。 一度砂から出てしまった手は入れちゃダメ、と言われましたが、 これが入れようにも入れられないのですね。 もがけばもがくほど、というかんじで。 でも、大きく腹式呼吸していると落ち着いてきて、 すこーし眠ることもできました。 小っちゃな虫刺され跡のようなものが2箇所並んでできていると、 毒排出場所のようです。 私もお腹と腕などにできました。 出た後は、ちょっと鳥肌が立ったようなかんじだと思ったら、 それは砂の跡でした。 私は今現在、終了3日目ですが、 本に書いてあるような奇跡的特効は今のところありません (笑) やはり回数重ねることがいいらしい。 後2週間は、なにかかにか出てくる可能性ありということなので、 様子を見ています。 頭が痛いです ;; ヨワイところに出たのか (!) 入り足りなかったのか (?) お肌は、温泉効果もあってツルツル (!?)^^ *** でも不思議 。。。。。 寝ながらいろいろ考えてました。 そもそも 「 砂 」 ってなんなんだろう ? そう考えると 神秘的 。。。 どうして砂で毒が抜けるのか ? 砂の中の微生物なども関係あるのかもしれない。 砂の重さ ( 実際すごーく重たい ! ) も血液の流れを促するらしい。 「 土に還る 」 っていうことばがあるくらい、 落ち葉を堆肥と化してゆく、大きな力があるに違いない。 ご興味おありの方は検索などしてみてくださいね。 上記の本に詳しいですが、 なにかご質問あれば、私で分かることならお答えします。 *** 今回のマイナス点を挙げるなら お世話係が2時間もほったらかしというのはいかがかと 。。。 せめて30分に1回くらいは見回ってほしいです。 風で傘がひっくりかえったり飛んでいったりとトラブルが起きても、 どうしようもなく、とても落ち着かなかったのでした。 また、今回砂に入った場所は、 とても効果の高い砂のある場所らしいのだけれど、 同じ場所の砂に毎週いろんな人が寝る、というのはどうなのだろう (?) 玄米食はおいしいのだけれど、どれもこれもかなりしょっぱすぎ ~ *** 3日目は中止になってしまったので、 会津若松をぶらぶらして帰ってきました。 何回か行ったことがあるし、体調もあって、観光意欲は全くなし。 購買意欲も全くなし。 といいつつ、古道具やさんで、 着物を着たペコちゃんのミニ人形なんぞ買ってしまいました。 手の平に入るくらいのミニなのに、 ちゃんと首振って、かわいかったのだもの ~ それと、コルゲンコーワのおまけ指人形・ケロちゃんも。 〆て500円玉でオツリがくる^^ あ~~ ヘンなお買い物 ~~~ 笑 七日町をお散歩して最後に立ち寄った、 「 七日町駅 」 舎内喫茶店の名水・水出し珈琲はとてもおいしかった。 会津の名品のアンテナショップも兼ねていて、 汽車を待つ間、ここでちょこっとおみやげも買えて便利 ~ 窓からの景色は、 すすきや稲穂はたわわに実り、稲刈りも始まっていて、 秋たけなわでした。 *** 今日また湘南方面へ行く用があるのです。 砂療法までは時間的に無理だけれど、 はだしで砂浜歩けるといいな。 昔からなのだけれど、 湖には入りたい衝動が全く起きないのに、 海って、どうしようもなく入ってゆきたくなる 。。。
2005.09.19
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夏以来、なかなか皆様のところへ伺えず、 失礼してしまっています。 更新もままならず ...。 ごめんなさい 。。。 先日見かけた占いによると、 「 運気はまだまだ不安定な状況が続きます。 」 とかなんとか。 はいはい、わかってます。 覚悟できてます (>-
2005.09.11
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先週末は2日間にわたって、 ヨーロピアン・フラワーデザインの重鎮、 ウルズラ・ヴェゲナー先生のゼミ。 その著書は、 ヨーロピアンを勉強しようと思っていらっしゃる方には バイブルとなるものです。 amazon検索すると出てきます。 雰囲気がすてき、とか、色や写真が綺麗といった類の雑誌的本ではなく、 花の造形物を創るうえでの考え方、 自然から学ぶことが書かれています。 決して読みやすい本というわけではないかもしれませんが、 じっくりしっかり読むべき本です。 来日ゼミは、毎回とても収穫の多いすばらしいゼミです。 ひとりひとりの作品への的確な講評は、 ぱっとひとめ見て、 何が根本的に間違っているのか、 何が余計でおかしいのか、何が足りないのか、 なぜそれがすてきなのか、 見抜ける眼にあると思います。 あの眼に少しでも近づきたい ...! と大変恐れ多くも思うのです。
2005.09.06
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ヴァイオリニスト・NAOTO 初の全国ツアー・ファイナル。 この日はどうやっても間に合わないことはわかっていたのですが、 見事1時間遅れ、前半は聴くことできませんでした (>--
2005.09.01
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外食嫌い家族なので、 めったにお食事に行く、なんてことはないのだけれど、 今年の夏は、私がすっかりみんなに迷惑かけてしまったので、 子供たちの夏休み最後の日、強引に誘って、 お詫びとお礼を兼ねて、食事に行ってきました。 以前、いろいろご縁あってお世話になった、 中国人、李さんのお店 「 中一素食店 」 へ。 “ 医食同源 ” をモットーとする、台湾の菜食料理のお店です。 肉・魚の代わりに大豆グルテンなど使い、 酢豚、などのお料理を作っているのですが、 とってもおいしいし、すっごく身体に効きそうなお料理なんです。 ウチも、白米+玄米の混合ご飯が多いのですが、 こちらのお店は、白米 or 玄米 の選択ができます。 粗悪な農薬まみれの中国野菜や養殖ウナギなどが出回って、 中国食品 = 危険 と刷り込まれそうな今現在、 玄米も無農薬にこだわった、身体に優しいお料理です。 今日は、漢方ゼリーがデザートでした。 しばらくご無沙汰している間に、いろいろ事業展開されたようで、 “ 健福マーク ” の食品販売もなさっていて、 おいしかった酢豚ケチャップ、など買ってしまいました。 今日はいらっしゃいませんでしたが、 オーナーの李さんは、 菜食主義者らしい、とても穏やかな、でも信念のある方で、 たまたまお会いすると、 中国の珍しいジュースなど、分けてくださったりします^^ 国立店、立川グランデュオ店、名古屋店がありますので、 お近くの方はぜひ一度 ♪
2005.08.31
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長い麻酔の眠りから引き戻される時、 ( と、その時には分かっていなくて、 後からそうだったと気づくのだけれど ) 不思議なパープルのグラデーションの空間の中を 回転していた。 この世のものとは思えぬほど美しいパープルの世界 泣きたいくらい ...。 シンコペーションの独特のリズムが続いたかと思うと 奈落の底へ ヒュ――ィ と落とされる。 何度も 。。。 シュール === やがて 遠くから人の話声 パープルの世界はいつのまにか消えてしまっていた。 *** “ 麻薬 ” というものを体験したことはないけれど、 ( あったら大変ですって (>-
2005.08.31
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それは、いわゆる “ お守り " ではなく、 機能的にも便利なものでもあり、 私にはちょっと不似合いのカワイイものなのだけれど、 大切なひとからいただいて、 いつも肌身離さず持ち歩いている。 *** その日は、午後一番で、ある大きな勝負事(?)がある日だった。 出先でいろいろ準備をしながら、 ふと思い出して鞄の中をまさぐるのだけれど、 いつものそれがなぜかない ...。 そんなはずはない ! と鞄の中身全部出してみるのだけれど、 やはりない ...。 朝、電車の中で、いつもそれが入っている鞄のポケットになくって、 あれっ、とは思っていたのだけれど、電車の中だったし、 鞄の下のほうに落ちちゃったのだろう、と思って、 あまり気に留めていなかったのだった。 いったい、いつ、どこで ...。 記憶が急速逆回転。 はたと、前日ある場所で、それを手に取ったことを思い出した。 電話番号を調べて問い合わせてみる。 座った場所の詳細、 その付近の床に落ちてしまった可能性があることなど伝える。 探してみて後ほどご連絡いたします、とのこと。 清掃の方が捨ててしまったりしていませんように ...。 祈る気持ち ...。 夕方、無事に大きなひと仕事終えて放心状態。 ケイタイを見ると留守電メッセージが ...。 それらしき物がありましたのでご連絡ください、とのこと。 間違いなくそのもの ...嬉しい! そして、その留守電メッセージの入っていた時間は、 ちょうどコトが始まる時間とリンクしていた。 やっぱり 守ってくれていた ...! 思い込み、って言われようといいの。 ありがとう ...! 偶像崇拝の気持ちもなく、 むしろ宗教的意味合いのある、 クロスやマリア像、神社のお守りなどを 安易に身に着けたりすることには、 とても拒否反応があるのだけれど。 ただ、大切なひとからいただいたものだから ...。 *** 昨日の夕、それは私の手元に戻ってきた。 ほんとにあって良かった ... もう決して失くしません。 思わず頬ずりしちゃったよ !
2005.08.28
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「 オペラ座の怪人 」 のジェラルド・バトラー目当てで見ましたが、 佳作です ! 映画なら座って見ていられるし~、 と気軽な気持ちでしたが、 今の私には、体力気力ともにきつすぎました。 胸に穴あくくらい揺さぶられてしまいました。 カンヌでも20分間、 涙のスタンディング・オベイションが止まなかったとか。 スペクタクルなハリウッド映画が夜空彩る大花火なら、 これは線香花火のよう ...。 火玉ができて、チチチッと火花がはじけ始めるところから、 最期に珠が落ちる瞬間まで、 その一瞬一瞬を忘れることができない。 *** Dear フランキー スコットランドの海辺の街を舞台にした、つつましやかな映画。 女性監督作品だから、 女性の感情のひだの細かい機微まで、よく描かれている。 そして、男の子の純粋さも、女の子のおしゃまな残酷さも。 母親リジー役エミリー・モーティマーの どこにでもいるような普通さ加減がいい。 DV ( ドメスティック・ヴァイオレンス ) についての、 リジーの判断はとても正しい。 なんの情けも容赦も無用。 シングルマザーのリジーは、 息子フランキーが架空の “ パパ ” に当てた手紙に せっせと返事を書き続ける。 私もちょっとだけ似たようなことをしたことがある。 子供たちがサンタさんに書く手紙に返事を書いて、 いつもプレゼントと一緒に置いていた。 でも、毎年決まってイヴの夜、サンタさんへの想い溢れすぎて、 自家中毒を起こすようになってしまったので、止めてしまったけれども。 ちょっぴり苦い想い出 ...。 *** 子供は大人が思っている以上に、大人以上に、 いろいろなことをよくわかっていて、賢いよね。 フランキー役の子役、ジャック・マケルホーンがとてもすてき。 うつろう陽の光のような繊細な表情 。 水辺で石の水切りをする、2日間だけのパパとフランキー。 フランキーは男からもらった石をそっとポケットにしのばせる。 彼にとっては、男が自分のために選んでくれた、大切な大切な石。 大切な石 ... 息子が幼稚園くらいの時だったかも。 なにかの雑誌で、ジュエリーを見ていた時だったろうか、 私が見とれていたら、 「 欲しいの ? 」 って。 「 ウン ... 綺麗な石だね ... 」 外へ遊びに行って、しばらくして戻ってきた彼の手には、 選び抜かれた綺麗な石がひとつ 。。。 今でも宝物^^ *** 2日間だけの “ パパ ” 役、ジェラルド・バトラー。 過去も現在も未来もない、名前すらない謎の男。 ジェラルド・バトラー オペラ座でも仮面から覗く片方の眼だけで、 その瞳に魅了されたのでしたが、 この映画でも、彼の魅力は、 深い湖のように吸い込まれそうな瞳。 彼は、子供時代にフランキーと似たような体験をしているのだとか。 脚本を読んだとき、崩れ落ちそうな衝撃を受けたのだそう。 だからこの映画は、彼にとっては本当に特別なものであったという。 彼は出身もスコットランド。 映画を見終わった後に読んだ、 ロビーに貼ってあった雑誌のインタビューに、 彼が16歳の時の突然の父親との対面について詳しく書かれていて、 まさしく映画と重なってしまった。 ジェラルド・バトラーの孤独な瞳の秘密がちょっぴりわかった気がした。 黒の革ジャンの大きな武骨な身体から醸し出される、 慈愛に充ちた表情がたまりません ...。 *** ( ネタバレに注意しながら ) ロマンチックすぎない淡々としたラストもいい。 現実ってそういうものだったりするから。 でも未来にはいろんな可能性を秘めながら。 それに ... ひとときの想い出があれば、ひとは生きてゆけるものだから。 たとえ 一生逢えなくても ...。
2005.08.14
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8月13日、「 美の巨人たち 」 にて 「 モエレ沼公園 」 特集 テレビ東京 夜10時 我が故郷・札幌に 今年17年の時を経て完成した、 彼の一大ランドスケープ・プロジェクト。 *** 東京都現代美術館 イサム・ノグチ展 2005年 9月16日 ~ 11月27日 札幌芸術の森美術館 イサム・ノグチ展 ゼロからほとばしるエナジー 2005年 7月2日 ~ 8月27日 開催中 *** 私のイサム・ノグチ 過去日記 *光の彫刻 AKARI イサム・ノグチ *幻の原爆慰霊碑 イサム・ノグチ
2005.08.13
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ファイナルにふさわしい熱いステージでした。 北千住というところへは初めて行ったのですが、 この日は神宮前での仕事だったので、1本で行けてラッキー。 小さなホールでしたので、かなりの部分、 コアな東儀ファンで埋め尽くされていたのではないでしょうか。 *** TOGI+BAO全国ツアー2005 ファイナル 2005・8・8 北千住 シアター1010 特にひとりひとりのソロは、 次回は別の曲になるでしょうし、これで聴き納めかと、 聴くほうにも力が入りました。 演奏者側からも、いつも以上の張り詰めたものが伝わってきました。 ユイー・ピンの「 十面埋伏 」 何度も書いていますが、 もうこれは、唯一無二の琵琶。 聴くのにも、神経集中しすぎて、息を詰めすぎて、 クラクラしてしまいました。 スタンディング・オベイションは当然と思われます。 もちろん私も惜しみなく ...! ツャオ・レイの「 ブラック・アイ 」 も 有終の美を飾る、気合張り詰めた演奏でした。 彼らのソロは、紀尾井ホールあたりで、 生音だけで聴いてみたい ...! *** コンサートの概略はこちらで。 「 タシクルカンの陽光 」 う~ん、やっぱりなんとも魅惑的 。。。 アンコールは、 配られたペンライトの光できらきら輝き、 「 NEW ASIA 」 のアップテンポ・ヴァージョンも加わって オール・スタンディングの大変な熱気。 東儀さんやツャオ・レイの眼に光るもの、ありました。 来年以降、どんなふうに姿かたちを変えた黒豹たちになってゆくのか、 いっぱいの可能性を秘めた誘導体 。。。 期待に胸膨らみます 。。。 TOGI+BAO、 そしてなにより 東儀さんへ、 すてきなコンサートを 謝謝 !!! TOGI+BAO コーナー
2005.08.08
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北欧デンマークのデザイナー、 ハンス・ウェグナーの「 Yチェア 」 イサム・ノグチ 「 AKARI」 と共に、愛すべきウチのメンバー。 中国椅子からの発想らしいけれど、実に和のものと調和する。 マンション暮らしなので、純和室があるわけではないのだけれど、 全体のかたち、ペーパーコードの座面が、 畳、障子、和食器などのジャパネスク・モダンなものたちと 相性がいいのだ。 背もたれの形から 通称 「 Yチェア 」 長時間座っていても疲れない座りごこちも ◎。 座面が広いので、あぐらだってかけます。 本来の目的ではないのでしょうけれど、 前面両側の突起は指圧にもいいですし (笑) そして、前から後ろから斜めから上から、 どの角度から眺めても完璧に美しい ... ! 特に北欧フリークなわけではなく、 どちらかというと、白木インテリアはダメなほう 。。。 でもこのYチェアは、色、材質のヴァリエーションも豊富ですし、 バリバリの北欧インテリアにはもちろん、 モダンにも、ジャパネスクにも、アンティークにも、 いろんなインテリアとマッチすると思ってます。 インテリア好きな方や建築関係の方などが遊びにいらっしゃると、 WAO ~ ! って撫でてくださいます。 欠点は座面がペーパーコードなので、汚しちゃうとなかなか大変なこと。 このために、ひたすら片想い ... 憧れること○○年 。。。 子供たちが食べこぼしをしなくなる日を待って、やっと手に入れました。 たぶん一生座り続けることでしょう。 *** 今のところの片想いのお相手は コルビジェの LC2ソファ こちらも恋焦がれてすでに○年 。。。 いつか、いつか ... ! もちろん座りごこちもですが、 なんてったって カックイイ === !!! 彼、バックシャンなんですね ~ (!?) 背中に惚れてます 。。。 やっぱり 男は背中 。。。 熱が続いたので、だいぶ壊れちまってます^^ (^-^;;
2005.08.07
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NHK日曜美術館で 「 イサム・ノグチ 」 特集をやっていた。 イサムの創ったものはどれも、 削ぎ落とされた究極のかたちをしていて、 スピリチュアルで強く、そして石であっても暖かく、 とても心打たれます。 *** イサム・ノグチ ISAMU NOGUCHI 1904 ~ 1988 ロサンゼルス生まれ 日本人の父とアメリカ人の母の血を持ち、 幼少期を茅ヶ崎で、少年期をアメリカにて過ごす。 石の彫刻家、家具・照明デザイナー、ランドスケープデザイナー 詳しくは こちらから *** 実現することのなかった広島の原爆追悼のモニュメント。 広島平和都市専門委員会の却下の理由は、 彼が原爆を落としたアメリカの人間であるからだったそうです。 この決定に彼は深い傷を負ったとか。 残された模型からは、深い祈りを持った鎮魂が感じられる。 残念なことです。 彼はまた、アメリカからは、 真珠湾攻撃をした日本の人間であるから、という理由で、 彫刻を排除されたことがあったそう。 明治という時代に、 二つの国の血を持って生まれてきた苦しみは相当なものであり、 彼はいつもそれに引き裂かれ、 自分の居場所を求めてもがいていたという。 *** 彼が亡くなる年に着手した札幌のモエレ沼公園が、 17年の時を隔てて今年ようやく完成したとのこと。 壮大なランドスケープ・プロジェクトです。 昔行った時にはまだ何にもできていない状態だった。 札幌郊外のすっごくヘンピな場所にあるのだけれど、 ぜひ行ってみたいと思ってる。 香川県、牟礼にある記念館へもいつか訪れたい。 *** とても嬉しかったのが、 私が「 お月様 」 と呼んで長年愛し続けてている 「 AKARI 」 にまつわる、すてきなお話が聞けたこと。 彼は、幼少の僅かな時期にしか、 父親と生活を共にしなかったそうなのだが、 その、詩人であったイサムの父親の談話によると、 まだ2歳の幼かったイサムは、 障子にお月様が映ると安心して眠ったのだとか。 お月様が出ない夜には、 父親が行灯でお月様を模して寝かせたのだそう ...。 単に岐阜提灯からの発想だけではなかったのですね。 こんなおとぎ話があったなんて ... 涙 *** 今晩8時よりNHK教育TV再放送 以前の私のイサム・ノグチの日記
2005.07.24
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退院後1週間検診、問題なしでした。 仕事も無理せず再開しています。 何でも普通でOKとのこと。 よかった 。。。 食物と症状との関係を伺うと、 「 関係ない。バランスよく食べれていれば気にする必要全くなし。 」 と仰る。 「 そうですか。」 ちょっと気が楽になる。 西洋医学、東洋医学、etc ... それぞれにいろんな考え方があるし、 どれがいいとか悪いとか言えないけれど、 気に病みすぎるのが、きっと一番いけない気がする。 合う気がしなくって続けることはなかったのだけれど、 何箇所か、カイロや整体に行ってみたことがあります。 私が行ったところがたまたまだったのだと思うのだけれど、 あまり極端な精神論や食生活原因論を振りかざされると辛くなります。 「 感謝してご飯を食べなかったからだ。」 なんて言われると、 実は気の弱い私はグチャグチャになってしまいます 。。。 極論してゆけば、 病気になる人、 特にガンなどになる人はみんな性格の悪い極悪人か、 っていうところまでいってしまうわけで、 それはないでしょう、と激しく反発してしまいます。 「 病は気から 」 っていうように、 ストレスの影響ってとてつもなく大きいと思うし、 気、食物、身体、みんな繋がっていると思っている。 食生活もとても大切にしているつもりではある。 けれど、極論は好きではない。 もちろん、若い人に見られるような、 ファーストフードばかりの食生活など論外だけれど。 気軽にいきやしょう ...! って思います。
2005.07.22
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これは公開時に大きなスクリーンで見るべきでした 。。。 家族がレンタルしてきたものですが、 特別、時代劇ものにも殺陣シーンにも興味があるほうではないし、 そんなに期待度高くなく見たのですが、すばらしかった ! 「 ラストサムライ 」 監督 : エドワード・ズウィック 出演 : トム・クルーズ 渡辺謙 真田広之 小雪 ほか *** びっくりしたのが、エンドロールで巻き戻しになるかと思ったら、 監督の音声に依る作品解説があって、 さらっと5分くらいかと思いきや、 作品をもう一度流し直すかんじで、 全編に渡ってしっかり解説していて、驚きました。 つまり、見るのにかかる時間も本編の2倍っていうわけです。 普段だったら、こんな時間なかなか取れないから、 グッドタイミングでした。 ここはこうして撮った、というような撮影秘話から、 個々の俳優の話まで、とてもおもしろいの。 映画館でご覧になられた方も、 この解説のためにDVDを見る価値ありそうです。 *** 外人監督がほとんど外国ロケで撮った日本映画ということで、 植物やら何やら、どうしたって外国でしょ~w^^ という風景に 富士山が合成されていたり、 私たち日本人からすると、ん ? ちょっと違うぞ、 っていうツッコミドコロはいっぱいあるのだけれど、 それはそれで、ハリウッド映画っていうことで楽しめちゃうし、 そういうもの差し引いても、 私はこの映画の描き方、とても好きでした。 *** これ以上のキャスティングは考えられない、と思うほど、 全ての役者がはまっていて、 各々の役者魂の凄まじさ、見せつけられます。 トム・クルーズ インタビューで重心を低くするトレーニングをしたと仰っていましたが、 着物も武道もぴたりと決まっています。 眼で語る演技がすてき。 過去の幻影に囚われ、自暴自棄になってアルコールに溺れる姿にも、 母性本能くすぐられます ( ってヘン ?・笑 ) 今更ながらなのでしょうけれど、渡辺謙、本当にグレイト !!! 特に息子との惜別のシーンや、死の直前のシーンなど、言葉を失います。 白血病で死と対面した方ならではの凄みかもしれません。 これはもう、渡辺謙の映画、って言いきってしまっていいのかも。 真田広之もこんな凄い方とは ...。 私の中では今まであまりいい印象ではなかったのですが、 認識不足でした。 小雪、彼女大好きなのですが、ほんとにすてき ...!!! 小雪ファンで見ていらっしゃらない方は必見 ! お顔立ちだけ日本的なのではなくって、 戸の開け閉め、座り方、手の表情など 佇まいそのものに和の美しさ感じます。 なにか日本の芸事に精通した方なのかも。 主要人物での女性を彼女ひとりに絞ったのも、良かった気がします。 滝の前の小雪は香りたつよう。 トム・クルーズとの秘めたるシーンも、 私はああいう抑えた描き方、とてもとても好きです。 美しいです、小雪 。。。 渡辺謙の息子役の方の最期も哀しく美しかった。 あと、小雪の長男役の子役の男の子、すばらしい眼力、演技力 ! *** スペクタクルな戦闘シーンはハリウッドならではのスケール。 最後の決戦は、機械文明 対 手工文明 であり、 西洋文化 対 日本文化 であり 。。。 勝元 ( 渡辺謙 ) の死に心打たれたひとりの中尉の示した姿。 それに即され、敵陣が次々と取りゆく行動はすばらしい。 このシーンがあるからこそ、見ていて救われる。 武士道、侍、などの言葉とも普段無縁だし、 そういうことについて想い巡らすことなく生活しているけれど、 単に、 刀=侍 ではないなにかを考えさせられます。 明治生まれの祖父や祖母が大切に守り通していたもの。 かつて、襖一枚で仕切られていた日本家屋の中で息づいていたもの。 それは、自分の中でも確実に失いつつあるもの 。。。 時折流れる尺八の音にも心動かされて 。。。
2005.07.20
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辛気臭い話題が続いてごめんなさい。 これでおしまいにしますね。 医者探し、病院探しって皆さんどうしていらっしゃるでしょうか ? 特に近くの個人病院の範囲ではない時など。 今回、初め、とある大学病院に掛かっていたのです。 そこの大学病院が、 この症例においての身体に負担の少ない新しい手術を 積極的に手がけているということだったので。 ところが途中で担当医が転勤で変わったりしたこともあって、 別の大掛かりな手術や、リスクの高い薬物療法を勧められて、 話が一向に噛み合わない。 担当医師のどこか人を小馬鹿にしたようなところも どうしても好きになれなくって 。。。 u~~~m どうしよう ...と途方に暮れてしまって 。。。 それに大学病院って、 新人を育てなければいけないという側面があったり、 新しいデータを出していかなければならなかったり、 いろいろあって、ある意味、患者は実験台。 仕方ない面もあるけれど 。。。 コネがない限り、医師を選ぶこともできないのもすごく理不尽。 でもそこはネット社会。 いろいろ調べてみていると、 そこの大学病院で私が望んでいる手術を手掛けていた、 日本でのその手術の先駆者である教授が退職してしまったこと、 またその元教授が中堅病院の院長をしているということも判明。 訪ねて行ってみると、 これがすばらしい医師で一目惚れ( 変な意味じゃあなくって ) 即お願いすることにしてしまったのです。 前にも一度書いたかも^^ 手術も、その医師自らと、 大学病院から彼にくっ付いてきたその手術のベテランスタッフとで 直接やってくださるということで安心してお任せすることができました。 例え同じ内容のものであったにしろ、 不信感を胸に抱えながら不安で臨むのとでは 結果も違ってくると思うんです。 こんなこと書くと、アヤシイ宗教っぽくってイヤなんですが、 ただの水でも特効薬と信じて飲ませたら多くの人に効いた、 という話もあるくらいですから、 信頼する心はとても大切かな、と。 今回の選択が良かったと思ったのは、もうひとつに、 この病院のナース、事務員に至るまで、 院長のお人柄、ポリシーが行き渡っていると感じたから。 入院は短期間でしたが、 ナースがみなさん、すばらしくって感動だったの。 病室も差額ベッド代なしのラブリーな個室でしたし、ほんとに大正解。 別に掛かっている漢方の中医学の先生からも、 「 病院でなく、医者で選んだあなたの選択はとても正しい。 」 と言っていただきました。 病気は自分で治すという自覚が大切なのはもちろんです 。。。 *** こういう情報収集にはネットの力ってすごいですね。 昔だったら、本屋で片っ端から調べたり、 知り合いの専門の方に聞いていただくとか、 体験者の口コミにしても、 自分の近辺のごく限られた偏ったものしか得られなかったのに、 今はかなり幅広い範囲での情報を得ることができるのは とてもありがたいことです。 落とし穴もあるかもしれないけれど、 後は情報を鵜呑みにしないで、 自分の眼で耳で確認し判断すればいいことですし。 *** 日本では、看護士の地位が低い、って言われますけれど、 ほんとにそう思います。 あんなに尊い職業でありながら、 社会的地位も報酬も確立されていないのはおかしい。 医師ばかりがステイタス。 空飛ぶウェイトレス・スッチーが何故か異常にもてはやされる現状も、 私には理解ができなくって 。。。
2005.07.18
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励ましのメッセージ、ありがとうございました。 今回のことは、すぐに結果が出る類のものではなくって、 1年くらいかけて経過を見てゆくものなのですが、 きっといい結果が出ると信じています。 私の場合、普段はほとんど症状もなく元気なわけなのですが、 それでも身体に普通じゃないことが起きるというのは、 やはり黄信号なわけで、 身体を改善してゆくきっかけになればいいかな、と。 そして、今回思い切って治療を受けたこともそうなのだけれど、 自分の身体や気持ちから、 自分で “ 言い訳 ” に使ってしまっているいろんなことを できるだけ引っぺがして、 シンプルになりたい、っていう思いが、今、すごく強いです。 *** お医者様、「 大丈夫。 オサンより痛くないよ~ 」 そんなこと、男の先生に言われても ~~~w って思ったら 「 僕、したことないからわかんないけどね^^ 」 ですって。 したことあったら困りますって (笑) そんなこんなで “ まな板の上の鯉 ” になったわけですが、 1時間弱で無事成功して終了。 術後は想像してた以上にきつくって、ひと晩、痛みと嘔吐で七転八倒。 でも、翌日にはケロッ。 「 根っから 丈夫にできてるの ~♪ 」 ( ジョニーへの伝言 ) 代わる代わる付き添ってくれた家族に心から感謝。 「シアワセモノだわ ... 」 って感慨にふけっていたのも束の間、 女は家へ帰ってきたら寝てらんない。 すこし元気になると、ついつい手は出る、口は出る ... 「 寝ててくれていいから 」 ってまた邪険にされてます (^-^;) awawa 。。。 ちょっと弱弱しくしてたほうがお得でしょうか^^ 少し動くと熱が出てくるから せめてあと何日かは、おとなしくいい子にしていないと 。。。 ずっと読み損ねていた本を読もうとするのだけれど、 頭に入ってゆかない。 *** 家族が借りてきた 「 冷静と情熱のあいだ 」 見ました。 これは原作、辻版も江國版も読みました。 う===ん、竹之内豊は好きなんだけれど、 映画としてはどうなんだろう。 ケリー・チャン、そういう役作りなのかもしれないけれど、 表情の硬さに共感持てなくって 。。。 行ってみたい ... フィレンツェ
2005.07.16
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梅雨も明けていないというのに、 明日から早々と1週間ほどの夏季休暇に入ります。 といっても、相変わらずパスポートは切れたままですし、 どこか近場へ旅行に行くわけでもなく、 静かに療養生活を送ります。 って、きゆららしからぬ発言 (^-^;; 働きすぎ、遊びすぎで体を壊したわけではなく、 いろいろな検査値も全て正常で、きわめて元気ではあるのですが、 3年来タイセツニ(?)抱えてきた持病がそろそろ限界に達してきたので、 思い切って治療に取り掛かります。 無事シャバへ戻ってくることができますように ^^ ! たぶん黙って寝てられない気が 。。。
2005.07.11
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満席のオーチャド・ホールが熱気ではじけた ! TOGI+BAO は、何度かご紹介させていただいている、 雅楽師・東儀秀樹と中国の若い民族楽器奏者たちとのコラボ・ユニット。 1週間前から始まったTOGI+BAOの全国ツアーですが、 私はこの日が初日。 ネタバレアリで書いています。 BAOのメンバーみんな、 去年よりもずっとずっと演奏に演出にオシャレにグレードアップして まぶしいくらいに輝いていました。 ヘアーまでキラキラ ☆ 東儀さんはもちろんすてきでした^^ 1部は全員タキシード、 2部は、ブラックジーンにそれぞれの個性に似合ったすてきなシャツで。 *** 2005・7・9(土) IN 渋谷bunkamura オーチャード・ホール 東儀秀樹 篳篥 (ひちりき) リュー・イー 笛子、簫(しょう) ユィー・ビン 琵琶 ヤオ・シンフォン 二胡 ツァオ・レィー 二胡 チェン・ジュン 笛子 タン・シャオフォン 琵琶 *** TOGI(T) BAO(B) 以下省略 1st. 1・蘭対花 (中国曲) B 2・蒼き海の道 (東儀秀樹・曲) T&B 3・カルメン幻想曲 (サラサーテ・曲) ヤオ・シンフォン・二胡ソロ 4・十面埋伏 (中国曲) ユィー・ビン・琵琶ソロ 5・三五七 (中国曲) リュー・イー・笛子ソロ 6・春色彩華 (東儀秀樹・曲) T&B 7・夏の終わりに (東儀秀樹・曲) T&B 8・NEW ASIA (東儀秀樹・曲) T&B 2nd. 1・Pure Smile (東儀秀樹・曲) T&B 2・花降る時 (東儀秀樹・曲) T&B 3・昆曲 (中国曲) B 4・陽春白雪 (中国曲) タン・シャオフォン・琵琶ソロ ~ 熊蜂の飛行 (リムスキー・コルサコフ・曲) 5・DARK EYES (ロシア民謡) ツァオ・レィー・二胡ソロ 6・パミールの春 (李大同・曲) チェン・ジュン・笛子ソロ 7・午後の汀 (東儀秀樹・曲) T&二胡 8・タシクルカンの陽光 (中国曲) T&B 9・大河悠久 (東儀秀樹・曲) T&B Encore 1・ふるさと (岡野貞一作曲) T&B 2・新世界 (ドボルザーク・曲) T&B 3・春色彩華 (東儀秀樹・曲) T&B 4・Pure Smaile (東儀秀樹・曲) *** オープニングのスクリーンに浮かび上がるシルエットや、 紗のベールのかかった演出はとても東洋的であり神秘的。 幕を開けた舞台は朱色の柱がアジアを感じさせ、 照明によって、時にエキゾチックに、時にモダンに、 様々な変化を見せて絵画的で、美しい舞台美術でした。 舞台の様子がアップされてました。 *** 彼らひとりひとりのソロへは畏敬の念を抱かずにはいられません。 超絶テクニックも、音楽的内面の発露も。 ヤオ・シンフォン・二胡 骨太の素朴なカルメン。 二弦の二胡で弾くのはかなり難しいことなのだとか。 ユィー・ビン・琵琶 この演奏1曲だけのためにでも 足を運ぶ価値があると思っているほどです。 身振り手振りでも思いっきり見せてくれますし、 史実絵画を見ているような多彩な音の表現力。 前にも書きましたが、 東儀さんいわく 二胡界のジミ・ヘン きゆらいわく 二胡界の高橋竹山 この1曲だけで、もう胸いっぱいに。 リュ・イー・笛子 なんて力強くすばらしいテクニックで鳴り響くことか。 循環呼吸法の見せ場だけではない、芯の強さを感じさせる音。 リューイーって、どの曲においても、ダンシングなリズムのノリがサイコー ! 今回は曲に依って、簫(しょう)という尺八を細くしたような 長い縦笛も使っていて、それがなんとも魅力的な音色。 タン・シャオフォン・琵琶 お人柄そのままにおっとりと優しい雰囲気が音にも漂います。 中国曲から、聴き応えのある速弾きの象徴曲・熊蜂へ。 技巧を感じさせないナチュラルさがタンさん。 ツァオ・レィー・二胡 スタイリッシュさではピカイチのツァオ・レィー。 サテンのシャツに髪にキラキラパウダー、ピアスなどキマッテいました。 艶っぽいセクシーな音色はツァオ・レィーならではのもの。 黒い瞳の哀しいメロディーを切々と奏でて心揺さぶられます。 チェン・ジュン・笛子 ブリリアント ! & センシティブ 安定したテクニックの細かさには驚嘆します。 フルート吹きの友達に、 BAOの二人の笛を聴いて、とお願いしているのですが なかなか伝わらない 。。。 聴いてほしいな 。。 *** 東儀さんのオリジナル曲では、 東儀さん特有の優しさに溢れたメロディーが民族楽器で色づけされて、 それぞれに魅力的。 ラストの 「 大河悠久 」や アンコールでのスロウ・ロックな 「 新世界 」 などは とてもスケールの大きさを感じさせる曲です。 ただひとつだけ、ずっと言い続けていることですが、 やはり伴奏が打ち込みであるということだけは、 どうしても私の耳には痛すぎます。 特にベース音はお風呂場状態でしたし。 ビジュアル的には、TOGI+BAOだけのほうが シルエットが決まるのかもしれないけれど、音が命のライブ。 オーケストラボックスにでもいいから ( 冗談ね ) Ds、 B、 Key は生音で欲しい 。。。 私が惚れた、唯一無二の篳篥の音なだけに、 ほんとにすてきな日中民族楽器のコラボなだけにもったいない ...。 来年こそは ...! と祈らずにいられません。 小生意気にすみません。 もし、東儀ファンの方などで不快になられた方いらしたらごめんなさい。 あくまで私個人の切なる想いですので悪しからず 。。。 タシクルカンの陽光は去年、タンさんがソロでやられた曲ですが、 今回ユニット曲としてリニューアル。 次々と拍子の変わる変拍子のとても魅力的な曲。 7拍子というのも日本人には短歌などで体にしみついたリズムで 違和感がないかも。 篳篥のペルシャワインなメロディーに酔いしれて。 アンコール 「 春色彩華 」では琵琶も舞台前面へ出てきて嬉しい~ ! ツァオがタンの椅子に一緒に腰掛けちゃったりしてる様子なんか、 ほんとに一番の仲良しなのね、って伝わってきて微笑ましい。 この曲でほとんど会場オールスタンディンクの手拍子に。 そして、今日初めてのサービスだったようなのだけれど、 アンコール1曲追加で 「 Pure Smaile 」 も。 軽やかなさざめきの大好きな曲。 東儀さんの篳篥もすごくノッテいましたし、 BAOたちも踊ったり跳ねたりしながらすっごく楽しそう ! 会場も振り返ると最後尾まで跳ねていました。 ファイナルかっていうぐらいの盛り上がり。 こういう雰囲気の作りかたって TOGIマジック !!! 終わって帰る人々の顔、顔に、 良かったね~ 楽しくってたまらなかったよ ! って書いてある。 ファンはほとんどコワレチャッテマシタ 。。。 TOGI+BAOに感謝の想いを込めて、中華料理で仕上げました。 TOGI+BAO のCDとDVD 「 春色彩華 」が発売になってます。 全国ツアーの日程はこちらから ぜひ おでかけくださいませ。 TOGI+BAO コーナー
2005.07.09
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ナゼダカ ワカンナイケド キムタク マデ イトメチャッテ ゼンゼンヤバクナク ガリガリノ コンナカタニ ソンナコト イワレルト カルク ムカツク 。。。 (^-^)^^
2005.07.07
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ジェフ・ベックに続いてライブ連チャン。 こちらは突発的だったのですが 。。。 仕事帰り、表参道まで歩く。 大好きな通り。 朝からのどしゃぶりも上がって、緑が美しい。 毎週、この緑の変化に心洗われる。 車も人も多いのに深呼吸したくなるのは、 欅並木のなせるわざ。 ウラの通りはガキンチョタチの街だったりするけれど、 この通りは大人の街。 石川セリに遭遇。 お話できる状況じゃなくってザンネン。 ひとこと私が好きなセリの歌のこと伝えたかった^^ 約束の青山某所へ。 「 そういえば、ブルーノートにヘレン・メリル来ているのよね。 」 って話したら、付き合ってくださるということで、急遽予約。 「 ウィズ・クリフォード・ブラウン 」 は愛聴盤。 *** 2005・7・4・ 2ndステージ ブルーノート東京 ヘレン・メリル (Vo) テッド・ローゼンタール (P) ショーン・スミス (B) エリオット・ジグモンド (Ds) アラン・メリル (G,Vo) *** 急遽、2ndステージの開演間際に行ったのに、ステージ前のいいお席。 相席だったけれど、こんなお席いただけるなんてハッピー ! ありがとうございます ^^ アーティスト・メニューのカクテルは、 ルビー・グレープフルーツの入った夕陽色の 「 ヘレンズ・ファンタジー 」 ピアノトリオでのオープニング。 mm ... なにやらピアノ、すてきなんですけれど ...。 銀髪が美しいヘレン・メリル。 黒のドレスにシルバージュエリー。 はっきり言ってお声、時折かなり辛そうではあります。 「 ウィズ・クリフォードブラウン 」なんて、20代の録音だものね。 それから約半世紀ですもんね。 そういう意味では、ヘレンと同年代のジョアン・ジルベルトの あの艶やかなベルベット・ボイスって、 とてつもない努力に支えられているのだと思う。 でもね、お声は衰えていても、 サマータイム、枯葉、ソーリーなど、年輪感じさせてすてきでした。 それと、日本人にはそういう女性ってかなり少ない気がするけれど、 お年を召されてもしっかり女、なんですよね。 私、名前も知らなかったのだけれど、 テッド・ローゼンタールのピアノがすてきで、すてきで、 ボーカルなしの部分はもうピアノに釘付けでした。 すっごく軽くってファンタスティックで、スウィング感に溢れていて。 ちょうど手首から先が視界から切れちゃって見えない。 こんなことなら、ピアノ側の席をリクエストすれば良かった 。。。 あんまりピアノばかり見ているものだから、 何度も眼が合ってしまって、ニコって微笑んでくださった^^ うーーーん、このピアノ聴けただけでもサイコーに幸せ。 ドラムスも渋銀のようなドラムス。 エヴァンスともやっている方なんですね。 ドラムス耳で聴き直してみなくっちゃ。 ベースの方は、安定したベースの若いハンサムな方で、 古き良き時代のハリウッド映画から抜け出てきたような品格のある方。 グレゴリー・ベックとかあんな雰囲気。 ウッドベースにもたれかかる仕草なんか、絵のようなの。 中盤、ヘレン・メリルの息子さんが出演。 2曲、ギターの弾き語りでロックンロールを。 いいかんじだったのだけれど、 前日、ジェフ・ベックのギターを聴いてしまっているので ;; ヘレンの息子を見つめる視線の熱いこと ...。 古今東西、母親ってそうしたものよね、って思ってみたり^^ ラスト、「 ユード・ビー・ソー・ナイス・トュ・カム・ホーム 」は やはりご自慢のナンバーで、ノッテいらしてすてきでした。 最後「 ス・ワンダフル 」 軽く流してメンバー紹介しながらのラスト。 そうそう、ムッシュ・かまやつ氏がいらしてましたよ。
2005.07.04
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私などが行くのは猫に小判か、とも思いましたが、 サイコーにすてきでした !!! すっかりやられてしまいました ! ( 3日の日曜日に行ってきたのですが、なかなか書けずじまい。 ) ウチのオボンズが行きたいと言うので、じゃあ行こっかー、って。^^ 保護者目的ではなく、デート目的ね (爆) 最近、めっきり一緒には出歩いて貰えなくなっちゃったので^^ 不純な動機ですみません、 ギターのこともよく知らず、ロック少女でもなかった私は、 ジェフのことも別部屋から流れてくる音で聴いてはいるものの、 全然詳しくもなく (^-^;) チケット完売で取れなかったジェフ・ファンに怒られちゃうかも。 ( 追加公演だけはまだチケット買えるかもです。) 依って、あまりレポにはならず。 チケット取ってから、新しいアルバムはないのだけれど、 別部屋から持ち出してきたりして、いろんなの聴いてみたりしてました。 そうしたら、そんな中からもいろいろやって感激。 *** ジェフ・ベック 2005・7・3(日) IN 東京国際フォーラム ジェフ・ベック (G) ピノ・パラディノ (B) ジェイソン・リベロ (Key) ヴィニー・カリウタ (Ds) ジミー・ホール (Vo) UDO・NEWSページに初日横浜のセットリストなど出ていました。 *** クラプトンと同じように、 昔からのファンから若い人まで年齢層幅広く、 男の方のほうがやや多かったかな。 メンバー登場と共に、ほぼ総立ち。 ほとんど最後までオールスタンディング。 ひとつ失態をやらかして、オペラグラス忘れちゃったので、 40列目からは表情などは見られずでしたけれど、 遠目には60歳超えてるとはとても見えなく、 ジーンズ、スリムに決まっていて、 永遠のロック野郎、といった感じで、かっこいいーーー ! 全部インスツルメンタルかと思いきや、何曲かだけボーカル曲も。 ジェフは歌わずギターのみ。 ジミー・ホールのボーカル、私には ( あくまで私にはです ;; ) そんなに胸キュンなものではなかったので、 ボーカル曲はちょっと座ったりしていました。 後は、バラードっぽい曲も降り注ぐ音を全身で受け止めたくって、 ずっとスタンディングで聴いてました。 前述のように、ギターのこともほとんどわからないのだけれど、 ロックぎんぎんの曲もブルースっぽいのも、バラードも、 それはもう ... !!! とてもストイックな魂の音 ...。 照明もバラード曲はブルーパープルになって泣かせるの。 ラスト・アンコール WAO ! 「 オーバー・ザ・レインボウ 」 keyとのデュオ。 今まで聴いたことのないロックなレインボウで 最後にまたぐぐっと胸つかまれてしまいました。 アンコールでレインボウやる方、多いですね。 私が知っているだけでも、 キース、クラプトン、東儀秀樹 ...。 でもそれぞれに持ち味がまったく違っていて、 どれも忘れられません。 曲の持つメッセージもすてきだし、 あのオクターブ跳ね上がった後のフレーズの放り投げ方が なんともキチャウんだと思う ...。 またひとつ忘れられない宝物ができました。 *** 夜景見ながら和食つまんで帰りました。 久しぶりに八海山、ちょこっと飲みました。 すっきりおいしかった 。。。 サクラ肉もとっても久しぶり。 北海道ではやはり日高ルーツなのか、よく見かけるけれど。 ヤツは学校の課題山積みで、ずっとひどい睡眠不足だったけれど、 すばらしい魂の音、一緒に聴けて、 いろんな話ができて楽しかったよーーーw って、すっごく嬉しい母なのでしたー。 月曜日、仕事場で、「 なんか楽しそー 」 って言われちゃった 。。。 ああ、愚かなり 。。。
2005.07.03
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窓からの風がカーテンを大きく揺らして、 ふと母の誕生日だったな、って思いつつ紅茶を淹れる。 母は笑窪 ( えくぼ ) がご自慢の人でした。 昔、笑窪が特徴のシャーリー・テンプルっていう映画子役がいたそうで、 「 子供のころは、“日本のテンプルちゃん”って言われたのよ 」 って何度聞かされたことか^^ それなのに私たち兄弟、誰も笑窪をもらわなかった。 カナシイ ーー。 でも最近、なぜか自分の顔に笑窪が出現 ?! 口の悪い友達は「 皺なんじゃないの ー- ?^^ 」 って言うけれど、 いえいえ、これは断じて笑窪ですっ。 いいの。 私が笑窪と言えば、笑窪なんですってばーー ! *** 90過ぎてなお、階段は一段飛びで駆け上がり、 現役の医師としても公演などにもばりばりご活躍の 日野原重明さん( 聖路加国際病院理事長 )が、 いつも看護士さんに、「 鏡で練習してでも笑顔を作りなさい。 」 と指導をなさっている、というお話を読んだ。 ( その文章、手元にないので、 ちょっと正確な言葉に記憶違いもあるかもしれないのだけれど ) 病室へ入ってゆくときには、最高の笑顔で、 「 光となって入ってゆきなさい。 」 と ...。 「 光となって 」 というその言葉に クリスチャンらしい尊いスピリットを感じて打たれました。 いつも心に留めておきたいな、って。 あなたの縁者の話が出ていたよ、と最近友達が貸してくれた、 「 重大事件に学ぶ危機管理の教訓 」 佐々 淳行・著 という本にも、 地下鉄サリン事件の際、聖路加の日野原さんの的確な決断によって、 サリンの特効薬を速やかに手配することができ、 被害を最小限に抑えることができた、という話が載っていました。 あらためて、すばらしい医師でいらっしゃることを知って、 著書もちゃんと読んでみたいと思っています。 *** どんなにパーソナル・カラーでびしっと決めていても、 隙のない化粧をしていても、 いつも不機嫌な人って、半径1mは暗い影に包まれてるよね、 って我が身も振り返りつつ思ってみたり 。。。 awawa 。。。 やっぱり、あばたも笑窪でいきやしょーーーw ! って意味が違いますってば (>-
2005.07.02
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雅楽師・東儀秀樹と中国の若き民族楽器奏者たちとのすてきなコラボ、 TOGI+BAO のDVD 「 春色彩華 」が発売になってます。 TOGI+BAO ってこんなメンバー^^ *** 上海民族楽団へ行き、東儀さん自らがオーディションする様子や、 メンバー一人一人の他己紹介やインタビュー、 ライブ映像やプロモビデオなど なかなか盛りだくさんな内容。 東儀さんはじめ、BAOのメンバーの民族楽器にかける熱い想いと自信が、 言葉の端はしに伺えます。 ほんとに仲良しブラザーズなのね、 って、メンバー間のとってもいいー関係が伝わってきて、 見ているほうもハッピーになります。 それはそのまんま、東儀さんが持っていらっしゃる優しい空気感。 オーディション風景がおもしろい^^ 一番変わってないのは、ツァオ・レィー。 もともとすっごくおしゃれなスタイリッシュな方なのね、って再認識。 私としては、CDには入っていない、 ひとりひとりのソロを少しでも聴くことができることが一番嬉しい。 その反面、ソロは1曲まるごとちゃんと入れてほしいよ ===(叫) って欲求不満にもなっちゃったけれど 。。。 どなたのものもそうなのだけれど、特にユィー・ピン のソロなんて、 お、お願いだから削らないで~~~ って叫びたくなっちゃう。 だってほんとにすばらしいのだから。 東儀さんいわく、「 二胡界のジミ・ヘン 」 きゆらいわく、「 二胡界の高橋竹山 」 (笑) 先日TVで拝見した ユィー・ピン、 髪型のせいもあって、すごーくすてきになっていてびっくりでした。 ハッピーな話も聞こえてきていたからかな。 *** 今年のツアー、明日7月1日、いよいよ幕開けです。 私は今週は行けないのだけれど。 去年とどんな変化が見られるのでしょう ...wakuwaku 将来に向けて、いろんな可能性、発展性がありそうなユニット。 シンプルな構成音もすてきだけれど、 彼らのソロに見られる技術や感性が大いに発揮できるような インプロヴィゼーションある楽曲なんかも聴きたい 。。。 きっとツアーの中でもどんどん羽ばたいて変わってゆくのでしょうね。 楽しみ -ー ! 全国ツアーの日程はこちらから ぜひ おでかけくださいませ。 TOGI+BAO コーナー作っちゃいました^^
2005.06.30
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夜中にしゃべり始めたら、延々2時間越えてた ~~~ (>-
2005.06.28
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EQは一度聴いてみたいと思っていたんです。 特に大坂さんのドラムスを。 6senseさんから教えていただいた、 ラジオの公開録音に行ってきました。 *** NHK SESSION 505 IN NHK スタジオパーク EQ メンバー 小池修 ( Sax ) 青柳誠 ( P ) 納浩一 ( B ) 大坂昌彦 ( Ds ) *** CDでも聴いた事なかったので未知の音でしたが、 いわゆるスタンダードでもなく、スウィング感が強いものでもなく、 フュージョンでもなく、 なかなか渋めの独自の表現力持った音、という感じ。 大坂さんのDsも緩急のメリハリが 不思議な感覚を持たせてくれるDs。 また機会を見つけて聴いてみたいと思います。 最後の、EQにしてはノリのいいポップな曲だという、 ホッピン・ステッピンという曲、 CDで予習してきた方のみ手拍子参加してくださいとのことで、 参加できませんでした (笑) 4サークルめに微妙にリズムが変わるのがコツみたい^^ ラジオ放送聴いたら練習してみることにします^^ いつもの司会者の方がお休みだったそうなのですが、 NHKの新人ディレクターの方、 好感度高いキャラで和ませてくださいました。 最後にアンコールと、ちょっと録り直しの1曲があったことも、 おいしかった^^ 私は普通のラジオはほとんど聴かないので、 この番組も聴いたことないのですが、 いろんなセッション聴けるのは楽しいかも。 この日の放送は 7月10日 夜10時 ~ 7月15日 朝10時 ~
2005.06.26
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ピーニョさんと6senseさんから同時に回ってきました。 ありがとうございます。 初め何だかよくわからなかったのですが、悪いもんじゃあなさそうです^^ ちょっぴり面倒くさいけど、おもしろそうだからやってみましたー。 1.コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量 2.今聞いている曲 3.最後に買ったCD 4.よく聞く、または特別な思い入れのある5曲 5.バトンを渡す5人 *** 1.コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量 ああ、こういう質問は私にされてもわかりません (^-^;) はっきり言って、なんにもわかってないで パソ使ってます。 先日、家族が 「 リオ 」 なるものに 音楽を大量にダウンロード( っていうんでしたっけ? )したら 急にパソの調子がすごく悪くなって参っちゃってます;; いろいろ容量開放してみてるんですけれど ??? *** 2.今聞いている曲 キース・ジャレット 「 サンベア SAPPORO 」 昨日の日記で触れたらむしょうに聴きたくなりました。 雪の結晶が見えるような音。 このキースはほんとにすてきよ ...! *** 3.最後に買ったCD 昨日の招待ライブで買った北欧ジャズ e.s.t.「 viaticum 」 昨夜の音が蘇るー。 6曲目の 「 In The Tail Of Her Eye 」 これライブでもやった曲ですが、とてもすてきです。 *** 4.よく聞く、または特別な思い入れのある5曲 これ、メチャクチャ悩みますね。 でも5曲なんて初めっから無理なので、さくっと行きます。 (1) やっぱり キース・ジャレット アルバム、 メロディー アット ナイト ...。 トップ曲で 「 I Love You Porgy 」 (2) なんてったって ビル・エヴァンス 原点かな ... 「 ワルツ・フォ・デビィ 」 (3) そりゃあもう 東儀秀樹 これも選べないー。 うーーーん、松本圭司との共同編曲っていうことで 「 Natural Moment 」 あ== ツアーの音源ないのが悲しい (涙) (4) 突然ですが ブラ3 ブラ、ってあれじゃーありませんから ーーー;;) 「 ブラームス シンフォニー第3番 」 何故ってそれはね、思い出だから ...。 セイシュンー ソノモノー ♪ ( ユーミン ) (5) スタンダードから1曲 「 Wine & Roses 」 酒と薔薇の日々 お誕生日にとても嬉しかったので ...。 アーティスト名はね、内緒^^ *** 5.バトンを渡す5人 すばらしい音楽仲間ばっかりで選べません。 考えに考えた末、古株から ( じゃなくってー (>-
2005.06.25
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新聞の招待券応募が当たったんです。 北欧スウェーデンのJAZZトリオ・ライブ。 キースをプロデュースしているkoinuma が扱っているので 名前は知っていたものの、実は全く聴いたことなし (^-^;) まっさらな状態で行ってきてしまいました。 *** e.s.t. ( エスビョルン・スヴェンソン・トリオ ) 2005・6・24 (金) 横浜 関内ホール 明日、6月25日 (土) 最終日は bunkamuraオーチャード・ホール 当日券ありのようです。 エスビョルン・スヴェンソン (P) マグヌス・オストロム (Ds) ダン・ベルグルンド (B) *** あのね、とっても好きなピアノでした。 センシティブなまっすぐな音。 技術をひけらかさない、ありのままの気持ちの最小限の音。 そしてね、やっぱり北国の音なの。 先入観念かな、とも思うのだけれど、 沖縄の音や、アフリカの音から熱帯風景が浮かぶのと同じで、 そういうのってあると思う。 シベリウス や チャイコ はどうしたって雪国の音。 キースのサンベアSAPPORO、 松本圭司のピアノ、 エスビョルンのピアノも やっぱり北国の音なの。 ぴんと張り詰めた冷気を感じるリリカルな音。 すごくあったかいのだけれど、それは雪を感じる暖かさ。 e.s.t.には なにか 宇宙的なものも感じました。 基本的にはアコースティックなんだけれど、 何の違和感もなくそれにエレクトリックが混じる不思議世界。 物語、映像が浮かんでくるようで ファンタスティック ...。 ベースもすごくメロディアス。 そして不思議にエレクトリック (?) ドラムスも絶対に前に出ず、終始抑制の効いた音なのに、 ブラシの音とかすごく詩的。 ただで聴かせていただいたので、1枚CD買ってみました。 聴きこんでみます。 ひとつだけ、平日の横浜6時半開演はちょい早すぎ。 私はなんとか駆け込みましたが、 ぞくぞくと遅れてきた人たちで、 第1部はずっとざわざわしていてもったいなかったよ 。。。 *** そうそう、もひとつ ニュース ! キース・ジャレット 追加公演決定 ですって ! 10月21日 (金) 東京芸術劇場 どうしてくれるの !? 「 他の3公演とは違う特別公演にご期待下さい。」 ですって 。。。 またまた行きたくなっちゃうじゃないの === 行かずにはいられないじゃないの === とんでもない10月になっちまいます (>-
2005.06.24
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S.Stefano 丸の内のこんなフレンチ・イタリアンで気の合う仲間たちと。 パスタだけは ? だったけれど 懐石風でおいしかった~。 おしゃれで都会的。 シングルキャリアな女たちは ちょっとそこまで行くみたいに世界を飛び回って仕事していて カッコイイ === 語学ははるか忘却のかなた、 パスポート切れまくりの私には別世界。 「 あなたなら度胸と身振り手振りで十分イケチャウ 」 って 励まされてみたものの、 またパスポート取れる日夢見て、一日一語から始めてみようか 。。。 自信を持って仕事してる女たちは、 私が苦手なグチョグチョネチョネチョ感がなくって 一緒にいて 気持ちいいーー。 シゲキックス いっぱいいただけるのは すてきなこと !
2005.06.21
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「 今年で正式引退発表 ! 」 こんなお知らせ、入ってきていましたー。 11月2日(水) 大阪厚生年金 11月6日(日) 東京国際フォーラム・ホールA 11月8日(火) 札幌厚生年金 名古屋、福岡 未定 ソニー・ロリンズ・ラストコンサート でも、もう何度か引退発表しているというし どうなんでしょう ?^^ 一昨年の来日公演も見送ってしまったけれど、 一度生で聴いておきたいかも 。。。 村上春樹の仰る、 「 コルトレーンは理系で ロリンズは文系 」 っていうのが いまだすんなり落ちない私。 どう思われますか ?
2005.06.18
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なにやら bunkamuraな日々^^ 本当は私の好きな吹き抜けの中庭、 ドュマゴ・テラスでの開催だったのだけれど、 雨のため、1Fギャラリー横のロビー・ラウンジにて。 ドュマゴ・サロン ある愛の伝説 2005・6・15 IN bunkamura 東儀秀樹 ( 雅楽師 ) 黛まどか ( 俳人 ) 9月にオーチャードホールで行われる中国舞劇、 覇王別姫 ( ハオウベッキ )に向けてのイヴェント・トークショー *** 「 覇王別姫 」 のプロモ・ビデオなど見ながらの 「 愛と恋についてのお話 」 お久しぶりの東儀さん。 黛さん、 カル~イカンジで東儀さんをノセテ、いろいろ聞き出そうとなさいますが、 そこはファンの手前、 ソノテニハノルモンカ、としっかりガードのお堅い東儀さんでした(笑) 黛さんからは、いろいろな方の愛にまつわるすてきな俳句や、 美しい雨の季語のご紹介がありました。 私は黛さんのお名前は存じ上げていたものの、 彼女の俳句集を読んだことがないので、 ご自身の俳句もご紹介いただきたかったです。 *** セーターのはじめての赤 灯に揺れて 夏目雅子 夏目雅子が俳人でもあったことは知りませんでした。 ご夫婦で俳句をされていたのだとか。 妻・夏目雅子をモデルにしているのであろう、 伊集院静の小説 「 乳房 」 は とてもせつないけれど瑞々しい 佳品。 *** 羅 ( うすもの ) や 人悲します恋をして 鈴木真砂女 黛さんは真砂女さんと親交があったそうで、 ちょっと貴重なお話も聞くことができました。 真砂女さんは生前に雑誌のインタビューで拝見して、 凄絶な方、と唸った覚えがあります。 たったこれだけの短さの句に込められたものに想いを馳せるとき、 恋に生きた女、 と軽々しく憧れることなどできぬ重さを感じてしまいます。 それは、本人にとっては自分で選んだ覚悟のいる人生であっても、 それ以上に、まわりの人々の、 特に、子供の人生を大きく揺るがしてしまうものだから。 でもだからといって、 決して、そういう生き方を批判しているわけではありません。 甘えのない、斬れるような凄絶さを感じる句。 *** 東儀さんのお話は、以前の 資生堂トークライブ 谷村志穂×東儀秀樹 でのお話と かなり被っていらっしゃいました。 「 おんなじかよーー^^ 」 などと、心の中で ファンにあるまじきツッコミ入れながら聞いておりました (>-
2005.06.15
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ちょい いろいろあって MRI という医療機器を初経験。 思っていたほどの閉塞感もなく、大丈夫平気でした。 パッションを感じるすばらしい医師に出逢えたので お任せすることにしました。 巡り巡ってやっと探し当てることができました。 誠意ある信頼できる医師だ、と一度でわかりました。 深刻な病ではありませんのでご心配は全く無用です。 ご存知のとおり (?) 遊びまわれるくらい元気ですから (笑) ただ、結果 ( 症状 ) にはやはり原因というものがあるわけで ...。 それを改善しないことには、また別の症状も引き起こしかねないわけで。 自分を責めて暗くなっても仕方ないけれど、改善は必要。 で、生まれて初めて漢方治療というものも始めました。 こちらも、すばらしい中医学の女医先生に巡り逢うことができたので。 輝くようなすてきな笑顔の慈愛に満ちた方。 お話しているだけで 「 気 」 をいただきました。 自分の体質、気質というものをとてもよく理解することができました。 いわゆる 「 ためしてがってん系 」 「あるある系 」 の 健康にいいとされているものも、 人によって合う、合わない、があるということも良く理解できました。 言われてみれば当たり前のことでもありますが、 いいと聞けば試してみたくなるのが人情ですよね。 TV放映の後には特定の食材が市場からなくなっちゃうそうですもんね。 私もいろいろやってみてしまうほうです。 私の場合、 新陳代謝を良くしようと思って、 お水を少なくとも毎日1,5リットルは採っていたこと。 それと、豆乳やお豆腐などの大豆製品を多く採ろうと努めていたことが、 逆効果になって症状を悪化させていたことがわかりました。 なんでもやってみればいいというわけじゃないですね。 私の場合、「 ためして ガックシ 」 (^-^;; 脂肪がほとんど保冷剤みたいになっちゃてる極度の冷え体質から 抜け出せる、きっと ! 恐怖の冷房の夏までに ...。
2005.06.14
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風のよく通る とても気持ちのいい日。 こんな日は仕事もどんどんはかどっちゃう。 夕方、新緑の街路樹の通り、風を感じながら歩く。 身体まで緑に染まってゆきそう ~ って透明人間じゃあないんだから^^ 雨さえざあざあ降らなければ、梅雨の時期って嫌いじゃない。 北国生まれの私にとっては、梅雨っていうもの自体が不思議体験。 ジメジメして嫌っていう方が多いけれど、 もやフィルターのかかったような空気感、好きだな ...。 お肌もしっとりしてくれるし。 あ=== この恩恵を感じるようになっちゃオシマイ ? (^-^;; 雨もね、室内で雨音を聴いていたり、 窓つたう雫を眺めたりしている時は、いいな、って思うのだけれど、 出かけなきゃいけないのは やっぱり億劫。 髪はポショポショになっちゃうし、 バッグや靴は悲惨に痛むからお気に入りは使えないし、 ズボン濡らしちゃったりすると一日中寒い思いしてなきゅいけなくって。 帰りの電車で冷房なんか入っていると、 もーう サイアク。 でも 雨は天の恵み って思わなくっちゃね !
2005.06.13
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金曜夜、梅雨入りで本降りになっちゃった雨ん中、行ってきました。 あまり時間はなかったけれど、 ボッティチェリのヴィーナスだけは逃したくなかったの。 *IN 東京国立博物館 ベルリン至宝展 展示作品の概要 見られます。 会期ぎりぎりのわりにはそんなに混んでもいず、逆に雨が幸いしたかな^^ 常設はまた、っていうことで諦めました。 8時閉館までは1時間半くらいあったのだけれど、 展示がすごく多岐に渡っているみたいだったので、 とりあえず ざざっと歩いてみる。 クレオパトラなどの大理石彫刻から始まって、 エジプトのパピルスやミイラ・マスク、 イラク・バビロンの出土品、 イスラムの絨毯、 中世ヨーロッパ彫刻など、 本当に盛りだくさんです。 *** そして、ヨーロッパ古典絵画コーナーへ。 それぞれに魅惑的なヴィーナスたちの中に いらっしゃいました、 ボッティチェリのヴィーナス。 やっと会えたわ、って見とれる。 圧倒的気品。 小首をかしげたちょっとアンニュイなまなざしがすてき。 貝の上に乗った「 ヴィーナスの誕生 」とほぼ同じ図柄。 家に帰ってきて比べてみたら、髪だけが違うのね。 向こうは海の上で風に髪がたなびいている。 こちらは首周りだけ三つ編みでおしゃれ。 黒地のバックに映えて美しい。 *** ラファエロの 「 聖母子 」 もそのすぐ傍に。 これもやはり、とてもとてもすてきです。 古典作品独特の色味のブルーと赤。 30代で亡くなったラファエロの25歳の作とか。 すごい、すでに老練している。 で、こういう絵の見方ってどうなのかな、って思うのだけれど、 ついつい感情移入してしまう。 こういう乳飲み子と母親の図ってすごく弱いんです。 電車の中なんかで見てもキュンとしてしまうんです。 とっても思い出してしまって ...。 母親として一番幸せな時期なんだろうな、って。 もちろん私は聖母のように気高くもなく( あったりまえですみません >
2005.06.10
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日曜夕方 やっと見てくることができた。 開催期間中、何度かbunkamuraへ行きながらも 時間がなくってなかなか見られなかった。 ベルギー象徴派展 IN Bunkamura ザ・ミュージアム クノップフ以外は名前すら知らなかったのだけれど 幻想的不思議世界に 迷い込みました。 心の闇の世界。 普段 絵なんて見に行ったことのないような若い人たちにも 感覚的に共感できるものかもしれない。 ちょっと劇画的なものも多かったりして。 bunkamuraの企画って相互関連があっておもしろいな って思う。 ル・シネマでやっていたのが 中欧つながりで 「 ベルリン僕らの革命 」 そして未見だけれど、 闇の匂いのする 「エロス 愛の神 」 シアター・コクーンでは 「 メディア 」 どちらも ファム・ファタル 運命の女。 ブック・ショップではなにやら 澁澤龍彦 特集。 ねらってる ? って思ったのだけれど こじつけすぎかな ?^^ *** 主な出展作品 こちらでは 主な作品と会場の様子が 動画配信 されています。 *** ボードレールの挿絵画家・ロップス 豚をお散歩に引き連れた 「 娼婦政治家 」 とか 「 踊る死神 」 とか それはもう笑っちゃうくらい どこまでもひたすらに悪魔的なお方。 エロティックというのもロップスの代名詞らしい。 私はなぜかロップスにエロティシズムは感じないのだけれど。 ガイコツ好きパンク・ロック ? 原宿あたりでよく見かけるゴスロリにも通じるような ...。 *** クノップフ 静かなポエムを感じる。 音楽家には曲を、文学者には詩や物語を、喚起させる絵。 ブリュージュ 行ってみたい ... 憧れの水の都。 「 わが心は過去に涙す 」 失った過去へのくちづけ ...。 この展覧会のポスターにもなっている、 クノップフの 「 アクレイジア 妖精の女王 」 ルーブル展で見たアングルの 「 泉 」 とおなじポーズね。 古典的ポーズなんでしょうね。 S字カーブの。 2対の妖精の女王 やはり実物はとても妖艶な魅力。 クノップフ ゆっくり椅子に腰掛けて堪能してきました。 bunkamuraミュージアムはこれができるから好き。 もったいないくらいに優雅に過ごせるんだもの。 *** ヌンクの 「 謎めいた森 」 以前ウチノコが描いた絵と発想が似てる ... ! その絵はもっと現代的シュール感のある絵だったのだけれど。 なんだかこの画家に親近感を抱いてしまった。 デルヴィルの 「 死せるオルフェウス 」 美青年オルフェウスの 冷たく美しいデスマスク。 美しさゆえの悲劇。 メディア同様 オンナハコワイ ! のギリシャ神話。 *** 6月12日 まで。 尾道 鹿児島 福井 長崎 を巡回予定。 なぜか 大阪 名古屋がはずれてる この巡回先も またなんとなく象徴主義的 ? ってカンケイナイ。
2005.06.05
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この時期になると思いだします。 東北にいたころ さくらんぼ狩り に行ったこと。 山形の佐藤錦の名所 東根へ。 なぜか前の日 急に行くことを決めたものの 車が1台しかなくって 普通の5人乗り乗用車に 大人3人 ガキンチョ7人 ちっこいのは おっきいのの膝に乗っかったり 足元に蹲ったりして。 「 パトカーが来たら頭隠すのよ。」 って言いながら。 ヨイコハ ( ヨイオヤハ ) マネシテハイケマセン (>-
2005.06.04
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1日映画デーに気になっていた映画を見てきました。 ひたひたと寄せる波のように、 見た後なんども寄せては返す、静かな映画です。 原題がとてもしっくりきます。 「 THE SEA INSIDE 」 監督 アレハンドロ・アメナーバル 主演 ハビエル・バルデム べレン・ルエダ ほか アカデミー賞 外国語映画賞受賞 *** 25歳の時の事故で、首から下が四肢麻痺となり、 30年間ベッドで介護されながら過ごすこととなってしまったラモン。 彼が望む「 尊厳死 」 をめぐっての話ですが、非常に重たいテーマながら 詩と音楽とウイットを愛した彼らしい詩的な画面。 家族愛であり、せつないラブストーリー。 スペイン、ガリシア地方に実在した人物の手記を基にしたもの。 原作、必ず読んでみようと思っています。 ガリシア人はケルト民族の末裔なのだそうで、 映画もケルトのバクパイプの音色に彩られています。 ケルト音楽に感じる、 内に秘めたものの激しさをスタティック ( 静的 ) に表現する趣向は、 日本人の感性と似ている気がします。 家族の描き方など、 普通の人々を淡々と描き続けた小津作品を思わせます。 *** 主役のラモン演じるハビエル・バルデムは、36歳の俳優。 25歳から55歳までのラモンを一人でやってのけて、 回想シーン以外は55歳のラモンなのですが、 特殊メイクということなど全く感じられない自然さは驚異的。 どう見ても50代の俳優がやっているとしか思えません。 そして、寝たきりの役ですから、ほとんどが首から上だけの演技なわけですが、 彼の詩的な感性と、その豊かな表情に包まれた愛くるしい瞳はとても魅力的で、 四肢麻痺の彼が多くの女性を虜にした、という事実を納得させるに十分でした。 彼を愛することになんら障害はない、と確信できるほど、 彼は魅惑的な愛すべき人物だと思えます。 でも、彼にとっては、 「 その距離は無限だ。 君に触れようと手を伸ばしたくても 永遠に近づけない。 」 不治の病を持つ弁護士であり、彼と惹かれあう女性、 フリア役のベレン・ルエグ、 美しい。 彼女の雰囲気、とても好きです ...。 「 THE SEA INSIDE 」公式HP英語サイト 同一俳優による、若きラモンと、特殊メイク後の55歳のラモン。 *** 安楽死、尊厳死の問題については、 軽々しく賛否を言うべきではない、と思っています。 同じ寝たきりであっても、ひとりひとりの状況も心情もまちまちであり、 倫理観だけで議論できるものではない気がします。 肉親の最期を思い出してみても、 どんな状態になろうとも生きていてだけは欲しい、と家族は願うものだし、 最期の最期まで、その死を受け入れられないものだけれど、 一方で、もしこのままの状態で生きながらえたのなら、 本人にとってはどれほどの苦しみか、と思ったことが蘇ります。 彼の良き理解者、尊厳死協会のジェネの出産、 生まれ来る生命が、死のテーマとの対比を見せています。 *** 「 君は挫折感に満ちた女だ。」 こうラモンに言われてしまうバツイチ子持ち女・ジェネをはじめ、 この映画に出てくる人々はみな、 人生のどこかで翼をもぎ取られた人たちばかり。 25歳で首の骨を折って寝たきりになったラモンほどではないにしろ。 アメリカ好みのサクセス・ストーリーとは対をなすものでしょう。 ですから、決して挫折感を許せない、 人生は明るく威厳に満ちていなければならない、と考える人たちにとっては、 不快感があるかもしれない。 ラモンの決断も。 弁護士というステイタスな職業にありながら 不治の病に脳が壊されてゆくフレア。 ラモンへの愛も ...。 弟ラモンの介護のため、仕事と生活を変えざるを得なかった兄ホセ。 彼のラモンへの思いはあまりにまっとうです。 ラモンの介護に身を費やし、 必要以上に年を取ってしまった母のような兄嫁マヌエラ。 マヌエラが唯一大声を挙げて抗議するシーン、 ラモンに別れを告げるシーンなど、 介護世代にとっては、彼女への共感は一番大きいかもしれない。 窓から飛翔して、自由に大空を羽ばたき、海の上を飛ぶ夢。 それはけっしてラモンだけのものではなくって ...。
2005.06.01
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今回の新札はアイロン掛けちゃだめなのだそうですね。 お札にアイロン掛ける方って いらっしゃるでしょうか ? 私が小さい頃は、習い事のお月謝ってまだ銀行引き落としではなくって、 お月謝袋で先生に直接手渡ししていたので、 その中身には母はいつもピン札を用意していた。 うっかりピン札がなく取替えに行く暇もない時には、 一番きれいそうなお札を選んでアイロンを掛けていた。 私もそういうものだと思ってそうしてきた。 今のところ、まだ新札出初めで、 お金を下ろしてもピン札で出てくることが多いからいいけれど、 そのうち困る気がする ...。 今はどこも引き落とし制や振込み制にしているし、 現金の時にも受付に出したりすることがほとんどでしょうから そんな慣習もないのでしょうか ? 以前は私も月謝袋で月謝をいただいていたことがあった。 ばったりお買い物でお会いした生徒さんに 「 そうそう、今月分まだだったわ。」 と お財布からクチャクチャのお札を出された時には思わず、 「 お月謝袋ある時にいただきます。 」 と断ってしまった。 ネギ買うのとおんなじ ? 中断してしまっていますが、茶道では、 扇子を開いて、それにお月謝袋を乗せてお渡しするのが慣習でした。 お祝いや結婚式に包むのは必ずピン札、というのは常識だと思うけれど、 喪の時に包むのは、 ピン札だといかにも用意して待っていたみたいだから、ピン札はいけなく、 かといってヨレヨレもなんだから、ちょこっと端を折って入れる、 というような慣習は、きわめて日本的な精神世界だな、って思う。 受け取って中身を確かめるのも受付の方がすることが多いので、 バカらしいと言ってしまえばそれまでだけれど。 老舗では、おつりは必ずピン札、というところもありますよね。 心意気 ?
2005.05.31
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彼女とは10年来の友達。 見ず知らずの、誰も知り合いのいない地方都市で、 助け合って子育てした、いわば戦友。 それがこのところ立て続けに 二人を遮るような不可解な現象が次々に起きるのだ。 *** この度お家を新築されたので、 必要なものは後で聞くとして、と、とりあえず、お花を贈った。 仕事柄、私製作のアレンジフラワーを。 翌日夕方、送り先の管轄の宅急便からTELがあり、 配達員が転んで箱をひっくり返し、品物を破損したとのこと。 お家の玄関まで行って品物を渡そうとした時、 ボックスに窓がついているので破損に気づき、引き返してきたという。 とりあえず最短で翌朝、朝一で品物を戻してもらう。 器ごと、みごとひっくり返っている。 アレンジフラワー専用ボックスで送っているので、 横転させないかぎり、器がはずれることなどない仕組みになっている。 今まででこういう事故は初めてだ。 お客様からの受注品でなかったことだけが本当に不幸中の幸い。 生花なので前の花材は一切使えないのだけれど、 補償金として商品金額もいただいたので、気を取り直して品物を作り変え、 関東圏であるので翌日必着で再発送した。 このことは友人も了解済で、電話がかかってきていたので、 「 送りなおすわね。 」 と言って電話を切った。 彼女からは、届いた、という連絡がなかったのだけれど、 電話で話した時に、送りなおす、ということも伝えていたし、 その時に、週末会う約束もしていたから、と気に留めていなかった。 ところが週末会って話しをしていて、品物が届いていないことが発覚。 「 ウッソ ~~~ ! 」 思わず声を上げてしまった。 この時すでに、届くはずの日から4日目。 その場で宅配業者に電話をかけ、調べてもらうことに。 ここの業者は、「 ここなら安心 」 と 仕事関係の宅配も全ておまかせしていたところだったので、かなりのショック。 担当者からは度々電話が入るものの、 品物の行方も原因も全くわからぬまま、何日もが過ぎた。 今更戻ってきたところで生花はだめになっているので仕方ないのだが、 原因がわからないことには心配で以後使えない、と思い、 とにかく調査をしていただく。 向こうも、「 こんなふうに2回も続けて事故が起きて、 品物も全国どこの営業所にも見当たらないなんて、 キツネにつままれたようなんです。 」 と言う。 「 オキツネサマ かよ ~ ? 」 と思ったが、冷静になって考えてみる。 2回続けてというのは、偶然にしてはできすぎている。 何者かの悪意によるものか ...。 でも、ここの配達員はみなさん顔なじみの感じのいい方ばかりで、 今まで何のトラブルもなくやってきたので、それは考えにくい。 もしかしたら、2回目だから起きたのかも、と想像を巡らせる。 たとえば、1回目で失敗して箱をひっくり返しちゃった配達員が またまたひっくり返しちゃって、「 2度目だし、これはまずいぞ。 」と 証拠隠滅しちゃったとか。 1回目に戻ってきた事故品と間違えられて棄てられちゃったとか。 思い返してみると、再配達ということで、集配の方に 「 伝票写して書いときましたから ~ 貼っておきますね。 」と言われ、 いつもと違う色の伝票を手に持っていたのは見たのだけれど、 貼ったのは見ていない。 もしかして、伝票が貼られていなかったとか。 *** 最初に送った日から約2週間たった一昨日、 「 やっと原因がわかりました。」 と電話が。 私の悪い予感が当たり、 一度目の事故品として処分されていた、ということ。 なんということ ...。 そして、電話では何度も低姿勢で誤ってくださったし、 全面補償もしてくださったものの、 タオルを持ってやってきたのは担当者ではなく、 今回は関わっていない配達のお兄さん。 封筒に入っていたのは提示した商品代金かっきりのヨレヨレのお札。 「 配達料金が入っていない。 」 と言ったら、再度届けてはくれましたが。 う===ん、向こうにとっては単に事務処理なのか、って腑に落ちない。 いつもよくしていただいている、っていう思いがあって あんまり怒れなかったから、ナメラレちゃったのかな ...。 もっと語気荒く言うべきだったのかも。 とりあえずはしばらく、2番手の宅配便を使うしかないかな ...。 *** ところで、その彼女とのことですが、 会って話しをしているうちに、もうひとつ不可解なことが。 通話は正常なのだけれど、 彼女からのケイタイメールに返信した私のメールが届いていない。 私のケイタイには送信記録が残っているのに。 また、彼女のケイタイに、 確かに送信したはずという私あてメールの送信記録が残っていない。 「 変ね~ 」 と膝を突き合わせて、 何度かその場でメールのやり取りしてみるのだけれど同じ現象。 彼女は新しくケイタイ変えたばかりなので、 もしかすると機種の不具合なのかもしれないのだけれど、 ご家族とは送受信できているらしく、これはまだ原因特定できていない。 こんなことも初めて ~~~ 「 やっぱり宇宙人の仕業 ? 」 とか、 「 これが男と女だったら、別れなさい、っていう暗示よね ? 」 とか、 ひとしきりオバカな話で盛り上がって笑い転げる私たちなのでしたが、 いったい なぜに ...?
2005.05.29
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お元気そうで良かった !!! って生ではないけれど^^ 夕べ、TBS 「 チューボーですよ 」 っていう番組に出ていらっしゃいました~。 初めて見ましたが、マチャアキの番組なんですね。 去年のクラシックカーレースでコンビを組んだ仲だけあって、 なんかすっごくおふざけで (?) 楽しかった ! 東儀さん、 パーソナルカラー ( 4つのタイプに分けた、その人に似合う色の群 ) でいう 典型的サマーさん。 ピンクのシャツが綺麗、 とってもお似合いでした。 お昼、ジェノベーゼにしよっかな^^ 前はバジルも食べきれないくらい育てていたので良く作ったのだけれど。 東京に来てからは、ガーデニングしてない ...。 松の実も大好きで、サラダとか炒め物とかいろんなものに放り込みます^^ *** 東儀さんは去年から、TOGI+BAO という活動をしていらっしゃいます。 TOGI+BAOというのは、日本の雅楽師・東儀秀樹と、 上海民族楽団の若き中国民族楽器奏者6人とのコラボです。 5月初め上海で行われたTOGI+BAOのコンサートも、 日中騒動の渦中で心配しましたが、無事終えられて本当に良かった ! 「 こういう時だからこそ 」 という東儀さんの思いが通じたのかも。 だいぶ沈静化したようにも思えますが、問題の根は結構深そうです。 でもだからこそ、日中の音楽コラボ、多くの人の耳に響いてほしい。 7月から全国ツアーが始まりますので、ぜひおでかけくださいね ! 東儀秀樹がこのユニットのために書き下ろしたコラボ曲もすてきですし、 BAOのメンバー各々のソロ曲、それはすばらしいんです。 上海でご披露されたという新曲も楽しみ。 あと1ヶ月 ... どうかいい音創りができますように ! TOGI+BAO 初CD 「 春色彩華 」 のプロモビデオ、見られます。 こちらでは、5月いっぱいですが、 TOGI+BAO 曲 「 大河悠々 」 のプロモビデオ、見られます。 うちのパソではなぜか動画も音も綺麗に出なくってダメなのですが。 TOGI+BAO のプロフィール TOGI+BAO 全国ツアー日程
2005.05.28
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なぜこの映画を観たかって ? 愛するジェフ・バックリィの 「 ハレルヤ 」 が流れるって知ったから。 それと、新聞の一面広告で、ジャーナリスト・鳥越俊太郎氏が この映画について語っていらしたから ...ファンなんです^^ あと ... 渋谷HMVでチック・コリア・ライブの整理券もらった後、時間があったので。 不純な動機ばっかり ~ (笑) でも、なかなか良い映画でした。 *** ベルリン、僕らの革命 ~ 僕らの今は、あなたが純粋だったあの頃 ~ 予告編、見られます。 予告編最後にも、ジェフ・バックリィのハレルヤが流れる。 聴いて ! 社会革命の理想を抱く2人の男・ヤン、ピーターと、 2人の間で揺れる女・ユールの3人組。 そして全共闘世代で、今や大企業の幹部であるリッチな中年男。 若者たちの社会へのレジスタンスの示しかたが小気味いい。 お金持ちの家へ不法侵入し、家具をアートのごとく積み上げて、 「 ぜいたくは終わりだ! The Edukators 」 って 書き残してくる。 ユールはいつのまにか二股かけてしまうのだけれど、 う===ん、私は両方とも好みじゃなくって。(笑) 誘拐した中年男と三角関係の男女との奇妙な4人の共同生活。 反撃しあう中にも心温まる交流が生まれたりもするのだが ...。 *** 今のベルリンの社会状況や、革命の歴史について知っていれば、 もっと深く感じられたのかもしれない。 でもそういうものに疎く、 社会革命というようなものへの意識の薄い私にも、 どこか反骨精神を胸に掲げていた青き時代の 「 あのころの あのにおい 」 を思い起こさせてくれる映画でした。 全共闘世代の方々がご覧になったら、きっと泣いちゃうかも、です。 私は、学生運動の残り火がかすかに燻る匂いをどこかで嗅ぎつつ、 そのおこぼれの長髪やジーンズなど、 ヒッピーな雰囲気だけちょうだいしながら、 自分たちはすっかり戦い損ねた情けなさに 「 シラケ~ 」 なんて言葉でごまかしていた世代。 みんながそうじゃないかもしれないけれど。 だから、自分の同級生や先輩の男の子たちには、 「 ああいう眼 」、 社会をキッとにらみつけている眼の子は すでにほとんどいなかったかも。 でも、ユール役ジュリア・ジェンチにそっくりな友達がいて、 妙に高校の頃を思い出しながら見ていた。 彼女とはもう何年も会ってないけど、 いまだあの頃のままの雰囲気で社会に安住していないアウトロー。 みんな、家族を守るため、自分を守るため、丸くなってゆくのも当たり前。 戦うっていうことは、対象がなんであるにしろ、 大変なエネルギーと犠牲を要するものだから。 って言い訳かな ^^? いつの時代も若さのエネルギーってすごい !!! って思いつつ一方で、 この日の渋谷でも、歩道で ! 5、6人円陣でべたーっと座って マスカラ塗ったりなんかしてるの見ると唖然としてしまう。 ウチの子はまちがってもああいうふうにはならないっ ! と信じつつ、 毎朝、「 スカート短い ! ズボン下がってる ! 」 と叫ぶ私。 「 イマドキノコハ 」 っていう言うようになっちゃオシマイか 。。。 渋谷の街はいつまでたってもコワイ私なのでした。 bunkamura は安らげるけど ...。 *** ヤン役ダニエル・ブリュールは、 もうすぐ公開の 「 ラヴェンダーの咲く庭で 」 にも 記憶をなくしたヴァイオリニスト役で主役出演している。 予告編で見たのだけれど、ごめんなさい、 あのボーイング見てしまったら私はもう見られません(>-
2005.05.26
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「 アート・オブ・インプロヴィゼーション ~ キース・ジャレット・ザ・ドキュメンタリー 」 DVD 英、独、日、共同作品。 *** さっそく見ています。 キース初の映像によるインタビュー、そして秘蔵VTRざくざくです。 ECMプロデューサー、マンフレート・アイヒャーと、 興行師 koinuma.music 鯉沼利成氏へのインタビューは とてもおもしろい。 このお二人は、単にプロデューサー、興行師を越えて、 キースの30年来の親友であり、 キースが最も信頼をしている人物、 作品の共同制作者でさえある、ということがよくわかります。 お二人とも、キースに最初に会い、その音を聴いた時から、 その印象はずっと変わらない、という。 トリオの人選や方向性、日本初のソロコンサートなどなど、 お二人のひとことがきっかけになったものも多いようです。 鯉沼氏の江戸っ子気質な(?)お話しっぷりが心地いいです。 この方なくしてのキースの日本びいきはないのでしょうし、 この秋のソロ・コンサートは日本だけでの公演で、 世界中から注目を集めているというのも鯉沼さんあってこそでしょう。 このDVDには出てきませんが、 マイルス追悼アルバム「 バイバイ・ブラックバード 」 製作にも 深くかかわられたエピソードを以前読みました。 キースが 「 ○○監督の映画が好き。」 という話には、 なんだかとっても頷ける気が。 *** 小さい時からの生い立ちをキースの弟君が話しています。 身体のハンディをいかに乗り越えたか、 弱冠8歳にしてのコンサートの話など。 キースのインタビューでは、 音楽の本質についてや、 敬愛するという哲学者グルジェフのこと、 「 ケルン・コンサート 」 のエピソード、 近年突然襲った病、慢性疲労症候群についても語られています。 トリオのゲイリー・ピーコック、ジャック・ディジョネットや ゲイリー・バートン、チック・コリアなど 共演したミュージジャンたちのインタビュー。 現在の奥様、ロザーンのインタビューも。 病の中からの 「 メロディ・アット・ナイト 」 のエピソードには涙。 この実にシンプルなアルバムは、何回も書いていますが、本当にすてきです。 そして、アルバムに挟まれている、ロザーンの撮ったキースの写真は、 私の最も好きなキースのお顔です。 ロザーン、開演間際に急いで席に着かれるのを コンサートで何度かお見かけしました。 きっとぎりぎりまで楽屋にいらっしゃるのね、って拝見していました。 *** 秘蔵映像の数々はどれも涙もの !!! チャールズ・ロイド・クァルテット。 ゲイリー・バートンとのデュオ。 マイルス・グループで ローズ&ハモンドを弾くキース。 1971 ベルリン・ジャズ・フェスティバル。 もちろんマイルスの演奏も。 キース&チック( コリア ) プレイズ モーツアルト ダブル・ピアノ・コンチェルト。 正統派クラシック演奏 ! これも鯉沼氏の提案とか。 アメリカン・クァルテットで Spサックス、竹の横笛、パーカッションなど他楽器を奏するキース。 ヤン・ガルパレクとのヨーロピアン・カルテット。 マイ・ソング、久しぶりに聴いてみようかな。 *** あらためて、キースの音に賭ける真摯な魂を感じます。 大きな病を経験した人だけが持つ静けさも。 そしてこれは、キースの 「 手 」 を見るための映像でもあるのかも。 キースファン、キースを知りたい方にはぜひおすすめ ! 「 僕の本質は即興だ。 」 キース・ジャレット *** 2002の来日公演の収録 ソロアルバム 「 レイディアンス ~ソロ 大阪/東京 」 2005・4・27 発売 2005・10・5 「 LIVE DVD 」発売 Tokyo Solo 2002 2002・10・30 東京文化会館の完全収録 < 来日ソロ公演 > 2005・10・14&20 東京芸術劇場 2005・10・17 大阪フェスティバルホール
2005.05.25
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8日から始まった日本ツアー、先行予約にちょっと心動きつつ、 野音( 日比谷野外音楽堂 )かあ~、って見送ってしまったので、 どうだったのだろう ? ってググッテ ( googleして )みたら、 トップに無料インストア・イベントが ! Oh ! チック・コリアHP IN HMV渋谷 2005・5・21 事前に整理券取りに行けなく、ダメモトで当日突入でしたがセーフ ! ライブ時間まで友達つき合わせて、 bunkamura「 ドュマゴ 」でパスタ・ランチして、 パスタ伸びきっちゃうくらいおしゃべり。 食べるの遅いくせにおしゃべりは、悪い癖 (^-^;) その後、6Fル・シネマで「 ベルリン・僕らの革命 」を見ました。 いい映画でしたよ。 改めてまた書きます。 同じbunkamuraで開催中の「 ベルギー象徴派展 」 は 時間なくって見られませんでした。 また行けるといいな。 ジャズにまるっきり関心ない友とはここで別れて一人ライブへ。 *** 全国ツアーは去年再結成のエレクトリック・バンドですが、 インストア・ライブはソロでした。 エレピ1台だけでの。 全立ち見150人くらいでしたが、真中でしたし、 私の前に大きな方がいらっしゃらなかったので、 お顔、正面からとてもよく見ることができました。 手元は全く見えませんでしたが。 ジャケ写真で拝見するより、 ずっとずっとお茶目で人懐っこい方でびっくり ! カールの髪を後ろで束ね、アロハシャツで登場。 おなかも大きくって、 「 南の島のチックチック大王 」 っていうかんじ^^ いきなりオーバーアクションで笑いを取って、とっても陽気な方。 MCでは、チックが惚れこんで8回も読んで、 「 To The Stars 」 の基となったという、 宇宙もののSF小説のお話などされました。 買わなかったけれど、その本の販売もしていました。 あと、南スペインのフラメンコ音楽が大好きなこととか、 尊敬しているという、パコ・デ・ルシアの話も。 彼の仲間たちと今、新しいスペイン・プロジェクトを始めたのだとか。 今年末から来年初めには、ご披露できそうとのことでした。 通訳 兼 司会者の方がいてくださったので、お話良くわかって良かった^^ *** 演奏は全3曲でしたが、中身の濃い==ぃライブでした。 「 音楽としてのクロスオヴァーの先達ガーシュウィンの曲と 古い曲をやりますね。 」 と。 1・Someone to watch over me キースも弾いているガーシュウィンの曲。 名前が出てこなくって、帰りに教えてもらっちゃいました^^ 小さなライブだったからなのかもしれないのですが、どの曲も、 鍵盤を見つめたり、自分自身の中に浸って眼をつむったりなどせずに、 常に私たちと眼を見合わせて弾くの。 ひとりひとりを見回し、語りかけるようにうなずきながら。 2・アーマンド・ルンバ お父様のために創られた曲なのだとか。 おなじみのユニゾンのフレーズが軽妙で 一気に会場、ノリノリに。 3・アランフェス → スペイン 「 アランフェス 」 の心かきたてる物憂げで重厚なメロディーから 「 スペイン 」 へ。 例の箇所 (?) は自然と手拍子が。 チック、「 よしよし。 」 みたいなかんじで、 次は自分が弾くスペインのメロディーを、 フレーズごとにみんなにリフレインさせて歌わせちゃう。 ほとんど聴音教室 (笑) 次の瞬間には弾くのやめちゃって、 「 ピアノの音なしで、おまえたちだけでやってみな~。」 みたいなかんじで、 例の箇所を手拍子と一緒に歌わそうと誘導するのだけれど、 これはみごと失敗 ( 爆 ) 最後はコーラスよろしく、パートごとに分けてのメロディのリフレイン。 ラスト音はパートごとに音を引っ張ってハモらせて、 つまりコーラスのハーモニーね。 これを、中断なし、言葉なしで、エレピ弾きながら指図して、 ひとつの曲の繋がりの中でやっちゃうの。 チック・コリア & ヒズ フレンズ ライブ !?( 笑 ) こんな参加型イベントだとは ! とってもエキサイティングでした。 *** その後、CDのサイン会も。 色紙プレゼントのみ、って書いてあったのに、なんてサービスのいい方なの。 「 お名前入りはご遠慮ください。」 ってアナウンスしているのに、 ひとりひとりの名前を聞きだして書いて、握手してくださって。 私は悲しいかな、世も末の語学力なので ( 恥 ) ひたすら単語を羅列するコミニュケーションしか取れないのだけれど、 それでもなんとか汲み取ってくださって嬉しかった。 英語ペラペラの方はすっかり話し込んじゃってるし、 もうほんとにフレンドリーな方で、心あったかになりました。 *** 野音の後、すでに名古屋、大阪、福岡でのブルーノート・ライブを終え、 旭川でのソロ・ライブのみということでした。 2005・5・27 チック・コリア ピアノソロ 旭川
2005.05.21
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ほんとは先週末、行くはずだったのです。 たびたび待ち時間を確認しながらタイミングを計っていたのだけれど、 夕方になっても70分待ちとのこと。 友人は 「 待つのいや。 入っても混んでるのいや。 」 というので、あっさり取り止め。 銀座界隈お散歩しながら飲んでしまいました(^-^;) それで昨日、夕方近く身体が空いたので、 これを逃してはもう行く日はなしと飛んで行ってきました。 相変わらず1時間待ちでしたが、実際はそんなにも待ちませんでしたし、 流れに沿って見ていけば、押されつつも、 結構じっくりゆっくり見られました。 が !!! きゆら流閉館間際にゆったりと、は今回全くダメ。 5時の閉館間際は、「 お進みください。」 「 立ち止まらないでください。 」 の連呼。 ちょっといくらなんでも興を削ぎすぎ ! 前の部屋へ戻って見ようと思ったら、「 戻らないでください。 」 あと10分もあるのに、トオセンボまでしなくったって~。 も~~W、感じ悪いじゃあないですか~ ! 係員の態度にかなり興醒めでした。 外へ出てみれば、なにやらまたまた厳戒態勢。 黒服のガードマンがずらり。 ん ? 報道陣まで ...??? と思ったら「 美智子さまが いらっしゃるんですって。」 との声が。 な~~るほど~ ゴッホ展は皇居前の竹橋、近代美術館での開催なのですが、 やはりお散歩がてら歩いてというわけではなく ( あたりまえ ? ) まもなく、白バイを先頭に何台もの黒塗りの車が。 降りてこられた美智子妃殿下は、上品な優しい微笑みで、 私たちにも何度も手を振ってくださいました。 皇室のことはよく存じ上げませんが、 美智子妃殿下の書かれたものなどに接っしますと、 筋を通される静かな芯の強さと、弱いものへの優しさを感じます。 以前、原美術館の篠田桃紅展でニアミスだったこともございましたが、 初めてお会いすることができまして、きゆらは嬉しゅうございます。 ど、どういう言葉を使っていいかわからずに舌がこんがらがってます。 ああ、ミーハー(^-^;) *** で、肝心の ゴッホ展 。 ゴッホが影響を受けた絵と、ゴッホ自身の絵とを比較しながらの 展示形式が興味深い企画。 牧師である父親の聖書やゴッホの愛読書の展示も。 詩や散文を書き記したノートの文字の繊細な美しさ。 それら影響を受けた文学と絵との関連性がわかりやすかった。 浮世絵コレクターであったゴッホ。 「 花魁 」 に代表されるジャパネスクの影響がとってもおもしろい。 トレースまでしているのに、 しっかりゴッホのタッチと色彩 っていうところが ! 広重もいろいろ見ることができて、このあたりにはちょっと興奮^^ 「 夜のカフェテラス 」 これも広重の影響なのね~ hum。 ゴッホ特有の、静寂の青と輝きの黄、橙とのコントラスト。 やっぱりこれはとても好き ...! 星空の下のカフェテラス ...。 どんな会話が、どんな音楽が、どんなお料理が、 って創造が膨らむ^^ 心惹かれるミレーの作品が幾つも見られたことも嬉しかった。 「 パンを焼く女 」 「 夜なべ 」 すてきでした。 ミレーに触発された 「 種まく人 」 これは2000年のお正月、 bunkamuraでのゴッホ展でも展示されていた。 印刷で見るのとはまるで違った絵の具の重ねにひたすら圧倒される。 「 一粒の麦が地に落ちて死ななければ、それはただ一粒のままである。 しかし、もし死んだなら、豊かに実を結ぶこととなる。」 ヨハネ福音書 私には祖父と強く結びついている一節。 「 悲しむ老人 」 などの悲しみシリーズ。 膝を抱えてうずくまる娼婦を描いた 「 悲しみ 」 地味だけれど、心疼くリトグラフ。 あと、たくさんの毛糸だま。 異なる色の毛糸を玉にして、 それで色彩効果の研究をしていたのだとか。 お得意の補色効果はここから生まれたのかしら^^ ただゴッホの絵を見るというだけではなく、 企画としていろいろと楽しめた展覧会でした。 今週22日 ( 日 ) までよ。 その後、大阪、名古屋を巡回。
2005.05.19
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メディア 「 稽古場レポート 」 で舞台の様子を見ることができます。 舞台一面に実際の水を張り、桃色の蓮の花とその緑の葉が浮かぶ舞台。 オイディプス同様、ギリシャ劇ながら東洋的な要素を重ね合わせた演出。 仏花・蓮の花に込められたものとは ? 舞台にたたえられた水とは ? 蜷川舞台 「 新 近松心中物語 」 でも 舞台前面に川を模した水が張られていたが、 今回は必ずしも水の場面が台本にあるわけではなく、 なにかもっと大きな意図があってのことと思った。 パンフでは蜷川さん、 役者に負荷をかけ、高い演技を引き出したかった、とだけ。 でもこのメディアは 「 水の舞台 」 と言っていいほど。 私の感じた水への想い ...。 エーゲ海 ギリシャは海に囲まれたところであり、 メディアは、遠く離れた異国から、 イアソンに恋焦がれ、その思いだけで、 全てを棄てギリシャまでやってきたのだ。 イアソンが不実の男となった今、想いを馳せるは故郷。 その海は遥か遠く、メディアの故郷へと繋がっている ...。 役者はみな、水を漕いで歩きながら演技する。 水を漕ぐ音が動作や台詞と重なって、不思議な効果を生んでいる。 水音は、ある時はさざなみのように、ある時は荒々しくざわざわと、 登場人物の心情に似て。 海 = 母 = 母性 海は全ての生命の源。 そして羊水に象徴される胎内。 母性の象徴。 今回コロス( 集団 )は全員女性で、 緋色の長襦袢をまとい、みな赤ん坊を抱いている。 水に濡れる赤い色の持つ情念。 舞台を一貫して、この赤ん坊の泣き声が響き渡り耳に残る。 終盤では、かなり唐突にも感じられるサプライズがあり、 その場面と重なる赤ん坊の泣き声は強烈。 これを見ても、古典演劇をやろうとしているのではないことだけは確か。 現代においての 「 メディア 」 を突きつけているのだと思う。 オイディプスと同じ山形冶江による翻訳は、 小気味いい軽妙なテンポの2005年現在の言葉で語られているけれど、 今風に手直しているわけではなく、2500年前の台本そのまま。 それがそのまま現代の問題としても通じてしまうところがすごい ! 山形冶江さん、オイディプスのTV中継で話されていましたが、 とってもおもしろそうな方でした^^ 今回の席は1階席後ろのほうでしたが、 空間の高低を生かした演出も眼を惹きました。 館への階段。 クレオンの乗る人力車(?) イアソンの乗る馬。 最後にメディアの乗る竜車。 竜車にはちょっと笑ってもしまったけれど^^ パンフの表紙 これはなんなの ? って不可思議。 日の丸の旗を持つセーラー服の女子学生の絵。 裏表紙は韓国国旗とチマチョゴリの女。 気になって調べてみたら、 会田誠 「 美しい旗( 戦争画RETURNS )」 戦時中の絵ではなく、1965生まれの作家の1995年作のもの。 焼け野原にすくっと立つその姿は、 タラの地に立つスカーレットのようでもあり、メディアでもあり。 「 身を刺すようなつらい道を私はいま歩き出す。 」 メディア *** 「 子殺し 」 子供は誰のものであるのか ? 母親のものであるのか ? 遠い日、自分の中の一部であったという記憶。 しかし、この世に産み落としたその日から、 子供は別の人格を持った他人でもあるのかも。 そして、産んだのは親であっても、 生を授けたのは、神という名のこの世の神秘 ...。 日本でも近代以前もっと貧富の差が激しかった時代、 「 口減らし 」 としての子殺しが行われていた事実もあり、 現代においても、子殺しの悲惨な事件は後を絶たない。 メディアは子供たちを本当に愛しみながらも、 迷い、心ちぢに引き裂かれながらも、殺す道を選んでしまう。 「 裏切った男の血を引く子供は あいつもあいつの子種も滅んでしまえ。 この家も根こそぎ死に耐えろ ! 」 メディア 「 どうせ死なねばならぬ運命なら、 生みの母のこの私が殺してやろう。 」 メディア 「 一度死ぬ思いで出産するくらいなら、 三度戦争に行くほうがずっとまし。 」 メディア 「 いったい我ら人間は何のために子を持つのか ? いったいどうして神々はこんな耐え難い苦しみを 我らに与え給うたのか ? 」 コロス *** ギリシャでスタンディング・オベーションが鳴り止まなかったという、 蜷川演出で、全て男優でやった平幹二朗メディア、 見てみたかった。 あと、やはりギリシャ古代劇場でやったという、 マリア・カラスのメディアも。 メディア ( その1 )
2005.05.13
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大竹しのぶのメディア。 去年ハマッタ 「 オイディプス 」 同様、 蜷川幸雄・演出のギリシャ悲劇。 初演、紀元前431年 ! なんと2500年前 ! オイディプスでも思ったのだけれど、ギリシャ悲劇の凄さって、 2000年以上のとてつもない時間を超えて、 変わらず受け継がれてきた人間の苦しみ、業の深さ。 それは現代 ( いま ) のものとしても全く色あせずに原色のまま。 そして、うじうじ悩むのではなくって、 これでもかあ~~~ っていうくらいぶつかってくるので、たじたじ。 ウチの演劇をやってる子も行きたいと言って一緒に見に行った。 しかしよく考えてみれば、 というか、先日の横浜のルーブル展で ドラクロワの「 メディア 」 を見て、 そういえば、って気づいたのだけれど、 これって、母親が自分の子供を殺してしまう話。 それを親子で見に行くだなんて ...。 でも、いろいろと考えてくれたことでしょう。 *** メディア IN 渋谷bunkamura シアターコクーン 2005・5・6 ~ 5・28 作 エウリヒデス ( 元前480~406 ) 演出 蜷川幸雄 メディア 大竹 しのぶ イアソン 生瀬 勝久 クレオン 吉田 鋼太郎 ほか *** 近年、各種演劇賞を総なめにしている大竹しのぶの舞台演技、 一度見てみたかった。 「 優しい時間 」 などでのおっとりとした雰囲気とは全く別の一面。 どちらかというと、昔のさんまとの共演作、 「 男女7人夏物語 」 キャラの延長線上爆発編 (?) 感情をぶつける演技で圧倒されました。 なかなかに生々しい等身大のメディアでした。 メディアは、とにかくメチャクチャ気性の激しい女。 目的のためなら何でもありの スゲ~~~ェ オンナ ! 下品な言い方ですみません。 でもいやはやその行動たるやあっけにとられる凄まじさで、 一歩間違えばかなり マンガチック。 逆にリアルに考えれば、 全国指名手配、一生牢屋の死刑囚でしょうね、この人。 なにせ惚れた男を守り一緒になるためには、 実の弟を八つ裂きにして海に撒き散らかし、 実の父親がそれに手間取っている間に逃げ延びちゃうとか。 夫に王位を取らせるため、前王を釜茹でにしちゃうとか平気で。 そして舞台は、自分を裏切って別の女と一緒になった夫への復讐劇。 悲しみに絶望しながらも、決して泣き寝入りはするもんか、 と、どうやったら男が一番苦しむかをひたすら考え復讐に燃える。 その結果、男に直接危害を加えるのではなくって、 彼の一番愛するものに危害を加えて彼をのた打ち回らせる方法を取る。 生殺しっていうヤツですね。 オンナハコワイ ...。 みなさん、気をつけましょうね (?) こういうやり方ってたぶんすご――く女性的 (?) 実行の有無、やったほう、やられたほう、目撃談含め、 多少なりともそう思われる方、多いのではないかと ...。 メディアの台詞 「 女と生まれたからには悪事の才能があるはずだ。 」 そしてメディアときたら、 彼の新妻を、何も知らない自分の子を使って毒殺したり、 ついには迷い苦しみつつも、愛しの我が子まで自らの手で ! 子供まで殺され苦悩し悶絶するイアソンを尻目に、 自分は子供の亡骸抱え空高く、竜車に乗って バッハハ~~~イ。 舞台はここでおしまいだけれど、後日談では、 身元引受けの約束取りつけてある男のもとへ行き、 前妻追い出し結婚、一児を設けたのだとか。 あっぱれ !!! そんなこんなで、行動に理解共感を覚えるなどという心境には 到底達し得ません。 達し得ちゃったら大変です。 特に子殺しの一件は、種々の事情を考慮してもやはり理解を超えている。 でも、メディアの苦しみには共感の涙、止まりません。 女である理不尽さは、女性ならみな頷ける古今東西共通のもの。 ずきずき刺さります、 痛烈な台詞。 *** 夫のイアソン役・生瀬 勝久 って 「 ごくせん 」 教頭役の方^^ ごくせん、最近のはあまり見てませんでしたが、 初回作のはしっかり見てました~。 実はちょっと 「 ヤンクミ 」 ファン ! (笑) 脱線しました~^^ それでしか知らなかったもので、「えっ、意外」って思ったのですが、 舞台人でいらっしゃるのですね。 良く通る明晰な台詞で、 しゃあしゃあと自分を正当化する憎ったらし~いイアソン役に はまっていらっしゃいました。 クレオン役・吉田 鋼太郎。 オイディプスでもすばらしかった方です。 出番は短いけれど、さすがの風格。 「 私は王だ。 だが王に向かない性格だ。 」 で、クレオンの性格をくっきり打ち出して、 しっかり笑いを取っていらっしゃいました。 今回、コロス ( 群集 ) は全員女性。 コロスの台詞 「 かつて愛し合った者同志が 争う時の怒りほど、激しく根深いものはない。 」 「 こうなるだろうと思うことが、そうなることは決してなく、 まさかそれはあり得まいと思うことを成すのが神。 」 *** またまた止まらず、しつこく ツヅク 。。。
2005.05.12
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熱いお手紙をいただいた。 ラブレターじゃないよ。 誰も思ってないって。(笑) 尊敬する師からの手紙。 私たち同門の同志に向けてのもの。 そのピュアな感性、ひたむきな求道心にはいつも心打たれ、 それは私たちの原動力となっているのだが、 文面からはその真剣さがひしひしと伝わってきて、 胸が痛くなった。 私が、私たちが、返せることは何なのか。 そして、あれほどの方でありながら、 なんと謙虚で なんと真正直であられることか。 時に見ていて地団駄踏むけれど、 決して商業主義に陥らず、 人として、仕事人としての誇りを失わない姿勢を 私は尊敬している。 *** 世の中、マスコミというものの力など借りて、 とんでもないものがもてはやされていたりする。 私が関わっているジャンルでもそういう現象があって、 やたらに露出度が多いというだけの人をすごい人、 と勘違いしている方たちが多くてびっくりする。 「 すごい方が出てきましたよね~ 」 なんて言われる。 眼を見開いて、仕事ぶりを見てみれば、 ホンモノか ニセモノかは 一目瞭然なのに。 自分の眼で見ていいと思っているのなら別にいいけれど。 有名になることで大きな仕事が舞い込んだりもしているので、 一概に否定はしないけれど、 有名 = すばらしい では決してない ! ことだけは確か。 本でも 音楽でも なんでも ベストテン、ベストセラーといわれるもののほとんどは ジャンクフードみたいなもの (?) その中にすばらしいものも埋もれていたりするけれど。 それらも時代の空気であったり、 かる~く楽しかったりもして、 私も実はけっこうおもしろがってたりするのだけれど。 ただ毎日そればっかり食べていれば、 確実に身体もジャンクになる。 いろいろな方のお話を聞くのも好きだし、 お勧めがあれば見聞きするけれど、 最後に見極めるのは自分だと思ってる。 自分の感じ方が全てだとも正しいとも思ってないし、 間違っていることもあるだろうけれど、 少なくとも、人がいいと言ったからいい、悪いと言ったから悪い、 と思うような流され方だけは我慢がならない。 身近な人への評判もしかり。 誰かの陰口は絶対鵜呑みにしないの。 言った人の悪意が混じっていることも多いから。 自分で見て聞いて感じたことだけしか信じないようにしよう、 って思ってる。 *** パット・メセニーが語る、 「 ディテールを欠き、一般性にシフトしようとする文化全体の動き 」 という言葉。 手紙の中の言葉とリンクして胸が熱くなった。
2005.05.10
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