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8時前、電話がかかってきました。最近、昼間に頻繁にかかってきてたらしいのですが、あいにく私は仕事に出ているため、もう1ヶ月ぐらいすれ違いだったのです。と言っても、先方の名前には全然心当たりが無くって、今日かかってきた電話の相手の名前は、たまたま専門学校のときの友達の名前と同じだったから出たんですけど。下で母が受けて私に回してきたのですが、先方は名前を名のってから、ぜひとも電話口に私を出すように要望したそうです。なので、その後、私が出たんですけど。先方はどうやら弁護士さんのようでした。パソコンによる、在宅の内職商法の被害にあった方達の救済のために電話をかけているようでした。私にしきりと、「在宅で内職してませんか?パソコンを使って」と尋ねるので思わずきつい口調で「してません!」と言ってしまいました。何かのリストに私の名前が載っていたとかで、念押しのように「本当にしてませんね?」と聞くので、「しつこく勧誘はあったけど、断りました」と言って電話を切りました。リストに載っていたのは多分、一度申し込んでから後でクーリングオフを利用して契約を解除したためだと思われます。だって、すご~~く怪しい話だったんだよ?申込書を送った翌日か翌々日には、ローンの明細が来るなんて絶対におかしいって。私はそのおかしいと思ったカンを信じてクーリングオフをしたのですが、今日の電話を受けた限りではカンは正しかったわけですね。
January 31, 2005
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内職商法、いまだにちょこちょこと新聞にも載ってますね。SOHOとか流行だしてから、よく見かけるようになりました。消費者センターでも苦情が増えてるとか。私も以前、コレの勧誘にあったことがあります。もう5年ぐらい前になるかなぁ。しつこくて、しつこくて、しつこくて…。このとき使った撃退方法、まだ使えると思うんで。最初、電話で勧誘されてたときは、「時間がない」とか言って断ってたんですけど。そんなことで引き下がるわけがなくて。「パソコン込みの講習代です」とか言われて、「パソコンすでに持ってるんですけど」って言っても、「いえ、セットですから」とか何とか。コレで、「ア、怪しいんじゃないの、この話は」と思ったんですよね。10回以上電話があって、そのたびに断って。同時に2~3社から、同じような電話があったんですよ。で、毎日毎日しつこかったんでぶちきれまして。「申込書、送ってください」と返事をしたんです。来ましたよ、早かったです届くのが。申込書に記入して送り返すと、3日ぐらいでローンの明細が届いたんですよね。コレでますます怪しいのが分かったんで(だって、あらかじめ計算してたとしか思えないよ)、さらに2日ほど待ってから、おもむろにクーリングオフのはがきを、その会社と、ローンの明細を送ってきた会社に送りました。書留で。しかも、週末を狙って。週があけると、7日以上経ってることになる計算。週明けに早速電話がありました。「申込書書いといて、クーリングオフはないんじゃないの」先方はちょっと凄むみたいな感じで、ちょっと怖かったんですけど。「断っても、断っても、何度も電話してきて人の話なんで聞いてなかったじゃないの。だから非常手段をとりました」と、言い返してやりました。向こうは叩きつけるみたいにして電話を切ったけど、私はホッとしました。だって、コレで完全に手を切ったことになるんですから。その会社以外に勧誘電話をかけてきてたところも、その件以降電話がなくなりました。横でつながってたのかしら。で、結論から言うと。断ってもしつこい勧誘には、いったん申込書を書いて、あらためてクーリングオフをするという手があります。電話勧誘や、訪問販売はクーリングオフの対象になりますので、申込書を貰ったら、まず裏の小さい字を丁寧に読みましょう(笑)クーリングオフのはがきの書き方が載ってます。実際、コレ以降は内職商法でもそれ以外でも、電話勧誘がなくなりました。あの、内職商法って、よくよく話を聞くと、「そんな話あるはずないんじゃないの?」とか思える話をしてるんだよね~。「旨い話はまず疑え」 コレですよ、コレ。
January 30, 2005
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えー、最近全然本を読んでおりません。BL系の本は読んでるんだけど、HQも読んでないの。仕事がね~~、忙しくって。なんてったって、まだ年末調整が済んでおりません。(^^ゞははは・・・。正確に言えば、年末調整は済んでる。源泉所得税の納付がまだなのと、給料関係の税務署と市役所への提出書類ができていない。今月中に提出なのに・・・。まあ、どっちもちょっとぐらいなら遅れたって全然問題ないんだけど。年末調整が済んだら、確定申告。これも8割がた済んでる。申告関係だけはなんだか順調な仕事運び。怖いくらい。ただ、不動産関係がちょっと穴だらけなんで、これを埋めないことには完成にならない。家賃を3年ほどためている人がいて、大変なのよ。その人今月中には退去してもらうことになってるんだけど。さあ、どうなることやら。というあれやこれやで、ゆっくり本を読んでる暇は全然、イヤ多少はあるんだけど、あんまりないのです。北朝鮮関係の本は積み上げたまま。読みたい本はたくさんあるんだけど、うまく時間が取れない。読むからには一気に読み通したいし。来月の連休には何とか・・・、なるんじゃなかろうかと・・・、思ってます。そのうち怒涛のように読書日記をアップする予定。早くても来月末、遅かったら3月末。早く仕事を終わらせないと・・・。
January 29, 2005
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最近、変な電話がよくかかってくる。って言っても、昼間の電話は母が応対しているのでひょっとしたら聞き間違いかもしれない。例えば。聞き間違い(だと思う)の例としては。「あんた宛に電話。『日本銀行』って言ってたけど」コレなんか絶対聞き間違いだと思うんだけど、母は否定。あと、「預金残高の確認」とか言う内容の電話もあったらしい。銀行からはこんな電話がかかってくるわけがないので、聞き間違いでないとしたら、変な電話の典型的な例。余りにも変な電話が多いので、最近の母は留守番中の年寄りの振りをして逃げてるらしい。私の場合。電話に出るとたいていの場合はリフォームを勧める内容。瓦の葺き替えだったり、壁の塗り替えだったり、流し台の入れ替えだったり。私の場合の逃げ方は、留守番中の子供の振り。コレが大当たりで、向こうは全然気がついていない。コツとしては、ハキハキ答えない。小さな声でしゃべる。ぐらいでしょうか。私も最初から子供の振りをしていたわけじゃないんですよ。電話に出て対応していると必ずといっていいほど、「お父さんかお母さんはいる?」と聞かれるんで、「いません」と答えるだけなんですけどね。まあ、最初に向こうが「奥さんですか?」って聞いてくるから「違います」って答えるんだけど。そしたら必ず、お父さんかお母さんって聞かれるんで。一度、母がそばにいるときそれを聞かせたら大うけしてました。いい年した娘が、すごい子供の振りをしてるんですから。あんまり頻繁に変な電話がかかってくるんで、最近母が電話番号を変えたがってます。でも、以前にも変な電話が夜中に頻繁にかかってきたことがあって、そのときに番号変更を申し込んでたんだけど、母が断ってしまったことがあったんですよね。どうせなら、あの時変更しておいてほしかったなぁ。夜中の2時3時に変態電話がかかってきてて寝てられなかったんだから。それに比べたら昼間の変な電話なんて、可愛いもんよ。
January 28, 2005
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今日、年賀状の整理をしていたら、中学のときの友達がはがきに小さい字でコメントを書いているのに気づいた。「最近どんな本を読んでますか?」最近…。年末年始はノンフィクションを読み倒していたなぁ。『北朝鮮を知りすぎた医者』とその続編。緒方貞子氏の『私の仕事』とか。北朝鮮関係は今とてもタイムリーな話なので、一気に読んだ。この本は、2~3年前に出版されたとき興味を持ったんだけど、そのときはそのまま買わずじまいだったんだよね…。例えば、マスコミの人が北朝鮮に行って見たことを報道していても、それは向こうがお膳立てした取材であって、いわば大通りだけを見てきただけみたいなもの。でも、このお医者さんの本は、北朝鮮で外国の人が立ち入れない所とかにも行ってそのことを書いているので、実に興味深かった。そういえば、去年はほとんどノンフィクションを読んでたような…。一番読んでたのは、大韓航空機撃墜事件関連の本。ここのサイトで集めまくって読んでました。テレビとかでたまに放送しているときがあるけれど、これらの本を読んで真相を解明するのは大変なことだと実感したしだいです。あと、読んでるのはHQシリーズとBL系小説。それとミステリ。ミステリは、小学校1年のときから読んでる!もちろん子供向けの本だけどさ。人生の4分の3以上の期間読んでる計算です。HQもBLもここ何年かのうちにはまったものだしなぁ。読書も役に立つこともあるんだよ。以前、販売士の検定試験を受けたとき、面接があったんだけど。その2,3日前に1冊読み終えたばかりだったので、面接官の人とその話をしました。そのせいかどうかは知らないけど、見事合格しました。何年かに1回は更新してます。全然使ってない資格ですけど。そのときの試験では、友人も真似したんだけど、試験は落ちたとあとから聞きました。読んでない本の話をしたらしいんだよね…。それはダメでしょうよ…。読書で得したこともあるし、損したこともあるし。損というより、下手したらこうして普通の生活をできてなかったかもしれないぐらい無茶なことをしたというか。まあ、2週間以上活字絶ちをして、何とか無事退院したんですけど。あのときほど辛かったことはなかった。今は、いつでもどこでも何でも読めるので、幸せです。
January 27, 2005
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行きつけの書店、2件あります。ほぼ毎日、通ってます。どちらも商店街の中にあって、信号にかからなければ1分少々ではしごできます。そのうちの1件。1階、雑誌と書籍の売り場のレジのお姉さんとは同好ということもあり、仲良くなりました。今週の入荷予定、とかも教えてくれます。2階、コミック売り場。ここは週のうち2回ぐらいしか行かないときもあるんだけど、今月は割とこまめに行ってます。で、今日。ちょっと欲しいコミックスがあったので、ウロウロと2階をさまよってました。レジを通すとき、コミックのフェアをしてるとのことで、『お好きなブックカバー選んで』と言われて、どれにしようか迷っていたら、『じゃあ、全部1枚ずつ入れときますね』と言ってくれました。ふふふ、すっかり常連だ~~。おまけに別のフェアのカイロもくれました。しかも3つも!お姉さん、ありがとう。もっといろんなフェアをやってね。そして、グッズたくさんください。だって、くれないときもあるから。あと、ノベルズのフェアのグッズ、2階じゃなくて1階のレジに置いといてくれませんか?1階だったら、いつでも何度でもくれるんです。現在はリーフの小冊子いろいろゲット中。そのうち出品します。
January 26, 2005
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高校…、もう○○年前ですな…。居間の書棚を整理していたら、高校3年間の図書館の読書カードが出てきました。私の通っていた学校は、1学年で1枚以上の図書カードを使うと卒業時に図書館から表彰されたのですが。表彰時に3年間使っていた図書カードと記念品がもらえるんですよ。私、アルバムをもらいました。で、その図書カードですが。そのときの好みがはっきり出てましてねぇ。笑えますよ。1年のときは、友人に勧められて読んでいた星新一が8割を占めてましたね。あと「クレーの日記」とか「チボー家の人々」とか。何でこの2冊を読んだんだろう?覚えてないなぁ。2年のときは、佐藤愛子を読んでたみたいですな。あと、松本清張を少し。3年のときは、もう松本清張が1枚丸々占めてます。3年のときはどうも2枚以上つかってたみたいで、2枚目には「マルキドサド」(カードにはこう書いてある)とか、「マザーグース」とか。あの図書館、松本清張がたくさんあって、全集とかもそろってたんだよなぁ。5センチぐらいの厚さの全集、図書委員だったのをいいことに、1冊しか借りれないのを2冊持ち出してましたから。司書の先生も知ってて知らない振りをしてくれてたし。そういえば、卒業アルバムの写真を撮るとき、図書部のメンバーが集まらなくて、代打で写真を撮ったことも。図書部員じゃなかったんだけどなぁ。読みたい本とかあれば、司書の先生に言っとけば購入してもらえたし。うん、いい学校だったわ。あの高校、当時は女子高だったんだけど、いまは中高一貫教育の共学の学校になってます。偏差値なんかすっご~く上がってて。この前も友人と電話でしゃべってたんだけど、市内で一番の公立高校より、ランクが上かも…。
January 25, 2005
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コレは妹夫婦の家の話。もう5年以上は経っているとは思うけど、続けて2~3年泥棒に入られた妹。現場検証に来た警察の人が調べたところ、どうも洗面所の窓から進入したらしいとの事。私の記憶では、あそこの窓、割と小さかったんだよなぁ。コレを別の人に聞いたら、人間の体は30cm四方の大きさがあれば通り抜けられるんだとか。現場検証のあとの警察と妹の会話。警察「犬を飼ってらっしゃるんですね」(当時2匹いた)妹「ハイ、よくほえるんで困ってます」警察「泥棒が入ったとき、犬はどこにいましたか?」妹「私たちと一緒に2階で寝てました」警察「侵入者に気がついてほえたということは?」妹「夕べは全然ほえませんでした」警察「じゃあ、お二人と一緒に朝までぐっすり?」妹「みたいですね」この会話の間中、2匹の犬はほえ続けていたそうな。警察「ほんとによくほえる犬ですね。誰に対してもほえるんですか?ほえられない人とかいるんですかね?」妹「います。私の姉にはほえませんけど・・・」ちょうどこのすぐあと、妹の家に行った私。ほえまくってる犬の名前を呼んだら、ぴたりと止んだ。当時妹が飼っていた犬は、ウチで生まれた犬が1匹とよそでもらってきた犬が1匹。どちらも私にはよくなついていたのだ。しばらくして警察の人たちは帰って行ったが、帰り際言われたそうな。「犬を2匹飼っていても、2階で一緒に寝ていたら番犬にはなりません。せっかく室内で飼っているのなら、夜は1階で寝かせるように。そのほうが防犯になりますよ」妹ン家の犬は、ぐーすか熟睡するのである。警察の人があきれたのは言うまでもない。いくら1階で寝かせても、熟睡してたらねぇ。何の役にも立たないじゃん、ねえ。
January 24, 2005
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現役B747 の機長が書いた本です。帯には、「現役ジャンボ機長が、御巣鷹山墜落事故の疑問を解く究極の再発防止マニュアル」とあります。あの事故の原因の真相、圧力隔壁の損壊、急減圧はあったのかなかったのか、いろいろな疑問点について著者なりの推論を述べております。新鮮なのは航空評論家の話ではなく、現役機長の話であるということでしょうか。それからその事故から学ぶべきこと、これからしておくべきこと、など再発防止の観点からいろいろ書かれています。航空機事故というのはめったにありませんが、一度おきると大事故になります。それゆえ、再発防止が重要であると書いています。123便のみならず、他の航空会社の事故なども参照して、どういう風にすればよかったのかを詳しく書いてあります。操縦方法などは私たちには無関係なことなのですが、緊急事態においての対処法なども書かれているので、万が一の場合の参考になるのではと思われます。機長も人ですから、失敗が絶対ないとは言いません。でもその失敗からどう学んでいくかが重要なのだと思います。
January 23, 2005
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宮嶋さんの本です。単行本、文庫本共に持っております。買ったのは文庫本のほうが先でしたけど。ほかの書店で単行本を見つけて即GETしました。買ってよかったですよ。単行本と文庫本では、収録されてる写真の数が違います。単行本に収録されている写真は文庫化のときにカットされてるものがあるからです。で、本の中身ですが。カメラマンを志すきっかけからカメラマンになっていろいろな取材で見たことなどが書かれています。例えば、『ハルマゲドンはきたか?』の章では、あの江川詔子さんと2週間にわたって石垣島でオウム真理教の追っかけをしたことなどが書かれています。特にこの章では、なぜオウムを取材していくことになったかをくわしくかいています。『ハイジャック協奏曲』では、あのあの函館空港でのハイジャック事件の舞台裏とでもいいましょうか、あれが書かれています。以前紹介した本の中に、捜査一課の話がありましたが、あの中で確かこの函館空港の話がありました。両方から見た話を読むとよりリアルです。しかし、この本を読んでいると、取材というものは現場に行ってあちこち聞き込みをしたり写真を撮ったりしてそれで終わりというわけではないということがよくわかりました。素直の写真なんか取れない現場が多いので、とにかく知恵を絞って何とか写真を撮るわけですけど。その知恵の絞り方がなんとも…。さすがというか、そこまでするのかと言うべきなのか…。宮嶋さんの本はいろいろ持っておりますが、この本は一番読みやすいのではないかと。写真もそんなにエグイのはありませんし。自分はこの本で宮嶋さんにはまってしまったわけですけど、結構シリアスな話が多いのにもかかわらずなぜか笑えるんですよね。オチがあるから。まさか現場でもこんな感じなのでしょうか…。
January 22, 2005
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ノンフィクションシリーズ、航空機編。帯には、『現役ジャンボ機長の堕ちない操縦法のすべて』とあります。その下には、『ニアミスを防げ!恐怖の空中衝突を避ける方法とは…。』ともあります。自動車事故にあうよりも航空機事故にあう確立のほうが低いとはよく聞く話ですが、それでも航空機事故の場合は犠牲者の数が違うためよりひどい状態になります。この本の第1章では、1985年の日航123便の事故の検証もしています。あの事故の4年後、アメリカで同じ様にコントロールを失った飛行機がなんとか空港に着地できたのだそうです。着陸でなくて着地、です。この飛行機を操縦していた人は、123便の事故の後いろいろ学習していたらしく、油圧を失った飛行機がどういう操作をすればコントロールできるかということを知っていたからだそうです。事前にどういう状況のときどうなってどのようにすれば最善の方法となるのか、これを知っているだけでずいぶんと違うそうです。アメリカの事故も事前にあの123便の事故があり、それを他山の石とせずきちんと学習されていたのだろうということでした。これ以外にも航空機の墜落の原因となる事例について書かれています。1996年の福岡空港での事故、1992年のオランダでの事故、などあります。エンジンの脱落が原因だったり、離陸時の操作だったりといろいろな原因があります。読んでいて思ったのですが、どういう事故にしろ、結局は人が悪いということでしょうか。この本の中にも、着陸事故の8割はパイロットという章があります。自分の腕を過信し、しなくてもいい無理をしたため墜落した事故もあるのだとか。航空機の事故というのは一度起こると多くの犠牲者が出ます。事故調査もされますが、詳細は一般市民には伝わってはきません。この本は、現役機長の立場から見聞きしたことや感じたことなど、いろんな角度から書かれています。
January 21, 2005
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表紙には、『戦場コソボ、決死の撮影記』とあります。これは宮嶋さんがコソボの空爆時に決死で取材した記録です。空爆前日東京を発ち、まずはモスクワへ。モスクワからマケドニアへ向かったはずが…、着いたところはなぜかギリシア。空路はふさがれたので陸路へ。でも国境周辺には足代わりのタクシーもなし。結局鉄道で国境越え。これがぎりぎり間に合って、この後、ほかの国のメディアは国境をふさがれは入れなかったという…。取材中にも警官に撮影したフイルムをよこせと言われたが手品で乗り切り、ユーゴ軍の案内でプリシュティナへバスツアーをしたり。このときの取材では、軍のアレンジするバスツアーに参加して誤爆を受けた市内や列車などの撮影をしております。バスツアーに参加しないと取材できない、仕方ないから参加する、みたいに書かれてましたけど。とにかく、あらゆる取材を軍に仕切られ単独行動はできず、あちらこちらとバスツアーで連れられる。しかもそのバスツアー、抽選にもれたら参加できず。最後の最後には、難民とともにユーゴを脱出するのであるが、脱出はしたもののすんなり帰国できないのも宮嶋さんならでは。チケットが使用不可とのことであちこちたらいまわしの挙句、帰国したのは脱出してから6日も経ってからだったとか。NATOの誤爆の数々をその目で見て、撮影してきた宮嶋さん。本に載っている写真にはいろいろあります。すごくエグイのはありませんけど…。でもちゃんと文章で、どういう状況であったかというのを書いています。ものすごいところだったんですね…。よくご無事で帰ってらっしゃいましたね。こういう本を読んでいると、争いというのがいかに無意味に思えるか…。いつになったらなくなるのだろう、としみじみ思います。
January 20, 2005
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今月、割とマメに本を紹介できてると思います。ホント。去年手に入れた北朝鮮関係の本はようやく読み終わって、全部紹介できましたし。正月明けてからまた、2~3冊北朝鮮関係の本を仕入れましたので、そのうち読みたいと思っております。航空機事故関連の本も何冊か手に入れました。コレを読み終わるのはいつになることやら・・・。何も紹介できそうにないときは、過去に読んで面白かった本を大急ぎで読み返して紹介してます。連休になったら、割とまとめて読めるので、一気に紹介できるチャンス!さっき、自分の日記のタイトルだけつらつらと見ていたら、読んで紹介している本はフィクションか、エッセイだということに気がつきました。小説がない!HQとBL以外の普通の小説を読んでいないということでしょうか・・・。あ、『御宿かわせみ』シリーズは読み返してますけど。それ以外だと・・・・・・。ない・・・。コレはいけない・・・。今年の目標はコレにしよう!フィクションやHQやBLやエッセイ以外の小説を読むこと。推理小説でもホラー小説でも何でもいいから。ということで、これらの本も読んだら紹介しますね。
January 19, 2005
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カメラマン宮嶋氏の文庫本です。タイトルどおり、いろんな作戦を遂行してます(笑)第1章は世界中を駆け巡って遂行されたもの。たとえばノルマンディー上陸。宮嶋氏は彼の地で軍服を着てドイツ軍の鉄カブトをかぶり、日の丸を振るという…。私ならこんなこと、できません。恐ろしくて。次の作戦は北朝鮮上陸。これが!すごいのなんのって。一応観光で入国してるんですけど、まあやってることが…。しかも万寿台のあの金日成の銅像の前で同じポーズで写真を撮るとは…。宮嶋氏は無事成功しましたが、後日同じことをしたアメリカ人はとっ捕まったそうです。第2章は自衛隊関連の作戦。冬の八甲田山で地獄を見たり、硫黄島で塹壕の中に入ってみたり、伊豆半島でのレンジャー訓練に参加したり。宮嶋さん、カメラマンにならなかったら自衛隊にいたんじゃないかと思うぐらいです。レンジャー訓練なども最初から最後まで完全同行取材です。すごいですね~。レンジャー訓練なんて4泊5日だったそうですが、その間ほとんど歩き詰め。休憩なんて本の数分。よく自衛隊の人たちに最後までついていけたものだと感心します。さすが!八甲田山の訓練のときも、猛吹雪の中遭難の一歩手前の状態でよくがんばったものだと思います。私ならそもそも吹雪いてたら参加しません。寒いし辛いししんどいしで。宮嶋さんはいろんなところで自衛隊の人たちの取材をされてますが、まさかこんな訓練まで、しかも完全密着で!こう書くと辛い辛い話ばかりかと思われますが、ところがこの本の随所に笑える話があって、読後の印象はというと、「すごく面白かった」の一言に尽きます。
January 18, 2005
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英語の次は修行!いろんな修行を体験して、それを書いてます。写経、座禅、滝、断食、お遍路、内観etc…。座禅、長時間の正座ができないので無理かも。断食、たまに1日食べないときもあるけど…。滝は近所に滝行のできる不動尊があるのですが…。夏でも涼しいその場所。時々滝行をされている方がいるそうです。そんなときはうちの犬は行きたがらなかったそうで。小栗さんがまず体験したのは、瞑想。それも歩く瞑想法。この歩く瞑想は西原さんも本にかかれてます。ただひたすら歩く。それも早足ではなくゆったりと。座ってする瞑想より足がしびれなくていいかも、と思った私。この後、写経や座禅も体験されるのですが、座禅なんか体験した場所によって違いますね。作法というんですか、アレが。私の通っていた高校は仏教系だったので、1年と3年のときはお山に行ってちょっぴり修行もどきなことも経験しました。宿坊に泊まって、1年のときは1泊、3年のときは2泊だったと思います。修行中のお坊さんに混じって、本堂の掃除や境内の掃除、朝晩のお勤めといろいろ経験しました。思い出は…、足がしびれて辛かったとしか…。3年のときは最終日におかみそりの儀式があって『法名』をもらいました。死んだらそのまま戒名に使えるらしいです。私の経験からいくと、1泊より2泊した3年のときのほうが修行という意味もあったような気がします。いろいろなお寺の関係の仕事をしながら、講話を聴いたりお勤めをしたり。今同じことをもう一度するかと聴かれると、うなるしかないんですけどね。日々の生活に疲れたときとか、修行もいいと思います。いい意味の緊張があって。どうです、修行してみませんか?
January 17, 2005
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路面電車、ちんちん電車って言いませんでしたっけ?地元でもずいぶん前までは走ってました。地元で国体が開催された年に廃線になったんですよ。道路拡張のあおりで。このときは当時の皇太子殿下と美智子さまを生で、ほんの2~3メートルの距離で見れた年でもありましたっけ。国体のために来県されたんですよね。あ、そうそう、本の話。この本には、当地のように廃線になったもの、いまだ現役のもの、この両方を紹介してます。たとえば江ノ島電鉄。通称江ノ電。これを始発から終点まで、全線開通当初の駅まで記載して紹介してます。現在の駅名と比べると、開業当時と駅名が違っているもの、開通当時にはあったが今は廃駅になってしまったもの、など詳しく書かれています。写真付きなので、自分がその電車に乗っているみたいに感じられます。東京に至っては、一番最盛期で1系統から38系統までの電車が縦横無尽に走り回っていたそうです。それがいまや残っているのは都電荒川線だけなのだとか。これ、全部地下鉄になったってことですかね?全線の路線図も載っていますが、山手線の内と外をまるでくもの巣のような路線図が張り巡らされております。これ、乗る人も路線を間違えたら大変なんだろうなぁ。この本に載っているので、行った事のあるのは松山と高知。でも、怖いよ~。車のすぐ側を路面電車が走っていると。右左折のとき、下手すると軌道内で止ったりしたときには・・・。後ろから電車が来ないように祈るのみ・・・。実際事故もあるそうですけど。昔懐かしい路面電車の数々。現役の電車は写真付きですし、廃線になっているのは地図と路線図が記載されています。その路線図で、地元の路面電車がどこからどこまで走っていたのかを知りました。大体ここら辺は走ってた、という記憶はあるのですが、始発と終点の場所を知らなかったのです。のんびり走る路面電車って良いと思いませんか。市内の循環バスなどが赤字で大変だという話を聞きますけど、路面電車に戻したらどうかと思ったりもします。でも、乗り降りが大変といえば大変かな。停留所はバス停のように歩道にないですもんね。
January 16, 2005
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面白いです、この本。小栗さんのだんな様は、外国の方。多少はしゃべれるのではないかと思っていたのですが、それがほとんどしゃべれないのだそうです。だんな様が日本語ぺらぺらだから英語をしゃべる必要が内政でしょうか…。小栗さんがいろんなものに挑戦して英語をしゃべるための努力をしています。傍で見ているだけの私なんか読んでいて笑っちゃいました。でも、この小栗さんの悩みって、英語をしゃべりたいと思っている人全員の悩みなのではないでしょうか。かくいう私も以前英会話スクールに通ってみようかと真剣に悩んだこともありました。知人の「通ってもあまり上達しないよ、お金がかかるばっかりで」という一言で止めましたけど。小栗さんの学習コースは、英会話スクール体験、英語の本を読む、ネットで勉強、英会話スクールに通う、ネットで先生を探す、ラジオ英会話を聴く、と進んでいきます。小栗さんの場合、英会話スクールは鬼門だったらしくすごいことのなってます。まあ、私なら泣き寝入りかと思うけど…。英語の本は対訳のついてる本のようですね、利用したのは。対訳がついてるとわかりやすいので、スヌーピーの本などは読みやすいですけど。私も洋書を読もうとしたことがあります。いちいち訳さないと読めないので、まだ1冊読み終えてません。いつになったら終わるのか…。ラジオ英会話は私も聴いてました。早朝の番組を目覚まし予約して聴いてましたね。半分以上寝ている状態の頭の中に英語が入ってくるわけもなし。いつの間にやら止めてました。ははは。皆さんいったいどうやって英語がしゃべれるようになったのでしょうか。周りが英語しかしゃべれない人ばかりだったら、必然としゃべれるようになるとは言いますけど、日本ではそんな環境になるわけもなし。まあ何事もあきらめず根気よく続けていくことが上達の秘訣でしょうか。小栗さんもそうおっしゃってます。
January 15, 2005
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副題は、『ベテラン整備士が明かす意外な事実』とあります。項目を『旅客機』『操縦』『機体』『機内』『整備』の5つにわけ、各項目のなぜに答えております。上空ではアルコールの回りが速いというのはよく知られたことですが、その理由を詳細に書いてますよ。たとえば『旅客機』の項目では、『トイレの便座で内臓を吸い取られた乗客がいるってホント?』というのがありますが、読んでびっくり!驚きました。現在では便座も変えられているのでそういうことは無いそうですが。『操縦』の項目では、『「自動操縦」と「パイロットの判断」のどちらが信頼できるか?』というのがあります。94年に名古屋空港で起きた中華航空のエアバスの墜落事故がまさにそれが原因とも言える事故だったためですが、これの正解はまだ出ていないそうです。年よりは飛行機のことを嫌がる人がいますよね。曰く「あんな鉄の塊が空を飛ぶなんて」と。でも実際の旅客機は鉄の部分は本のちょっとです。ほとんどはじぇらるみんと呼ばれるアルミ合金で出来ているんだとか。あんな大きくて重たいものが空を飛ぶなんて・・・、という疑問にこの本は答えてます。読み出したら最後まで一気に読んでしまうほど面白かったですよ。
January 14, 2005
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著者のお二人は、先日紹介した『北のサラムたち』にも出てきます。お二人とも仮名です。家族かまだ北朝鮮国内にいるためです。安哲(アンチョル)さんは、小型のビデオカメラを持って脱北した北朝鮮に戻って闇市やその周辺にたむろする浮浪児などの撮影をしています。ご覧になった方もいらっしゃると思います。『バンキシャ』などでもたびたびその映像が紹介されていますから。彼の手記は、なぜ脱北するに至ったかを詳しく書いています。食料を求め国内をくまなく回ったこと。そのことが秘密の撮影をするときに役に立ったこと。国内を回ったおかげで、北朝鮮と中国を行き来するとき監視所などの位置を正確につかめたこと。朴東明(パクドンミョン)さんは、手記で自分の北朝鮮での生活を振り返り、詳細に書かれています。配給が止るまで、配給が止ってから安哲さん同様食料を求めて全国を歩いたこと、せっかく手に入れた食料も検問所などで軍に没収されることがあったこと。逆らうと留置所に入れられたこと。人から巻き上げた食料で軍人は暮らしていること。などなど。二人ともこんな状態に耐え切れず、脱北してきたわけです。この話を母にしましたら、昔、戦中戦後などは日本も似たり寄ったりだといっておりました。まず、居住地より移動する場合は許可が要ること、移動先での滞在日数に応じた米だけ持っていくことを許されること、この許可証がないと闇米と思われ途中で没収されるのだとか。学校から旅行に行くときですら、自分の分の米は自分で持っていくことになっていたのだとか。この本にも書かれていますが、まず居住地より移動するときは目的と移動先を書いて申請し許可を取らなければならないそうです。「食料調達」なんて書くと許可が下りないのだとか。許可が出て無事食料を調達できても、家に帰り着くまで安心できなかったようです。軍人に見つかれば没収、検問所では賄賂、などとても大変だったようで。現在の日本で、普通に働いているうちは食べるものに困ることはありませんが、北朝鮮では働いても食べることすら出来ない状態です。それ以前に燃料や材料不足などで工場などは稼動できず、働けない状態なのだとか。この状態を作り出したのは、一体誰でしょう。食糧不足は天災などではない、とこの本には書かれています。
January 13, 2005
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以前にも紹介したことのある、橋田信介さんの本です。橋田さんは2004年イラク取材中銃撃され亡くなられました。この本は、橋田さんが地方紙に連載していたコラムを奥様の幸子さんがまとめたものです。本当に戦場取材記者なのだろうか、と思うぐらい普段の橋田さんはどこにでもいるおじさんのようです。それがこの本のそこかしこから感じられます。私たちは、てれびやラジオのニュースを聞いてもそのまま鵜呑みにしがちですが、橋田さんはその裏にあるものを考えます。ニュースの表面だけではなく、もっと深い部分、根っこの部分から考えていくのです。それがパレスチナ取材だったり、コソボ取材だったりします。ベトナム戦争から始まって、あちこちの戦場を取材してきた橋田さんならではの視点でコラムも書かれています。橋田さんはイラク取材が終わったら次は北朝鮮だと言ってらしたそうなのですが、橋田さんが生きていて今北朝鮮取材をしていたとしたらどんな映像が見れたのだろうか、と思います。何時でもどこでも取材カメラを持っていた橋田さん、死んだときも手には小型のビデオカメラが握られてたそうです。そのカメラの写真がこの本に載っていますが、銃撃された瞬間橋田さんは何を考えてらしたのでしょうか。何を撮影されていたのでしょうか。イラクもあれ以来泥沼の様相を呈しておりますが、これからどこへ向かっていくのか予想すら出来ません。
January 12, 2005
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最近週刊誌上によく記事が掲載されてます、少年Aの更生に至る記録です。ここで詳細を語るのは簡単です。でも、この本の中身は全然簡単に片付く問題じゃありません。赤ん坊から育て直す、ということをやったわけですから。お父さん役の人、お母さん役の人、それぞれ擬似家族的な役割を担い、親兄弟という立場で愛情にあふれた対応をするように心がけたそうです。なぜなら少年Aは、「親の愛情を今まで感じたことがない。誰からも愛されない」と思い続けていたのだとか。これが彼を赤ん坊から育て直すというプログラムを組むきっかけになったようです。確かに当初は両親が面会に訪れると、興奮して大声で罵倒したのだそうです。彼はその後ずいぶん長い間両親には会わなかったのだとか。でも、変化は訪れます。規則正しい生活、周りの職員の愛情あふれる対応に徐々に少年らしさを取り戻していきます。やっと少年らしく女性に興味を持つようになっていくのです。それまではそんなそぶりすら見せたこともなかったのに。このあと彼はいろんなことに興味を見せ始めます。思春期の少年らしい興味です。贖罪意識を持たせるため、犠牲者の家族の書いた手記なども読ませています。彼も犠牲者の家族に当てて手紙を書いたりもしています。出されることはありませんでしたが。週刊誌などの記事では、「本当に更生できているのだろうか」ということが書かれています。少年に対応したのは法務省の関係者ばかりなので、私たちには判りません。関係者は「寛解状態」と表現しています。「寛解」とは医学用語で、病気そのものは完全に治癒していないが、症状が一時的あるいは継続的に軽減または消失することを意味するのだそうです。彼のこれからが「更生できたか否か」を判断する基準となるのでしょう。何せ、これが初めてのケースとなるわけですから。
January 11, 2005
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帯の背表紙部分には、『世界初の試食記!』とあります。そうでしょうとも、今までこんなジャンルの試食記なんて見たことも聞いたこともございません。帯の表紙部分には、『ハイテク兵器をそなえた最前線の兵士たちは、何を食べて戦っているのか!?』とあります。その下には『紛争地を駆け巡り、兵士たちと寝食をともにした軍事ジャーナリストが、世界22カ国・27種類、70食のレーションを食べつくす世界初の異色グルメブック!』とあります。ミシュランとかならわかるんですよ。普通の人が普通に食べれるもののグルメブックな訳ですから。でもこれは、レーション、つまり戦闘糧食の食べ比べなのです。普通の人には絶対手に入りません、そんなもの。著者は取材で出かけた先で、そこに駐屯する国の軍にかけあいレーションを手に入れ、集めたそれを食べ比べてるわけですが。この中にはレーションではなく、コソボ紛争の折に現地の人たちに贈られた非常食、アメリカのHDRが出てきます。食べた現地の人たちがおなかを壊したというアレですよ。カラーページには各国の糧食の写真が掲載されてます。スウェーデン軍の糧食はマリーというクッキーが入ってますが、スーパーでよく見かけますよ、コレ。民制品を数多く採用しているかららしいですけど。オーストラリア軍のにはm&mのチョコレートが入ってるし、フィンランド軍のにはリプトンのティーバッグが入ってるし、市販品が結構混ざっているのには驚きました。イタリア軍は駐屯地でジェラートが出るらしいです!驚き!でも、兵隊さんたちの糧食ってお国柄が出るんですね。見ていたら楽しいですよ。寒い国の糧食は甘いものを多くしてカロリーが高めとか。さすがにロシア軍の糧食にウォッカはついてませんけど。イタリア軍やフランス軍などでは、駐屯地の食堂内ではワインなども出てたそうです。ただし飲むのは非番の者だけだとか。後、一番最後のページに著者の独断の戦闘糧食ベスト3なるものがあります。採点表もちゃんとついてますよ。ちなみに1位はアメリカのMREなる糧食なのですが、味は落第すれすれなんだとか。何でそれなのに1位なのかというと、量と調理性と形態性がいいところにいってるのです。この採点では各国が糧食において何を優先させているかがわかるのだそうです。アメリカは戦闘糧食として機能最優先なのに対し、イタリアとフランスは食事としての美味しさを最優先しているのだとか。やっぱりお国柄ですよねェ。戦闘糧食とはいえ、やはり味も大事なのではと思ってしまいます。自衛隊の糧食は阪神淡路大震災の時には被災者の方々に配られたとも聞きますし。ちょっと変わったタイトルに惹かれて買って読んだ本ですが、糧食の話以外にもコラムに各国のちょっとした話とかがあって楽しかったです。国によってスイカの食べ方が違うとか。ちなみにスイカに塩をかけるのは日本とアメリカだけのようです。塩をかけて食べたら美味しいよね・・・。
January 10, 2005
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何日か前の日記で、『読むのがつらい』と書いた本です。亡命者・脱北者24人のインタビューから得た証言で、いろいろな場所にある強制収容所のことが書かれています。北朝鮮国内にある強制収容所の衛星写真もあります。それも14箇所も!うち7箇所は詳細に写されています。それぞれ北朝鮮から逃れ、今は韓国で暮らしている人たちの詳細な証言です。写真付き実名で証言している人や、いまなお家族が北朝鮮国内にいるため顔も名まえも伏せていますがそれでも北朝鮮のしていることを世界に知ってもらうため証言している人もいます。覚えのない罪で収容所に送られ、拷問を受け、死ぬ寸前までいった人も何人かいました。一番つらかったのは収容所内での出産の証言です。8ヶ月以上になると早期に出産させるための注射をされ、生まれてきた子供は取り上げられます。ただ取り上げられるだけじゃありません。部屋の隅にある箱の中に入れられます。箱の中に入れられた子供はそのまま埋められるそうです。生きたまま!埋められるまでに泣き出す赤ん坊は頭に鋏を突き立てて殺したこともあったそうです。なんとひどいことでしょうか・・・。生まれてきた子供はすべてそうされるのだとか。あと、中国に逃れそこで売られたりして妊娠して北朝鮮に戻された女性には強制的に中絶させられるそうです。人種が違うからという理由で。読み進むうちに気分が悪くなって、本を閉じることもしばしばでした。本当に国家のすることでしょうか。国民の人権はどこに行ったのでしょうか。かの国は、一体どうなっていくのでしょう・・・。
January 9, 2005
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先日紹介した本の、1巻目。帯には、『満員電車で溺れそうになりました。』とあります。この本にも身長150センチならではのいろいろなことがイラストで描かれてます。たとえば・・・、おしゃれ。襟ぐりの広い服、大人っぽくていいかもなんて買ってみたら思ってたよりも襟ぐりが広すぎたこととか。もこもこのタートルネックのセーターを着たら、ムチウチ患者みたいに見えたとか。パンツのすそ上げで失敗したこととか。「え、こんなことが」と思うようなことがたくさんあります。面白かったのは、海外旅行編。背が小さいため、どこへ行っても子供に見られるんだとか。日本人は実年齢よりか若く見られる傾向にあるとは聞いてましたけど、著者の場合は若く見られすぎて子ども扱いされたみたいで。私も背は高い方じゃないですけど、ここまで困ったことにはなっていません、今のところ。
January 8, 2005
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【2】とあるように、2巻目です。イラストレーターの著者の身長は150センチ、小さいゆえいろいろ困ることがあります。反対に小さくて得をしたこともあります。その困ることや得をしたことなどを、イラストで綴っております。私は著者より本のちょっぴりしか背が高くないですけど、著者の困ったことなどは同感できます。書店で高いところの本のタイトルとか見づらいんですよ。踏み台が置いてあるときは遠慮なく使わせてもらいますが、たいていの場合は踏み台はどこかにいってないのでう~~んと背伸びをして、近視なので目を細めてタイトルを読んでます。おかげであちこち疲れます・・・。私の親戚に著者と正反対の人がおりまして。身長は170センチ弱、高校生の頃初めて彼女を見たんですけど、制服を着ているのにうしろ姿はまるっきりおばさん。身体ががっしりしていてすごいのなんのって。数年前にあったときは少し痩せたといってましたけど、まだまだがっしりしてました。ちなみに彼女、成人式の着物は反物の幅いっぱいいっぱいに縫ってギリギリサイズが合ったそうです。丈も長かったなぁ。彼女、身体の厚みは私の倍近くあります。私なんか自動ドアのセンサーの内側にすっぽり入っちゃって自動ドアが開かないなんてことはしょっちゅうですから。著者も、小さい身体ゆえ、満員電車やバスなどでいろいろ困ったことがあったそうで。一番笑ったのが新幹線での一こま。小さいから座席の背もたれより頭の位置が下なので、よく誰もいない席と勘違いされるのだとか。この本を読んでいたら、【1】も面白かったなぁと思い出しました。近日紹介の予定。
January 7, 2005
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年末年始に読みまくった本を紹介したのはつい先日。あともう1冊北朝鮮関係の本があるんですけど・・・。ちょっと読むのが滞ってます。それは何故か・・・。内容がちょっとエグイ。強制収容所関係の話なんですけど、拷問なんて当たり前に出てくるし、強制堕胎なんてのもでてくる。しかも6ヶ月以上の胎児の。これは堕胎なんてものじゃないですよ、嬰児殺しですよ。そんな風な内容なので、スムーズに読めません。この本の紹介はいつになることやら・・・。あと読んだ本はHQとBLだしなぁ。今度の連休に何冊か読んでまた紹介したいと思っておりますので、よろしく。
January 6, 2005
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不肖・宮嶋の本です。タイトルにもあるとおり、あらゆる国に取材に出かけております。この本では、ルーマニア、ペルシャ湾、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ルワンダ、ゴラン高原、釜山、ハワイ→ウラジオストク、コソボ、トルコ、とまああちこちに取材を・・・。このあちこちで、特に悲惨(?)なのがゴラン高原編です。PKOの取材で出向いた先はイスラエル、ところが急遽シリアに向かうことになり(シリアのビザを持っていたから)イスラエルからシリアに向かうための気も遠くなるような手続きの数々・・・。十津川警部も真っ青というタイムスケジュール・・・。飛行機がちょっと遅れたらもうアウト・・・。違う意味でドキドキハラハラさせられました。ちなみにここで危ない目にはあってません。ペルシャ湾編は、不肖の自衛隊取材の始めですね。これも面白かったです。当時ニュースでペルシャ湾の機雷除去の話なんかこれっぽっちも出なかったので、自衛隊の方たちはどんな仕事をしているんだろうかと思っていたのですが・・・。これを読んでわかりました。ハワイでのアメリカ軍との合同訓練も取材されてますが、どうも大興奮の取材だったようで・・・。これはすごく楽しんで仕事をしたんでしょうね。読んでいてそう思いました。宮嶋さんの本は自衛隊の取材記が多いです。今まで自衛隊の人たちがどんな訓練をして、どんな仕事をして、というのを全然目にしたことがなかったのですが、宮嶋さんの本を読むようになってから、なんとなくわかるかな。この本に収録されている取材記は年代別ではありません。以前書いた本に収録されてた話もありますし、未収録の話もあります。でも、それぞれがテレビや新聞で見てきたニュースとちょっと視点が違うので、読んでいてとても新鮮でした。
January 5, 2005
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副題は、『駅名改称の裏に隠された謎と秘密』とあります。駅って、開業当初から駅名が変わることなんてないと思ってましたが、違うんですねェ。この本の中では1度改称した駅が多数ありましたけど、改称も1度だけですまず駅によれば2度3度、もっとすごいのは7回も!関東地方でいくと大体3~4回の改称がありました。例えば西武鉄道狭山線。現在の駅名は西武球場前になってますが、開業当時は村山公園という名称でした。それが4年後村山貯水池際と改称され、そのまた8年後村山と改称、その3年後には廃線になるも、7年後には狭山線として復活、狭山湖駅となり、そしてその後現在の駅名になる、という風にいろいろ変わってます。すごいですねェ。関西でいくと、阪急電鉄千里線。現在関大前となっているのが開業当時は花壇前。きれいな名まえですね。これは千里山花壇という遊園地があったからだそうです。このあと、千里山遊園、千里山厚生園、千里山遊園、女子学院前、花壇町と改称が続きます。もう一つ大学前という駅があったのですが終戦直前に廃止され、戦後再開、東京オリンピックの年に花壇町駅と大学前駅が統合され現在の関大前という名まえになったそうです。なんとめまぐるしいんでしょうか。戦時下は遊園という名まえに時局への配慮を求められ、公正園になったのだとか。もっとひどかったのは松山。伊予鉄道高浜線・郡中線の駅として松山と名づけられた駅ですが、昭和2年国鉄が予讃線として登場、開業に当たって鉄道省は伊予鉄道に『松山』という駅名を国鉄に譲れと迫ったそうです。ずるいですね~。すったもんだの末、国鉄に『松山』という駅名を強奪され、『松山市』と改称したのだそうです。国は何をやっても許される時代だったんですねェ。今やったらマスコミが大さわぎしそうですが。駅名改称の裏には実はいろいろなことが隠されている、というのがこの本を読んでいてわかりました。そういえば当地も『○○』と『○○市』になってるわ・・・。もっともこっちは国鉄が先で後入りの私鉄が『○○市』ですけど。
January 4, 2005
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著者は、北朝鮮で特殊工作員として働いていた安明進氏です。テレビの報道番組の北朝鮮特集などでときどきインタビューに答えている姿を見かけます。この本は、その安明進氏が北朝鮮での生い立ちを語ったものです。なぜ特殊工作員になったか、と言うことや日本人拉致の方法、金正日のやり方などが細かく書かれています。特に、特殊工作員になるまでの北朝鮮での生い立ちを読むと、特殊工作員になったと言うよりかならされたと言ったほうが正しいかもしれません。でも著者は、その特殊工作員の養成課程において民主主義社会のすばらしさにめざめ、韓国での潜入活動を命じられたときに脱北を決意します。そして、韓国で生活していくうちに自分や同胞のしてきたことの間違いに気づきついにはいろいろなメディアにおいて北朝鮮のやってきたことを告白するまでになるのです。それはすごく勇気のいることだと思います。現に、金正日の夫人の甥が脱北して韓国で生活中に北朝鮮の工作員に銃撃され亡くなっているからです。この本の中では、拉致されてきた日本人についても著者の覚えている限り詳細に書かれています。この本を読んで拉致被害者の家族が希望の光を見たとどこかで読みましたが、生きていることが判っただけでも安明進氏の告白は家族の人に希望を与えたと思います。先日紹介した本には、安明進氏以外の脱北した工作員の方たちの話も載っていましたが、少しずつでも北朝鮮の国際法に反したいろいろなことを告白していくだけでも、立派に北朝鮮を追い詰めていけると思います。
January 3, 2005
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久しぶりに当日読んだ本を紹介できます。年末に大量に買い込んだ『北朝鮮関係』の内の一冊。テレビでもよくお目にかかる、安明進さんが北朝鮮にいた頃見かけた日本人についていろいろと話されています。内容は、拉致被害者家族との対談、北朝鮮の軍の内情、北朝鮮工作員について、などです。対談では、横田夫妻とのお話がとても印象的でした。対談は実は2回目なのだとか。安明進さんも韓国に渡って、結婚して、普通の生活を始めたことにより、よりいっそう北朝鮮のやり方について考えるようになっていったようです。まだ帰国できない拉致被害者の方々を思うととても胸が痛みます。特定失踪者と呼ばれる方たちのリストも巻末についておりましたが、それもほんの一部のようですし。かの国は潔くすべてを認めようとしません。なのに自分の欲(この場合は食糧支援や、独裁政権の維持など)を声高に主張します。それが当然であるかのように。あの体勢が崩れない限り、北朝鮮人民や拉致被害者にとっての春は来ないのでしょうね・・・。
January 2, 2005
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帯には、『拉致国家の実態!餓死、密告、人身売買、公開処刑-北朝鮮亡命者らが語る一般市民の悲惨な日常』とあります。著者は中朝国境において丹念に脱北者の状況を取材し、インタビューできる人にはインタビューをして取材しております。その中には中国は瀋陽の日本総領事館に駆け込みをしたハンミちゃん一家もあります。北京の国連難民高等弁務官事務所に駆け込んだ一家もあります。スペイン大使館に駆け込んだ人たちもあります。北朝鮮から中国まで逃げてきた人たちの中には、北朝鮮の真実の姿を全世界の人たちに知ってもらいたいという思いでカメラ片手に再び北朝鮮に戻った人もいます。それらの人たちを丹念に取材してこの本に掲載されています。中に記載されている多くの人たちは仮名になってます。今現在も活動している人がいるからです。取材した日本人から見た北朝鮮と、脱北してきた北朝鮮の人が語る北朝鮮の現状がいっぱいです。終戦直後の日本よりも何倍もひどい状態にある北朝鮮。なのに、韓国や日本のほうがひどい状態にあると教えられる北朝鮮の人々。中朝国境まで逃げてきた北朝鮮の人たちは真実を教えられると呆然とするそうです。『正しい』と思っていたことがすべて『間違い』であったことに気づくわけですから・・・。北朝鮮から逃げてきた人すべてが、大使館などに駆け込めるわけでもありません。多くの人たちは、中朝国境で、中国の公安におびえながら隠れて暮らしている状態だそうです。それに無事に韓国に渡った人たちも、複雑な事情があって、脱北者の支援団体の人や韓国の人たちからいろいろ言われているのだとか。北朝鮮がドイツのように統一される日が本当に来るのでしょうか。経済状況その他で、ドイツのようにはいかないといわれていますけど・・・。脱北してきた人たちが中朝国境でどういう状態にあるのか、それが知りたい人にはオススメの本です。
January 1, 2005
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