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October 21, 2010
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カテゴリ: 黒い森&アルザス
フランス-ドイツ間の国境に沿って、標高の高い山脈が南北に延びています。1本の細い車道がその山の尾根を縫うかのように、山の頂を目指して九十九折に続いています。この高原からは、つい2時間前に訪れていたアルザスの街並みが見晴らせ、左右に広がる草原には牛が放牧されています。この永遠と続く急な坂道は、景色が素晴らしい反面、登りきるためには、かなりのエネルギーがいります。そのため、フランスの自転車レース、ツール・ド・フランスのルートに選ばれたことがあります。ぽんカノが運転するぽんコツ車が轟音を立てて、時に失速して止まりそうになりながら、必死で登っていることを考えると、自転車選手の力の凄まじさには圧倒されます。

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                グラン・バロン山へ続く道: 高原の景色

さて、急カーブをいくつも曲がり、山の中腹まで登ってきました。その道中に石造りのロッジがあるのを発見。少し、そこで休憩をすることにしました。車を降りると、あまりの寒さに身が縮む・・・・・・。ロッジの玄関先では大型犬が出迎えてくれ、その横にある庭では鶏が僕の姿を見て大騒ぎをしていました。

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          高原のロッジ                     店内の写真

高原のロッジに相応しく、派手すぎず質素な内装で、アルザスの面影も感じられます。こんな人の気がない高地にも、電気が通じているんだと感心。本当ならワインを飲みたいところだけど、あまりの寒さのために、2人そろってコーヒーを注文。

店のカウンターには、自家製と思われる大きなチーズが販売されていました。澄んだ空気と水に恵まれた高原で育った牛で作ったチーズは、きっと美味しいだろうなぁ・・・

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                   ロッジに飾られたカウベルの数々

コーヒーをいただき、温まったところで、しばらく牛の観察。ここでは、美しい模様のカウベル(鈴)を伝統的に牛に付けるようで、牛が動くたびに、「カラ~ン、カラ~ン」と静かな高原に鳴り響くのです。山間からは、アルザスの街並みが見晴らせ、景色は最高に良かったです。

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        高原で草を食べる牛                 カウベルをつけた牛

次は、一気に頂上まで登りますぞ!少し霧でかすんだ道を、エンジンをフル稼働させて、ヴォージュ山脈の最高峰、海抜1424 mのグラン・バロン山を目指します。この話題は次回のブログで書きたいと思います。では、また。






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Last updated  October 22, 2010 05:09:18 AM
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