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msk222@ Re[1]:被災地支援(01/07) みちのくはじめさんへ ぼくの場合、感情の…
みちのくはじめ @ Re:被災地支援(01/07) こんにちは。みちのくはじめです。 私たち…
aki@ Re:被災地支援(01/07) この様な書込大変失礼致します。日本も当…
msk222@ Re[1]:パレスチナ問題をひもとく(防備録)(10/24) maki5417さんへ 情報ありがとうございます…
maki5417 @ Re:パレスチナ問題をひもとく(防備録)(10/24) ハマスとは  ハマスとはアラビア語の「…
msk222@ Re[1]:リアルすぎて恐いドラマ「THE DAYS」(06/12) ユトプスさんへ ユトプスさん、お久しぶり…

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2021.10.02
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カテゴリ: 日替わり日記
どんな文芸も、作者個人の志向違いがあって、誰もが自分の考えが一番だと思う傾向がある。
かく言うぼくも、そうした呪縛から逃れえられずいる。
川柳を30年ほどやってきたが、川柳は座の文芸ということもあり、選者から抜かれる(選ばれる)句が最良であり、選から外れたものは没句として抹殺される。
では、選者の眼が絶対かといえば競選(複数の選者)をすればほぼバラバラの句が選ばれる。(同じ句に選が集まるのも、また問題ではあるが…)絶対的基準など無きに等しいのだ。
といってもそれは当然だ。
文芸だけでなく、芸術は鑑賞する人それぞれの生き方やそのときの感情、指向が何よりの価値観となる。それでも、何々賞を獲ったといえばそこに視線が集まるのが人間の性、弱さでもあろう。
そうした屁理屈をブツブツ述べながら、最近は短歌を書くことが多くなったが、やはり川柳時代とかわらないジレンマに振り回されながら、ボツボツ書いている。
喃語こそ王さまことば我らみな言葉のしたにかしづくばかり
母に手をひかれ幼子あいた手を振りつ振り向く子犬のやうに
夜更けまで歌をつくりて潜り込む吾の布団に加齢の匂ひ
老いの手が老いの手を曳く街角に明日なるわが身うつすら見やる
たはむれに菜花の蕊を吸うてみよ蜜のありかは仄かに昏し
食卓の卵をとりて掌のなかのゆるき丸みは生命のかたち
名刹の廊下いつしか減りへこみ吾また減らすひとりならむ
もう少し港の船を見ていようチャペルの鐘の鳴り終へるまで
テントには死にゆく生と眠る生ビルの谷間にいのち枯れゆき
寂れたる郷にも月の現れしみな寝静まるときを輝よふ
集落を語ることばのやわらかく纏わりつきし棘もときどき
テレビには笑へぬ芸の流れたる退屈なうた連ぬるわれも















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Last updated  2021.10.02 11:36:03 コメント(7) | コメントを書く


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