ひまじんさろん

ひまじんさろん

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Favorite Blog

映画「海の沈黙」 New! みらい0614さん

煙突掃除延期 New! ぼちぼち7203さん

最新車事情 New! ひよこ7444さん

『イギリス断片図鑑… New! Mドングリさん

多分そういう人生 New! k-nanaさん

アメージングなのは… ♪テツままさん

ビトアス マイパーフ… megumiaolさん

昨日、反省したつも… つるひめ2004さん

宇宙のしっぽ 小林とむぼさん
うるとびーずの ♪MY … うるとびーずさん

Comments

msk222@ Re[1]:被災地支援(01/07) みちのくはじめさんへ ぼくの場合、感情の…
みちのくはじめ @ Re:被災地支援(01/07) こんにちは。みちのくはじめです。 私たち…
aki@ Re:被災地支援(01/07) この様な書込大変失礼致します。日本も当…
msk222@ Re[1]:パレスチナ問題をひもとく(防備録)(10/24) maki5417さんへ 情報ありがとうございます…
maki5417 @ Re:パレスチナ問題をひもとく(防備録)(10/24) ハマスとは  ハマスとはアラビア語の「…
msk222@ Re[1]:リアルすぎて恐いドラマ「THE DAYS」(06/12) ユトプスさんへ ユトプスさん、お久しぶり…

Freepage List

2021.10.09
XML
カテゴリ: 日替わり日記
​​​​




以前にも書いたが、近くの町に三浦久というシンガーソングライターがいる。大学等の講師をする側ら、シンガーとして歌い音楽の評論家としての活動をしている。
ぼくの短歌歴は、川柳や詩、エッセーなどくらべると短いが、“短詩の世界”は、どれも書くべき方向や目的に大きな違いはないと考えている。
文芸は、身内だけで慰撫し合うものではなく、ジャンルを超えて伝え、感じあうことが大切ではないかと、ぼくは考えている。
異論のあることを承知でいえば、言の葉文芸は、具象であれ抽象であれ、何らかのメッセージ性が抱合される。明確な意味のあるなしにかかわらず、作者は読む側の心に届く一行を書くことで使命が果たせた、と考える。
“読み手の心に届ける心を打つこと”を目指したら、単なる挨拶文であったり、ありきたりの景色、繰り返し詠みつくされた内容は避けるべき努力が必要ではなかろうか。
自己満足・自己陶酔の作品を押しつけるのは、読む側には迷惑な話だ。自分のノート(だけ)に書いておいて欲しい。
あえていえば、人には百人百様の過ぎ来し人生があり、受けとめ方の違いもある。だからすべての読者に等しく届けることなど不可能だ。
たった一人の読み手であっても、目的の人に深く届けばよい。かの時代、相聞歌などは、たとえつたない内容であっても、一人の愛する人の心に届けば、十全に役割を果たしたと思えたのではないだろうか。
と、つらつらいいわけを述べたあと、自分の書いたものを連ねるのは気恥ずかしいのだが…。
 崩しゆくそのためだけに一心に幼児かさぬる積木の搭よ
 夏の午後繭のごとくに眠りいし孫の寝顔に吾もつらるる
 昼茣蓙の凹凸顔に残すまま西瓜を囓る寝起きの児らよ
 向き合へば西陽を受けし石仏は向こうの世から見つめておりぬ
 石仏を語らう瞳ひかり帯ぶかういふ老いもあらむ あるべし
 たまゆらに出逢ひしことも向日葵の咲きたることも夏のきまぐれ
 月光のきららを添へて愛告げるおのれの夢にひと日たゆたふ
 夕暮れのキッチン淡くひかり帯び深海魚かと見紛う女の
 人はみな二本の腕をもちてより抱きあふことで意思の伝へぬ




​​​ ​​ ​​​





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2021.10.10 00:00:52
コメント(8) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: