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2006/05/13
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カテゴリ: まじめな教育論
さて、生徒や選手に「無関心」な教師や監督はアカンと、私は3日前に書いた。

堀内監督はおそらく、選手との距離を置くことに腐心し過ぎて失敗した。

堀内監督が一番影響を受けた監督は、おそらく川上哲治だろう。
川上監督はV9を成し遂げた、日本プロ野球史上最も成功した監督だ。
ルーキーの歳からエースに登り詰めるまでの十数年間、堀内は川上の下で働いた。

10代後半から20代前半の多感な時期、しかも自分を最も輝かしてくれた実績抜群の監督から影響を受けないわけがない。
堀内の頭は「プロ野球の監督=川上哲治」と自然に刷り込まれただろう。

川上は監督時代厳父のような立場を取り、選手との間に距離を置いた。

選手には滅多に声をかけなかった。軽い饒舌を嫌い、重く無口な態度を通した。

堀内監督は川上監督を真似た。選手が監督に会談を申し入れても、「一選手が監督に口を利く立場じゃない」と斬り捨てたと言う。
川上時代なら通用した態度も、現在の若者には尊大にしか映らない。堀内は川上のイミテーションにしかなれなかった。

ある世代より下の人間には、父性愛を嗅ぎ取る力が決定的に欠落している。酒の味の分からない子供のように、無愛想で無口で辛口な大人の男性から優しさの旨みを味わう能力を我々は失った。
監督や教師の無口イコール自分に対する「無関心」にしか捉えることができない。

川上監督は終始一貫して選手と直接コミュニケーションを取ることを避け、「冷厳な熱血人間」としてV9を成し遂げた。若い選手が父性を読み取る感性があった時代の話だ。
川上監督を表面的に真似た時代錯誤の堀内監督は、選手から「陰気な冷血人間」にしか見えず、「無関心」で冷淡な監督として選手から疎まれた。

子供と距離を取るのは難しい。感情量の少ない冷たい人間が距離を取ろうとすると、子供の心は離れてしまう。逆に愛情の強い教師が子供に近づきすぎると、愛の熱で子供を焦がす。
教師が太陽、子供が惑星という距離感が最適なのだろう。





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Last updated  2006/12/06 03:33:37 PM
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