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わたしのブログへようこそ。旅の楽しい世界へ皆様を御案内致します。 旅、それは遠くへ行くばかりが旅ではありません。家を一歩出た時から、小さな旅が始まっているのです。このブログでは旅を通じて、乗り物、グルメ、景色や名所などを取り上げていきます。 さあ、旅に出かけましょう！
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2009.08.31
テーマ： 鉄道雑談(1536)
カテゴリ： 名鉄電車の旅
皆様、こんばんは。いかがお過ごしでしょうか。
昨日、名鉄、いや日本を代表する特急電車７０００系 「パノラマカー」 が、多くの人に惜しまれつつラスト・ランとなりました。私もその最後の雄姿を見送りに名古屋へと行ってまいりましたので、また記事がまとまり次第お伝えしたいと思います。
それでは、今日は懐かしい名鉄特急の写真から１枚お届けしたいと思います。高山本線・富山駅で撮影した、名鉄キハ８０００系特急 「北アルプス」 号です。
名鉄の高山本線直通列車の歴史は古く、１９３２年 （昭和７年） １０月にまでさかのぼります。当時の名岐鉄道は最新鋭の電車だったデセホ７５５号車と７５６号車の半室を畳敷きにして、名古屋市内の柳橋駅 （現在の名駅近くにあった当時のターミナル駅。昭和１６年に廃止） 発下呂温泉行き週末特急列車の運転を開始しました。
現在、谷汲駅に静態保存されている７５５号車
この列車は鵜沼駅で国鉄の列車に併結して走るというもので、土曜日の昼過ぎに柳橋発、日曜日の夕方に柳橋着というダイヤが組まれ、今でいうところの 「行楽列車」
戦後しばらくは 「高山本線直通列車」 は運転されませんでしたが、１９６０年代の国内観光ブームを機に名鉄が再び乗り入れを国鉄側に打診しました。そして１９６５年にキハ８０００系が６両製造され、名鉄神宮前～高山間運転の準急 「たかやま」 号として８月より運転を開始しました。
走行性能は、国鉄線内での国鉄乗務員による運転を考慮して当時の急行型気動車・キハ５８形に合わせ、当時の準急用車両としては珍しく冷房装置も設置されました。これは名鉄が１９５９年 （昭和３４年） に日本初の 「大衆冷房車」 ５５００系を、１９６１年に７０００系 「パノラマカー」 を登場させていた先例があるからだとも言えます。また 「名鉄の優等列車」 という事で、 「どけよホーン（ミュージックホーン）」 も取り付けられました。
２等車 （現在の普通車相当） 座席には 「パノラマカー」 （現在のグリーン車相当） にはリクライニングシートを導入しました。１９６６年 （昭和４１年） ３月には国鉄の施策に伴い、準急から急行に格上げされました。また、この年には鉄道友の会より 「ブルーリボン賞」 を受賞しています。
この冷房付きの急行 「たかやま」 号は 「全車座席指定」 「犬山うかい」 号などに使用されました。
１９７０年（昭和４５年）７月、 「立山黒部アルペンルート」 が開通しました。これに伴い、夏季限定ではあるものの富山地方鉄道・立山駅までの乗り入れを果たし、列車名も 「北アルプス」 に改称しました。この時グリーン車が廃止され、普通車に格下げとなりました。
富山地方鉄道線内では、間合い運用で自社の 「アルペン特急」 にも使用され、富山平野を 「どけよホーン（ミュージックホーン）」 を鳴らしながら快走する姿が見られました。また１９７６年には、 「急行」 から 「特急」 へと格上げされました。
１９８３年夏を最後に立山乗り入れは廃止され、神宮前～飛騨古川間の運転となりました。１９８５年には再び富山まで区間延長されたものの、連結両数が見直されて３両固定編成となりました。しかしそれも１９９０年には高山打ち切りとなり、車両の老朽化・設備の陳腐化を理由に１９９１年には後継車・キハ８５００系にバトンタッチして廃車となったのです。
キハ８０００で使用されていた速度計（名鉄資料館蔵）
鉄道ピクトリアル 2009年 10月号 [雑誌]
鉄道ジャーナル 2009年 10月号 [雑誌]
［これからの旅におすすめな宿です］
◆伊豆長岡温泉 南山荘
古き浪漫漂う、数奇屋造りの宿・ 伊豆長岡温泉 南山荘 。露天風呂をはじめとする３つの温泉が自慢です！
◆名鉄グランドホテル
名古屋で交通アクセスに最も便利なシティホテル・ 名鉄グランドホテル 。2007年3月に全客室のリニューアルが完成しました。
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利便性を重視したホテル・ 名鉄ニューグランドホテル 。ご宿泊者には１階『ベーカリーカフェ；メイグラン』にて洋風軽朝食を無料サービスしております。
昨日、名鉄、いや日本を代表する特急電車７０００系 「パノラマカー」 が、多くの人に惜しまれつつラスト・ランとなりました。私もその最後の雄姿を見送りに名古屋へと行ってまいりましたので、また記事がまとまり次第お伝えしたいと思います。
それでは、今日は懐かしい名鉄特急の写真から１枚お届けしたいと思います。高山本線・富山駅で撮影した、名鉄キハ８０００系特急 「北アルプス」 号です。
名鉄の高山本線直通列車の歴史は古く、１９３２年 （昭和７年） １０月にまでさかのぼります。当時の名岐鉄道は最新鋭の電車だったデセホ７５５号車と７５６号車の半室を畳敷きにして、名古屋市内の柳橋駅 （現在の名駅近くにあった当時のターミナル駅。昭和１６年に廃止） 発下呂温泉行き週末特急列車の運転を開始しました。
現在、谷汲駅に静態保存されている７５５号車
この列車は鵜沼駅で国鉄の列車に併結して走るというもので、土曜日の昼過ぎに柳橋発、日曜日の夕方に柳橋着というダイヤが組まれ、今でいうところの 「行楽列車」
戦後しばらくは 「高山本線直通列車」 は運転されませんでしたが、１９６０年代の国内観光ブームを機に名鉄が再び乗り入れを国鉄側に打診しました。そして１９６５年にキハ８０００系が６両製造され、名鉄神宮前～高山間運転の準急 「たかやま」 号として８月より運転を開始しました。
走行性能は、国鉄線内での国鉄乗務員による運転を考慮して当時の急行型気動車・キハ５８形に合わせ、当時の準急用車両としては珍しく冷房装置も設置されました。これは名鉄が１９５９年 （昭和３４年） に日本初の 「大衆冷房車」 ５５００系を、１９６１年に７０００系 「パノラマカー」 を登場させていた先例があるからだとも言えます。また 「名鉄の優等列車」 という事で、 「どけよホーン（ミュージックホーン）」 も取り付けられました。
２等車 （現在の普通車相当） 座席には 「パノラマカー」 （現在のグリーン車相当） にはリクライニングシートを導入しました。１９６６年 （昭和４１年） ３月には国鉄の施策に伴い、準急から急行に格上げされました。また、この年には鉄道友の会より 「ブルーリボン賞」 を受賞しています。
この冷房付きの急行 「たかやま」 号は 「全車座席指定」 「犬山うかい」 号などに使用されました。
１９７０年（昭和４５年）７月、 「立山黒部アルペンルート」 が開通しました。これに伴い、夏季限定ではあるものの富山地方鉄道・立山駅までの乗り入れを果たし、列車名も 「北アルプス」 に改称しました。この時グリーン車が廃止され、普通車に格下げとなりました。
富山地方鉄道線内では、間合い運用で自社の 「アルペン特急」 にも使用され、富山平野を 「どけよホーン（ミュージックホーン）」 を鳴らしながら快走する姿が見られました。また１９７６年には、 「急行」 から 「特急」 へと格上げされました。
１９８３年夏を最後に立山乗り入れは廃止され、神宮前～飛騨古川間の運転となりました。１９８５年には再び富山まで区間延長されたものの、連結両数が見直されて３両固定編成となりました。しかしそれも１９９０年には高山打ち切りとなり、車両の老朽化・設備の陳腐化を理由に１９９１年には後継車・キハ８５００系にバトンタッチして廃車となったのです。
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