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去る5月26日、保育園と仕事復帰前のスケジュールで最後のチャンスだったので歌舞伎座へ。 團菊祭 (油断すると「菊團まつり」と言ってしまう)の千秋楽を幕見席で見るために保育園後チケット売り場に並ぶ。目当てはとにかくエビ様(我ながらミーハー)。一幕目を観ようと思って行ったものの、いざ長蛇の列に並ぶと欲が出て通しのチケットを買う、2500円、幕見の安さにハマってしまう!なんでこんなに安いんだー!
最初は立ち見でアンラッキーだったが、1幕目の途中で「こりゃーいったいなんなんだ」「さっぱりじゃないの」という雰囲気でわたしの前の外国人夫婦が席を立ったので座れて、ラッキー。
一幕は義経千本桜の「渡海屋 大捕物」。詳しいことはサッパリわからないが、以前大好きだった海老蔵丈のパリ公演を経たその姿観たさにもう幕開けからワクワクしっぱなし、でもエビ様はやっぱり声がどうにもイマイチだしなー、と思っていたのも束の間、気迫溢れる舞台に抗いようなく引き込まれ、力が入り、圧巻のラストシーンまであっというまの2時間だった。隣に座った外国人ナイスガイと「あれが安徳天皇か?」「そうそう」「やっぱりかー」「あれ女の子なんだよ」「マジでか?」とコソコソ話をしながら観るのも一興、兎に角最高でありました。
二幕は、「喜撰」、これを観るのは二回目。喜撰法師のおどけた踊りでアッサリ30分。前回も確か同じの三津五郎丈、とにかく踊りの名手らしいがわたしにはよくわからない。すらりとした役者さんが好きなので姿にあまり惹かれない。相手の遊女役の時蔵ばかり見ていた。一方、以前衛星放送かなにかで見た梅枝殿の女形に一目で惚れてしまったので、とにかく梅枝殿の出番を楽しみにしていたけど、ツルツル頭の坊さん姿はイマイチ。素顔も。
三幕は「極付 幡随院長兵衛」これこそ、團菊祭という大御所スター勢ぞろい、しかしだんだん保育園から遠く離れていることが気になりはじめ落ち着かないので、50分観たところで出る、絶対面白いことはわかってるけど、そわそわしていると肝心のストーリーをあまり楽しめないので。でも一幕目を思い切り楽しんだので心残りはまったくなし。どっしり大御所より若手の、そして何より玉三郎様のすらりとした姿の方が好きだし。
夜の部は、益々華やかに、何せ梅枝殿のお姫様姿もあり、観たいのは山々、しかしエビ様を堪能するには昼のほうが良かったと大満足の一日でした。幕見席最高!次いけるのはいつになるやら?次観たいのは梅枝様のお姫様、そしてダークホース?染五郎丈。教育テレビ「からだであそぼ」での「歌舞伎 なりきりわざくらべ」コーナーで大ファンになってしまった!早く次行きたい!ミートも連れて行きたい!