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以前読んだ本の中に、「能面は見せる角度で様々な感情を表現している」というようなことが書かれていました。その時は特に気にも留めなかったのですが、このマンガを読んでいると“なるほど!”と思うこと頻り。目の中にお星様キラキラが定番の少女マンガで、主人公の女の子に能面をつけさせるという暴挙(?)に出た、そのチャレンジ精神にまず拍手を送りたいです。「3歳を超えると女の子は能面をつけなければならない」という、わけわからん家に生まれた花子さん。高校生になった現在まで、ずーっと能面をつけて生活しています。夏の暑さにも負けず(顔が蒸れちゃうんです…)、視界の悪さにも負けず(足元は良く見えるみたいです…)、人々に怖がられても距離を置かれても負けない(気にしない)花子さんのマイペースっぷりが気持ち良かったりします。ちょっと不気味な能面が時にはすっごく可愛く見えるのも、花子さんの内面がキュートだから。幼馴染みの花子さんに長い間片思い中のけんちゃん(ワンコ系イケメン)、花子さんとの結婚を目論む能楽師の三郎さん(変態系イケメン)などなど、周りを固める人達も、花子さんに負けないくらいキュート&天然です。3巻は、恋あり…(?) 能面あり… 水着あり!!!!能面女子花子さんのナイスなバディが見られる!(かもしれない)2017年夏頃発売予定! 乞うご期待!!※表紙のカバーをぺろっとめくって見てください。 一冊で二度楽しめます。能面女子の花子さん [ 織田涼 ]【内容情報】(出版社より)家庭の事情で能面をつけて生活する女子高生・花子さん。見かけはホラー、中身はキュートな花子さんのスクールライフは、恋あり、友情あり、能面あり!!まわりの視線もなんのその! 能面女子の青春コメディ!! 能面女子の花子さん(2) [ 織田 涼 ]【内容情報】(出版社より)能面をつけて生きる女子高生・花子さん。のほほんと過ごす花子さんですが、彼女をめぐる妄想、そして恋心はヒートアップ!花子さんの意外な一面も明らかになって…!?能面女子の青春コメディ第2巻!!
2017年01月10日
日本人の知らない日本語(4)今回は今までとは趣向が変わりまして、外国(ヨーロッパの国々)で日本語を学んでいる人たちのお話です。蛇蔵さんと凪子先生、そしてドイツ女性のクララさんがヨーロッパ諸国を巡り、各国の学校で日本語を学ぶ学生さんを紹介しています。訪れた国は7か国(フランス・ベルギー・ドイツ・イギリス・オーストリア・チェコ・スイス)。どこの国の人たちも、1~3巻に登場した人たちに引けを取らない強烈さ!特にスゴイのがフランス戦隊ニホンスキーのオールマイティな気配りイケメン グリーン君。「ルームメイトに掃除をさせる」というお題の会話の授業中、「おまえ 掃除 約束した 守れ 守らない 嫌い」とか言う学生がいるなかで、グリーン君がぶちかました超模範解答がこれだっ!!「 なぁ 俺ら 一緒に暮らして長いじゃん?言いたくなかったけど 最近のお前にはマジ耐えらんね 掃除するって約束も守んねーし」しかも…非の打ち所ないキムタクボイスで、カンッペキな渋谷の兄ちゃん発音!!うほ~~、フランスにキムタク降臨!「ちょっ マジで!」とこちらにもキムタク降臨!グリーン君は日系航空会社でバイトをしていて敬語が完璧なんだそうです。T.P.O.によってキムタクバージョンも使いこなす多才ぶり。素晴らしい! フランスでは日本の漫画は「MANGA」として知られているそうで、人気があるのはちらっと聞いたことがありますが想像以上ですね~。フランスにブック〇フがあったのにはべっくらでしたが、この人気っぷりからすると当然のことですね。ベルギーの本屋のガラス全面に『黒執事』のセバスチャンの等身大パネルがあり~のドイツの学校にはルパンととっつぁんのポスター(なぜか江戸時代風)があり~のオーストリアのゴスロリ嬢は自国の歴史を『ベルばら』で学んだり~のなんだかとっても親近感を感じてしまいます。ベルギーのジャニーズファンの彼女、『るろ剣』の中で私の一番好きなキャラは斎藤一であります!!(だからなに?)【内容紹介】海の向こうで、日本語を勉強している人たちに会ってきました。シリーズ累計200万部の大ベストセラー、最新刊がついに登場!第四弾となる今作では、おなじみ凪子先生と漫画担当の蛇蔵さんが海外上陸!舞台は海外! ヨーロッパを中心に現地のオタク事情などもご紹介しています。さらにユニークな学生たちが続々登場です。
2014年01月18日
猫なんかよんでもこない。(その2)猫なんか好きになったばっかりに!・・・杉作さんの心の叫び、よ~~くわかります。わかりますとも。どこかで捨て猫(らしき)を見かけようものなら、お腹をすかしているんじゃないかと心配し、「行くところがないんなら、ウチに来るかい?」と話しかけ、ふと気難しい先住猫(にゃんこ1号)の顔が頭に浮かび、「イカンイカン」と自制し、それでもやたらと気にかかる・・・連れて帰りたいけど、連れて帰れない・・・まさに心痛みまくりです…そんな杉作さん、チン子のことが気にかかりながらも、仔猫拾っちゃいましたね!(仕方ありません。それが猫好きの宿命みたいなもんです。)初めは威嚇していた新入り仔猫も、杉作さんになでられるとゴロゴロするようになりました。もう完全に心を許していますね。(ここまで来たら引き返せませんよ。。。)食べ過ぎでお腹がポッコポコだから、名前はポコちゃん!チン子とポコちゃんが仲良くやってくれることを願っています。杉作さんが暮らすアパートはペット禁止だったのに、大家さんに見つかってしまい、あわや…状態に。でも、優しい大家さんで良かった。その後、ペット可のアパートになりました!それで新しく入ってきたのが、偶然にも以前からお知り合いだったマツさん。マツさんの愛猫はクーちゃん、オス10歳以上。お歳のせいか、いつも洗濯機の上でウトウト・・・でも。近所のボス猫・キャハンを寄せ付けない威厳(?)をお持ちです。新しいにゃんこも加わって、杉作さんの日常がどう変化するのか、3巻に期待しています。※クロを偲ぶお話もちらほら出てきますよ。【内容情報】(「BOOK」データベースより)マンガ家になって友達づきあいが増え、「そろそろ彼女も…」と忙しいオレに、だんだんチン子は嫉妬をむきだしにするようになる。オレには友達も母親もアニキもいるけど親も兄弟も仲良し猫もいないチン子にはオレしかいなかった。そんなある日、雨の中で泣いているどこかの子猫の声を聞いたオレはチン子が怒るとわかっていながら、いてもたってもいられず…。クソッ猫なんか好きになったばっかりに!【目次】(「BOOK」データベースより)第1章 思い出すこと/第2章 マンガ家生活/第3章 チン子、いなくなる/第4章 嫉妬/第5章 猫の一生/第6章 それぞれの変化/第7章 魂/第8章 ウメサン、遊びにくる/第9章 猫なんか好きになったばっかりに/第10章 ぬくもり
2013年07月09日
猫なんかよんでもこない。 “そうそう、そうなのよ! ほんとに呼んでもきてくれないのよ!”猫を飼った人なら納得のタイトル。表紙はつぶらな瞳の黒にゃんこ、それも見返り。これが本屋さんに平積みされていたら、猫好きさんは絶対スルーできないでしょう…いや~、上手いタイトルつけたもんです。タイトルと黒にゃんこから、ほのぼの癒し系猫マンガだと思ったのですが、ちょっと(かなり)違いました。もともと猫がキライだった元プロボクサーの作者と、二匹の猫(オスのクロとメスのチン子)との距離感が新鮮です。不器用な“オレ”と無邪気な2匹の仔猫。気持ちが緩むのがわかります。ただ、クロの最期のお話は、読んでいてやるせなくなってしまいました。ボクシングの夢が断たれてしまった作者は、クロにチャンピオン(ボス)になって欲しいと思い、去勢手術をしないままでいます。そして、ケンカがもとでネコエイズを発症、クロは死んでしまいます。獣医師の再三の忠告を無視した自分を責める作者。ペットを看取った時、「あの時~しておけば…」という後悔と自責の念にかられた人も多いと思いますが、私もその一人です。猫を飼っていたら絶対に避けられない辛いこと、普段忘れている(忘れようとしている)ことを、目の前に突きつけられる思いがしました。いつか必ずやってくるその時まで、今傍らに寄り添っているこの小さな命を慈しんでいこうと思います。これは、大事なことを再確認されてくれる稀有な猫マンガです。【内容紹介】『クロ號』の杉作の最新作!ほんとうにあった、猫と男の物語。ブアイソウな黒猫と暮らすことになった、プロボクサーのオレ。猫なんか大嫌いだったが、ボクシングの夢が断たれたあと、オレを頼ってくれたのは、このちっぽけな猫だけだった……。ブキヨウさにニヤニヤ、ゆるゆるなごんで、最後にホロリ。深くしみいる、大人の実録猫マンガ。
2012年12月22日
日本人の知らない日本語(3)今回もまったり気分で日本語の勉強ができました。長いこと日本人をやっていますが、知らないことってまだまだたくさんありますね。。。この巻にも、日本語を学んでいる外国人のちょっと勘違いした言い回しが出てきますが、私、笑えません… 凪子先生が教えている日本語学校の卒業式がありまして、今回卒業した生徒さんは10名。「大きなお世話になりました!!」と旅立っていかれました。(多分私より日本語が達者な、あの趙さんも卒業です。)巻末には袋とじ番外編が。『日本人の知らない日本語 4 特別編 in ヨーロッパ』を先駆けてお届け!今までは日本に住む外国人を紹介してきましたが、今度は日本に住んでいないで日本語を学んでいる人をご紹介。ベルギー、オーストリア、フランス、ドイツ…さぁ~、どんなキャラの方々に会えるのでしょう~楽しみです!!“瓱”の字ですが、読みは“ミリグラム”!! …わざわざ漢字にしなくてもいいと思う…
2012年07月28日
NARUTO(巻ノ60)表紙に尾獣が勢ぞろいしてます!それもちっちゃい(若い?幼い?)尾獣たちです。七尾はカブトムシのような姿形ですが、表紙だとちゃんと幼虫の形になってます。 芸が細かいっ。九尾もなんとなく可愛げがありますね~。もともと一途で一生懸命なナルトですが、最近とみに成長著しく(精神面含む)、それをずっと見て来た九尾も心動かされるものがあったのでしょう。この巻ではナルトに力を貸してくれます。ビーのおっちゃんと八尾のようになりたいと思っているナルト。九尾との関係も一歩前進ですね。一方サスケですが、巻末でイタチと遭遇?次巻の展開が気になります。・・・この巻では、我愛羅ちゃんの出番が数コマしかありませんでした…そりゃないよ… 仕方ないっちゃないんだけどね…【内容説明】六体の尾獣を相手に奮戦するナルトとビー。二人を援護すべくカカシとガイも駆けつけるが、ナルトは四尾に飲み込まれてしまう。その体内で孫悟空と名乗る尾獣本体が現れ!? 一方、ついにサスケにも動きが…!!
2012年05月23日
眠らない街から私が持っているのは、1989年7月発行のコミックス(ふ、古いっ!!)。 たぶん絶版になっているのではないかと…上の画像は文庫版です。文庫版には表題作の他に、続編『A列車でいこう』が入っているそうです。『A列車でいこう』、まだ読んでないっっっ 読みたいっっっ主人公・佐那子(さなこ)は10歳の女の子。銀座のネオン街のビルで、大好きなお父さんと2人で暮らしています。2人が住んでいる“はちのきビル”は お父さんのお父さんが建てた古いビルで、その3,4階の空中庭園のような部屋が二人の住居になってます。在宅でお仕事をするお父さんと可愛くて聡明な娘、榛野なな恵さんの『Papa told me』を彷彿させます。そのおんぼろビルに 地上げ屋がやってきたり(↑このあたりは『摩天楼のバーディ』を思い出させてくれました)、亡くなったと聞かされていた母親が 実は生きていて再会したり(↑これはズバリ『マルモのおきて』でしょう~)、いろいろな事が起きるわけですが、すべてのエピソードが一貫して心温まる終末を迎えるんです。登場人物がみんな一生懸命生きていて、心優しい。。。こんなビルに住めたらいいなぁとついつい思ってしまいます。そして、お父さんが佐那子ちゃんを深く愛しているのが伝わってきて、ほんわか気分になれる一冊です。
2012年01月26日
日本人なら知っておきたい日本文学蛇蔵さんと海野さん、相変わらずの名コンビです。読者の興味をひくツボを掴むのがお見事です。ただでさえ敷居が高い日本文学…清少納言や紫式部なんて出されたものなら、お正月から意気消沈… でも、このお二人にかかると こうなるっ!!清少納言はどこまでも清々しい人!賢いうえに鋭い感性、見事なまでにきっぱりした人です。紫式部は教養があるに それを極力隠そうとしたちょっとうじうじタイプ。“女に知識は不要”の世界にいたので無理からぬことですが、これじゃ、清少納言とは合わんわね。。。そして蛇蔵さんと海野さんが「かわいい…」と絶賛(?)しているのが菅原考標女(すがわらのたかすえのむすめ)。更級日記を書いた人ですね。源氏オタクの夢見る乙女、全然すれてません。源氏物語の原典を手に入れたい一心で仏像を彫ってしまいます!それも等身大です!!…そのかいあって源氏物語全巻コンプリート!ご飯を食べるのも忘れ、ひたすら読みふけります。これって今も昔も変わりませんね。 お友達になれそうな感じがします。取り上げられているのは1章 清少納言『枕草子』より2章 紫式部『紫式部日記』より3章 藤原道長『御堂関白記』より4章 安倍晴明『大鏡』より5章 源頼光『今昔物語集』より6章 菅原孝標女『更科日記』より7章 鴨長明『方丈記』より8章 兼好『徒然草』より9章 番外編ヤマトタケル『古事記』より の9人です。巻末ふろく 古典のおはなしこぼればなしもあります。
2012年01月02日
NARUTO(巻ノ57)2010年3月に巻ノ50の感想を書いたきり、NARUTOから遠ざかっておりました。それが、また突然“NARUTO熱”復活!です。巻ノ51から57まで一気に読みましたよ。ナルトの母ちゃんは出てくるは、ビーとナルトが仲良くなってるは、相変わらず我愛羅ちゃんはカッコ可愛いは、さすがに7冊もたっていると話もすっごく進んでいる(←当たり前)。ここから巻ノ57の感想(ネタバレちょろっとあります)。自分を狙いマダラが戦争を仕掛けてきたことを、仙人モードで知ったナルト。「この戦争は全部オレ一人でケリをつける!! 憎しみも痛みも全部オレがまとめて引き受ける!! オレの役目だ!!」 ということで、イルカの説得を振り切って、結界班が張った36重の再生結界をビーと二人で破って、戦場へ向かいます。この結界班の班長、「…だって二人して壊すんだもんさ~ そんなの聞いてないしさ~~」 情けなさ過ぎて笑える… 部下の妙な髪型も笑える…「ナルト お前はいつも甘い 戦争を本当に一人で片付けられると思っているのか? そりゃ 無理ってもんだ… なんならワシの力を…」とナルトをそそのかす九尾の狐にむかって「いつまでもオレをなめてんじゃねーぞ!!!」とすごんだかと思うと「いつかおめーの中の憎しみもどうにかしてやりてーと思ってる!!!」とのたまったナルトちゃん、憎悪の権化・九尾の狐もちょっと毒気を抜かれた感ありあり(?)です。ビーの名前の由来や雷影との過去、雷影と四代目火影の戦いのお話も入っていて、ビーが、“ナルトにとって、イルカは特別な存在”だということを察知していたのはこういう過去があったからなのか…と 納得です。ただですね、死んだ人をひっぱりだしてきて戦わせるっていうのはちょっといただけないかな~と思うんです。壮絶で切ない最期に感動して、涙まで流しちゃった自分は一体何だったの??と思ってしまいました… あと、ナルトちゃん、「この戦争は全部オレ一人でケリをつける!!」って息まくのはいいけど、みんなで戦った方がいいよ。巻ノ55の我愛羅ちゃんの演説、さすがですよ!そこが我愛羅ちゃんとナルトちゃんの違いでしょうか…(まぁ、以前から私は我愛羅ちゃん贔屓なんで…)。
2011年08月18日
夏目友人帳(第11巻)第四十二、四十三話「封じてあるもの」は、妖怪たちとタキの祖父・慎一郎のお話です。タキの家の蔵の掃除を手伝っていた夏目と田沼。蔵の中の物を動かしたことで、古い人形の妖・カクラの封印が解かれてしまいます。そのカクラ退治を助けてくれたのは、今は亡き慎一郎と縁のあった妖怪たちでした。慎一郎は妖を見ることはできなかったのですが、慎一郎と妖怪たちの間には確かに友情が育っていたんですね。第四十四、四十五、四十六話の「遠き家路」、幼い頃の夏目くんが登場!親戚が管理してくれている生家が売却されることになり、人手に渡る前に家を見に行くことにした夏目。両親を亡くした後の夏目には、辛い思い出ばかりだったんだろうと思っていました。 が…お父さんとの幸せな時間があったことにほっとしました。でも、その時間があまりにも短かったのが哀しい…今は帰る家があって、理解してくれる人達がいて、ニャンコ先生もいて、良かった! ほんとに良かった!毎度のことですが、作者のあとがき、いいですね!読んでいてほろりとします。
2011年03月21日
既に2巻を読んでまして、順序が逆になってしまいました。またまた知らない言葉満載です…この巻の個人的ヒットワードは ”袖ビーム”!! ビ、ビームって… 何…?袖ビームとは、ガードレールの端のまるまった部分のことなんですって!ガードレールの板の部分が ”ビーム”で、その端なんで ”袖ビーム”!!知ってる人の方が少ないと思うんですが、どうなんでしょう…何より、外国の人がそんな言葉を耳にすることがあるなんて驚きです。「大丈夫! 袖ビーム知らなくても生活できます!」と申し上げたい気分ですよ…凪子先生曰く、ちまたには変な敬語があふれているそうですが、私も外国の人達の片隅で、凪子先生に教えていただく必要がありそうです…あ~、日本人失格かも?
2011年02月08日
のだめカンタービレ(♯25(アンコールオペラ編))「終わっちゃったよ~」と淋しさを覚えた23巻。「あり、終わってなかったの?」と拍子抜けしたけど嬉しかった24巻。これでホントに(たぶん)終わりの25巻です!23巻の終わり方が印象的だったので、24巻からのオベラ編はいらないんじゃない?と思ったけど、(24巻も惰性で買ったような感じだったし、内容もイマイチ)25巻は面白かったですよ。以下25巻の内容をさらっと… ネタバレにご注意。世界のNODAMEの日本凱旋コンサートも大成功!いつのまにかのだめと千秋先輩の立ち位置が逆転してますね。のだめの上から目線にもめげず、オペラ「魔笛」の指揮に力を注ぐ千秋先輩。 粘着質の完璧主義です。24巻で中途半端だったオペラメンバーのアクの強さが、25巻でだだ漏れ。あの”オレさま”千秋をふりまわせるのは のだめぐらいだろうと思っていたけど、世界は広かったんですね…メンバーたちの自分勝手な暴走に、「今度こそ(?!)ダメだろう…」と不安いっぱいの千秋ですが、峰くんの発案で開き直りに成功! ”王女パミーナの奴隷”に徹することで壁を打開、あとはお約束の展開です。ここでの峰くんの発案、それは、のだめを「鈴の音」で参加させることでした。のだめにとって、千秋先輩と共演するのは長年の夢。それが「魔笛」で叶います。 「あと一年はこれをおかずに ひとりでもご飯が美味しく食べられそうデス」というのだめに 「約束くらいしていくよ」と指輪を渡す千秋先輩。変態の森の奥深ーくへ進んでしまったようですな…(エビ様指輪ネタがここで出てくるなんて、なんてタイミング…)番外編『ターニャカンタービレ』黒木くんの実家を訪れたターニャ。暑いだの、正座が無理だの、服が地味だの、傍若無人のマイペースっぷり。黒木家の皆さん、どん引きです… いとこの多恵ちゃんなんて、ヘビ(=ターニャ)に巻きつかれたカエル(=黒木くん)を連想しちゃってます。でも服が派手だろうとターニャの真面目な気持ちはちゃんと伝わるんですね~パリに残って教師になる勉強をするターニャとドイツのオケに行く黒木くん、これからは遠恋です!今までみたいに泣いて笑って、それでも前へ進んでいくんだろうなぁと思えるステキな最後でした!…片平さんって、あんなにカッコよかったっけ?峰君の進路(?)がやっと決まって一安心だけど、峰パパにとってはお気の毒です… かーちゃん、やっぱりいいキャラしてるわ。
2010年12月14日
7つの黄金郷(エルドラド)(1)文庫版6巻には、未発表の第4部冒頭30ページ分の鉛筆書きネームが入っているそうな…うわぁ~、よ、読みたい!例のごとく、私が持っているのは単行本なんで(↑時の流れをひしひしと感じます…)。山本鈴美香さんといえば断然『エースをねらえ!』ですが、登場人物の皆さんが揃いもそろって大人物で(厳しい修行の後、悟りをひらいた方々という感じが…)、生来のへそまがりから見るとまぶしすぎて、くらくらしちゃったりするわけです。(といいつつ、単行本全巻コンプリートしている私って…)『7つの黄金郷(エルドラド) 』にはイイ男がたっくさん登場します。少女マンガの王道ばく進です。顔がイイだけじゃない! ”できる男”たちなんですね~。その2トップ、マンスフィールド伯アーサー・ローレンス(長い!)とクレメンテ公ロレンツォが揃いも揃って懸想している相手が主人公・オリビエです。エリザベス1世治世下のイングランドはスペインとの宗教戦争のまっただ中。エリザベス1世の腹心・レッドフォード侯爵と、王家の血を引くヴィクトリアとの間に産まれた双子のエロールとオリビエ。妹オリビエは4才の時 旧教徒にさらわれ、背中に「EL DORADO」(エルドラド)とイレズミを彫られてしまいます。黄金郷のカギとなるこの入れ墨と、王家の血を引く女性ということでオリビエは狙われることになるのです。そこへメアリ・スチュアートとその隠し子・紅蜥蜴が絡んできたり、エリザベス1世暗殺未遂、スペインの陰謀、果ては法王まで登場する大スペクタクルです。理性の権化みたいなアーサーもいいんですが、(どういうわけか忠犬ハチ公を思い出す…)私、クレメンテ公ロレンツォが大好きでしたね。(アーサーが犬なら、この人どこから見てもネコです。)気まぐれで怖いものナシだけど、オリビエに嫌われるのが死ぬよりツライとしゃ~しゃ~と(それも真剣に)ノタまっちゃうなんて… ス・テ・キ!哀しすぎる過去と、紅蜥蜴との関係が明らかにされた後、私の中のロレンツォさま株がぐ~んと上がったのでした。
2010年11月28日
夏目友人帳(第10巻)他人との間にさり気に壁を作っていた夏目くん。だんだん壁が低くなってきましたね。 なんか嬉しい。この巻では、夏目くんの昔の同級生・柴田が登場します。夏目の古傷をえぐったりして、はじめはすっごくイヤなヤツだったんだけど、彼も恋する少年だったんですね・・・柴田がほのかに恋してるのは、村崎という名の女子高生。 実は彼女、山藤の樹の妖です。 もう力が弱まっていて、生気もあまり残っていません。柴田に忠告しても聞く耳を持たないので、ほっとけばいいものを(もともと仲良しさんでもなかったんだから・・・)今の夏目くんは、そうしないんですね~。自分の死期(?)を感じている村崎から託された手紙を、柴田に渡したはいいけれど、書かれているのは妖の文字だったものだから、柴田に拒絶されてしまいます。 そこで夏目くん曰く、「おれのことは信じなくてもいい でも この手紙だけは持っていてやってくれ」 くぅぅ~~、成長しましたね~~結局、村崎の最期に間に合いまして、柴田のほろ苦い恋も終わってしまうんです。そして、夏目と柴田の間に友情が芽生えます。 もう1つは 「月分祭(つきわけさい)」を舞台にしてまして、名取が出てきます。名取さんも夏目も、雰囲気がゆるゆるになってきた感じ。相変わらず、物悲しくて、でも暖かい読後感でした。。。それにしても、ニャンコ先生、手(足?)短すぎっ!自分でブラシかけられないじゃないですかっ!
2010年07月07日
のだめカンタービレ(24)23巻で一応終わっているので、この巻からはアンコール オペラ編です。市民オペラのオケを依頼されたR☆S(ライジング・スター)オケの峰くんが、指揮を千秋くんに打診します。オペラの指揮が念願だった千秋くんは、さっそく日本へ。劇団名は『白い薔薇歌劇団』 (ぷっ!)、主宰はあの菅沼沙也、演出は峰くん・・・これは、一波乱も二波乱もあるに違いない・・・オーディションには、千秋くんの幼なじみ・杏奈ちゃんまで現れちゃった・・・ 孤高のオーボエ奏者・黒木くんも、ターニャを連れて帰国。孤高が孤高でなくなり、プロポーズらしき段階までとんとん行っちゃいました・・・この二人のお話、もっと読みたいなぁ。 千秋さま命の真澄ちゃんをはじめとして、お馴染みのキャラが続々登場!あまりにも大勢出過ぎていて、 同窓会のような楽しさはあるけど、話が散漫で、表面さらっという感じです。 のだめと千秋の絡みもわずかで、物足りませんでした・・・肝心のオペラ出演者たちも、いままで登場してきたキャラに比べて印象が希薄・・・そんな中、異彩を放っていたのが 峰くんのお母さん!! すごいインパクトです! これからもどんどん出てきてほしいですね~ 巻末の『のだカンBS(バックステージ)』は2本立て。 ・沙悟浄・木村くんと萌ちゃんのお話、「沙悟浄カンタービレ」 ・女たらし・菊池くんが帰国したワケが分かる 「菊池カンタービレ」 この2本をもっとふくらませたら、面白いんではなかろうか・・・
2010年04月27日
日本人の知らない日本語(2)日本語学校教師・凪子(なぎこ)先生が、外国人生徒からの素朴な疑問に悪戦苦闘。 「失礼極まる」 と 「失礼極まりない」 はどちらが失礼? 「スッパ抜く」の「スッパ」って何のこと? 緑色なのに、どうして「青信号」って言うの? そんなこと聞かれても・・・ 私、答えられないっすよ・・・この本も勉強になりましたです。 特に色に関しては、ほぉ~、なるほど~ と感心しきり。赤ちゃんのことを、何故「みどりご」っていうのかわかりました、えっへん。 生徒さんたちも、皆さん面白いですね。 大爆笑です。 日本人より丁寧な日本語を話し、難しい敬語もなんのその(ただしちょっと古い・・・)ジャックさん。マンガで日本語を学び、 「本気」 を 「マジ」 と読む オタクなルイ君。時代劇マニアで 忍者が大好き エレーナさん などなど、直接おハナシしてみたい衝動にかられます。日ごろ何気に使っている日本語に、ちょっと敏感になることウケアイです。
2010年03月31日
夏目友人帳(第7巻)主人公・夏目貴志(なつめたかし)は妖怪が見える。祖母レイコも妖怪が見え、妖怪をいじめ負かした結果、奪い取った名を集めた契約書 「友人帳」 を貴志が受け継ぐ。それ以来、ニャンコ先生(夏目の用心棒、本当は妖怪)と一緒に妖怪たちに狙われたり、契約した名を返したり・・・ とにかくニャンコ先生が ぶさかわです。かまぼこ型のいや~~んeyes、まんまるい体、おまんじゅうのようなしっぽ・・・ぶさいくだけど、なぁんとなく かわゆしっ! 変身して本来の姿になると、キツネみたいに精悍になる。 みごとなダマシです。 9巻には2つの物語と、「夏目観察帳」が入っています。1つ目のお話は、カラスに襲われていた毛玉のような妖怪を、夏目が助けたことから始まります。 (後で「ケマリ」と命名)傷の手当てをしてもらったケマリちゃん、後々夏目が妖怪・アマナに襲われた時夏目を助けてくれるんです。妖怪なのに 本当に義理固い良い子(?)です。「夏目友人帳」には、怪しくない妖怪が頻繁に出てきます。というより、はじめ怪しくても夏目に感化されて、怪しくなくなるといったほうがいいかも・・・夏目くん、妖怪を操ろうと思えばできるのに、そういう気がまったくありませんからね。 2つ目のお話には、久々に祓い屋・的場静司が出てます。 妖怪を思いやり、友人という関係を持とうとする夏目と、的場一門の頭首で、どうやら妖怪に恨みを持っているような的場。 正反対の二人です。夏目くん、的場に「友人帳」のことを黙っていますが、どうやら気付き始めた様子・・・これからどういった展開になるんでしょうか・・・
2010年03月29日
NARUTOーナルトー(50)岸本斉史冒頭から我愛羅登場我愛羅ちゃん好きには た、たまらん!!孤独を背負ってた昔とは全然違うね。 風影として貫禄充分「立派になって・・・ 我愛羅ちゃん・・・ 良かった、良かった」 五影会談場を襲撃したサスケをさとす我愛羅 「お前ならまだ間に合う・・・ 憎しみに取り憑かれ 1人の世界に逃げ込むな・・・」でもサスケは聞く耳持たず。 我愛羅の頬を一筋の涙が・・・ サスケは”天照”や”須佐能乎”を発動させるが、五影たちに追いつめられてしまう。そこに、うちはマダラが出現。 五影たちにある計画を明かし、「オレの計画もろもろに協力しろ でなければ戦争になる」と迫るが、五影たちは反対する。そして、マダラは第四次忍界大戦 宣戦を布告する。 どんどん引き返せない方へ進んでいっちゃうサスケ。我愛羅の心を開いたナルトの言葉も、サスケには届かない??ナルトみたいに 前向きに・・・とは言わないけど、 我愛羅ちゃんに涙を流させるほどとは・・・ とほほ・・・ 前巻でサイに責められていたサクラちゃん。ナルトに 「アンダの事が好きだって言ったのよ」と言ってみたり。サクラの真意はサイが説明してくれるらしい。 コミックス発行累計1億冊間近!! すごいことです
2010年03月05日
のだめカンタービレ(23)指揮者を目指す音大生千秋真一は、飛行機恐怖症のため海外に行くことが出来ず(溺れたことがあるので船もだめ)、行き詰まりを感じていた。ある日、千秋は同じマンションの隣の部屋に住み、同じ音大のピアノ科の野田恵(のだめ)と出会い、のだめの中に天賦の才を敏感に感じ取る。そして、千秋はのだめの才能を引き出すべく、彼女に関わるようになる。全体を流れるゆるゆる感。変人で俺様・千秋先輩と変態のだめに引きずられ、常識人がみな変態の森へ突入していく。(あの天才オーボエ奏者・黒木君でさえも例外ではない…)力を抜いて素直に楽しめます。ちょっとクラシックに詳しくなれたような気がする(←気のせい)。
2010年02月09日
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