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一の食卓 4 [ 樹なつみ ]今まで気にはなっていても、なぜかスルーしていた『一の食卓』。11月に4巻が発売されるというので、1~3巻も購入しました。さすが安定の樹なつみさん、今回の『一の食卓』も美形が目白押しっ!!です。舞台は明治4年の東京。西塔明(さいとうはる)は幼いころ上野戦争で両親を殺され、築地の外国人居留地にある「フェリパン舎」の主人・フェリックス・マレ(フェリさん)に引き取られます。明は「フェリパン舎」で働きながら、フェリさんからフランス料理やパンの作り方を学んでいます。そんなフェリパン舎に、岩倉具視の紹介で藤田五郎という男がやってきて、住みこみで働くことになります。この人こそ、新選組三番隊組長・斎藤一。今は新政府の密偵として、外国人居留地に潜入するのですが…元お侍さんの藤田五郎(斎藤一)と、フランス料理の料理人を目指す西塔明。二人の“さいとうさん”が、新しい時代を生きていく様が興味深いですね。厭世的で「俺に先はない」と言っていた一が、いい意味で人間臭くなっていくのを見ていると妙に嬉しくなったり、フェリさんの妾だと揶揄されながらも、一流の料理人を目指す明を陰ながら応援したくなったり…元新撰組の面々(原田佐之助、清水卯吉、永倉新八)も登場します。一の他に、原田佐之助と清水卯吉もフェリパン舎で働くことになり、新撰組大幹部の二人(一&原田)が奉公しているフェリパン舎は、史上最強のパン屋だわ…(自分でも言ってますが、卯吉の剣の腕前はそれほどではないらしく、料理の腕でフェリパン舎に貢献しています)右を見ても左を見てもジャパネスク浪漫で、フェリさん大喜び!一=クール系サムライ、原田=やんちゃ系サムライ、卯吉=従者系サムライ(フェリさん視点)に囲まれて鼻血噴出。(フェリさん自身も『花咲ける青少年』のユージィンみたいなんですけどね…一が立人で、清水卯吉がカールって感じですかね…原田佐之助はルマティかなぁ… ちょっと無理あるかな…)一の食卓(1) [ 樹なつみ ]2015年3月刊。 一の食卓 2 [ 樹なつみ ]2015年9月刊。 一の食卓(3) [ 樹なつみ ]2016年3月刊。
2016年11月13日
はたらく細胞(01)肺炎球菌! スギ花粉症! インフルエンザ! すり傷! 次々とこの世界(体)を襲う脅威。その時、体の中ではどんな攻防が繰り広げられているのか!? 白血球、赤血球、血小板、B細胞、T細胞...etc.彼らは働く、24時間365日休みなく! 連載初回から大反響を呼んだ「細胞擬人化漫画」、待望の第1巻登場!第1話 肺炎球菌第2話 スギ花粉アレルギー第3話 インフルエンザ第4話 すり傷はたらく細胞(02)赤血球と白血球… 彼らはどこで生まれ、どのようにして一人前の血球になるのか!? 赤血球と白血球の幼弱期のエピソードに迫る「赤芽球と骨髄球」をはじめ、食中毒、熱中症、がん細胞など、第2巻も体の中は大騒ぎ! 細胞たちはあなたの体の中で、今日もがんばっています!第5話 食中毒第6話 熱中症第7話 赤芽球と骨髄球第8話 がん細胞(前編)第9話 がん細胞(後編)白血球や赤血球etc.を擬人化しようと思った発想がスゴイ!!教科書を読むより、このマンガを読んだ方がよっぽど勉強になります!!(マンガの方がおもしろいしね!)体の中の約60兆個の細胞が、毎日毎日お仕事をしてくれているおかげで、私たちは生きていけるのです。本体(人間)がぐーぐー寝ている時も、ぼへーとしている時も、細胞ちゃんたちは健気に働いているのです!! 主な登場人物(?)をちらっと紹介します。まずは可愛い赤血球体の隅々の細胞へ酸素を運び、肺へ二酸化炭素を送る。赤血球の次はやっぱり白血球(好中球)体内に侵入した細菌やウイルスなどを駆除する。そして体育会系・キラーT細胞(細胞傷害性T細胞)ヘルパーT細胞の命令を受け、がん細胞やウイルス感染細胞などを攻撃する。奇麗な顔してやることは凄いマクロファージ細菌などを捕えて殺し、抗原や免疫情報を見つけ出す。頼れる姉御・NK細胞(ナチュラルキラー細胞)全身をパトロールし、がん細胞やウイルス感染細胞などを見つけ次第攻撃する。他にも血小板---血管が損傷した際に集合し、傷口をふさいで止血する。B細胞(抗体産生細胞)---抗原に対し、抗体という武器を作り対抗するリンパ球。好酸球---アレルギーや寄生虫感染があると増殖する。弱いながらも貪食作用がある白血球の一種。樹状細胞---抗原情報を掲示してT細胞に伝える。ヘルパーT細胞---細胞たちへ外敵の情報や対策などを知らせる。などなど… 私も細胞さんたちを見習わないとな~~~と思う今日この頃…最近の一押しマンガです!!
2016年05月16日
忘却の首と姫(7)今まで読んだ少女マンガの中で、“文句なしに好きな女性キャラは誰?”ともし聞かれたら、真っ先に『はいからさんが通る』の花村紅緒と、『忘却の首と姫』のリリアだと答えます。そして、“すりすりモフモフしたいほど可愛いと思う男性キャラは?”と聞かれたら、『花より男子』の道明寺司と『忘却の首と姫』の王様だと即答します。私の中で王様とリリアは、圧倒的に大好きで魅力的なキャラなんです。近い将来子供に恵まれ、二人で立派に国を治め、慈しみ合って幸せに暮らしていくんだろう、そんなお話を読めるんだろうと、とても楽しみにしていました。ですが残念なことに、この7巻で完結となってしまいました。惣司ろうさんは、「リリアが正式な王妃として新たにスタートすること、やがて子供を授かり希望に満ちたエンディングを迎えること」などを構想されていたそうです。それを描くことができず、惣司さんご自身もとても無念だったろうと思います。心よりご冥福をお祈り致します。7巻には本編の他に、リリアの両親の結婚話、リリア誕生の頃のエピ、3つ子が主役の特別編、そして惣司さんの原点『ガンジス川でさようなら』が収録されています。トリティア国を手に入れるために張り巡らされたダヴィトの策略。それはアネルケーナの王女・ソフィアを、トリティア王・テオに嫁がせることから始まりました。しかしダヴィトの意に反して、ソフィアはテオを愛してしまいます。(あのリリアのお父さんだもの、惚れない方がおかしいんだけどね…)ソフィアがアネルケーナと絶縁しちゃったものだから、ダヴィトの計画は狂ってしまったんですね。そこでソフィアに王子が生まれたのを機にトリティア王を暗殺、国力が衰えたところでトリティアを乗っ取るつもりでした。ところが、ヴァンフォーリエ王(我らの王様!!)が現れて強力な魔力をこめた城壁を造ったことで、またまたダヴィトの計画は失敗。彼にとって王様は目の上のたんこぶですね。正面切って戦っても勝ち目がないものだから(ざまぁごらん)、ダヴィトはリリアを利用することを企てますが、王様はとっくにご存知ですよ。怒った王様によってダヴィトは国へ送り返されるんですけど、腹黒・ダヴィトは負けてなかった。「 お前はまだ本当の王妃ではない まだお前は儀式を受けちゃいないのだから」と、リリアに言い捨てて去って行きました。イタチの最後っ○ってよく言うけど、ホントにいけすかないヤツ!ダヴィトが言っていた儀式って何?それは「王の魔力により 王と同じ寿命を王妃に与える」ものなんです。王様はえらく長生きでずっと若いままなのに、リリアは着々と歳をとっていくんだったら、将来不釣り合いになっちゃうのにな~~、どうするんだろうな~~、やっぱり王様の魔力で解決するのかな~~、なんて漠然と考えていたんですよ。なるほど。そういうことですか。「 君の愛した者達は次々と死んでいくだろう 親も兄弟も友人も… 魔力の強さによっては子供さえも君を置いて逝くだろう… どんな悲しみの中でも死ぬことは許されない 化け物として生きる覚悟はあるか?」リリアはとっくに覚悟してますよ、王様。踏み切れないのはあなただけなんですけど。リリアのことを心底大事に思うから躊躇する王様。 ほんと可愛いったらありゃしない!特別編は3つ子が主人公のとても素敵なお話です。城で生まれた3人(これがまた可愛い)は、王様の役に立つのがお仕事なんだとラバさんに言われて育ちます。妖精族を守って下さる王様に、労働で恩を返すのです。ペリドットさんはお勉強、ガーネットさんは武術、アクアマリンさんは愛嬌pppで。それから忘れていけないのが、“王様の花嫁探し!”これが一番大変ですわ。。。首がないという超個性的な王様ですが、その生活は至って規則正しいのです。朝5時起床(早っ)、ずーっと仕事、夜9時終身(早っ)、ただ黙々と働くだけの毎日。「人間は醜い」深い深い闇を抱えている王様。ここでペリドットさんが冴えたことを言ってます。「それでも陛下は人間に愛されたがっているわ 人間から受けた傷は人間でしか埋まらないのよ」そして、傷を埋めてくれるリリアが登場、王様の日常は劇的に変わります。「我が国に来た姫君は思った以上に可愛くて 思った以上に強情で思った以上にがんばり屋で 思った以上に美しい人だった そして陛下はどんどん人間らしくなっていく私達はそれが楽しくて とっても幸せ」 『忘却の首と姫』の最後を飾ったのがこの言葉で本当に良かった。私もこの作品と出会えてとっても幸せです。惣司ろうさん、ありがとうございました。【内容情報】(出版社より)リリアの白き想いを黒く染めていくダヴィト。さらにリリアに恐ろしい脅迫を持ちかけるがその内容とは…!? そしてその果てに二人を待っているのは!? 心優しきファンタジー完結巻! さらに惣司ろうの原点である受賞作「ガンジス川でさようなら」を収録。 2015年2月刊。
2015年02月26日
忘却の首と姫(6)先日の拙記事の後、『忘却の首と姫』新刊が届きました。いつもだったらうっきうきで読むんだけど…今回は複雑です…次の7巻(2015年2月頃発売)で、このマンガも終了なんでしょう…リリアと王様のいちゃでれバ○ップルぶりを見ることはもうできません。さて…6巻はリリアのお誕生日エピ、リリアの心が他の女性の体に入りこんじゃった話、リリアの母の国・アネルケーナの宰相(かなり胡散臭い)が登場する話、番外編が収録されています。まずは誕生日のお話から。諸外国から届いた山のような誕生日プレゼント。その中にはシュテファンからのプレゼントも。中身は… 『初夜の所作』という分厚い本…“そんなものをリリアさまに読ませるわけにはイカン! 気をそらさないと!!”と、三つ子の誰か(見分けがつきませんでした…)がリリアに差し出したのはトリティア王妃からのお手紙でした。王様がトリティア国に城壁を贈った話は何度も出てきていますが、贈ったのは城壁だけじゃなかったようです。国を立て直すための技術者を送り込んで下さっていたんです。まったく。どこまで優しいんだ、王様! いや、切れ者というべきか。手紙を読んだリリアが嬉しかったのは言うまでもありません。肝心の王様からのプレゼント、これはもう前巻でちらっとバレちゃってますが、リリアの誕生花(※温室内にたっくさん咲いている)です!!このエピの中で、リリアがいいこと言ってます。「毎日これ以上ない程王様が好きなのに 次の日はもっと好きになるわ 好きって際限なく続くのね」…こんなこと言われた日には、世界まるごとプレゼントしたくなっちゃいますわ。 ね、王様。次はリリアの心が他の女性の体に入りこんじゃった話。細かいことは省くけど、亡くなった女性の体にリリアの心が入り込んでしまいました。亡くなった女性の魂が元の体に戻ったら、リリアも元に戻れるのでは?というわけで、王様とリリア&三つ子たちは妖精の森へ向かいます。ところが、この女性が意固地でしてね。なかなか上手くいかないのですわ。最後はちゃんと解決するんですけど、こんな状況下でもいちゃでれっぷりは変わらなかったですね。もうさ、ここまで仲良しさんだったら次のステップに進もうよ。後継ぎをもうけるって王妃の大事な仕事だよ。16歳で無菌培養ってどうなのよ。と、やきもきしていてフッと気がついた…あぁ、蛇の生殺し状態のまま、このマンガは終わってしまったんだと…そうしたら一気に哀しくなってしまいました…生殺しでもなんでもいいから、もっと続きが読みたかった…そして、リリアのお母様の母国・アネルケーナの宰相であるダヴィトさんがヴァンフォーリエを訪ねて来ましてですね。この方、見るからに胡散臭いんです。王様とちょびっと(あくまでちょびっと)血が繋がっていて、魔力も持っているんですよ。そして、その魔力でリリアを攻撃したりして!!不穏な空気が流れだしたところで、7巻へ続きます。番外編は、リリアが酔っ払っちゃうお話。間違って果実酒をしこたま飲んでしまったリリア。酔った勢いで“王様LOVE!!”にますます拍車がかかってしまいます。リリアの行動に戸惑いながらもデレデレな王様…まったくこの夫婦ときたら…【内容紹介】妖精のいたずらで、リリアの心が他の女性の体に入り込んじゃった!首なし王に触れたいのに、他の女性の手で王様に触れるなんて許せない。王様とイチャイチャできない苦しさにリリアはどうなる…!?2014年12月刊。
2014年12月20日
雑誌「花とゆめ」24号に掲載されています。2010年9月に発売されたコミック『花ざかりの君たちへ After School』以来でしょうか?懐かしいですね~~髪も伸び、すっかり大人っぽくなった瑞稀が帰国、桜咲学園を訪ねてきました。保健室の○○先生(名前忘れた…)と久々の再会です。○○先生に「佐野は? 一緒じゃないのか?」と聞かれた瑞稀ちゃん、へどもどしちゃってます。なんかもやもやするんですってさ…○○先生に「わかった おまえアレだ マリッジブルー」 ほうほう、佐野と瑞稀ちゃん、そんな話になってるんですか。「まだずっと先のことだしな~~~っ」って言うけど、ホントのところはどうなの??その後、萱嶋くんが務めているお店に行った瑞稀ちゃん。そこで偶然中津くんに会っちゃいます。今日は野江くんの昇進祝いで集まる予定だとかで、懐かしいクラスメートが勢ぞろいするそうな。ちょっとした同窓会のようですね。みなさんのその後をちょろっと…萱嶋くんは相変わらずですね~~瑞稀ちゃんが来るのが事前にわかってしまうなんて、なんて便利なんでしょ。中津くんはシーズンオフで帰国中。目が大きくなってかわゆい顔になったような気が…瑞稀ちゃんが可愛くて仕方ないようです。 全くブレてません!野江くんは制作進行からデスクに昇進(ってなんのことかわからんっ)。将来はアニメを作りたいそうです(ってどうでもいいよっ)。メガネの人(名前忘れた… 読み返そうにも単行本全部売ってもうた…)結婚して、お嫁さん似の可愛い赤ちゃん(女の子)がいます。中央くんには男前の彼女(注:難波先輩の女子版!!)がおりまして、一緒に摂った写真を見る限り、中央くんの方が女の子みたいですよ。 しぐさとかしぐさとかしぐさとか…そして、佐野は…瑞稀を追って日本へ来てたんですわ。中津くんからメールもらって、お店にやって来たんですね~。今回瑞稀ちゃんが一人で帰国したのは、佐野のチームメイトの彼女たちのように女の子っぽくしなきゃって思い、スカートやヒールの靴をはいたり、髪を伸ばしたりしたけど、自分のやりたいことじゃないって違和感があって悩んでいたからなんです。「…無理してあの子達と同じになろうとしなくても… 俺には いつもの元気なおもえのが…ずっと 」佐野にそう言われてふっ切れたんだね、瑞稀ちゃん。○○先生の元へ、ショートヘアになって満面の笑顔の写真が届きましたとさ。まぁまぁまぁ!仲よき事は美しき哉 武者小路実篤!!
2014年11月21日
花よりも花の如く(13)この巻の表紙も素敵ですね。私は、成田美名子さんは“絵の上手い少女マンガ家トップ5”に入ると思っているくらい成田さん贔屓です(もちろんストーリーも好き)!「じゃ、あとの4人は誰?」と聞かれると… う~~ん… 樹なつみさんとか、清水玲子さんとか、とかとか…今さらですが、獅子座流星群とか携帯電話の形とか… 作中ではまだ2001年なんですね。そういえば獅子座流星群見ましたよ! って関係ないか…このところず~~っと憲人&葉月さんのじれったい恋バナ(まだお付き合いしてないけど)ばかり読まされている感じです。少女マンガなので恋愛は不可欠とわかってはいるものの、ここまでじらされるとなぁ…明石市のちょーこえーリフトの上りと下りですれ違ったり、違う日に明石市のプラネタリウムに入ってみれば席が前と後ろだったり。東京在住の二人が遠い明石で(二度も!)ばったり会うのは偶然を通り越してもう奇跡としか言えません。“それほど縁がある”んだったら、さっさとつきあっちゃいなよ!と思ってしまうわけで。この巻で一番印象的だったのは、隆生先生の最後のお舞台『井筒』の場面でした。出番が少ない隆生先生ですが、ここぞ!という時に登場なさいますね。そして鮮烈な印象を残される。 これぞ芸能人です!!周囲にもわかるほど好意を持っているくせして、亀の歩みのように進展が遅いお二人。これが二人のペースなんでしょう。次巻ではたぶん葉月さんの過去が語られるのだと思います。ただ次巻発売は一年後…【内容紹介】葉月に告白したものの、明確な返事がもらえないまま、次第に距離を感じてしまう憲人。そんな折、新しく出演が決まったドラマの取材と、泰一先生の家系の出身地を巡る旅のお供を兼ねて、明石を訪れることになる。先生のルーツなら、自分にとってもルーツ。色々なことにズレを感じている時だからこそ、自分の基本を確認してリセットできたら…と望む憲人が、明石で見つけるものとは? 憲人の葉月への心模様を描いた「一三五度」を中心に、葉月の過去に触れた「この三つのもの」も収録。2014年9月刊。
2014年10月25日
ボクを包む月の光(14)この表紙は反則技ですよ!!『ぼく地球』ファンにしてみたら号泣ものです。ネコ好きだったら一家に一匹いたらいいな!のキャーがso cute!!残念ながら、今回は紫苑とラズロ&キャーの再会はなし。でも、最後の最後、紫苑が駆け出した先にはラズロのあの家が!!きっと15巻冒頭で待望の再会が見られるはず!……またまた号泣かよ… 日渡早紀さん、容赦ね~な…ちまこと、ちまこを救いに行った蓮は、『生死の境』と呼ばれる世界の海で大波に揉まれていました。二人を助けるために大気に溶ける覚悟をした木蓮に、ビンタをおみまいしたありす。「木蓮さんの未来ってあたしじゃないですか!! だったらあたしに還って下さい 大気じゃなくてあたしに溶けて!! どっちがどうだか区別つかないくらい深く…!! そうすれば… ちまこ生むのも木蓮さんなんです!!!」ありすの涙ながらの訴えに心動かされ、今までの遠慮も吹っ飛んだ木蓮さんは、ありすに“還る”ことを決心します。片や紫苑はちまこを捜して草原をひた走っています。その時ちまこと蓮が海で溺れているビジョンが見え、海へと急ぐのですが…肝心の海がどの方向かわからないっ!! おいおい… そこで出会ったのは最長老さまとモード!!『ぼく地球』ファンには超お馴染のお二方ですな!「ハゲのおっさん!!! そこのババアでもいい!! 海の方向はドッチだ!!」モードはハゲでもおっさんでもないし。最長老さまをババア呼ばわりとは… とんでもなく失礼なヤツ…話のわかる最長老さまに、海はあっちだと教えてもらい紫苑は駆け出します。それを見送りながら、「ありゃ レーンのダーリンさ モード」って、さすが最長老さま、なんでもお見通しですわ。モードが紫苑のことを“良心的な無礼者”って言っていたのが今回の私的ツボです。ま、紫苑はちまこを無事救出。蓮や輪とも会えました。ちまこを媒体に木蓮からテレパスを受け取った紫苑は、木蓮がありすと同化して、共にちまこを産む準備に入ったことを知ります。そして、「オレも帰ってお前(=輪)と共に子供達を守る!!」宣言。この後、紫苑と輪の会話(なじり合い?)があるのですが、長いし、子犬のじゃれ合いみたいなんで割愛。結果、紫苑と輪も同化を深めて、ありすや木蓮、蓮やちまこたちと共に生き、共に幸せになる!!ということですね。さて、輪にうながされ、紫苑が向かった先はラズロ&キャーが待つ家!!次号必見です!!『ぼく地球』からず~っと紫苑が幸せになることを願っていました。どんな形でも、紫苑が笑っていてくれたらそれで充分です。それにしても… キャーかわいいなぁ…それと、木蓮は子供の頃かなりお転婆だったことを思い出しましたよ。【内容紹介】輪に引き続き、『生死の境』に迷い込んだ紫苑とちまこ。そしてちまこを救うべく蓮もその世界へ。そこで彼が見たものは…? 今は亡き人々が暮らす世界で、皆の想いが交錯する──!2014年9月刊。
2014年10月03日
忘却の首と姫(5)前巻の最後でリリアと王様の夢が混じってしまい、夢の中で怪物に追いかけられていましたね。緊急事態なのに二人のアツアツっぷりはお見事でございました。さて、その続きですが…怪物に追われた二人がたどり着いたのは、トリティアの城の庭でした。花が咲き乱れる庭で、リリアは亡くなったお父様と再会を果たします。そして、リリアを愛している二人も夢の中でご対面!リリアの父は王様に深々と頭を下げ、王様もそれに応えます。でも、リリアが振り向いた時には、お父様の姿はもう消えていました…その後、リリアに背中を押され、王様は剣を持ち怪物を退治!怪物の正体は、ずっと逃げてきた王様自身の過去だったんです。闇が砕け散った後、あたり一面に咲く青い花。 それは王様の誕生花でした。そこでめでたく二度目のキス!! めでたいっ!!キスくらいで頬を染めてる二人は初々しくて可愛いんだけど…もう結婚してるんだからさ… もっと先に進んでもいいんでない?いや、むしろ進んじゃってくれなさい! 頼むから…そして次は王様が記憶喪失になってしまうお話です。リリアの誕生花をヴァンフォーリエでも見せてあげようと、王様はリリアに内緒で温室を作り始めます。でも内緒にするにはちょっと無理があるサイズでした。案の定不審に思ったリリアに問い詰められ、ぽろっと喋ってしまった王様です。(はぁ~~、どこまでヘタレなんだか…)リリアは大喜び、それを見た王様ももちろん嬉しくって仕方ありません。しか~し、倒れてきた木材からリリアを庇って王様はケガをしてしまい、少女マンガによくある記憶喪失になってしまうのです。それもリリアのことだけ、すっかり忘れていました。いつもの王様はどこへやら、リリアのことを「お前」「この女」呼ばわりですよ…リリアの手は払うは、暴言を吐くは、堪え切れずにリリアが泣き出す始末。ここまで冷淡になれるとは… はぁ… 記憶がないって恐ろしい…「リリア様を傷つければ 誰より傷つくのはあなたなのです」ペリドットさん(たぶん)、良いこと言う!! MVP決定!!でも何も心配することはありませんでした。記憶がなくなっても王様は王様。元が一緒なんだから、再度リリアにベタ惚れに…“また一から恋愛始めました”ってことですよ。この“また一から”の過程が読んでいて本当に楽しかった!リリアの芯の強さが際立ってましたね。あの底抜けな優しさは、この強さからきているんだろうなぁ。王様の記憶も無事に戻り、より一層二人の絆が深まったのでした。。。最後は王様とリリアが出会った頃のお話。お見合いに至る経緯から、リリアが“王様大好き”になったエピソードなど、既出の出来事がさらに詳細に、アツアツ度アップで読めますよ!既に書きましたが、この巻でペリドットさん(たぶん)が素晴らしい活躍を見せてくれました。ペリドットさん(たぶん)のセリフにじ~~んときちゃいました。特にこれ!「楽しいでしょう? 陛下 リリア様が居る日々は楽しいでしょう? リリア様が来て この城は明るくなったのですよ 私達も楽しく幸せですわ 陛下も幸せでしょう?」まったくスゴイこと言ってくれる~~~!! 文句なしのMVP!! 【内容紹介】首なし王と純朴お姫様リリアの間に大ピンチ!なんと首なし王がリリアに関する記憶を失くしちゃった!!冷たく接してくる首なし王にリリアの涙が止まらなくて…!?2014年8月刊。
2014年08月25日
花咲ける青少年特別編(5)特別編もこの立人編で完結ですね…寂しいなぁ…後書きには、「本編は完璧に終わらせる事が出来たと思っていたので 続編は描く気が無かった」とありました。それをこうして5巻にわたって描いてくれたわけですから、ファンとしてはひたすら感謝です。ここから先はネタバレありますのでご注意ください。ギヴォリ島で穏やかな生活を送っていた立人と花鹿。倣グループの総帥の座を符義(フイ)に譲り、倣一族から離れた立人に、符義から連絡があります。倣グループの総帥に戻ってほしいと。片や花鹿は一足先にNYへ。父・ハリーと食事中、ハリーの顔色が悪いことに気付きます。検査の結果ハリーがガンだとわかるのですが、早期発見だったので完治するという医師の言葉にほっとします。ただ悪いことは重なるもので、ハリーの会社「キャピタル石油」の筆頭株主・グリークが、キャピタルを乗っ取ろうと画策します。体調が万全でないハリーに代って、立人が乗っ取り阻止に動き出すのです。倣の総帥だった頃の、あのキレモノ立人が帰ってきました!もう顔つきが精悍なのですわ!! 眼力もすごいのですわ!!花鹿とのんびりしている姿もいいですが、やっぱり立人はこうでなくちゃ!!ハリーも言ってたけど、立人は「怖い人」になり得る人種なんですね。それを止めているのが花鹿の存在なのか。ハリー曰く、「共鳴する魂」なんですと。 なるほどね。本気を出した立人に誰も敵うわけもなく、乗っ取り計画は無事阻止されました。でも、これから抗がん剤治療が始まるハリーが「キャピタル石油」の会長に復帰するのは無理です。ハリーは立人に会長を引き継いでほしいと頼み、あの(!!)曹(ツァオ)を捜し出し、連れて来るんです。立人の返事はもちろんOK!立人は「キャピタル石油」の会長に就任します。傍らにはかつてのように曹が…というわけなので、立人が倣グループの総帥に戻ることはないのです。その気もないでしょうし… 特別編の完結にふさわしく、オールスター総出演!!ハリーのお見舞いにルマティがやってきたり、カールの友人・アシュトンが弁護士になって立人の前に現れたり…ユージィンは相変わらず自由人で、突然由依(花鹿の友人ですね)に会いに行ってみたり…虎之介は花鹿の友人(由依ではありません)と結婚する予定だし…東施伯父さんもお変わりありませんでした。個人的には曹が立人に再び仕えることになったのが嬉しかった!!本編では結構あくどいことをしてましたが、なぜか憎めなかった曹。立人ファンクラブ会員番号2番として、これからも立人を支えて下さい。(会員番号1番は花鹿です。曹はちょっと不満そうでしたが…)【内容紹介】スーパーHITロマンス、ついにグランドフィナーレ!!立人の復帰を望む倣グループや、ハリーの会社の乗っ取りを企む若き野心家“バラクーダ”グリークの接近。花鹿と立人、二人だけの穏やかな時間は終わりを迎え、立人は再び苛烈な闘いの舞台へ!!果たして二人の未来は…!?立人編「STRAY SHEEP」を全編収録。 2014年6月刊。
2014年06月09日
忘却の首と姫(4)巻を重ねるごとにますます磨きがかかるイチャデレ○カップルぶり!はいはい、ごちそうさまです。でも決して不快ではありません。むしろ微笑ましくて、気がついたらニヤって顔して読んでます(アブナイ人確定)。以前王様とリリアのピクニックデートを邪魔してくれたベルージャの耄碌国王がいましたね。そのベルージャ国の第13王女で、次期国王でもあるシュテファン・アイリス・ベルージャさんが、従者も付けず一人でヴァンフォーリエへやって来ました。王様とシュテファンは小さい頃からの知り合いで、憎まれ口を言い合える間柄です。王様に馴染んでいるシュテファンを、周囲はヴァンフォーリエの王妃にと考えたこともあったのですが、あまりにも似た者同士でそりが合わず断念。(そのおかげで王様はリリアとお見合い→結婚となったわけです)リリアが気に入ったのか、王様へのイジワルなのか、シュテファンはリリアにべったり。一緒にお風呂に入るは、一緒のベッドで寝るは…(これはどう見ても王様への当てつけだろう…)そして政略結婚なのに仲が良い王様とリリアのことを“ずるい”と思っていて、どうも何か事情がありそうな…翌朝、ベルージャの一行が到着します。その中の一人、ジークハルト・ベルージャはシュテファンの従兄で婚約者でもあるのですが、シュテファンは彼との婚約を認めていません。リリアには、シュテファンがジークハルトを愛しているように見えるのですが…実は二人の婚約は、シュテファンが王位につくことに反対していた者たちを黙らせるため、ジークと婚姻を結ぶことで納得させるといういきさつがあったんです。王様に相談したリリアは、シュテファンに決闘を申し込みます。リリアが勝ったらシュテファンはジークハルトと結婚する、シュテファンが勝ったらジークハルトと結婚しなくてもベルージャの王位につけるよう尽力することが条件です。「元々僕らの問題だ 僕らで決着をつけるべきなんだ」剣の覚えが全くないリリアに代わって、ジークハルトがシュテファンと決闘することに。結果、ジークハルトが勝利し、シュテファンはジークハルトとの結婚を承諾します。でもね、いやいやじゃないんですよ。ほんとは相思相愛なんです。ただシュテファンが意地を張っていただけなんです。要するに、この二人も○カップルだったんですわ。隣国の結婚問題に巻き込まれ、振り回されたリリアと王様がお気の毒… かと思いきや、どんな時でも平常運転のイチャデレぶり… 降参…もうひとつは妖精族のお祭りエピソードです。王様におねだりして年に一度の妖精族のお祭りに出かけたリリア。もちろん王様も一緒です。ガーネットさんたちに勧められ、天然のふかふかベッドでごろごろしている時(もちろん王様も一緒)、夢魔・ファントムの術で寝こけてしまいました(もちろん王様も一緒)。そして二人の夢が混ざり合うことに。 王様がこれまでに何百回と見ている、黒い化け物(?)に食われてしまう夢の中に,リリアも入りこんでしまいます。怪物が迫ってくるっていう時に、王様はリリアをぎゅうぅぅっとしてみたり(夢の中だから平気なんですね)、リリアはリリアでぎゅうぅぅってし返すし…そんなことしとる場合かっ!夢の中での王様は短髪なんですが、「髪の毛が長くても短くてもどちらでもいい」なんてノロケてる場合かっ!!という具合に、○カップルは夢の中でも○カップルなのでした。黒い化け物に襲われた王様とリリアは、果たしてどうなるのでしょうか?続きは次巻です。【内容紹介】首なし王との146歳差の結婚生活が日々ますます楽しいリリア姫。そんな中、リリアの前に現れたのは赤い髪のナイト様! 隣国の結婚問題が首なし王とリリアの間に大ダメージ……!? 2014年5月刊。
2014年05月26日
ホリミヤ(05)ついに恋人同士になった堀さんと宮村くん。やっぱり噴出した「あの暗い宮村と付き合うなんて、堀って見る目なーい」という批判に対抗するため、宮村くんが大胆イメチェンしたのが4巻最後の部分でした。髪を切り、メガネをはずし、大変身した宮村くんに色めき立つクラスの女子を見て、非常に面白くない堀さんは氷の女王になってしまいます。想像を裏切らない堀さんが可愛い。。。それとは反対に、堀さんに付きまとう女の子・沢田さんが登場し、非常に面白くない宮村くんはブラック全開になってしまいます。穏やかな宮村くんもいいけど、黒い宮村くんも可愛い。。。これまで恐る恐る遠慮がちに接していた二人が、堰が切れたように大胆になったこの5巻。こっそり読んで、思いっきりのたうち回って下さい。法事で北海道へ出かけた宮村くんと5日ぶりに会えた堀さんが、堪らず宮村くんに飛びつくところでは、“普段はドSなあの堀さんが… 会えない時間が愛育てるのね…”と、わかる人にしかわからない独り言をつぶやいてしまいました、まる。巻末おまけまんが『ミャムラ』ミャムラとニャン石が成長(?)して、石川とタメになっちゃた!!あんなに無邪気だった二匹が小生意気になってしまい、タジタジな石川くんです。まだ悪夢は続くようです。※カバーをはずすと、表紙イラストの裏話的カットが。裏表紙には井浦くんが出てまして、みんなからウザがられてます…【内容紹介】晴れて彼氏彼女になった堀さんと宮村くん。堀への陰口を気にしてイメージチェンジした宮村に、まわりの評判は変わりはじめて…? 甘くて苦くて胸が痛い、超微炭酸系スクールライフ!
2014年05月05日
ホリミヤ(01)2014年3月現在4巻まで発売されています(5巻は4月26日発売予定)。HEROさんが2007年から「読解アヘン」で公開しているWEBコミックを、萩原ダイスケさんがコミカライズ、『ホリミヤ』として「月刊Gファンタジー」で2011年から連載されています。一見派手な堀さんは、共働きの両親に代わって家事をこなし、弟・創太の面倒をみている家庭的な女子高生。ある日、ピアスだらけの男の人が、転んで鼻血を出しちゃった創太くんを家まで送り届けてくれました。それが同じクラスの宮村くんだったものだから堀さんべっくら!学校での宮村くんは、根暗地味メガネでオタクっぽいのに、目の前にいたのは完全な別人だったからなんです(ピアスだけじゃなく刺青もいっぱいなのが後日判明)。「またお兄ちゃんと遊びたい」という創太の一声がきっかけで、宮村くんは堀さん宅へお邪魔するようになり、ご飯まで一緒に食べちゃう仲になりました。お付き合い段階すっとばかして安定期のご夫婦みたいになっているのが笑えます。ピアスの穴を隠すためにうっとうしい髪型をしていたり、刺青が見えないように夏でも長袖を着て汗だくになっている宮村くんはバ〇っちゃ~バ〇なんですが、実によく堀さんのことを見ているんですね。家のことをしなきゃいけないとわかっていても、たまには友達と遊びたいと思うこと、進路に悩んで進路調査票をぐしゃってやってしまったこと、辛くても辛いと言えないこと…普通なら見逃してしまうような堀さんの小さなサインをくまなくキャッチ&フォロー!!こんな超優良物件にはそうそう出会えませんて。堀さんが要所要所でじたばたするのも当然です。中学時代の宮村くんはみんなからシカトされていまして、自分で安全ピン(ひ~~)を使ってピアスの穴を開けることで痛みを紛らわしていたんじゃないかなぁ…と思うんです。みんな見る目なかったんだね。特に女子、なんてもったいないことを!!まぁ、集団で無視するような子に宮村くんはやれないけどねっ。勉強ができて家事もこなすしっかり者(時々S)の堀さんが、宮村くんの前だと力が抜けて可愛くなっちゃうのも微笑ましいし、なよっちくて時々Mの宮村くんが、本当はとっても頼りになるのも萌えポイント!とにかく甘酸っぺぇぇぇ~~~んです。3巻最後で告白した宮村くんの苦労が報われ、4巻でめでたく恋人同士になりました!(初めっから夫婦みたいだったんだけど… 何を今さらなんだけど…)二人がお付き合いしていることがクラス中(学校中?)に知れ渡り、予想通りの反響が。「あの暗い宮村と付き合うなんて、堀って見る目なーい」ってやつですね。“見る目ないのはお前らだっ!!”と私がつっこむ前に、宮村くんが大胆な行動に出たぞ!!なんと!!髪をすっきり切りまして、どこからみてもイケメンさっ!!これを見たらもう暗いだの暗いだの暗いだの言えないだろうっ!!でも堀さん、心労が増えるかも?ここから先は5巻に続きます。4巻に堀さん父が登場しますが、迫害されっぷりに笑えます。宮村くんのお箸とお茶碗は揃っているのに、お父さんは割りばし使用…宮村くんのお布団はあっても(おいっ)、お父さんのお布団だけはなし・・・お父さんの存在価値は宮村くん以下?
2014年03月17日
忘却の首と姫(3)リリア、あなたいい子だわぁ。そして王様、どうしてそんなに可愛いの!3巻に入ってますますパワーアップしたイチャデレ無自覚バカップルぶり。ここまでバカップルだったら眉をひそめたくなる私なのに、この二人に限ってはとことん微笑ましいのでした。リリアは15歳という若さに甘えず良い王妃になろうと必死だし、王様は王様で名君ぶりをいかんなく発揮しているし、恋愛熱に浮かされたただのバ〇じゃないからですね、きっと。この巻は立派な王妃になれるよう頑張るリリアのエピが2つと、リリアのお父さんが亡くなった時のお話、リリアのペット・イデアの「お母さんLOVE」話が入っています。まずはリリア頑張るエピその1です。一年の総決算というべきクソ忙しい時期に、ラバさんが失恋のショックで木に戻ってしまいます…あたふたする皆を見かねて、リリアはお手伝いを申し出ます。ぽよよ~~んとしているように見えるリリアですが、結構使える人(非常に失礼ですみません・・・)だったんですね。王様の隣に机を並べ、頬染めながらお手伝いするいじらしさ。これは王様じゃなくてもやられてしまいますわ。「立派な王妃になって この美しい国を守りたい… いつか ちゃんと王様の隣に立って 」リリアの夢を受け止めた王様は、出張にリリアを連れて行くことにしました。ここからリリア頑張るエピその2です。出張先は国境近くのロンベルト。そこの責任者アンバーは海の妖精で、人間をまったく信用していません。リリアにも冷たい態度で接しています。王様がアンバーにひとこと言えばいいのでしょうが、それはリリアのためにならないとじっと我慢…甘々だけどしめるところはきちんとしめるのが王様のよいところです。最後にはアンバーにもリリアの優しさが伝わるわけで、親しげに会話を交わすまでになるんですね。それを見ていた王様がやきもちを焼いたりするオマケがついたり…出張先でもバカップルだったということですわ…そしてリリアのお父さんが亡くなった時のお話です。いつも元気なリリアですが、決まって体調を崩す時期があります。それはリリアの父・トリティア王が亡くなった時期なのです。トリティア王は戦で亡くなったことになっていますが、真相はちょっと違います。そのことが、リリアの心に暗い影を落としているのです。「愛する人を守れた者の死が悲しいものであるはずがない」という王様の言葉でリリアは救われます。この巻の一番の見どころは多分ここでしょう~~!今までにもちらっと王様の顔が出てきますが、今回はばっちりしっかり、それも可愛い笑顔でのご登場です。思う存分ご堪能下さい。惣司ろうさんはもっと早く(1巻で)王様の顔を出すつもりだったそうです。が担当さんに止められ、3巻の最後に出す!!と決めたとのこと。そのとおり、出ましたね、王様のご尊顔が!!惣司さんにはゴメンナサイですが、やっぱり王様には首がない方がスキみたいです…首がない方が萌え度upするような気がします(自分比)。最後に収録されている特別編王様から頂いた大事な髪飾りをアヒルに盗られてしまったリリア。大好きなリリアが喜ぶ顔が見たくて、髪飾りを取り返そうと奮闘するイデアのお話です。おっそろしい妖獣(のハズ)のイデアが妙に愛嬌たっぷり。ディライオロスにまで好かれるリリア、無敵です。【内容紹介】切れ者「首なし王」との新婚生活に慣れてきたリリア。そんな中王様と初遠征に出ることに! イチャついてはいけない公務なのに…!? さらにリリアの笑顔の下に隠された過去を知った首なし王が衝撃の行動に…!? 2013年12月刊。
2013年12月31日
×××HOLiC・戻(1)本当に久々の『×××HOLiC』。タイトルに『戻(レイ)』がくっついています。 『×××HOLiC』の最終巻では、いなくなってしまった侑子さんのお店を四月一日くんがひとり守っていましたね。そこに登場する百目鬼くんも実はひ孫だったりして、随分と時が流れていましたが。。。この巻では、侑子さんも四月一日も百目鬼もひまわりちゃんも健在(?)です。侑子さんは例のお店の女主人で、そこでバイトしている四月一日も、その友人・百目鬼もひまわりちゃんも学生のまま。風変りなお客が訪ねてくるのも以前と変わりません。のっけから「侑子さんがいた時」と同じストーリー展開です。でも、同じようで何か違和感が…侑子さんが四月一日にお使いを頼むのも以前と同じですが、なんか怒っているみたいだし、言っていることは意味深だし。。。「戻るべきかどうかは 貴方が決めればいいわ」とか、「もし戻っても戻らなくても 貴方は“進む”でしょうから」とか。それを聞いていた百目鬼(学生服ではなく和服姿)は、「…貴方は どの貴方でも いつもそうするんですね」って言うし。これって、いつのお話なの?で思い出したのが、コミックスの帯の一文なんです。「夢は願えば叶うというなら きっとまた逢えると信じていた」この物語は、侑子さんに逢いたいと願っていた四月一日の夢?…それとも…考えてもわからないから、のんびり次巻を待つことにします。【内容紹介】『xxxHOLiC』シリーズ最新作。「再び侑子さんと四月一日に逢いたい!」夢は強く願えば叶うという言葉どおり、ファンが夢見た奇跡がついに現実となり、最強の最新作がここに感涙の完全復活!アヤカシ(妖怪)を視たり、引き寄せたりする体質を悩む四月一日と“ミセ”と呼ばれる屋敷で来客者の願いを叶え続ける女主人の侑子(ゆうこ)さんの新たな物語が幕を開けた!!
2013年11月08日
ボクを包む月の光(13)ぼく地球(タマ)の時から、ず~~~~っと紫苑が好きだった私にとって、この巻は涙なくしては読めませんでした。紫苑に「悔しいなら幸せになれ」と教えてくれたラズロと、あの可愛いキャー!!ここで出してくる? ここから先、ネタばれいっぱいありますのでご注意下さい。12巻で輪のネーミングセンスをさんざんにこき下ろしちゃったんですが、本来は「地球子(ちまこ)」じゃなくて「紫亜子(しあこ)」だったんだそうです。ということは…5年後の未来も変わっているということ???輪も紫苑を迎えに行く決心をします。(力を制御できないのに大丈夫なんでしょうかね?)そして、なぜかコウさんも一緒に…どこに跳ぶかわからないのに、コウさんもえらい迷惑だと思う…でも、コウさんがいてくれて良かったですわ。ジャングルの中らしきところへ跳んだと思ったら、お次は砂漠…果ては海に跳んじゃって溺れる始末。コウさんが人工呼吸をしている間、輪は生死の境をさまようハメに。。。そこで輪が出会ったのが!!!『ぼく地球(タマ)』世代にはすっごく懐かしいラズロとキャー!!紫苑もやっと幸せになれると思った矢先のあの事故。あんな形で逝っちゃって、二人ともさぞ心残りだろうと思ったものです。死後も紫苑のことが気になっていた二人は、輪に会えたことを心から喜びます。輪は大号泣するし…ここは輪じゃなくても号泣ですよ・・・紫苑、あなた早く帰ってこないとイカンよ。ラズロの言うように幸せにならないと!小さいなりに頑張っている地球子と力を同調させたことで、紫苑はどこかへ跳ばされたようなのですが、そこがどうやらラズロとキャーがいる場所に似ていて…次巻で再会を果たすのでしょうか?そうなったらどんなに嬉しいか!感涙の14巻になるのか?!【内容紹介】輪は遥か時の壁を越えて、紫苑を連れ戻すことを決意。そして、辿り着いた場所で出会ったのは──!? 「ぼく地球」次世代編の第13巻。 2013年9月刊。
2013年10月11日
花よりも花の如く(12)カバーデザインが一新されました。憲人がリンゴをかじっている絵ですが、青森には「フララー・オブ・ケント」という落果(笑)しやすい林檎の木があるそうな。表紙と関連して、この巻は前巻からの続き 「戒」と新たに「紐頓(ニュートン)の林檎」が収録されています。内弟子の経験がなく、役者の家に育っていないことでなんとなく周囲との違いを感じていた憲人。ですが、憲人の『蝉丸』を観た憲人母が言うには、「じいじを見ているみたいだった」。憲人とじいじはよく似ているそうなのです。一緒に住んだことがなくても、ちゃんと受け継がれているのものがあると憲人も感じとったみたいですね。「戒=しなくてはいけないこと」があると、憲人が身を引き締めたところでこの章は終わりです。そして、新章「紐頓(ニュートン)の林檎」。憲人が青森へ。舞台の後、西門さんちの神社のお祭りで弓を引くことになりました。(このお祭のことは『NATURAL』にも出てきます。その時は西門さんとミゲールが左右大臣をやりました。)今回は兄弟で左右大臣です。以前の憲人だったら、西門さんと一緒ってことでイヤがったでしょうに…この辺りからも、憲人の変化(成長?)がわかりますね。舞台の観客の中に、ゴスロリ(憲人曰くカラスハネト…)の女性がいまして、彼女は地元の名士の一人娘で、東京の大学に行ってるのですが、今年の夏休みに帰省したらゴスロリに変身していたそう…しかも、彼女が丑の刻参りをしているところを憲人が見てしまいました…その時は別段何事もなく終わったのですが、東京へ戻った憲人の元へ、いきなり“弟子入りしたい”と彼女が訪ねてくるという予想外の展開へ。あの9・11のテロのこともあって、どうにも彼女のことが気にかかる憲人は、彩紀や友人の力を借りて事情を突き止めます。結果、不倫で傷ついた彼女が立ち直るきっかけを与えるのですね。ゴスロリからまたイメチェン(←死語)した彼女を見て、憲人はある行動へ!!ついについに言っちゃいました! 葉月さんにさらっと告白です。憲ちゃん、やればできるじゃないの!!葉月さんがどんな返事をするのかは、残念ながら次巻へ持ち越しです。次巻はいつ発売?!*巻末に、これまでに憲人がやってきた舞台の紹介が出ています。【内容紹介】TVドラマでの共演をきっかけに知り合った葉月。撮影終了後、会うたびに少しずつ変化していく葉月への思いに戸惑う憲人。久々に帰郷した青森で、憲人は訳ありそうな黒づくめの美少女と遭遇するが…!? 2013年9月刊。
2013年10月09日
花咲ける青少年特別編(4)3巻から続いたマハティ編「後宮物語」の完結です。本編を読んだ時から思い入れがあったマハティ。当時15歳だったマハティも、この特別編では20代後半(たぶん)。絵はかなり変わっていますが、イイ男はいつでもイイ男です!あでやかというか、つややかというか…(漢字変換したら、どちらも“艶やか”という字なんです。なるほど。。。)マハティの第一正妃・アレーナの不審な行動で終わった前巻。“この人、マハティを、ラギネイ王国を裏切ってるんでない?”と誰もが疑う状況でしたが…アレーナ妃はアレーナ妃なりに、マハティのことを愛していたし、王妃として国のことを考えていたんだとわかりました。高いプライドが邪魔をして、素直になれなかったんですね、きっと。本当は優しい人なのに… もう少し長生きしていたら…と思うと切ない。ラギネイの石油を狙って集まって来た百戦錬磨の狸たちを相手に、一歩も譲歩しない姿勢を打ち出したマハティ。感情のまま突っ走る印象だった15歳のマハティが、小国が生き残るためのしたたかさを持つようになったとは。。。それには、やっぱりキャスリーンの存在が大きかったんでしょう。自分の為に身を引き、今もどこからか自分をみているキャスリーンに応えるため、立派な王になろうと誓ったマハティ。添い遂げることはできなかったけれど、いつまでも心の中で生き続ける想い。美しく、哀しい想いです。そして、マハティの第二正妃でありながら、王の忠臣・ナイルに心惹かれるセレイラと、立場上、自分の恋心を決して表出しないナイル。王命に背いてまで、キャスリーン(とその子どもの)ことを調べ、セレイラに報告した手紙が遺品となってしまいました。マハティの“天女”がキャスリーンだったように、セレイラの“天女”はナイルだったんでしょうね。(男だから“天女”とは言わないか… でもまぁ、そんな感じです。)だからこそ、二人はよい夫婦になれたんでしょう。セレイラがマハティの良き理解者だったというのも納得です。この「後宮物語」、セレイラの孫に当たるナジェイラと、ナイルの血縁・ベナジルの会話のシーンで幕を閉じるのですが、最後まで夢物語のような不思議な雰囲気が漂うお話でした。余談:あの(!)ナジェイラを、「お可愛らしい」と言うベナジルくん。 大物だなぁ。さすがクインザの親戚だけある。そして、立人の父・視意(シィーイー)が登場する「逝きし日の面影」。(視意って誰?ってことになりそうなんで、以下立人パパにします。)立人を毛嫌いしていた東施(トンセン)おじさんがここにも出没。まぁ、本編最後では、立人が東施おじさんを上手くたきつけて、無事花鹿の元へ戻れたようなわけですし、あんまり邪険にするのもね…その時、立人から倣(ファン)一族総帥の座を譲られた符義くんはこのおじさんの次男です。今回のお話は、東施おじさんの長男・劍(チェン)目線で語られます。獣医になって、ゆくゆくはオランウータンの研究者になりたい劍は、援助をお願いしようと、立人パパの別荘にやってきます。そこにはフラワーデザイナーの卵だったり、舞台俳優だったり、モデルだったり、立人パパの友人(?)も滞在していました。もちろん、チビ立人もいます。ここに出てくる立人は8歳。「大事なものを置き忘れて大きくなってきてしまっているような…」と、劍は感じます。(感じるというより憂いている?)倣一族にも劍のような人がいたんですね。そこへ、立人パパの母(立人の祖母)が庭師とかけおちし、現在も行方不明という事件が絡んできます。庭師の姪・王春(ワンチュン←フラワーデザイナーの卵だという人ですね)と劍、立人の3人で、失踪事件の真相を探り始めますが…立人パパが語った失踪の真実は、意外なものでした。立人パパの性格形成に多大な影響を与えちゃったんだろうなぁ…いつも冷静沈着で、氷の人みたいな立人パパだけど、ハリーから電話がかかってくるとこうなりますか。。。これ、深読みしちゃっていいのかな? そういうことなのか?…端へ追いやられた感じの劍くん。立人パパの援助を断り、倣一族からも離れて、独力で頑張ることにしました。そして、月日がたち…立派になった劍くんが、立人と花鹿を訪ねてきます。その時の3人の会話が素敵です。「君は花鹿さんに忘れものを届けてもらったんだね…」特別編も残すところあと1冊。待望の「立人編」です!“いつまで立人はプーなのか”ということは、「立人再就職編」ですか?(笑)まぁ、立人だったら何をやっても成功間違いなしだと思いますが。くだらない余談:男性陣は震えがくるほどのイケメンなのに、 ナジェイラと花鹿ったら…くだらない余談2:ここまで読んでおきながら、本編ヒロインの花鹿が どうも好きになれない自分がいます。 なぜなんだろう? 絶世の美形4人に好かれていることへの嫉妬ではありません (念のため)。 【内容紹介】ますます絶好調! スーパーHITロマンス。石油産国・ラギネイを狙う西洋諸国、そして華やかな宮廷に渦巻く陰謀…ルマティの祖父・マハティ編完結。そして、倣一族の過去の闇を描く、立人・少年編を収録。 2013年9月刊。
2013年10月06日
ここ数年雑誌を買っていないので、新しいマンガに出会う機会がなかったのですが…ブック〇オフで発見してしまいましたよ。これぞ少女マンガ という本を!!※タイトル『忘却の首と姫』ですが、首は“くび”ではなく、 “しるし”となってます。さて、どこが少女マンガの王道かと言いますと。まず、王様と王女様が出てくること。それも大国の王と、弱小国の王女の婚姻なので、周りの皆は政略結婚だと思っているのですが、実は相思相愛ってこと。そして、揃いも揃って恋愛にはオクテ(幼い?)ときているので、相思相愛にもかかわらず、ピュアなんですわ。。。それから、ここが重要なんですが…王様、首がありません… 正確には頭部ですね…少女マンガの王道にして、ホラー・・・ファンタジーなのに、ホラー・・・(それなのに、どうしてこんなにラブラブマンガになるのか・・・)首がないから表情はわからないはずですが、ちゃんと喜怒哀楽が出てるんですね~~。それが何ともいえず、微笑ましかったりするのです。(作者・惣司ろうさんの初の連載だそうですが、ホントお見事です。)さくっとあらすじを紹介しますと。大国-ヴァンフォーリエを治める首なし王(160歳!)が、3662回目のお見合いで妻に娶ったのは、弱小国の第3王女・リリア(15歳)。誰もが政略結婚と思い込む中、それぞれ恋する理由があって、二人は相思相愛バカップルなのです。ですが、挙式が済んだ後も、王はリリアに指1本触れて来ませんし、あまりにも多忙で、一緒に過ごす時間もありません。リリアは少しずつ、自分は愛されていないのではないかと不安になっていきます。話が進んでいくうちに、王様が恋愛にはとんとヘタレで不器用なのだということがわかってくるのですが、その過程が少女マンガなんですね~~!途中、お約束の腹黒いお姫様も登場します。これまたお約束のリリアいじめもありますが、リリア以外には容赦ない王様に、思いっきり撃退されちゃったりします。余談王様の首は着脱可能ですが、首がない時の方がカッコよく見えるのはなぜでしょうか・・・忘却の首と姫(1) 惣司ろう小国のお姫様リリアが嫁いだのは、強い魔力を持ち誰もが恐れる『首なし王』! 文字通りの姿をしている王様と15歳のリリアの結婚は誰もがムチャ婚だと思ったのだが…。リリアのまっすぐな想いに、頑なだった首なし王の心がデレる!? 惣司ろう、待望の初コミックス! 2013年1月刊。 忘却の首と姫(2)惣司ろうお見合いで始まった首なし王とリリア姫の出会い。上手くいくはずのない政略結婚と周囲に思われた二人が、なんとイチャ婚に! 王様の良きお嫁さんになるべくがんばるリリアを待っているのは…!? 2013年7月刊。
2013年08月17日
ふしぎ遊戯玄武開伝(12)※ちらほらとネタバレありますので、ご注意下さい。朱雀編を読んでいるので玄武編の結末はわかっていたのですが、それを抜きにしても壮絶かつ感動的な最後でした。玄武を召喚し、多喜子がしたお願いは2つ。・この国(北甲国)に再び春を取り戻す・この国にいる生命あるもの すべての回復自分の命と引き換えに、北甲国と国民を救います。残された3つ目の願いは、多喜子の代わりに国民が…「何処の時代でも世界でもいい ふたりが再び巡り逢い 二度と離れないように・・・」多喜子の死後100年目の春、リムド(女宿)は天寿を全うします。生涯 妃を持たず、多喜子一人を愛し続けたリムド。いつの時代か、どこでかはわかりませんが、春爛漫の美しい場所で二人は再会を果たし、玄武編は完結です。時を経ての大ハッピーエンド!じんわりと胸に迫ってくる最後でした。朱雀編に、多喜子は父親に殺されるといった個所がありましたが、実際はこうだったのか・・・と、良い意味で裏切られ、ほっとしました。虚宿と斗宿が思念体になり、「神座宝」を護ることになったいきさつもあり、これが朱雀編へ繋がるのかと納得です。白虎編の構想もあるようなので楽しみですね。【内容紹介】堂々完結!「ふしぎ遊戯」10年間の集大成「ふしぎ遊戯」開始から20年!「ふしぎ遊戯 玄武開伝」スタートから10年!いよいよ完結巻!中国の書物「四神天地之書」の中に吸い込まれた少女、多喜子は、伝説の巫女として過酷な運命を背負う。「七星士」を探し出し、その中の、女宿(うるき)と愛し合うようになった多喜子。凍てつく世界で芽生えた、愛の行方は…引き裂かれるのか!?結ばれるのか!!?この結末は、見逃せない!!渡瀬悠宇の、ライフワークとも言える「ふしぎ遊戯 玄武開伝」圧倒的な最終巻!
2013年06月06日
ボクを包む月の光 12『ぼく地球』から紫苑に入れ込んでいた私にとって、涙なくしては読めない12巻でした。なぜかわからないけど、紫苑は今、5年後のカチコの部屋にいるらしい。でも、その部屋は、5年後には蓮の妹の部屋になっているらしい。じゃあ、カチコはどこにいるのかというと、カチコと未来路のことは話したがらない。そして、とても衝撃的だけど、5年後の世界に輪はいないらしい。・・・もう複雑でよくわかりません。もつれにもつれた糸をほぐしてくれるのが、ちまこちゃんなんです。現在は亜梨子のお腹の中にいるのですが、どうも未来が覗けちゃうらしく、お父さん=輪を助けようとするうちに紫苑を5年後に跳ばしてしまったようです。その子が紫苑にそっくりなんです~~!!ちまこちゃんは奇跡の子だ!輪がその子につけた名前は 地球子と書いて「ちまこ」・・・(輪くん、ネーミングセンス皆無・・・)輪の中学時代の同級生・柴浦コウさん。やたら肝がすわっているし、特殊能力も持っているし、なかなか得難い協力者が現れてくれましたね!(9巻に登場済みらしいのですが、全く記憶にありませんでした。 ごめんなさい。。。)【内容紹介】失踪中の輪が中学時代の同級生・柴浦コウに発見され無事帰宅した。一方、未だ紫苑の行方を探す木蓮は霊視能力のあるコウに協力を依頼。PCで紫苑との交信に成功するが、紫苑が伝えたのは5年後の衝撃的な未来で…! 2013年3月刊。
2013年03月23日
花よりも花の如く(第11巻)ほぼ一年ぶりの新刊です。前巻までの話を完全に忘れていまして、お見合いの話はどうなったとか、当たったホテル宿泊券はどうしたとか、ゴッホ先生って何の絡みで登場したのとか、??部分が多いこと、多いこと。結局、12巻を読んだ後、既刊も読み返すことになりました。憲人さんって、今一つアクが強くない分、印象が薄かったりするんだよなぁ…(西門さんの話だったら、しっかり覚えてるもん・・・)榊原家ののびたくんこと憲人さん、「内弟子」の経験がなく、役者の家に育っていないことでなんとなく周囲との違いを感じちゃってます。「家族の間で舞台の話をする」ということが、憲人さんには当てはまらないんですね。役者の家に育った者なら自然に吸収するであろう舞台の空気を、憲人さんは知らないできてしまったんです。“そんなことで今さら悩むかなぁ”と私みたいな凡人は思いますが、役者さんには役者さんの苦労というものがあるのでしょう。琳さんと飲みに行った憲人さんはあまりにもパーっとやり過ぎてしまいまして、気が付いたら暗闇の高尾山にポツン状態。酔っ払い憲人を助けてくれたのが、この巻から登場する武内望さんです。バイオリンがよく似合う久々の王子様キャラです。 (憲人さんが言うには 「蝉丸」かと思っていたら「天鼓」だったそうです。)望さんと知り合ったことで、「弱法師(よろぼし)」の新たな面に気付き始めた憲人さん。舞台が楽しみですね。葉月さんのピアノと望さんのバイオリンのセッションもあったり、香取で会った花嫁さんが憲人のお弟子さんになったり、どんどん話が膨らんでいってます。「戒」って、“戒め=してはいけないこと”だと思っていましたが、仏教では“しないといけないこと”なんだそうです。しないといけないことが山のようにある憲人さん、次巻も頑張って!【内容紹介】「榊の会」立ち上げや例会の「弱法師(よろぼし)」に向けて多忙な日々を送る憲人。ドラマ出演の影響や自分と他の役者との違いに気付き、心に迷いが。そんなある日、琳と飲みに出かけて酔った憲人は、なぜか真っ暗な森の中で目を覚ます。そこで出会った男性は…? 2013年1月刊。
2013年01月16日
HUNTER×HUNTER(32)ハンター協会会長選の丁々発止のやり取りも面白かったんですが、個人的にはキルア&アルカがやっぱりダントツでした。(ところで、アルカは二重人格ってことでいいんですかね? 未だによくわからない私って・・・)ゴンも復活し、当初の目的だったジンとの再会も果たしてめでたし、めでたし。女の子に転生したカイトに謝ることもできたし、あ~、良かった、ちゃんちゃん。で、『HUNTER×HUNTER』も終わるのか・・・と思った人もいたと思う・・・今度はネテロの息子も出てきて暗黒大陸ですって。そうか、そうか・・・クラピカと蜘蛛との決着もついてないしね…3コママンガの荒んだキルアと、「玉姫様」と答えたクラピカ。君たちは最高だよ!32巻で一番良かったのは、この3コママンガだったって言ったら、富樫さん怒りますかね?【内容紹介】ハンター協会会長選の候補者が4名に絞られた。副会長のパリストン、ミザイストムとチードル、レオリオ…陰謀×野望渦巻く中、会長になるのは!? 一方、キルアとアルカは重体のゴンの下へ。ゴン復活なるか!?
2013年01月09日
HUNTER×HUNTER(31)何回か読み返して、“あ~、なるほど!”と思うマンガってそうそうないと思う。そんなマンガのひとつが『HUNTER×HUNTER』です。31巻は、ハンター協会の次期会長選挙の話とキルアがゴンを助けるため、幽閉されている弟(妹?)・アルカを連れ出そうとする話が交互に展開されます。ここからネタバレありますのでご注意下さい。ついに登場したアルカ!この能力がまたすごいっ!(というか怖い!)簡単にいうと“アルカの「おねだり」を3つ叶えると、どんな「お願い」でも叶えてもらうことができる”キルアはアルカにゴンの除念をしてもらおうとします。ただ、この能力、いろいろやっかいでして(それがアルカが幽閉されている理由なのですが)、・どでかい「お願い」をした後の「おねだり」はとても難しいものになる。・4回「おねだり」を失敗したら、命で償わなければならない。 命を失うのが二人の場合、「失敗した人」と「その最愛の人」が死ぬ。 二人より多い場合、「失敗した人」と「その最愛の人」はもちろん 「『失敗した人』と長い時間を共に過ごした人」順に死ぬ。アルカがゴンを助けた後の「おねだり」は当然どでかいものになるはず。その「尻ぬぐい」をキルア自身がする場合をイルミは案じます。「おねだり」が失敗したら、キルアをはじめゾルディック家の人はもちろん全滅です。そこでイルミはヒソカに協力を求めるのですが・・・腹に一物もつ人たちがわらわら出てきて、なんともいい感じです。アルカの能力にはまだまだわからないところがあるし、それに加え、アルカは男? 女?キルアを「お兄ちゃん」と呼ぶのはアルカ、「キルア」と呼ぶのはナニカということだけど、それって??今回、キルアのとうちゃん・シルバの出番が多く、ちらっと若かりし頃の姿も出てきて、大満足!初登場の執事さんもインパクト大で、本当にゾルディック家の人達って飽きないなぁ。懐かしい門番(守衛さん?)のお二人も久しぶりに出てくるし、ゴトーは相変わらずキルアに甘いし。しかし、ゴトー・・・【内容紹介】ネテロが託した次期会長選挙が始まった。副会長・パリストンの攪乱で荒れる選挙戦。一方、重体のゴンを救いたいキルアは、幽閉されている家族・アルカの力を借りるために実家へ戻る。そのアルカの能力とは!?
2012年12月07日
花咲ける青少年特別編(3)3巻に収録されているのは3編です。まずはノエイの士官学校時代の恋話「Sanctuary」「花咲ける青少年 特別編(1)」冒頭部分で、結婚して子どもがいることはわかっていたのですが、この巻では良い夫、良い父親ぶりを披露してくれています。そんなノエイさんですが、士官学校時代はちゃんと青春してたんですね。それも甘酸っぱくて切ない初恋…堅物で生真面目なイメージがあったノエイさん、そんな人ほど激情家だったりするんですね。ノエイのことを思って、今回も身を引くアンドラが哀しいです。2編目は花鹿が留守の間、ギヴォリ島に残された立人とかつての夫候補との穏やかな?休日「VACANCES」。キラキラ綺麗どころが勢ぞろいです。立人、カール、ルマティ、ユージィン。他愛ない会話からも思いやりが溢れていて、この4人は一生良い友人同士でいるんだろうなぁ~と思わせてくれます。立人とユージィンのやりとりも相変わらずで、仲がいいんだか悪いんだか… って仲良しさんなんですけどね。最後はルマティの祖父・マハティ編「後宮物語」の前編です。マハティ編とありますが、マハティの第二正妃となるセレイラが主軸となって話が進んでいきます。最近の樹作品の少女キャラはあまり好きではないのですが、彼女にはとても好感が持てます。本編にあるようにマハティに信頼されていた女性だけのことはあります。そのマハティですが、若かりし頃はやっぱり美しかったのですなぁ。プラス持って生まれた王としての威厳。これはもう向かうところ敵なし状態です。セレイラとマハティ、第一正妃アレーナ、そしてマハティの侍従・ナイルが出会い、さぁ、これから!!というところで次巻へ続きます・・・こんないいところでそれはないでしょう…
2012年11月08日
ふしぎ遊戯玄武開伝(11)う~~ん、どんな話だっけ?1年に1冊ペースなんで、玄武編が始まってもう10年ですか…(井上雄彦さんの『リアル』も年1冊ですね、そういえば。)10年たつと絵柄も変わりますね。朱雀編から読んでいるので“随分変わったな~~”と思いますが、決して嫌いな絵ではないです。次巻(12巻)が最終巻ということですが、発売は来年です。こんなに間があいてしまうと、せっかくの感動も薄れてしまいますね…朱雀編の時はのめり込んで読んでいた記憶があります。白虎編の構想もあるらしいのですが、1年1冊ペースはカンベンして下さい。せめて1年2冊でお願いします、渡瀬さん・・・【内容説明】ついに玄武の巫女と七星士たちが大集結!玄武の巫女・多喜子は、神獣・玄武を召喚し、北甲国を救うため、七星士の仲間たちと共に、首都・特烏蘭(トウラン)の王宮に迫った。「玄武の巫女が現れて四神天地之書を開く時、王の息子が王を殺す」その予言ゆえ、宿命的に引き裂かれた父テムダンと息子リムド。その予言を仕組み、兄テムダンを玉座から追いやった弟テギル。テムダンと復讐の密約を交わした双子の弟ハーガスと、兄テグ。秘めたる孤独な魂が引かれ合う、ハーガスと王族の娘フィルカ。そして、決して結ばれてはいけない悲運の恋人・多喜子とリムド。様々な人間関係が交錯し、欲望と情念と運命が絡み合い、やがて大いなる伝説として結実するミラクル・ファンタジー!クライマックスに向け怒濤の展開が急加速する最新巻です!【編集担当からのおすすめ情報】渡瀬悠宇先生のライフワークとも言うべき「ふしぎ遊戯」玄武編も、いよいよ大詰め。これまで張り巡らせてきた伏線の数々が、結末を目指して一気に回収されていく圧倒的なドラマ体験をぜひ!
2012年07月06日
ボクを包む月の光(第11巻)カチコちゃんの願いで、本気で話し合うことにしたパメラ、ソル、未来路の3人。その結果、身を引くことに決めたソル。「そゆ事だから 離婚届・・・ オレ手続きしとくわ じゃ」と言うソルの涙についついほだされてしまったのか、ソルを選んだパメラ。こんな大事な場面でもやっぱりヘタレな未来路・・・あ~~ぁ、カチコや蓮の前で思いっきり振られてしまいましたよ・・・(パメラは未来路を選ぶと思ったんだけどなぁ。)その未来路くん、「EPIAは辞めるけど パメラに関しては諦めない」んだと。その根性はすごい!!すごいと思うけど、お願いだからヘタレを治して下さい。アメリカから帰国したカチコは、未来路と住む日まで今までどおり蓮の家にお世話になることになります。以上、カチコ編終わり!未来路がスムーズにEPIAを辞められるよう策を施した輪は、それが原因でパワーバランスを崩してしまい、自分のESP能力を制御できなくなってしまいます。瞬間移動をしたらしたでとんでもない所へ!!おまけに紫苑も居なくなってしまったため、自宅に帰れない状態に・・・(紫苑はどうも蓮のまだ生まれてこない妹の傍にいるようなんです。)「イケメンを迎えに行けばいいんだよ ボク行くよ!! そしたらお父さんもイケメンも助かるじゃん!!」と蓮は言うけれど、はて?どうすればいいんだい??紫苑や木蓮の姿が見えるという輪の元同級生(現在は警察官)が、野っ原に倒れていた輪を保護してくれて、ご丁寧にも木蓮の言葉を輪に伝えてくれます。どうやらやっと自宅に戻れることになった輪ですが、事のいきさつを知ってどうするのでしょうか?【内容紹介】帰国直前のカチコに呼び出されたパメラ、ソル、未来路。本音で話し合う3人の選択とは・・・?帰国後、バカンス中の輪が突然失踪。なぜか紫苑も消える。心配する木蓮と蓮の前で、輪のPC画面に見知らぬ幼女が映し出され !!「ぼく地球」次世代ストーリー第11巻☆
2012年07月03日
HUNTER×HUNTER(30)キメラアント編完結です。感想にまぎれて所々ネタがバレてます。王とネテロ会長の闘いが始まった時、こういう結果になるとはまったく想像していませんでした。時々ユピーたちが鼻血を出していた場面があったので、爆弾“貧者の薔薇”が終結に関わってくるとは思いましたが。毒に侵され先が長くない事を悟った王と、毒が伝染するのを覚悟の上で一緒にいるコムギ。淡々と静かに最期を迎える二人の姿に感動です。もうひとつの感動どころ、それはキメラアントになってしまったレイラが故郷の村へ帰るところ。外見がまったく変わってしまったレイラを一目見ただけで娘だと理解するお母さん。あれ、なんか涙が… 出てきちゃうんですけど…この巻の終盤は、ハンター協会会長の選挙のお話。ネテロ会長亡き後、次の会長を決めるべく“十二支ん”が集まるのですが、そこにひょこっとジンの姿が…今までどこにいるかわからなかったのに、こんなに簡単に登場しちゃっていいのですか? ちょっと拍子抜け…副会長・パリストン(なんかパリス・ヒルトンみたい)の、腹黒そうな、でも妙にキラキラした笑顔が非常に胡散臭っ!会長総選挙会場に現れたハンターたちの中には懐かしの面々が。そういえばいたっけな、こういう人…(クラピカとレオリオは登場しませんでした。 残念。)私的に舞い上がってしまったのはヒソカとイルミ!!お二人ともお元気だったんですね。そこでイルミの口から語られたゾルディック家の秘密(?)。「ゾルディック家にはもう一人弟がいる こいつを始末したい」そんなこと言われたら、やたら気になるでしょう~~~富樫さん、早く次描いて下さい~~~【内容説明】失われた王の記憶を巡り、進められる王とプフの勝負。王は“円"に反応したウェルフィンの下へ。そして追い詰められたウェルフィンの一言が、王の記憶を呼び覚ます。一方パームが語る、王に使った爆弾の正体とは!?
2012年04月06日
ヴァーリアの花婿ファンタジー+ラブロマンス読み切りを4編収録。あきづき空太さん初の読み切り集です!『ヴァーリアの花婿』許嫁だったジルが行方不明になって、その弟・ルセルの許嫁になったヴァーリア。納得がいかないヴァーリアは、ルセルと共にジルを捜す為旅に出ます。「兄さんとの婚約とり戻したいんでしょ」というルセル。“ジルと再会したらヴァーリアはどうするんだろう?”と思わせる序盤の展開。話が進むにつれて、ヴァーリアの真意がわかってきます。そして偶然の再会!ヴァーリアはルセルと結婚する前にけじめをつけたかったんですね。…こうなるとジルの立場って一体?ジルがどうして家を出たのか、ちょっと説明不足の感ありありですがそんなことはどうでもいいくらいです。改めてじっくり読むと、登場人物の衣装がやたら凝っているのがわかります。中国風のようでもあり、中東風でもあり。。。不思議なテイストです。それと、ジルとルセルの顔の模様(?)がなんともステキ…『龍の守唄』4編の中で一番好きな作品です。龍の一族の島の神殿に住む一人の「龍の子」と一人の「巫女」のお話。「龍の子」キトは、時が来ると大儀式により新たな守護天龍となってしまいます。天龍になると、キトはもう人の姿にもどることはできません。いつか必ず来る“別れ”を恐れる「巫女」のシュエン。このシュエン、あきづき作品のこれまでのヒロインとは違ってよく泣きます… よく転ぶドジっ子さんです…眉毛もちょっと太め。 いじらしくって可愛い女の子です。この二人はできればずっと一緒にいてほしかったんですが、やっぱり来てしまいましたね、悲しい別れが…最後の数ページは圧巻!空を泳ぐ天龍に「キト」と呼びかけるシュエンの笑顔が切ない…『銀世界の証明』生まれながらにして魔力を持つ“魔導種”が住む魔法街から遠いく離れたところに住むアルザ。ある日、彼は雪の中に倒れていた魔導種の女の子・リアを助けます。自分の傷を魔法で治そうとするリアに向かって、アルザは「俺の前で魔法を使うな…っ 大っ嫌いなんだよ」と言います。魔導種の人は、魔力が尽きてしまうと体が結晶になって砕けるように消えてしまうことをアルザは知っていたんですね。(以前、彼のお父さんの助手という人(=魔導種)が 消えてしまうのを目の当たりにしているんです。)魔法局の人間がリアを連れ戻しにくるまでのずかな時間が、二人にとってかけがえのないものになるのですが、結局リアは魔法街に帰っていきます。リアが戻ってくる時のために、雪をかいて水を流し、道を作るアルザ。魔法を使えば簡単なのに、アルザから言われたことを守って使わないリア。そして、感動の再会!!バックの大きな月と満天の星空が美しいです。『おとぎばなしの筆』乾いた荒野に残る緑の地。 そこにあるご神木には、この地と神を結ぶ契約の陣が敷かれ、日毎薄れていくその陣を書きなぞるのが湧渓(ゆうけい)の仕事。その湧渓(ゆうけい)と、ご神木に宿る(本当は封じ込められている)水の神・洛緋(らくひ)とのお話なんですが…洛緋(らくひ)をご神木に封じ込めたのが、花吹という大昔の村長で、湧渓(ゆうけい)はその血をひいています。花吹に対する洛緋(らくひ)の恋情を知った湧渓(ゆうけい)は、その封印を解こうとしますが…どれもファンタジーなんですが、4編ともまったく趣が違ってます。さすがあきづき空太さん、引き出し多いぞっ!『赤髪』もいいけれど、今回のような読み切りもいいですね。
2012年03月12日
花よりも花の如く(第10巻)【内容紹介】「春日龍神」に挑み、大曲「道成寺」も少しずつ近付く憲人。葉月との関係は悪くはないが、互いの気持ちを測りかね煮えきらない。そんな時、葉月が奈良で合っていた男性と対面。二人の関係が気になり心が揺れる憲人の元にお見合い話が舞い込む。その相手とは…!? ここから先、いろいろとネタバレあります。ご注意!成田美名子さんの描くマンガは、愛だの恋だのがやがやしていなくて静かでしっとりしていていいですね。。。憲人と葉月の関係もじわじわと進んでいるようないないような…前巻に登場したあの男性、葉月が奈良で合っていた男性ですが、「ミヤちゃんのお兄さん!」だそうです。 …ミヤちゃんって誰??… 彼は由規(よしのり)さんといいまして、会社を辞めて東京に出てきてました。日本文化を守り伝えるNPO法人を立ち上げようと考えているそうな。どうやら恋人ではないような。。。 う~ん、結局、なんだったんだ? もっと西門さんとじいさまを出して欲しいなぁ…(さらっとした人が多いのはいいんだけど、 たまにはガツンとトンカツ食べたくなるんです。)そうそう、この巻でじいさまと張り合えるくらいイケてるゴッホ先生が登場します。憲ちゃんは 隆生先生と呼んでいます。ゴッホ先生と命名したのは海くん。口ヒゲをはやした風貌がゴッホに見えたんですね。能よりもジャズって感じのしぶいじい様です。憲人にお見合い話が舞い込みますが、仕掛け人はこのゴッホ先生なんです。ここら辺、すごくマンガ的展開ですがゴッホ先生が紹介したのは葉月さん!!ね、いいおじいちゃんでしょ?あと以前憲人が一目惚れして買った面の話があったり、あの(!)小汚い琳さんが出てたりします。
2012年03月07日
ホントに久しぶりに読み返しましたが、いつ読んでも引き込まれてしまいますね~。ざくっと簡単にあらすじを紹介しますと…四千年前の戦乱のエジプトが舞台になっていまして、ウルジナ国に攻め入られ、家族を殺され、国を滅ぼされたエステーリア国の第二王子・サリオキスがウルジナ国王・スネフェルに敵対するムーラ族を率いる「砂漠の鷹」となり、様々な勢力を味方につけ(アビドス国もそのひとつ)、スネフェルを討ち、エステーリア国を再建するまでの物語です。サリオキスとスネフェル、この二人の対比が印象的です。国を追われ奴隷にされながらも誇りを失わず、指導者として自分を律していくサリオキス。片や、深い孤独にさいなまれ、運命を呪い憎むことしかできず、流れに押し流されていくスネフェル。どちらがファラオとしてふさわしいかは一目瞭然なのですが、どうもスネフェルの脆さ、人間臭さに魅かれてしまうのですね~~。スネフェルとサリオキスの妹・ナイルキア(ナイル)はお互いの素性を知らないまま恋に落ちるのですが、ナイルがスネフェルがウルジナの王だと知ってから二人の恋は破滅へと向かっていきます。平和な時だったらこれ以上ないくらいの婚姻なのに、運命って本当に残酷です…スネフェルも魅力的ですが、脇を固めている登場人物もいいんです。まずサリオキスの腹心ともいうべきイザイ。サリオキスが「砂漠の鷹」となったのも この人に救われたからこそ。まさにエステーリア再建の陰の立役者です(と私は勝手に思っている)。そしてウルジナのメネプ神官。腹黒い輩ばかりのウルジナ宮殿の中で、真剣に国のことを考えている人徳者、ナイルキア(ナイル)の命の恩人です。それからトキさん。国がなくなってもエステーリア人として生きる気風の良いお母さん。やっぱり女はこうありたい!個人的にはこのお三方が 脇キャラBEST 3です。この小学館叢書を読んで驚いたんですが、『風と木の詩』を描くにあたって「まだ早い」と編集者に受け入れられず、それなら「実績を積んで読者の支持を得るしかない」と覚悟して描かれたのがこの『ファラオの墓』だそうです。支持を得ようとして描いて、実際に支持を得てしまうところが竹宮惠子さんのすごいところですね!あ、『イズァローン伝説』もオススメです!『ファラオの墓』が面白い!!と感じた人は きっとこれも面白いと思います。
2012年02月21日
この数日ハマりまくって読んでいた「日出処の天子」。(もう何回読んだんだろうというくらい読んでいますが… 何度読んでも面白いですね~)私が持っているのは文庫版全7巻ですが、カラー原稿が完全復刻され、カラーポスターまでついた完全保存版がメディアファクトリーより 2011年11月から発売されています。全7巻で、現在第1巻から3巻まで発売済み。第4、5巻は2012年2月23日に、第6、7巻は4月23日に発売予定。全7巻購入したら応募者全員プレゼントとして、特製ポストカードセットがもらえるそうな…こりゃ、たまりません。。。日出処の天子 〈完全版〉(1)日出処の天子 〈完全版〉(2)日出処の天子 〈完全版〉(3)詳しいあらすじは Wikipediaをご覧ください。すごく簡単に言ってしまえば、若かりし頃の厩戸王子(聖徳太子)と蘇我毛人(蘇我蝦夷)の出会いから、厩戸王子が推古天皇の摂政になるまでを描いた作品。(文庫版第7巻には、厩戸王子の息子・娘たちが登場する番外編 「馬屋古女王(うまやこのひめみこ)」も収録)厩戸王子を超能力者・同性愛者としているところがなんとも斬新でしたね。毛人を愛する厩戸王子が報われない恋に苦悩する様は えも言われぬ色気がございました。今回読み返して、調子麻呂(ちょうしまろ)の可愛らしさを再確認!厩戸王子よりも調子麻呂に萌える私って…
2012年02月05日
花咲ける青少年 特別編 22011年3月に「特別編 1」が発売されて9ヶ月。やっと、本当にやっと「特別編 2」を読むことが… 感涙!!今回は、花鹿の両親(ハリー&キティ)の若き日の出会い編「Innocence」と侍従候補の少年達を巡るルマティ編「青皇(せいこう)の庭」の2本立てです。以下ネタばれあります。・「Innocence」(前・後編)1981年 ニュージャージー州 ファオートサイド墓地のシーンからスタート。電撃結婚からわずか4年。 キティが亡くなって、涙にくれるハリー。 あの冷静沈着なハリーが泣き崩れるなんて… オールバックのハリーについフラっとした不謹慎な自分が許せない… 場面変わって、1977年 NY キャピタル石油 本社(←ハリーの会社です)。小規模ながら爆弾事件が発生。NY市警からボディガードとして派遣されたのがESU隊員・キティでした。 登場時のキティ、ムトー(「OZ-オズ-」)に似てます。キティが女性であることに二の足を踏むハリーに向かって「自分は警官ですので そのような心遣いは無用に願います!」と言い放ちます。この“びしいっ”加減、オトコマエです。それとは反対に! この頃のハリー、結構サイテーな男です!つきあっている女性は3人! (それでも少ないって、どういうこと?)「私は成熟した恋愛を理解できる ゴージャスな女性が趣味なんだ 見ただろう あの味も素っ気もない態度 私は仕事も恋愛もスタイリッシュに決めたいんだよ」 …はいはい、いくらでもほざいてて下さい…それがいつのまにかなりふり構わずキティに愛を乞うまでになるんだからほんに恋愛のパワーというのはすさまじい。。。「ラギネイ王国には入国するな」という脅迫状が届いてにもかかわらず、ラギネイ皇太子・ウールドのお披露目をかねたカイワン油田完成祝賀セレモニーに出席したハリー。(もちろんキティも一緒)ここで3歳の立人と、立人パパ(倣視意 ファンチョーイー)が登場します。さすが立人の父上!! 理知的なメガネ姿、メガネフェチにはたまりません!!そして、立人も負けてない。そのあどけない可愛さで キティの心を鷲づかみ!! そんなキティを微笑ましく見ていたハリーに「長いつきあいだが あなたの そんな顔を見るのは初めてだな」と言う立人パパ。このラギネイ滞在中、ハリーは自分の出生の秘密をキティに話します。(ハリーが脅迫されていたのもこの秘密絡みですが、 こちらは何事もなく解決です。)最後にまた墓地のシーンに戻ります。少し離れたところからハリーに頭を下げる立人パパと立人。ハリーは花鹿の手を引きながら こう話しかけます。「その内 良いお友達を紹介してあげる ママがとても好きだった男の子なんだ…」・「青皇(せいこう)の庭」(前・中・後編)ルマティ10歳の時、侍従候補の少年10人が集められます。彼らは東宮(ルマティの兄)と冬宮(ルマティ)に割り振られ、1カ月間のテストを受け、最終的に5人の合格者が選ばれます。冬宮付きの候補生は4人、バール、ジニアス、ヤディート、スクル。この4人、東宮に当たらなくて不満たらたら。セズンにまで当たり散らし、ついにルマティの怒りをかってしまいます。 (冬宮の筆頭侍従はあの(!!)クインザなんですが、 国王の通訳としてお出かけ中です。)はては主人(=ルマティ)にちびっと毒をもって、具合が悪くなったところを看病して点数稼ぎをしようと画策する始末。…底知れぬアホです。 完全にいっちゃってます。このアホ共をうまく操って、ルマティの益になるようもっていくあたり本編のクインザの片鱗が見られます。 やっぱり当時からルマティ一筋だったんですね… 一緒に動物図鑑を見ているシーンは心がなごみますが、本編を読んでいる者としては哀しい気持ちになってしまいます。特別編の大トリは立人! 楽しみです!
2011年12月06日
紅色HERO(20)廃部寸前だった女子バレー部が、春高出場をもぎ取るまでのスポーツもの。それに主人公・のばらと男子バレー部員・祐信の恋愛等が加味されてます。あっちもこっちもうま~く収まって、ストレスのない終わり方でした。土屋くんのキャラが好きだったので、持田さんとのおつきあいには噴き出してしまった。。。でもナイスなお二人だと思います。灰吹くんには のばらをしんなり思い続けてもらいたかったんですが(灰吹、すまないっ)、それはあまりにもかわいそうなんで、智さんとうまくいって良かったですね。…って、これバレーマンガです。【あらすじ】(Wikipediaより)神奈川・箱根の老舗料亭である「清流」を営む住吉家に生まれたのばら。清流の後継ぎとして母親や祖母に期待されるが、のばらは高校に入学したらバレーボール部に集中しようと決めていた。しかし、母親の根回しにより、バレー部は廃部寸前。周囲に反発して家出をし、おばである高校の保健医・桃子に泣きつくがのばらに用意された住処はバレーボール特待生用男子寮。男嫌いなのばらであったが、バレー部を再建するために奮起する。だがバレーボール部再建はそう簡単にはいかず…【20巻の内容説明】春高への最後の切符をかけて、死力を尽くして戦うのばらたち。第3セットに入り、矢部商業にリードを奪われつつも、決してあきらめず怒濤の追い上げを!? ついに感動の最終ラウンド!!【20巻 収録作品】紅色CAPSULE after 3 years…/紅色CAPSULE Ryo's history/河原和音×椎名軽穂×高梨みつば「紅色座談会」
2011年12月01日
花と悪魔(第10巻)魔界から人間界に遊びに来た大悪魔(次期魔王候補っていうんだからすごい!)のビビが、屋敷の前に捨てられていた女の子を拾い、「はな」と名付けて育てることからお話がスタート致します。赤ちゃんだったはなはすくすくと成長し、やがてビビに恋心を抱くようになります。まぁ、お屋敷の中で無菌培養状態で育てられ、男の人っていえばビビと召使いしかいないんだから当然の成り行きといえましょう~~ (途中から学校に通い始めますが、その頃にはもうビビしか眼中になかった模様。 こうなるともう光源氏と紫の上みたいですな。)ビビは悪魔で歳のとり方が人間とはまったく違います。はなは老いていくし、寿命がつきたらお別れです。ハッピーエンドになるんだろうけど、そこのところはどうするのかな~、大悪魔の力ではなも悪魔にしちゃうのかな~、などなど妄想想像していたのです。それが、最終巻では切ないハッピーエンド…はなはしっかり歳をとり、やがてビビと永遠のお別れ…残されたビビは一人で(正確にははなとの子供たちと)長い長い時間を過ごさなければなりません。それでも幸せだったというはなとビビ…哀しい…でも一番しっくりくるエンディングなんだろうなぁと思います。なかなか歳をとらない子供たち(ここはしっかりビビの血)ですが、花に触れても枯れないのは はなゆずり。はなのお墓にお花を供えるシーンはもの悲しいけど素敵です。
2011年08月26日
HUNTER×HUNTER(29)先月に続いて今月も出たぁ!! 29巻もド迫力だぁ!!この先おおいにネタバレありますので、ご注意下さい。ユピーとプフを“食った”ことで復活した王。でも、王は記憶が混濁していました…“生物統一の為!!!”、“王の為!!!!”に王がコムギを思い出さないうちに彼女を抹殺してしまおうとするプフ。コムギを守るキルアたち。キルアとプフの一騎打ちの場面、いいです!この頃、キルアちゃん活躍の場が少なくて淋しかったんですが、あの冷たい目で「この円の中入ったら殺す」なーんて言われたら… ぞくぞく…一方ピトーと一緒にカイトのところへ向かったゴンは、そこでピトーから 「彼はもう死んでいる ・・・死人を生き返らせる事は… 出来なかった ボクの能力で出来たのは腐敗しない様に作り直す事と 操る事だけだった彼の魂はもうここにはない もう… 元には戻せないんだ」と告げられます。ショックを受け、その場にへたりこむゴンと、自分の腕を治すピトー…それを「視」ていたパームにコムギをまかせて、キルアはゴンのもとへ急ぎます。今回、キルアちゃん、いいとこ多いっ!!強制的に成長したゴンと、王の為ゴンを殺そうとするピトーとの戦いが始まります。この時のゴン、ごついビスケ顔負けです。そして哀しそうな顔をしています。(やっぱり復讐のための戦いは ゴンに似合わないような…)既にボロキレのようになったピトーの頭部を砕くゴンを見たキルアは、圧倒的な強さを得たゴンの代償の大きさを心配するのですが…(この2人はワンコのようにじゃれ合っているのが一番いいなぁ…)コムギのことを思い出しかけた王。自分の名前は忘れても、仲間のことは忘れなかったイカルゴ。アブナイ人だったのに、おっとこ前になったパーム。王に倒されたナックルとメレオロン。右腕を失くしたゴン。 ユピーを殺ったのはウェルフィン?気になることが山積みだ~~~! 30巻はいつ出るの??
2011年08月05日
HUNTER×HUNTER(28)もうとっくに読み終わっていたんですが、感想書けず仕舞いです。キメラ=アント編は惰性で読んでいたといっても過言ではありませんが、この巻はすごかったの一言につきます。まずはネテロ会長と王との熾烈な戦いに決着が!ネテロの究極の技・百式観音 零の掌をくらっても平気な顔して、「素晴らしい一撃であった」とのたまう王。ここまできちゃうと、“蟻なのにあっぱれ!”この場面の王とネテロの会話がほんとすごいです!ネテロVS王の集大成といった感じ。(人間VS蟻なのかも)最後の最後、自分の心臓を止めることによって爆弾“貧者の薔薇”を作動させたネテロ。ネテロの攻撃に平気な顔をしていた王が、たった一発の爆弾で瀕死のダメージを負ってしまいます。そして、そんな王を救うのがプフとユピーです。(この場面はちょっと笑えてしまった…)ここらへん、この巻の表紙と関連しているんでしょうね。。。キルアとパームのやりとり、イカルゴの男気、ド迫力のゴン…本当にもりだくさんの内容でした。次はいよいよゴンとピトーの戦いでしょうか。29巻は8月4日発売予定です!
2011年07月27日
ボクを包む月の光「ぼく地球」次世代編(10)ちょこっとネタバレありますので、ご注意下さい。9巻でボストンに渡った蓮とカチコ。未来路の留守中に カチコの産みの親・パメラと対面します。パメラの古いスケジュール帳をサイコメトって、パメラがカチコの“卵のお母さん”だと知った蓮はそのことをカチコに伝えます。その場にパメラさんもいたのですが、一瞬困った顔をするんですね。そこには大人の事情と言いますか、まぁいろいろあるわけです。パメラの夫・ソルも絡んできまして、彼の出生の秘密とか、子供の素がないこととか、カチコを連れて日本にトンズラした未来路をかばった理由とか、今までお気楽キャラだったソルさんが、一気に素敵キャラになってしまいました。でも、今回未来路もがんばりましたね~~~あの(!!)未来路が、蓮とカチコの見ている前で裸のパメラさんにキス(わ~お!!) 注:パメラさん、お風呂に入っていたので…これは甘々展開だっ! カチコちゃんの希望通り、親子3人日本で暮らすことになりそうな予感!と、誰もが思った。 …し・か・し…EPIAを辞めて、日本で暮らすことを決めた未来路。もちろんパメラも一緒のつもりですが、当のパメラさん、米国でカチコちゃんと暮らすつもりでいます。(未来路抜きで…)あのいい雰囲気は何だったんだ!大人の都合に翻弄されるカチコちゃん。帰国まで時間がありません。ソルを呼び出し、未来路やパメラと話し合ってくれとお願いします。ヘンテコな三角関係はどうなる? いや~、めんどくさい… 人間関係は Simple is the best! ですな。
2011年07月25日
花よりも花の如く(第9巻)TVドラマの撮影も無事終了、能のお話に戻りました。そして、ドラマの共演者・琳が弟子入り。これからもちょっとコ汚い琳さんが登場してくれるかと思うとわたくし、さり気に嬉しい!!「春日龍神」に挑むことになった憲人は、奈良・春日大社に行こうと思い立ち、話の流れで葉月を誘ってしまいます。葉月も二つ返事でOK。 あり、脈あり??旅行ガイドを買い込んでうきうき、何を着るか迷ったりの葉月さん。憲人もじぃさま(!)に服を借りにいったり、お互い浮かれているご様子。そして、現地で会ったお二人、双方着物姿で気ィ合いすぎです。会話もはずんでい~~い雰囲気なんです。これじゃ、憲人じゃなくても相思相愛かも?って思っちゃいますね。…ところが… 憲人と分かれた後、葉月さんを迎えにきたのは男性でした…間が悪いことに、それを憲人が目撃。まさに、天国から地獄…そして、自分が葉月を好きになっていることを自覚します。若手の卒業試験ともいわれている「道成寺」をやることになり、公私ともに多忙になった憲人さん。「新春ウェルカムキャンペーン」(!!!)のくじで奈良の高級ホテルのスイートルームが当たっちゃったけど、さぁて、葉月さんを誘っちゃうのかな~~??以下、次巻へ続きます。いままでの成田作品と比べると、イマイチ派手さがなかった憲人さんですが、“榊原家ののび太くん”と言われていた頃から見たら各段の成長を遂げていますね。 今後がとても楽しみです。
2011年07月16日
ふしぎ遊戯玄武開伝(10)2年9ヶ月ぶりの発売。 どんなお話だったか思い出せないまま読みました。(最近このパターン多いなぁ…)女宿の父・テムダン王がどうして変わってしまったのか垣間見え、例の予言---『玄武の巫女が現れ 四神天地之書を開くとき王の息子(女宿)が必ずや王(テムダン王)を殺す』というアレです---も現皇帝(テムダン王の弟、女宿の叔父)が仕組んだ嘘だとわかります。物語もいよいよ終盤突入!女宿とテムダン王が和解して、諸悪の根源・現皇帝を討ち、多喜子の肺病も治って女宿とめでたし、めでたしという結果にならないかなぁ。あまりに安直だけど、そこは少女マンガ、やっぱりまぁるく収まるのが一番!!次巻の発売は来年だそうです。【これまでのあらすじ】 出版社公式HPより時は大正時代。東京から母の故郷、盛岡に越してきた奥田多喜子は女子学生として元気に暮らしていたが、肺病を患っていた母が急死してしまう…。仕事に没頭し、なかなか家に戻らない父・永之助が憎らしい多喜子は、父が支那で見つけて翻訳した大事な本『四神天地書』を破り捨てようとする。しかしその途端、なんと本の中に吸い込まれてしまう…。多喜子がたどり着いたのは玄武の地“北甲国(ほっかんこく)”。そこで、自分が国を救う“玄武の巫女”だと知る。神獣・玄武を召喚し、北甲国の未来を救うため、多喜子は七星士捜しの旅に出る。女宿(うるき)、虚宿(とみて)、室宿(はつい)、壁宿(なまめ)、斗宿(ひきつ)、牛宿(いなみ)と6人の七星士を仲間に加え、残るは最後の一人“危宿(うるみや)”のみとなった。しかし、危宿(うるみや)はハーガスとテグという双子で敵側の人間だったのだ。さらに危宿(うるみや)はほかの七星士の力を奪い、無力にする能力をもっていたのだった。そんな矢先、女宿(うるき)は、多喜子が玄武召喚をすれば、自ら生け贄にならなくてはいけない巫女の掟を知り、多喜子を元の世界に戻るようにし向けるのだった。元の世界に戻った多喜子を待っていたのは、自分が母と同じ肺病を患っているという事実。病気を知った父は四神天地書の世界に戻ろうとする多喜子を止めるが、「死に行くんじゃありません。みんなと生きるために参ります」という言葉を残して、再び本の中へ。多喜子は北甲国で仲間たちとの再会を果たすのだが、病は多喜子の身体を徐々に蝕んでいく…。そして、大切な人々を護るために、玄武の巫女としての決意を固めるのだった…。【10巻の内容紹介】胸の病を患い、吐血した多喜子。しかし病を隠して女宿(うるき)とともに生きることを選んで北甲国(ほっかんこく)の特烏蘭(トウラン)へ戻った。女宿は愛する多喜子のために父・テムダンへの私怨をおさえ、巫女としての彼女を守ろうと決める。その想いに応え、幽閉中のテグを救出しようと、多喜子は現皇帝テギルと接触を図る。さらに女宿の父・テムダンのもとへ向かう途中、テムダンにも悲しい過去があったことを知る。
2011年07月08日
花ざかりの君たちへAfter School6話の特別編に加え、描き下ろしショートエピソードも収録されています。佐野と瑞稀の“その後”を読みたかったのですが、この巻では2人の絡みはまったくありません… ちょっと残念です…特別編 「萱島くんの憂鬱」 個人的に好きだった霊感少年・萱島くん視点からの学園生活。 転校してきたばかりの瑞稀が、女の子だと知った(霊視していた?)彼。 瑞稀がうっかり落としたパンツ(もちろん女物)を目の当たりにして 動揺しまくるヤローども。 落とした本人(=瑞稀)もパニック状態。 そこでさり気にフォローを入れる萱島くん、やっぱりイイ!特別編 「ひばり大作戦」 ハミングバード(=瑞稀)が退学した理由を、どうしても知りたいひばり様。 男装して、桜咲学園へ潜入してしまいました。 自分では上手くやっているつもりでも、宝塚ばりのキラキラは隠せない! 結局理由は分からずじまい… ひばり様の濃さが際立ったお話でした。特別編 「ボーイズ・ビィ・アンビシャス」 佐野と中津の出会いのお話。 全然性格の違う二人が、親友か恋のライバルになろうとは…特別編 「夏の来訪者」 萱島くんの叔母さん登場。 実は雨女! 夏の暑い時には 打ち水効果あり!! 特別編 「寮長ノススメ」 難波さんの卒業後、寮長を受け継いだ中津くんの大活躍(?)を描いたお話。 明るくて面倒見が良い中津くん、難波さんとはまた違ったイイ寮長さんです。特別編 「桜咲け」 明日は卒業式。 保健室の梅田先生をこっそり瑞稀が訪ねてきた! 梅田先生のはからいで、映写室から卒業式をみられることに。 佐野たちが卒業するのを見て、感涙にむせぶ瑞稀。 それで終わりだったら美しかったのに、 瑞稀の泣き声が録画映像に入っちゃってました。 巻末の描き下ろしショートエピソードは「ドラマでGO!」堀北真希、小栗旬、水嶋ヒロなどなど、出演者とのエピソードが読めます。
2011年05月14日
FAIRY TAIL(26)【内容説明】妖精の尻尾の聖地・天狼島に進軍してきた闇ギルド最強を誇る悪魔の心臓!!その目的は、妖精の尻尾の殲滅と伝説の黒魔導士ゼレフの捕縛だった!!しかもマスターハデスの正体は、妖精の尻尾にとってあまりにも意外な人物で…!?ハデスの前にマスターマカロフが屈し、“失われた魔法”を駆使する煉獄の七眷属の前にナツたちも大苦戦!!妖精の尻尾の存亡をかけた戦いは、さらなる混沌の渦へ!!かなり遅くなりましたが、26巻読みました。最初から最後までず~~~っと戦闘です。話の流れからして仕方ないんだけど、ちょっと疲れます。。。マスターハデスの正体が、FAIRY TAIL二代目マスター・プレヒトだったなんて…どういうわけで、そんなヤな奴になっちゃったんだ??二代目マスターだけあって、めちゃめちゃ強いし…マカロフじぃちゃん、大ピンチ~~!!ミラ姉もエルフマンもエバーグリーンも生死不明? (たぶん生きているんだろうけど。。。)ナツがなんとか一勝したけど、みんなボロボロ…途中、ちょこっと出てきたラクサス、27巻で再登場か?って、FAIRY TAILの危機なんだから来なきゃダメでしょ。27巻は 6月17日発売!余談ですが、ナツがサラマンダーを捜すという当初の目的はどこにいっちゃったんんだろう…そういえば、『HUNTER×HUNTER』もゴンがジンを捜す目的、どっかいっちゃってるしね…
2011年05月13日
花咲ける青少年 特別編(1)”絶対読まねば!!”と息まいていましたが、やっと読むことができました。感想は--- 一言でいえば、”イイオトコはいつでもイイオトコ”!連載終了から16年たってますが、絵も違和感ありません。(”出来る限り元の絵に近付けてみました”とあとがきにありました)以下ネタバレご注意下さい!第一話は、ナジェイラの結婚式で懐かしの面々がラギネイ集合!花鹿、立人、ルマティなどなどの“その後”を描いた特別編です。クインザにそっくりなベナジルと結婚するナジェイラ。(そっくりなのも道理、ベナジルはクインザの親戚)それを承知で「ナジェイラ殿下を一生お守りしていく」と話すベナジル。僧院に入ったセズン。 なんか切ないな…ルマティもクインザがいないのを淋しく思っているだろうけど、国王としての貫禄も出てきてましたね。ユージィンは相変わらずのボヘミアン。そこが彼らしいんですが。第二話は、ムスターファことユージィンの過去の恋愛事件を描いた「フルール・ド・グラス」、花鹿と出会う前のユージィンのお話です。さすがにこれだけ美しいといろいろあったわけでして…カナダに住むクロエがパリ在住の親友・ドミニクのアパルトマンを訪れた時、彼女の死(自殺)を目撃します。素敵な恋人ができたと手紙にかいてきたドミニクが死を選んだのはなぜなのかその理由を知ろうと、クロエはドミニクの恋人・ユージィンに接近するのですが…どんどんユージィンに惹かれて行ってしまいます。(無理もない… これは男だって惚れちゃうよ…)そしてドミニクと同じ経緯をたどることで、初めてドミニクが死を選んだわけを理解するんですね。ユージィンの望みを叶えるため、いつか彼を殺してしまうだろう、それを避けるためドミニクは自分を殺してしまったということを。こうしてみると、いつも死と隣り合わせだったユージィンを「生」の側へ引き戻した花鹿の存在ってすごいんですね…そして第三話は、カールの全寮制学生時代のエピソード「HEAVEN」。姉達の数々の所業のせいで女性に嫌悪感を抱くようになったカール少年が全寮制高校ローレンス・ベイの2年生に編入するところから始まります。寮のパートナーは、1年生のアシュトン・コーズ。皆から特別視されてきたカールは、自由奔放で屈託のないアシュトンに影響を受け、どんどん変わっていきます。普通の男の子として、文字通り「HEAVEN」の高校生活を満喫するようになるのですが、いろいろありましてアシュトンが退学になってしまうんです。(このあたり、理不尽で堪らないです…)そして何年かたって偶然の再会! そこで交わされた会話は、まさにカールがずっとアシュトンに伝えたかったこと!今まで私の中で地味だったカールの株がぐ~んと上がったお話でした。
2011年04月05日
xxxHOLiC 19 (KCDX) (コミックス) / CLAMP「xxxHOLiC・籠」遂に完結!--- って帯にありました。いつから「籠」編になってたのかわかりませんが、まだ続くということでしょうか?この終わり方だと疑問がいっぱいで、ミステリィ小説でいうところの張り巡らされた伏線が回収しきれていないという印象です。侑子さんから百目鬼くんに渡されたタマゴの出番は?四月一日(わたぬき)くんと侑子さんが会えるのはいつ?…ひまわりちゃんが結婚し(いつの間に?)、小羽ちゃんはますます綺麗になり、四月一日(わたぬき)くんの周りは時間が流れているのにいつまでも変わらない四月一日くん… なんか切ない。。。百目鬼くんは変わってないなぁ~とほっとしたら、実は百目鬼くんのひ孫だったなんて…(↑途中までは百目鬼静が出てまして、ひ孫が登場するのは最後のお話)100年もたっていたんだ… 驚愕…あのタマゴって、どうやら侑子さんを忘れるためのものらしいですね。四月一日くんは侑子さんを忘れるつもりは毛頭なく、お店に籠る必要がなくなってもお店を続けると言ってますが。内容説明「店」を営み続ける四月一日を取り残したまま、百目鬼やひまわり、小羽のうえに時間は過ぎる。ある日、四月一日の夢のなかに蝶が現れ、何かを言いたそうに飛びまわる。四月一日は蝶に問いかけるが、何もわからないまま夢は覚める。蝶は四月一日が待ち続ける「あの女」の花押だ。気になった四月一日は術を使い蝶を捕らえるが‥!?
2011年03月20日
BUS GAMER(1) 発行:一迅社 『Comic REX』での連載分、第1~9話を収録チームAAA(「ノーネーム」)の三人、美柴鴇(みしばとき)、中条伸人(なかじょうのぶと)、斉藤一雄(さいとう かずお)の出会いから始まります。いや~、鴇さんと中条さんの愛想のないことと言ったら…斉藤くんの明るさが見事にカラ回っていて痛いです。それぞれお金(なんと1億!!)が必要なので、渋々チームを組んでBUS GAME(ビズゲーム)に参加することになるのですが、”命をかけて戦うゲームなのにこんなことでいいの?”と思わず心配するくらいのチームワーク。。。初戦は楽勝、でも2戦目で斉藤くんにピンチが!それでもメールが送れるんだから、斉藤くん、大物か?チームワークの片鱗もちらほら見えてきた模様です。この「BUS GAMER(1)」は、2006年から『Comic REX』で連載されたもので、『季刊ステンシル』で1999から2000年までと『月刊ステンシル』で2001年から連載されたものはこちら↓(登場人物は同じです)BUS GAMER 発行:スクウェア・エニックス 第1~8話までを収録 現在絶版。BUS GAMER THE PILOT EDITION発行:一迅社 上記未収録の第9~11話を含む、連載分全話を収録
2011年02月15日
薔薇貴公子京&一平シリーズ 久々の新刊。「薔薇貴公子」「迷える茨姫」と、魔狩人シリーズの「聖獣」の3本立て。「薔薇貴公子」は、綾小路京のおじいさん・田端タケシが17歳だった頃のお話。(時代は大正です。)双子のキョウダイが生きていると聞いたタケシは、妹か弟かわからないまま、東京の久慈家へキョウダイに会いにいく。そこで会ったのは、自分とまったく似ていない弟・智裕だった。智裕は義理の両親を亡くし、義姉・世津子と暮らしていた。その久慈家に、遺産相続をめぐって殺人事件が起こり…久慈家でぴ~んときますが、ここに出てくる久慈智裕、京ちゃんのほんわかお父さん・久慈左京さんの祖父にあたります。京ちゃんの父方の祖父と母方の祖父のお話ってことですね。説明がなんかややこしいなぁ。ついでに世津子さんは、結果として京ちゃんの祖母になります。(ここまできたら書いちゃうけど、智裕さんと世津子さん、結婚します。)「迷える茨姫」は、京の祖父母、田端タケシ(当時35歳)と綾小路千世さん(当時18歳)の出会いから始まって、売却される久慈家の薔薇園を移転するお話(←これは現在)。タケシおじいちゃんと初めて会った時の千世さん、京ちゃんそっくりのモノ言いで笑えます。そして、京ちゃん同様キレ者です。でも、千世さんってかわいいです。感情表現が下手なだけ、ホントは優しい人ですね。それをはじめから見抜いていたタケシおじいちゃん、大物です。魔狩人シリーズの「聖獣」ですが、初めて読みました。京&一平シリーズよりおもしろいかも… 好みです…野良犬が、自分を拾ってくれた恩人を命掛けで守るお話。そして死んだ後も、人間の体を借りて守り続けます。私、こういう話弱いです…
2010年11月20日
ボクを包む月の光「ぼく地球」次世代編(9)カチコ、蓮、輪は、カチコの母に会うためにボストンへ。EPIAへ向かったカチコと蓮を守るため、輪は一人ホテルにこもってEPIAのマザーコンピュータへ侵入を開始する。 「おれの作ったシステムプログラム 壊したこと出来た奴 過去にたった一人しかいねーから そうたった一人 木蓮だけだ」 そうです! 輪くんの体を借りた紫苑の仕業でした!いや~、たまに出てきたと思ったら、大活躍ですね。あのEPIAが手も足も出ないなんて、なんて爽快なんでしょ! 反対に未来路は相変わらず ”ヘタレ” ですね・・・カチコのために EPIAを辞めたいけど、そうなったらパメラと離れなければならないというジレンマの中でうじうじ・・・ここぞという時には、がぁ~~~っといったれ! カチコちゃんも産みの母・パメラとやっと会えたし、喜ぶカチコちゃんを見て蓮もうれしそうだし、この巻は読んでて ほわぁんとしました。あとは未来路、キミだけだよ。 がんばれっ! 他に中学時代の輪(&紫苑)を描いたよみきり 『キミは友達』 が入ってます。お互いを思いやっている輪と紫苑。 この二人、やっぱりいいなぁ。。。
2010年10月21日
FAIRY TAIL(23)エドラス王の操縦するドロマ・アニム vs 3人のドラゴンスレイヤー、ナツ&ガジル&ウェンディアースランドのエルザ vs エドラスのエルザ・・・この巻はバトルに次ぐバトルです。 そういえば、ドラゴンスレイヤー3人が力を合わせて闘うって今回が初めてなのでは・・・?(コミックスの表紙もこの3人) あのひねくれ者のガジルちゃんが・・・ 丸くなったのね・・・エルザはここでも男前! 女にしておくにはおしい(?)ほどの気風の良さでした。 そ・れ・と・・・ ジェラールの出番が多くて思わず頬がゆるむ23巻。幼い頃のジェラールを救ったのがパンサー・リリーっていうのも驚きだけど、ジェラールがエドラス王の息子っていうのも驚愕!全然似てないでしょ・・・ いや、似なくてよかったんだけどさ・・・ジェラールを次の王にするため、自ら悪役をかってでたナツたち。イイ子たちだね。。。
2010年10月17日
×××HOLiC(18)いつのまにか10年たってました。そんなにたっていても、百目鬼(どうめき)くんや小羽ちゃんとのおつきあいは以前のまま。 四月一日(わたぬき)くんが歳をとらないのは当然なのですが、百目鬼(どうめき)くんにもあまり変化がありません。小羽ちゃんは素敵な女性になっていました。今回は、生まれて来ることが叶わなかった子供達のお話と百目鬼を好きで、何が何でも自分のものにしたいという女性からの依頼でした。話の展開自体は侑子さんが店主だった頃と大差ありませんが、最後に例の懐かしい方々が登場します。久々に白と黒のモコナが揃いましたね。
2010年10月16日
【入荷予約】 星守る犬朽ち果てた車の中で寄り添うように、男性と一頭の犬の遺体が発見された。鑑定の結果は男性が死後1年。だが犬は死後わずか3ヶ月。この時間差が意味するものとは? それは哀しくも愉快な一人と一頭の、残されたわずかな“生”を生き抜く旅の終着点―。 動物モノは極力読まない、見ないようにしています。なぜなら、絶対泣いてしまうから・・・今回もやめようと思ったんだけど、帯につられてふらふらと読んでしまった・・・結果、ちょっとうるっときてしまいました。。。”ちょっと” なのは何故か、それは単に動物モノ、お涙頂戴モノというだけでなく、人間の悲しさ・哀れさも見えちゃったからなんですね・・・ 家族にも見捨てられ、職も失い、わずかな家財道具を車に乗せて、愛犬ハッピーとひたすら故郷を目指す”お父さん” が切なかったから・・・イイ人なんだけど、ちょっと頑固で不器用な人っていっぱいいると思いますが、今のご時世、そういう人は生きにくいのかなぁ・・・”飼い主だったら、ペットの最期まで看取るのがスジじゃないか、自分が先に死んじゃって、その後何カ月も犬だけが生きながらえるなんて飼い主としてどうなんだ” と思いましたが、それがわかっていながらも、愛犬を心の支えにするしかなかったお父さんの悲しさ・弱さが垣間見えて切なかったです。 そんなお父さんに最後まで忠実で、まっすぐな愛情を持っていたハッピーの健気さに思わず胸が熱くなってしまいました。
2010年08月25日
FAIRY TAIL(22)エルザvsエルザ。 エドラスのエルザの武器は、魔鎗テン・コマンドメンツ。ここでも『RAVE』 に出てきたものが登場!秘かに嬉しかったりする・・・ (そうです、私は 『RAVE』のジークハルトにさり気に似ているジェラールが好きです!)前巻に引き続き、ハッピーのオトコっぷりが冴えてます。ナツやウェンディにはハッピーやシャルルがいるのに、同じドラゴンスレイヤーの自分にネコがいないのが不満だったガゼルちゃん。パンサーリリーを自分のネコにすることに決定!(一方的に)これってネコ?・・・ ごつすぎでしょ・・・ ヒョウでしょ・・・ それもやたら強いでしょ・・・ ま、がんばって・・・
2010年08月20日
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