へそまがりの読書日記

へそまがりの読書日記

2011年02月18日
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暁の息子

2000年に発行された樹なつみさんの作品。

ミャンマーで10年前に行方不明になった兄とその息子・柊成(しゅうせい)を探すため、

ミャンマーに入ったジャーナリストの是枝とその娘・草乃実(そのみ)。

たまたま草乃実と同行者・目加田(めかた)が、

麻薬シンジケートのボス、ミャンマー国軍中佐、米製薬会社部長の

密会現場を見てしまい、命を狙われるはめになります。

トラックでミャンマー奥地を走行中、何者かに襲撃されたところを

カマトラ族の「シャン・パー・ルー(暁の息子)」に助けられるのですが、

このシャン・パー・ルーこそ、草乃実たちが捜していた柊成だったんです。



カマトラ族として10年過ごし、すっかり染まってしまっているシャン(柊成)は

うんと言いません。 (どうやら日本の記憶もあまりないようです。)

部族の長老から、「草乃実たち日本人を殺せ!」と命令されたシャンは

果たしてどうするのでしょうか…?



さすが樹さん、骨太設定ですね。 

シャン・パー・ルー(暁の息子)が文句なしにカッコいい!

それに対していただけないのが草乃実ちゃん…

どうして樹作品にはこの手のかる~~い女の子がいつも出てくるのでしょう…

無邪気と言えないこともないけど(いや、言えないよ…)、

もうちょっと思慮深くならないもんでしょうかねぇ~

まぁ、その分シャンが引き立つと思えば。。。



良い意味で裏切られました。

ラストも明るい(?)未来へ続くような感じでしたし、

これはぜひ続きが読みたいですっっっ、樹さん!!






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最終更新日  2011年02月18日 19時22分38秒


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