へそまがりの読書日記

へそまがりの読書日記

2012年01月30日
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“少女マンガっぽくないところがすっごくいいなぁ”と思い、

その後に『宵あなたのみる夢は』を読んで 

すっかりファンになってしまいました。

榛野なな恵ワールドに足を踏み入れたきっかけともいえる作品です。

1982年12月に発行されましたが、現在は絶版みたいですね…



ざっとあらすじ紹介

主人公・織原友(おりはら とも)は17歳の女子高生。 

母はすでに亡く、父は仕事の関係で外国暮らしのため、





友のお母さん・誓子(ちかこ)さんは綿貫財閥の一人娘だったのですが、

親が決めた婚約者を嫌い、家庭教師だった織原学而(たかとも)さんと駆け落ち、

友を出産した一ヶ月後に亡くなってしまいます。



その綿貫家から創立記念パーティーの招待状が届きます。

綿貫家の現在の当主は綿貫征二(わたぬき せいじ)さん。

友くんの遠い親戚に当たります。

34歳なんですが貫禄がありすぎるのか、たんに老けているのか、

友くんに「50くらいだと思ってたあ!」と言われ、

ショックのあまり頭を抱えてしまうなど 可愛いところもあったりします。

幼少時から未来の後継者として厳しくしつけられ、

若くして会社の重役になったことも相まって、





そんな綿貫征二さんを“中年”と呼び、

「中年ひとりでいると 夕方になっても なかなかむかえにきてもらえない

 うちのガキどもみたいなかんじなの」 という友くん。

わずかの滞在の間に 隠された本質をかぎとってしまうんですね。



創立記念パーティーの席上で、中年から銀行頭取の息子を紹介された友くんは、



中年は中年で、自分の婚約発表を控えていたり…

すれ違ったままで終わっちゃうの?というところで、秘書の速瀬さん登場!

中年の背中をちょっと押してくれるんです。



髪をのばし5歳は若返った中年が、

友くんに会いに行く最後のシーン、素敵です。

速瀬さんの男っぷりも素晴らしい! (速瀬さんは女性です、念のため)



このコミックスには続編『100億本のバラよりも』も収録されています。

自分が友くんよりかなり年上なことを気にしている中年が

すっごくがんばってますよ!

アツアツラブラブって感じではないけれど、

じわ~っと心にしみてくるようで、

こんなお付き合いいいよなぁ~と思いますね~。







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最終更新日  2012年02月21日 21時45分23秒


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