へそまがりの読書日記

へそまがりの読書日記

2014年01月23日
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黒執事(18)


18巻の表紙はシエル。

ぺろっとカバーをめくるとそこには黒宮司…

うっかり祠を壊してしまったシエルが、野に放たれた様々な妖怪と和解したりバトルしたりするボーイ・ミーツ・モンスターストーリー! …かもしれない。

天狗に扮したセバスチャンのお鼻がシュールだ…





この巻で「寄宿学校編」完結。

シエルが召使いたちとお買い物に行く「その執事、滑走」を挟んで、「魔女の呪い編」がスタートです。

ここから先、ネタバレありますのでご注意下さい。





前巻最後で校長の正体がわかっちゃいましたね。

ここではP4(監督生4人)がデリックを殺害し、暁学会に蘇生を依頼した理由が明らかになります。



裏ではおカネにモノを言わせてやりたい放題。

副校長までもデリックと癒着していることがわかりました。



「学園の伝統と規律を守るため」

4人はデリック(とその仲間&副校長)を撲殺してしまうのです。

「教育と洗脳は紙一重、まるで伝統の奴隷」って、シエルいいこと言います。

4人は放校処分になりました。

牢獄送りにならなかったのは温情ではなく、女王の血縁者(=デリック)が引き起こしたトラブルを隠ぺいするためです。



さて、気になる葬儀屋の目的です。

以前の動く死体とデリックには明らかに違いがありました。

デリックには一瞬とはいえ意識があったという点で進化しています。

「死者も素材(エピソード)があれば進化できる」



気持ち悪いだけだと思うんですが、なんでそんなことをするんでしょうね~

どうやら「定められた終わりの先を見たいだけ」なんだそうですが、はて、なんのこっちゃ???

ここでセバスVS葬儀屋のド派手バトルが繰り広げられるという期待を見事裏切ってくれちゃって、葬儀屋は消えていくのでありました。



事件が一応おさまって、シエルの報告を聞いた女王陛下がこれまた…

「動く死者、私怖いわ」なんてしおらしいことを言ったその口で、「もし、その怪物が味方になれば   

にこやかな顔してなんちゅーことを…

わたしゃ、あんたが一番怖いわ!



陰惨な事件のあとは皆でお買い物っっ!

メイリンにはメガネ、フィニには麦わら帽子、スネークには大きなバッグ(ヘビ収納用)、バルドには飴を買ってあげてました。シエル、時に優しい。

私はスネークびいきですので、新しいカバン(ヘビ入り)を誇らしげにかけている姿に萌え萌えでした…

暗い話の間にほのぼのエピが入るとほっとしますね。



葬儀屋が持っていた遺髪入れの一つが、シエルの祖母・クローディアのものだと判明。

かなり前から葬儀屋とファントムハイヴ家には関係があったみたいです。

謎がいっぱいのまま、「魔女の呪い編」がスタートです。



今度の舞台はドイツ。

ドイツ南部で不可解な死亡事件が発生し、シエルは女王から調査を依頼されます。

死者の共通点は、死亡する前に呪われた森に入っていたこと。

この森は「ヴェアヴォルフの森」と呼ばれており、足を踏み入れると魔女に呪われると言われています。



ドイツの黒い森、魔女の呪い!

オカルティックなお話来た~~!



今回は召使いたちも総動員(タナカさんもね)でドイツ入り。

スネーク(=ダン)が「ドイツ語がわかるのか?」と聞き、フィニが「あ    … うん ちょっとね」と困ったような顔で答えるシーンがあります。

これ、あとあと関係あるんでしょうね… フィニの過去話が出てくるか?



さて、馬車を買い取ってヴェアヴォルフの森へ入っていくシエル御一行。

今までは、森へ入る → 即効死亡だったのに(はて?)、シエル達はガラガラと森の中を進み、無事村へ到達します。

その村なんですが、女性ばっかり。おまけに何百年前の服だ??とシエルに言われるくらい(ppp)時代錯誤の服装をしています。

その上、彼女たちがサリヴァン様と呼んでいる領主は、なんと女の子(幼女)でした!

う~ん、これぞ黒執事の世界!(勝手に決めつける)

呪い、魔女(?)、密告者…

これって…



「魔女の呪い編」本格始動!! 

19巻は2014年初夏発売!!






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最終更新日  2014年01月23日 14時47分45秒


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