へそまがりの読書日記

へそまがりの読書日記

2014年05月25日
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高台家の人々(2)


※ネタばれありますので、ご注意下さい。



待望の2巻!

表紙のお二人は、光正さまの祖父母の若かりし頃でありまして、決してカッコいいのび太くんではありません。

2巻はこのお二人のなれそめが半分を占めています。



人の心が読めることを木絵ちゃんに打ち明けた方がいいんじゃないかと考えている光正さま。

今度ゆっくり話そうと思っているようですが、仕事が忙しくてなかなか時間が取れません。

木絵ちゃんの先輩・阿部さんは、「そりゃー あーた 絶対プロポーズだわ」と息巻いていますが、当の木絵ちゃんはそうじゃないと察しています。



恋人(=木絵ちゃん)がいるとわかっていても、まだまだ光正さまにしつこく言い寄ってくる邪魔な女がおりまして、光正さまの残業終わりを見計らって食事に誘ってきやがりました。

はじめは断っていた光正ですが、その女の「駅までご一緒してくれなきゃ泣いちゃう」という心の声を読んで、仕方なく駅まで送ることに…





光正、あんた、やっていいことと悪いことがあるんだよっ!

その女の下心をしっかり読んでいながら、そんなことしちゃダメなんだよ!

そういうのは優しさじゃなくて優柔不断っていうんだよ!!



光正さまの話って、他に好きな女ができたってこと?

ショックだった木絵ちゃんは、またまた妄想の中へ。

どういうわけかオリンピックで金メダルを取るべく、泳ぎに泳いでいます。

半分魚になっちゃうまで妄想エスカレート!

心配になった(?)光正は、「ずっと一緒にいたいと思ってる」と木絵にプロポーズ(?)します。



今までちゃっかり忘れていましたが、光正さまって元華族の血を引いていました。

それも長男で跡取りときてる。

加えて祖母はイギリスの伯爵家の一人娘だったので、そっちの方も何かと大変そう。



光正が中国出張中なのをいいことに木絵を呼び出し、高台家の長男の妻ってどえらくハードルが高いんだってことを延々と説きます。

そして、「光正との結婚はあきらめて下さい」とのたまってくれちゃいました。

光正のような人とお付き合いしていることが常々不思議だと思っていた木絵ちゃんなので、言われたとおり光正をあきらめることにします。

生まれて初めてフラレた光正さま、さぁどーする?

(ちょっといい気味と思った自分の黒さが怖い…)







お二人の出会いは1958年、ロンドンのとあるパーティ(茂正がいうと宴会)です。

ペドラー伯爵の一人娘・アンは、金髪碧眼の美女なもんだから言い寄る男は数知れず。

でも人の心が読めちゃうので、恋愛に関してひどく冷めていました。

周りの男どもと違う茂正に興味を持ったアンは、茂正の心を虜にしようと心に決めます。

彼がアンのお屋敷の離れに下宿しているのをこれ幸いと、猛アタックを開始。

そのうち、自分の方が茂正の虜になっちゃうんです。

娘を心配したペドラー伯爵は、茂正に日本に帰るよう懇願し、それを受け入れた茂正はアンに何も告げずに帰国します。

一時は落ち込んだアンですが、飛行機で先回りして日本へ。

二人はめでたく結婚へこぎつけるわけです。



アンが茂正に一目惚れして、モーレツに追いかけまわして結婚したことは、1巻で茂子が話してましたが、こういう経緯だったんですね。

光正に自分の能力が遺伝していたことを知ったアンは、驚いたと同時に感動したそうです。

どうやら高台三兄弟で、一番茂正に似ているのは光正みたいですね。

光正も三人の中で一番おばあちゃん子だったようですし。

光正からの手紙を読んだおばあちゃんは、木絵ちゃんに会いに日本へやって来るそうなので、きっと木絵ちゃんのこと(妄想含む)が気に入ると思います。

そして、あの(!!)光正母をなんとかしてくれるんじゃないかと期待しています。



余談

道明寺のかーちゃんといい、光正さまのお母様といい、どうしておぼっちゃまの母親ってこうなの?

ガハハって大口開けて豪快に笑うような、そんなかーちゃんはいないもんかね。

……

それじゃ話が盛り上がらないか。







人の心が読めるテレパス能力を持つ高台光正は、地味めなOL・平野木絵のユニークな妄想と人柄に惹かれ、付き合うことに。

結婚を考え始めた光正だが、木絵は光正のモテモテぶりを見て、不安と妄想が暴走し──!?

爆笑必至の不可思議ラブ・コメディ!








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最終更新日  2014年05月25日 19時13分50秒


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