へそまがりの読書日記

へそまがりの読書日記

2014年05月29日
XML



若君が現代から戻ってきて、さぁ、これから唯ちゃんと… と誰もが(たぶん)期待していただろうに…

どこにでも邪魔なヤツ、イヤなヤツ、鬱陶しいヤツ…っているもの、そう、鐘ヶ江の姫君・ふきです。



周囲からせっつかれて「今宵参る」と、ふきのところへ行った若君。

若君が行方不明だった間に、ふきが書いたすっごい量の和歌と文を渡されました。

それは“若君の無事を信じてます”だの“待ってます”だのネバネバした内容のもので、若君は心の中で

マジうぜぇ  とはこういうおりに用いるのではあるまいか

とつぶやいたのでした…

そうそう、さすが若君!! 使い方はばっちりあってます!!

現代でいろいろ学ばれたようですね。





小平太には「主の睦事を詮索しようなど無礼であろう」とあしらわれ、おふくろ様には「側室を持たれるのは当たり前じゃ 先代の殿様はのべ23人の側室を持たれたそうじゃ」と諭され、ヘコみにヘコんでしまいます。

若君と遠乗りへ行く約束もすっぽかしてしまいました。

その夜、話し声がするので庭へ出た唯ちゃんの手を、どこからともなく現れた若君が引っ張って物陰へ…

おぉ~~、色気のある展開か???と思ったけど、そこは森本梢子さん、そうはならないんですね。



話し声の主は、信近(天野のじいの息子、小平太の父)とおふくろ様でして、明日梅谷村へ帰るというおふくろ様を、信近が引きとめているところでした。

天野のおやじがおふくろ様に告ったわけです。

だけど… ソッコーふられました(笑)。

堅物の信近の告白(瞬殺だったけど…)を面白がる若君なんですが、もっと大事なことを話さなくていいのでしょうか?

天野のおやじには悪いけど、あんたの告白よりもっともっと読みたいものがあるのですわ。

むっさいおやじのお話はどーでもいいから、若君と唯ちゃんを進展させておくんなさい!!



遠乗りの約束をしていたのに来なかった→具合が悪いのかも?と心配して会いにきたと言う若君、ちっとも乙女心を理解していませんね。

アシガール 3巻 』で、“勘がいい”って誉めたのに…

それともわかっててイジワルしてる? そうか?そうなのか? いびりプレイなのか?

「やはりどうも様子がおかしいの 今宵はこれで帰ろう」と言うではありませんか!



堪りかねて唯ちゃんはついに

「若君が鐘ヶ江の所に行くのが嫌だー 嫌なのだーーー」





女の子にここまで言わせちゃいけないよ、若君…

「わかった そのことで腹を立てておったのか」って言いながら、そのニヤニヤした悪戯っ子みたいな顔はなんだい?

ホントはとっくにわかってたんでしょうが…

なかなか駆け引きが上手いよね~~ さすが戦国武将だよ…



結局唯ちゃんが心配したようなことは何もなくて(当然と言えば当然だ)、若君は人違いをしていたことを話しに行っただけなのでした まる



それよりも大変なことがっ!!!

また戦になるかもしれないのです。

時は永禄二年十一月一日(※羽木家が滅亡したのは確か永禄二年だったはず…)。

若君は「大丈夫」って言うけど、本当に大丈夫なのか?

来月号へ続きます。











お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2014年05月29日 21時01分22秒


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

サイド自由欄


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: