へそまがりの読書日記

へそまがりの読書日記

2015年10月28日
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今回の扉絵は高山親子でした。 まったく華がありません。 ちぇ…

高山の嫡男・宗熊の魔の手が、唯ちゃんに迫ってきた前回。

のけむり (しつこいけど原文まま)を使って皆を煙に巻き、唯ちゃんを助けようとする若君の作戦は上手くいったのか?

ここから先ネタバレです。



サリサリサリ…と宗熊の手がかかってきたら、四方八方にパンチをくり出しちゃると意気込む唯ちゃん。

「見ちょれやぁああああ!!」とパンチを繰り出そうとした瞬間、手をガシっとつかまれちゃいました。

おのれ、宗熊!!と思ったら…

「唯 わしじゃ」 って若君きたぁ~~~!! やっときたぁ~~~!!



若君の胸に飛び込むはずだった唯ちゃんは、 のけむり (またまたしつこいけど原文まま)専用ゴーグルを着けた若君とごっつんこ…

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若君、怪しいすぎ…

何はともあれ、この 変な ゴーグルのおかげで誰にも見つからず外に出られましたよ。

門番に咎められても、若君持ち前の威厳で穴だらけの話を押し通し、唯ちゃんのわらじまで要求しちゃいました。

そして悪丸も連れて城外へ。

馬上で若君に「すごーく怖かったのォ ふぇー」とスリスリして、「にょほ これぞまさしく王子様に救われた姫だよ」とうっとりしたのもつかの間、追手が現れた!!

後には追手、前には高山の砦。このまま進めば挟み撃ちになってしまいます。





前回、小平太の子分(?)の赤井源三郎ってヤツが、足軽風男に「高山領に行かれたのは若君様じゃ」なんてペラペラしゃべってくれちゃってましたね。

その男、実は高山が羽木家に送り込んだ間者だったんです。

阿湖姫が偽物だったことも、松丸義次と名乗っていたのは若君だったことも、みんな高山の知るところとなってしまいました。

怒り心頭の高山は、「山狩りじゃ!! 忠清を父親の元に帰してはならん!!」ですって。



山に入った若君一行は小休止中。



「すまぬ 救いに行ったはずがかえってこのような難儀をかけることになった

 先の策もなくただ乗り込むとは かような事を匹夫の勇と申すのじゃ」

…若君、すみません… 匹夫の勇って何ですか?…



匹夫の勇(故事ことわざ辞典より)

【読み】ひっぷのゆう

【意味】匹夫の勇とは、深く考えず、ただ血気にはやるだけの勇気。思慮も分別も無い、腕力に頼るだけのつまらない勇気。



なんですって。

謝られた唯ちゃんは、まったく気にしてませんね。

もう若君と一緒で嬉しくて嬉しくて仕方ないんでしょう(悪丸はちょいとお邪魔ですな)。

邪魔者扱いの悪丸でも役に立つこともあるわけで、沢へ下る道を見つけてきました。

三人は日が暮れるまでに沢へ下りることにしたのですが、無事逃げ切れるのでしょうか…

続きは1月号(11月28日発売)です。









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最終更新日  2015年10月28日 21時01分56秒


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