へそまがりの読書日記

へそまがりの読書日記

2016年12月29日
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表紙は幸せいっぱいの唯ちゃんと若君ですっ!

あちこちに反対されまくって前途多難… はぁ… となる少女マンガのお約束はどこへ?

拍子抜けするほど順調に話が進んで、あっという間に婚儀まであと5日です。

唯ちゃんも「シャ!! あと5日 シャ!! シャ!!」と気合入ってます。

それを溜息つきながら眺めているおじじ様(小平太のじいちゃん)…

おじじ様は、“若君の奥方には三国一の手弱女(たおやめ)を”と思い決めていたそうなんです…

それがこんなことになって… 溜息ばっかりついてます…

居合わせたおふくろ様は、「まことに申しわけもござりませぬ」って…

ちょっと庇ってあげてもよさそうなのにね…



でも、おじじ様食いついたっ!!

「腰 …は丈夫であろうの?」 …魂胆見え見えですがな。

すかさずおふくろ様は、「それはもう 恥ずかしながら取り柄と言えるのは腰の強さのみかと」。。。

おじじ様にた~~り… “若君の御子を次々と もう次々と産んでくりょうの!”

(皆忘れてるけど、これ少女マンガ!!)

そしておふくろ様に耳打ちして、「こやつ なにの方は存知ておろうの?」

「なにじゃ ほれ 子作りの法(※原文ママ 本当は“方”だと思うけど…)は存知ておるのか?」

だ・か・ら、おじじ様、これ少女マンガだからっ!!

「あ… さてそれは」と言葉を濁すおふくろ様に、「こなたよりしかと教え 抜かりなく運ぶよう手配りさっしゃい」と念まで押したよっ!



そこでおふくろ様は人払いをして、唯ちゃんに閨房の心得(読み:けいぼうのこころえ)を教えようとしますが…

唯ちゃんは、閨房の心得なんて知らんよ。



でも、“けいぼうのこころえ”という言葉自体わからんよ…

案の定、脳内では“ケイボーのこころえ”に変換されてるし…

そこへ、間が悪いってのはこういうことか!というタイミングで若君がやってきた!



唯ちゃんは無邪気に

「今からおふくろ様に ケイボーのこころえ

なんて言っちゃってる。

唖然とする若君… やっぱり若君も知ってるんだ…  ケイボーのこころえ



これから所用でお出かけ予定の若君は、ちょっと唯ちゃんに会いに来たようなんです。

「どこへ? 何かあったんですか?」と唯ちゃんが尋ねると、

「なに 堅苦しい用じゃ 日暮れまでには戻れよう

それより 唯はおふくろ様の申されることを しかと聞いておけよ」

若君… だからこれ少女マンガだよ…

エロエロおじじ(※小平太のじじ)と同じになっちゃってるよ…

そんなエロエロ若君は笑いながら出立しましたとさ…



残された唯ちゃんは、おふくろ様から閨房の心得をしっかと教えられました。。。

唯ちゃん… 顔真っ赤だし… 頭から湯気出てる…

“私だって女子高生なんだから 経験値ゼロとはいえ 何をするのかぐらい フツーに知ってますがな

それをあんなまじめな顔で具体的に話されると”

…そだよね…  こっ恥ずかしいわ…  

でもさ、昔の女子は教えてもらわないとわからなかったんだよ、きっと…



ところで、若君はどこへ行ったのか?

それは成之が教えてくれました。

「北山の野上衆の根城へ談判に出向いておられる」

確か野上衆は、羽木家を根深く恨んでいましたね。

若君はその領主・野上直綱に何度も使いを送り、和平の盟約を結ぼうとしているのです。



以下成之談

若君は桶狭間にて今川公を討った織田信長が勢力を伸ばし いずれは天下を平定する時が来ると考えている。

織田軍に攻められた時 羽木家と高山 松丸 野上が互いに争っていてはひとたまりもない。

でも一丸となって相対せばそうそう容易に踏み潰して進むことも出来まい。

そうすれば交渉の余地もあり、皆を生かす道も探れるだろう。

「若君はこれを何としても婚礼までになさりたいのでござろう」



それを聞いてぽぉーとなっている唯ちゃん、はたと気付いた。

「野上衆たち大丈夫なんですか? まさか罠じゃないでしょうね!?」



日が暮れて、若君(&小平太)が帰ってきたけど…

部屋へ入るなり、二人とも前のめりに倒れこんじゃった…

駆け寄る唯ちゃんの心配をよそに、二人して大笑いし始めた!

…野上衆はお酒好き…

注がれたお酒を飲みほしているうちに、二人して酔っぱらってしまったのでした…

でも!

野上衆との和睦も相成ったよ!!

打つ手はすべて打って、あとは婚儀を待つだけ!

若君の寝顔も幸せそう!!

唯ちゃんも、閨房の心得(!!)を頭の中で復習しながら眠りについたのでした。



…いいことって長くは続かないのかな?


夜半、高山宗熊の使者が、内密の書状を持ってきたのです。

それを読んだ若君は叫んだ。

「宗鶴のうつけが!!」



うーん、何が書かれていたんでしょう…(くねくねした字でよくわからんかった)

宗鶴って、宗熊の父親だったと思うけど…

宗鶴がうつけなのは既に知っていたけどさ…

若君がここまで言うからには、なんかとんでもないことをしたんだろうなぁ…

閨房の心得が無駄にならないといいんだけど…

続きは3月号(1月28日発売)で!!









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最終更新日  2016年12月29日 23時39分09秒


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