へそまがりの読書日記

へそまがりの読書日記

2017年01月11日
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黒伯爵は星を愛でる 7 [ 音久無 ]


黒薔薇城からエスターが戻り、婚約も発表して、天にも昇る気持ちのレオン。

舞踏会への招待状がたくさん届き、エスターを好奇の目に曝したくない気持ちと、皆に見せびらかしたい気持ちとの間で揺れ動いています(はいはい、勝手にやってて!)。

でも、おちゃらけMAXのレオンでも締めるところは締めるようでして、エスターに護身用の聖水と銀製の短剣を渡すことは忘れません。



エスターが社交界の空気にも慣れてきた頃…

やっぱり出ました、意地悪ねえさんたち…

陰口・嘲笑は当たり前、ターナー侯爵令嬢って人に至っては、エスターの髪の毛に飲み物をひっかける荒技を繰り出した。

エスターがいじめられてるのを知ったレベッカが、“これも社交界の通過儀礼だ 負けるなよエスター”て独り言ちてましたけど、怖い世界だわ。

でも、もっと怖いものが待ち受けていました!



ゴドフリー(すっかり忘れていた… エスターに懸想していた人ですね)とエリザベス(知らない… こっちはレオン担)が良からぬことを考えていまして。。。



しかし、実際エスターが手にした手紙は偽物。

ゴドフリーとターナー侯爵令嬢を人質にしてエスターを呼び出したのは、吸血鬼でした。

今までの憎めない吸血鬼さんたちとは違い、今度のはイっちゃってる!

レオンから渡された聖水をぶっかけ、吸血鬼がひるんだ隙に逃げたしたエスターたち。

追い詰められたエスターを助けに来たのは、やっぱりレオン!

んもう~~、デレデレしているだけじゃなかったんだね~~

レオン:「…何故手紙を渡されてすぐ俺たちに言わなかった」

エスター:「誰かに言えばおふたりの命が…」

レオン:「あなたには自分の命の法を優先して貰いたいのだがな」

エスター:「それはできません 私はあなたの…吸血鬼ハンターの妻になるのですから」

…ここまで長かったね、よく頑張った、レオン。。。(涙)





今回の旅の目的は、エスターの本当の父親ギルモア侯爵に会うこと。

なので、エスターはお留守番です。

エスターはこっそり後をつけ、レオンに見つかり追い返され…

ですが、ギルモア侯爵の秘書・アーサーの助け(?)で、レオンと同じ汽車に乗り込むことになります。

結果、エスターはレオンと合流、同じホテルに泊まることになったまではいいんですけど、エスターが寝ている間にレオンは出発してしまい、またまた置いてきぼり…



エスター(&レオン)を守るようにとのクリスさまの命令で、ギルモアの城へ送り届けるまでの護衛をすることになりました。

その昔、吸血鬼の間には人間と共存するべきか否かの論争があって、それによって吸血鬼はふたつに分裂してしまったそうです。

ひとつは、もともとの王であるクリスさまが率いる共存肯定派、もうひとつはクリスさまに異を唱えた共存否定派。

否定派を率いているのがギルモア侯爵なのです。

エヴァから話を聞いたエスターは、鬱陶しがられても嫌われてもレオンについて行こうと決めます。

ここから先は次巻で。。。



番外編は、レベッカとゲイリーのお話。

(恋愛にとんと疎いエスターでさえもわかるのに)自分の気持ちにまったく気付かないレベッカと、レベッカの気持ちを知っていて面白がっている、でもレベッカに近づく男どもを悉く排除しているゲイリーの、勝手にやってくださいラブストーリーです。







ついに社交界に発表された、レオンとエスターの婚約!

しかし、レオンへの恋慕を止められない令嬢もおり、エスターに対し手厳しい対応も…。

ある舞踏会で、差出人不明の手紙で呼び出されたエスター。

しかしそれは令嬢の嫌がらせではないようで…!?

侯爵令嬢となったエスターが迎える新展開!

ハーフ吸血鬼のシンデレラストーリー、第7巻!

2016年11月刊。











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最終更新日  2017年01月11日 19時52分11秒


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