いよいよかっ? いよいよだねっ! と誰もが(若君含む)、期待していたに違いない!
でも、そうそう上手くはいかないのです…
宗熊からの書状を読んだ若君が、「宗鶴のうつけが!!」と叫んでいました。
あの若君がここまで言うんだから、何かとんでもないことがあったんでしょう。
ここから先、ネタばれです。
書状の内容はこちら。
「忠清殿
!!
大変なことになってしまいました。
先日 清州より相賀一成と申す織田の武将が 父宗鶴の元へやって参りまして 当家より羽木を攻めるなら 織田軍の兵三万 鉄砲三千丁をもって加勢いたす と申し出て参りました。
其や遠藤らが懸命に諌めたのですが 父はこの密約を結んでしまいました。
こういうわけで我らの約定を破ることと相成りまして 誠に申しわけございません」
けっ! 宗鶴がバ○なら、宗熊もフヌ○だね。諌め方が足りんっ!!
ここで織田が出てきましたか… 織田といえば鉄砲隊… やっかいですね…
若君はどうするんだろ…
兄・成之を呼びにやり、自分は出立の支度をする若君…
やってきた成之に、例の書状を見せます。
それを読んだ成之は、「これは… 羽木と高山を争わせ 漁夫の利を得んとする織田方の策略に違いござらぬ かような事もわからぬとは 宗鶴め なんと愚かな」
意地悪そうな顔してるけど、ちゃんと考えてるんだね、成之さん。
若君もそこは理解していて、「宗鶴にとっては織田も天下もどうでもよいこと あるのはただこの羽木家を倒すこと 羽木忠高に勝つこと それのみじゃ」と言ってます。
人の上に立つ人間が、こんな狭い了見ではいけませんね。
せっかく若君が、羽木と高山、松丸、野上四家の同盟にこぎつけたというのに…
きぃ~~、宗鶴の大バ○!!
「それにしても やはり織田信長 この同盟 どこを突けば容易に崩れるかよう知っておるわ」って…
まぁね、若君がそう言うのも無理ないと思いますけどね…
若君だってわかっていたんだから、さすがですよ。。。
(それに織田信長! あんたの子孫は、肝心な時に靴紐が切れたり、ザヤックルールは無視するし、よく泣くし、とんでもなかったよ! まぁ、現役引退後は高感度上がったけどね… さり気に応援してるけどね…)
「して如何なさるご所存か?」と成之に問われ、「そのことでお呼び立ていたした この儀 他の者にはまだ内密に」」と答える若君。
今回のことで、真っ先に成之を呼び出すくらい、成之を信頼しているんですね。
成之も以前とは全く違うし、兄弟で力を合わせて、なんとかこの窮地を乗り切っていただきたいものです。
さて、寝ている途中で目が覚めた唯ちゃん。
そこへおふくろ様がやってきて、若君様の急なお越しを伝えます。
若君が「婚礼までには必ず戻る」と言って小垣へ向かったことを知った唯ちゃんは、「何かあった!! 絶対変じゃん!!」と後を追います。
若君(と従者)は馬なんで、普通なら追いつくのは無理なんだけどね…
さすが唯ちゃんというべきか、やっぱりマンガだからなのか、追いついちゃうんですわ、これが…
若君は「唯 如何した?」なーんてすっとぼけ、「大事ない ちと小垣の様子を見に行くだけじゃ」「唯は屋敷で大人しゅう閨房のことなど…」とごまかそうとしますが、唯ちゃんも負けていませんでした。
「何か大変なことが起こったんでしょ? そしてまーた自分ひとりで何とかしようと思ってるんでしょ? 若君ってそーゆーとこありますよね!」
若君は、「あー すまぬ」って一応謝ってましたけど…
若君から宗鶴の書状の話を聞いた唯ちゃんは、また高山軍が攻めてくるのかと案じます。
が、若君が言うには、名目上は羽木と高山の戦ですが、実際、敵は織田の大軍なのです。
それを聞いた唯ちゃんは、かつて歴史の先生(名前失念しました…)が言ったことを思い出します。
「確かに武力では羽木の方が上だったが どうして高山に負けたのか長年研究しているが よくわからないんだ」
戦った相手が織田の大軍だったとしたら、羽木が滅ぼされたのも納得できます。
唯ちゃんは、“やっぱり歴史は変えられない?”と愕然とします。
若君も「歴史は変えられぬのかもしれぬの」って言っちゃうし…
ここで諦めちゃったら、せっかくの閨房の心得が無駄になっちゃうでしょっ!!
若君もそう思ったのか(いや、違うだろう…)、「だが まだわしにはできる事はある」って…!
なんとしても戦にならないように考えているんですね、若君は。
まず小垣へ行って、秀政さんに、「城を捨てることになっても戦わないように」説くつもりなのです。
「人は家名や城のために死んではならぬ たとえ羽木家が滅びることになっても 皆の命を守ることができれば わしは負けたとは思わぬ わしは一人も死なせぬと決めたぞ そのためにあらんかぎりの力を尽くす所存じゃ」
現代で過ごしたことで、若君はこう考えるようになったんですね。
皆の命の中に、自分の命も含まれていることを忘れないでほしいです…
一緒に小垣に行くと言い張る唯ちゃんに、若君は頼みごとをします。
それは、高山の裏切りを知った殿や重臣たちが出兵しようとしたら、その時は若君の存念を明かして皆を止めてほしいというもの。
走ってついて行きたいけど、若君の気持ちを考えたら、自分も手助けしないと!!
「宗鶴のクソハゲがぁ!!」
と泣きながら、今来た道を戻る唯ちゃんなのでした…
4月号(2月28日発売)へ続きます。
あー、やっぱりね…
結婚話が順調に進み過ぎると思ったんだよね…
高山のクソハゲなんて、若君の敵じゃないのよ。
でも、織田が出てくるとそうも言っていられないし…
現代で調べた(であろう)知識を総動員して、なんとか乗り切ってくれ~~! 若君お願い!
尊くん、(やっと)君の出番だ!! 『アシガ… 2017年12月29日
うぅ… 切ない別れ… 『アシガール 第69… 2017年11月28日
唯ちゃんの閨チャレンジや如何に?! 『… 2017年10月28日
PR
キーワードサーチ
カレンダー
カテゴリ