へそまがりの読書日記

へそまがりの読書日記

2017年02月28日
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若君が今とても大変なのはわかってる… よ~くわかってる…

でも… 今回出番が少ない、少ないよっ!! 

最後にちょろっと出てくるだけ。

表紙もおふくろ様だよっ!!

いや、別におふくろ様が嫌いなわけじゃない。むしろ天晴れな人だと思う。

でもでも… 華がない…

ここから先ネタばれです… 



若君と別れて屋敷に戻った唯ちゃんが、おふくろ様と話すシーンからスタート。

若君の様子から、何か起こったのだろうと察していたおふくろ様は、唯ちゃんから話を聞いて合点がいきました。



唯ちゃんのことだから、若君を追って小垣まで駆けていくものだろうと諦めていたそうですよ。

二度とそばを離れないと決心したのに、戻ってきてしまったことを後悔し、何も食べる気にならない唯ちゃん。

「こなたが何も食えぬとは珍しいこと」なんておふくろ様は笑ってますけど、唯ちゃんは真剣です。

「まだ有名じゃないかもしれないけど 織田信長ってめっちゃヤバいんです

 高山のお笑い親子とは全然違うんです!」

現代人なら誰もが知っている織田信長と、高山を比べたらいかんよね。

でも、若君と比べるのは許す(なぜか上から目線)。

おふくろ様も言ってます。

「若君様は織田にも劣らぬ立派な殿じゃ」ってね。

続けて「それにこれほど有り難いことはないではないか」と。

「お味方が勝とうが負けようが 戦では多くの民が死に 多くの者が肉親を失うものじゃ



 それを若君様は 戦の勝敗よりもお城や家名よりも 皆を生かしたいと 一人も死なせぬと仰せなのじゃ

 これほど有り難いお言葉がありましょうか

 まこと若君様は稀有な御方じゃ」

おふくろ様は父、前夫、息子を戦で亡くしていますから、余計なんでしょう。

それを聞いていた唯ちゃんも涙しながら同意します。そして…

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シリアスなんだかギャグなんだか、わかんないよ、唯ちゃん。

そこはさすがおふくろ様だわ。唯ちゃんの扱い方を熟知してる。。。

顔色も変えずに、「若君様のお心にかなうよう 大事に備えることじゃ」と諭します。

高山の裏切りが家中の人々(特に天野のおじじ&小平太)に知れたら、出陣ということになってしまうので、気をつけなければなりません。

と、そこへ噂の小平太がやってきた!



若君が他出する時は必ず共をしていた小平太が、今回は置いてけぼり…

何か大事が起こったに違いないと、唯ちゃんに思い当たることはないか訊きにきたのです。

ここでしゃべるわけにはいかないので、唯ちゃんは「別に…」とごまかしますが…

ごまかしきれなかったーーー!

「若君は小垣へ向かわれたらしい ともかくすぐに後を追うことにいたす」

まずい! まずいよ!

さぁ、できる女=おふくろ様の出番だ!!

小平太を呼び止め、こう言った!!

「若君様とて時には こなた様にも申されず お一人で行かれることもありましょう」

…そこで小平太は考えた。

“わしに言い辛く お一人で お考えになりたい …というと”

そして「あっ」と気がついた。

それから唯ちゃんをしょっぱい顔で見て…

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小平太… 違うよ… 

でも、若君が戻ってくるのを黙って待つって言ってるし、面倒だからこのままにしておく…

(この時点で唯ちゃんは気づいていません…)

それにしてもその単純短絡思考、戦国時代では命取りなんじゃ?



「若君が突然いなくなったとなれば なかなかみんなはごまかされないよね    

そう思いながら屋敷の庭に出た唯ちゃんは、木に登ったまま下りられなくなっている孫四郎を見つけます。

       ※孫四郎って、おふくろ様の子供です。

「今行くからじっとしてなさいよ     」と、木に登ろうとしたところ、

「姉上 やめぬか!!」と止められ、振り返るとそこには三乃助が…

       ※三乃助も、おふくろ様の子供です。

その三乃助に、「いつまでも男子のように木登りなどする故 若君様に疎まれるのじゃ」と言われて、「??」の唯ちゃん。

詳しく聞けば、どうもお城で噂になっている模様…

「若君様は 婚礼が嫌で逃げ出された」と…

       ※三乃助は、手習いや剣術のため、城内に通っているのです。



唯ちゃん、やっと気がついた!! 

あの小平太のしょっぱい顔は、唯ちゃんを憐れんでいたんだってことを!!

おふくろ様に、「今はそう思われていた方が都合が良い 若君様がお戻りになるまでの辛抱じゃ」って慰められ、“それもそうだよね~ 若君がそんなことするなんて、誰も信じないよね~~”と高を括っていたら…

誰もが簡単に信じちゃってました。

婚礼が嫌でとんずらこいたという 若君マリッジブルー説 を。。。

IMG_1997.JPG

お城で噂を耳にした天野のおやじさまも、生類憐みのまなざし…



耐えろ! 唯ちゃん!

あと3日待てば婚礼だ!!

唯ちゃんは、“婚礼すんだら一緒に信長から逃げればいいんだ みんなでハワイに逃げたらどうかな(新婚旅行を兼ねて)”と思っているけど、若君はそれどころじゃないみたいよ…



さて、やっと若君の登場です!

小垣へ急いでいる若君のもとへ、小垣城からの早馬がやってきました。

「高山寝返り!!

 川の浅瀬に土俵を敷き詰めて 一気に渡河して攻め入る腹と思われまする!!」

「(敵の数は)おそらく二万か三万 あるいはそれ以上かと!!」



それを聞いた若君は空を見上げ、共の者について来るように言うと馬を走らせます。

向かったのは、城と河が見下ろせる高台。

そこから下界を見ると、城の近くを流れている河の向こう岸に、無数の明かりが…



「わしは 高山宗熊と会い 何とか戦を止める策を講ずるつもりであったが もはや手遅れ…」

「信長か… さすが天下を取る者」

って、感心している場合じゃないっ!!

それに若君は決して信長に負けてないよっ!!

少なくとも顔は100%勝ってる!!



これほどの数を見るのは初めてという敵と、どう戦うんだろう?

緊迫した雰囲気のまま、5月号(3月28日発売)へ続きます。



おやじ&小平太ばかり載せるのは不本意なんで、若君いきます!

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最終更新日  2017年02月28日 22時21分43秒


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