【送料無料】 日本民族の誕生 (推理・邪馬台国と日本神話の謎) / 安本美典 【単行本】 価格:3,024円(税込、送料込)
縄文時代には東日本の方が人口密度が高かったということはおぢさんも知っていたのだが、 縄文中期には東日本に人口の96%が偏在
していたという話に改めてその著しい偏り具合に驚きを覚えた。
偏在の原因は落葉樹林帯と照葉樹林帯での食糧獲得の難易差によるのだろうと今まで思っていたが、本書ではその原因として 南九州の火山活動の活発化
が挙げられている。
火山灰で植生が壊滅的な被害を受け住環境が悪化することにより西日本の人口が長期に亘って回復しないというシナリオは説得力があると感じる。
火山活動が鎮静化した後の植生の回復の様相にもよるだろうが、西日本はフロンティアのような様相を呈したのではないかと想像した。東日本、朝鮮半島、琉球弧など各方面から人々がどのように西日本に再進出したのか興味が沸く。
他に語彙統計から中国南部からの稲作農耕民の流入の要素が比較的大きいと考えられるという点も興味深い。
日本語、朝鮮語、アイヌ語の共通の祖語として氏が提唱する 古極東アジア語
も現段階で得られる知見からして妥当と考える。
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