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ネットで買ったカラコンのせいなのか 昔男に殴られた後遺症が出てきたのか 医者には飛蚊症だと言われた 目の中に いくつもの黒点が見えたりして あたしの視界で邪魔になっている こりゃ ちとウマくない 目は大事だ 見たくない奴は見えなくなればいい 嫌いな奴ほど目が行くあたしは昔 そんな事ばっか望んでたもんだ 脳が発達して嫌いな奴が見えなくなる能力があれば楽なのに なんて思っていたもんだ そんな事ばっか考えていたからか 最近 嫌いな奴の顔が思い浮かばない そいつが居る環境やら周りの人間から思い出そうとしてみたが 奴の顔だけかすんでて 全然分からんのだ あたしの頭は進化したのか それとも心の中にまで飛蚊症が発症したのか まぁ どっちにしても 消え失せて欲しい奴が思い出せないのは都合がいい とても快適だ あとは奴らに逢わないように生きていれば それでもう 何も問題は無い
May 22, 2006
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真夏の夜の蒸暑い空気の中まるで絵の中に描かれた別世界に居るみたいに浴衣の君は 独り涼しげに佇む。君の襟元を 夜風がそっと息吹きかけてうなじの後れ毛がフワフワ揺れる。君は何度も気にして そっと手を添えるのだけれどいつも凛としている君の隙を見ているようで嬉しくなるのだ。 庭に咲いたクレマチス 絵の中の君を引き立てるように 白く燃えて咲いていた優しく手折り 君の髪に挿す僕に花の命が哀れだと 悲しい目をして攻め 庭の小径を歩き出した。真っ白なクレマチスは眩しく、そして艶かしい。そしてそれは 君の黒髪に良く似合うように出来ている。この世の美しい物全て きっと君を彩る為にあるのだと僕は思う
May 6, 2006
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久々に実家に帰省した。旦那はしばらく海外出張で居ない。連れて来た飼い猫もようやく実家の猫に慣れて来た。朝昼晩のご飯の支度に悩まなくていいし 凄く気が楽。二人暮しって言っても 男が居るといい加減なご飯は作れない。結婚して外に出れば 一人前の大人として振舞わないといけないけれど何歳になっても 子供で居られるから 実家の存在はありがたい。帰省すると 父も母も弟もバタバタしていた。出向で県外に出ていた弟が春から急に戻ってくる事になったらしく物置化している彼の部屋の掃除をしていた。父はギックリ腰をやっていたので 重い荷物は持てないので重い荷物は弟が、細かい物は母と私で片付けた。「見て!薫のレオタード!」母が懐かしそうに 私が小学生の頃に夢中になっていた新体操で着ていたピンクのレオタードを箱の奥から引っ張り出した。5年生の時 事故で左足を負傷し、リハビリはしたが 元のようにはなれず、その後逃げるように辞めてしまった。「色々あったよね」感慨深く 母と見つめあい微笑みあった。今こうして笑えるのは 時が流れ 本当の意味で母も私も大人になったからだろう。お決まりではあるが アルバムが出てくると作業効率が悪くなるものだ。弟は呆れて(と言うより諦めて)タバコを吸いに庭に出て行った。私の小さい頃の写真やら 弟の赤ん坊の頃の写真やら見ながら母と大笑いしたり 思い出し泣きなんかしていたら、時間はあっと言う間に過ぎた。ふと傍らを見ると 古めかしいアルバムがあった。父と母の若かりし頃のアルバムだった。ゆっくりページを開くと 日に焼け、時間の経過に負けた安物のビニールシートがペリペリと音を立てる。「お母さん若いー!」制服に身を包んだ母がニッコリと笑う写真が並んでいる。デパートガールだった母は美しく 私の自慢だった。気のせいだろうか。昔の人は今の人に比べ、若いうちから随分しっかりした顔をしている。母も肌やら顔立ちは若いけれど 30を越えた私より知的な顔だ。こういうのを見ると「いまどきの人は」と言う年寄りの意見も頷ける。顔を見れば生き方が分かる(生き方が出る)年齢であればなお更、違いは明瞭。「昔の人はみんな綺麗だねー」そう言うと母は自慢げに「昔の人はシッカリしてたからね」と返した。ページを捲っていくと 父と同僚の山登りの写真があった。「えー!父さんハンサムー!!」凄くモテたと聞いていたけれど 確かにこの顔であればモテるであろう。今でこそ 顔も弛み、耳毛も生え、加齢臭さえしそうな風貌ではあるが白いワイシャツに身を包み 外人並みの目鼻立ち 昔には珍しく柔かいパーマをあてている。そして何より育ちの良さがその写真からも伺えた。ふと母の顔を見ると ニンマリしながら写真を見ている。「え?お父さんに見惚れてるの?」と冷やかすと それを否定するかのように「この真ん中の女性、お父さんの浮気相手だよ。覚えてるでしょ」とコッソリ言った。忘れもしない 私が4歳の時。玄関先で土下座をし 泣きながら謝る女性、ダイニングの片隅で何も言えなくなって小さくなっている父、その父を罵倒し、時折り背中を叩きながら号泣する母。そして その真ん中で立ち尽くす私。愛人やら 愛憎やらなんてモノが判らない年齢であっても父が一番悪い人間で かわいそうなのは 母と愛人である事も判っていた。母には私が社会人になってから打ち明けたけれど、私はその愛人(彼女は未亡人)と 彼女の子供と一緒に何度か遊んだ事があった。そして私は子供心に この事は母に話してはいけない事も判っていて家に帰るといつも 父と釣りで遊んでいた。と嘘をついていた。幼少の私の心を想い 母は泣いた。その頃…私が父と愛人と一緒に遊んだ頃のその女のイメージは もっと色気があって濡れた感じがしていた。多分 彼女は父だけでは無く もっと沢山の男と関係を持っているのは子供でも判った。だから余計に彼女が妖艶に見えていた。大人になって彼女を見てみてビックリした。正直美しくなくて、下品で、知性を感じない女だった。「えー 父さん こんな女に何で惚れてた訳」と思わず笑った。普通の妻なら そんな写真は破って捨てると思う。母はどうしてその写真を捨てないのか全く理解が出来なかった。しばらくしてから母が話しだした。「この前ね、彼女を見たの。そしたらね ただのお婆ちゃんになってたんだ」「勝利者の顔」だった。そう、この表現が一番似合う。今でも美しいままの母は愛人に勝利したのだ。…まぁ その愛人以降も父から女の影は消えた事が無いので 母の悩みは続いているが…私も愛人だった時期があった。でも 父親みたいに普通のサラリーマンでは無く外資系企業の社長をやっている 家族も愛人も養える地位の男だった。彼の会社のビルからそんなに離れていない場所にあるマンションを与えられ生活に困らない金を貰い、夢のような毎日を送った。昔 誰かが言っていた。「親が不倫していると かなり高い確率で子供も不倫する」と。それを彼に話ししたら「世の中には男と女しか居ないのだから そんな割合の根拠は無い」そうだ。私は心理学者でも無いから 良く分からないけれど 彼の言うのが正しいと思う。ただ、父の行動から 男は自分だけを頼る女(自尊心をくすぐる)に弱く、自分を助ける女(女の気持ちが自分以外どこにも行かない自信がある)に強気な事だけは学習した。だから彼の前では 何も稼げない 弱い女を演じた。最終的に、したたかな女を演じ続けるのに嫌気がさし、私の留学と共に自然消滅にした。父の女癖で泣く事の多い母を想うと 裏切った感があって申し訳無く思えたり、父や母の娘でありながら 社会の中では「女」として生きている事も実感する。なんだかそれは 別々の世界の 別々の人間の出来事のようにも感じる。初めて初潮を迎えた日、もう子供と言う純粋な生き物に戻れないと言うとてつも無く大きな喪失感に襲われ 一晩中私は泣いた。あの恐怖にも似た孤独感は今でも強烈に心に残っている。男が始めて射精をした時(ある意味初潮の時)も同じ気持ちを抱くのだろうか?親に後ろめたさを感じるとか…。男友達に聞いたら「後ろめたさなんか感じないさ。興味が沸いちゃって大変だった」と笑っていた。考えてみたら 女の生理は生理用品で金はかかるし 汚れに気を遣わないといけないし人によっては痛みもあるし 妊娠でも出産でも大変な上 更年期だって苦しい訳で。「女のイク時の気持ち良さを男も感じたら死ぬ位らしいぜ」と雑誌の受け売りを偉そうに言う男を何人か知っている。そして私が知っている限りでは 彼らのようなタイプの男に満足させて貰える女性は皆無でもある。男は女の 女は男の 心の中やら性動を理解するのは一生無理だろう。未亡人を支えているつもりだった父、不器用な父の情だけでは物足りず 他の男とも付き合っていた未亡人、父の浮気を笑い話にし、1人寂しく老後を迎えている愛人を 思いやる(余裕のあるフリをする)母…しかし まったく 男は頼りない。時がどんなに移っても そこだけは何も変わってないのだな。と 古いアルバムを捲りながら想い、そして 海外出張に愛人を連れて行った旦那の事をボンヤリと考えていた。
Apr 28, 2006
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それは海の底で そっと湧き上がる白い砂のような感覚冷蔵庫の奥に忘れていた 魚に繁殖し咲き誇るカビの花春の夜に そっと膨らんでいく桜の蕾体の奥で 分裂を続ける病原細胞暗い土の中で 時を静かに待ち続ける蝉の仔誰にも知られず でも いつかあなたに知られてしまうであろう私の全てを支配する言葉そしてそれは殻を破り 羽根を広げる蝶のように ゆっくりと そして強くもう誰にも止められないのです
Mar 22, 2006
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アトリエのシャッターを閉める。フラワーアレンジメントの教室も ようやく起動に乗ってきた。昼の部は主婦層に受けの良い 玄関先を彩るアレンジ中心。夜の部はOLさんからリクエストの多かった卓上アレンジ中心。昼と夜で使う花は なるべくかぶらないようにする。以前 昼間来ていた生徒さんに「同じお花にした方が 経費も浮きますものね」と言われたから。24時まで営業している生鮮食品屋へ駆け込む。今日は彼が家に居て私の帰りを待っている。家族に出張した事にしていて 2人の子供を持つ「彼」が。この時間から作れる簡単な料理は何だろう。やはり スパゲティかな。トマト系の。あ だけど ニンニクが入るとその後のムードも壊れるか…などと 余計な心配をしながら急ぎ足でカートを彼方此方に走らせている時間がとても幸福である。だって「誰かが私の帰りを待っている」のが誰から見ても分かるでしょ。いつもレジを打っているパートのおばさんがチラッと私を見て会釈をしレジを打ち始める。籠の中身を見れば 特別な日だって事はすぐに分かる。そんなおばさんに余裕な顔でお金を払い また急ぎ足で出口に向かう。ふと横を見ると 赤や黄色や白の地味な菊が売られている。もう花弁が黄ばみ始めている。(あー あんな風にしてれば痛み易いだろうな)といつも思う。昨日も売っていた。そして今日もこの時間でも売られていると言う事は 明日もまだ陳列されているか 捨てられる運命だろう。売り方が悪いのか 品が悪いのか…。アパートに行くと 部屋の電気がついていた。階段を慌てて上がって部屋の鍵を開けると 玄関先まで彼が迎えに来ていた。「久しぶりだね」しがみつくように抱きついた彼の首筋には私のプレゼントしたカルティエが香る。しばらくキスをした後 重いコートを脱ぎ 料理を始めた。「ここが一番落ち着くなぁ」リビングでビールを呑みながら彼が言う。そう言われるのが一番嬉しい。自分が必要とされて 自分が誰より彼の温かい場所を作れていると思えるから。「君のパスタ 最高だよ。こんなの食べた事無い。店出せるんじゃないの」いつも彼は私の料理を誉める。そしてベッドの上の私も誉める。私はいつも 彼の欲しい空間を用意し 彼の要望を感じ取り いつもそれに答えてきた。彼は家族に金曜日から日曜の夜にかけての出張だ と言ってあった。嘘を言ってまで私の所に来てくれるのが嬉しかったり、彼の言う事を信じている奥さんを疎ましく感じたりもする。彼の言う事を信じているって事は 彼がそれだけ奥さんを大事にしてきたって言う証拠でもあるから。いつも思う。どこかに 奥さんが不安を感じる事をしてやったら どんなに気持ちがいいか。そう 彼と奥さんの世界では 私は存在しない人物であって、私を存在しない人物にしているのは 彼自身であり、なぜ そうするかと言えば 彼は彼の生活を壊す覚悟が無いからでもある。そんな私の気も知らず 口を空けて寝ている彼を見ていると 写真でも撮って奥さんに送ってやろうかと言う気持ちにさえなってくる。うまく言えないのだが 堕とし入れてやりたい。と言う感情。ああ どうしてこんな想いを続けるのだろう。この人はどうしてこんな風にしていられるのだろう。明日にでも居なくなればいいのに…「ごめん 家に帰らないといけなくなったんだ。娘が熱を出してしまって」明日にでも居なくなればいいのに。と言う願いは 簡単に叶えられた。こういう時、私と同じ愛人をやっている人間は何と応えるのだろう。昔から甘えるのはうまくなかった。友人に「甘えるのがうまくない女がどうして愛人なのよ」と笑われたけど愛人になってみて分かったのは 思った程 愛人は 愛されていないと言う事だ。本当に甘えるのが上手なのは きっと1人にしておけないような女。見たことは無いけど 奥さんはきっとそういうタイプ。友人に「そんなクールにしてないでさぁ 彼にニジリ寄って もっと一緒に居たい。って言えばいいじゃん」とも言われた。愛されているから余裕な顔で「またね」って言っている訳じゃない。「またね」の約束が無いと不安だから「またね」って言うだけだ。昨日は食材を沢山買いすぎた。今日の夜は友人でも呼んで パーっと呑むか。土曜は休みなのだけれど 今日に限って昼の教室が入っていた。主婦がワイワイ楽しそうに花を選んでいる。私が不倫なんかしていると知ったら この人達、きっと教室やめるんだろうな…。「先生、今日は娘の誕生日なので可愛いアレンジをお願いします」振り向くと 最近入った主婦が嬉しそうに立っていた。「そうですか!おめでとうございます」私はニッコリ笑って娘さんの好きな薔薇の花をメインにしたアレンジを提案した。誕生日…そうだった。今日は彼の誕生日だった…。一瞬の間に彼が本当に帰った理由やら見たことの無い彼の家族への嫉妬やら 彼への怒りの想いが交錯して 胸がとても苦しくなった。見上げると 幸せそうにアレンジを楽しむ主婦達の笑顔。旦那の悪口をいいつつ 実はそれが自慢だったり見栄だったり。なんだかんだ言っても高い授業料を払える生活をしているじゃないか。そうだ 私は彼女達のそういうところが嫌いだったのだ。「先生?」さっきの主婦が戸惑った顔で私を見る。薔薇の茎が無造作に床に落ちていた。友人に連絡を取って夕食を共にする事にした。(あ そうだ ワインが足りなかった)そしていつものスーパーへ行く。入り口に まだ昨日の菊が売っていた。昨日意気揚々と買いに来た私と今日の私の違いったら…。この菊たちは 私の一部始終を知っているんだな…。1日で立場がこうも変わるとは。いや 立場は全く変わってない…か…。ひと通りの買い物を済ませ レジに向かうと夕べのおばさんが居る。今日は土曜だから昼間も入ったらしい。おばさんはいつも通りに私に会釈をし、値段を言いながらレジを打つ。おばさんは別に夕べ私に関心を持って見上げた訳では無く誰にでもそうするように客の私の顔を見たまでだ。何いい気になってたんだろ・・私。誰も待っていないアパートの鍵を開ける音ほど悲しい響きは無い。今日は友人が来てくれる。とてもじゃないけど 1人で過ごすのは寂しすぎる。ああ 良かった。1人じゃない。今日は夕べ使わなかった野菜を使ってポトフにしよう。あの子 ダイエット始めたって言ってたし。鍋からいい香りがしてくる。やわらかく茹で上げた野菜の甘みが私は大好きで野菜を煮込む時間も大好きだ。鍋の中の野菜を見つめながら色々なことを想像する。今日来た友人に彼の話をする。何を話そう。…いや 何を話せる?話すほどの事なのか?彼の為に作る食事とか彼が言ってくれた言葉とか彼が囁いた言葉だってそんなの全部 幸せ芝居じゃない?誕生日を家族で祝っている男への恨み言を友人に泣きながら喋る38歳。何か間違ってる。「ちょっとあんた 子供の頃からさー いっつもそうなんだよね」酔った友人が笑いながら私のブラウスを指差す。ボタンの掛け違え。直しながら思いかえす。そうかも 子供の頃から掛け違える事 多かった…時間にルーズな私はいつも登校時に友人を待たせた。いつも2番目か3番目のボタンを掛け違える。一番下まで行くと 裾が合わないから気がつく。だけど もう面倒だから裾が見えないようにスカートの中に押し込んだ。「ねぇ 私 昔からこんな生き方してたのかも…」そう言った瞬間 我慢していた想いが溢れて涙がとめどなく出てきてしまった。「あんた 頑張ってるよ。ほらお店も開いてさ、自分の夢叶えたじゃん」友人は私の肩を抱き寄せて 優しい声をかけてくれた。そして「最後につじつまが合えばいいんじゃないの?」と言った。つじつまって なんだろう。例えば 奥さんから彼を奪って 奥さんと子供を路頭に迷わせてもそれが運命だったと言ってしまえば いわゆるつじつま になるんだろうか。まだ勉強しないと分からない所ばかりで 生徒の質問を翌週の課題にしますって答えて 次の授業で答え、尊敬の眼差しを受ける これもつじつまになるのだろうか。「ねえねえ 何 この菊の花。葬式?誰か死んだの?」友人が花瓶を指差した。「綺麗だからって理由だけで買ってもらえる花もあるのにね」彼は奥さんが料理が下手だと言っていた。私の部屋はセンスが良くて落ち着くと言っていた。いつの間にか 私は彼の為では無く会った事の無い奥さんと競うようになっていた。頭に血が上ったせいか 酒の回りが速かった。ぼんやりしながら考えた。奥さんは何も出来ないけど じゃあなんで結婚生活を続けられるのか。綺麗だからって理由だけで買って貰えた花と一緒なのか?いや 多分違う。きっと彼女は 普通に家事をこなす 普通の主婦だろう。彼女を悪く言わないと自分の不義を正当化出来ないから彼はそんなデタラメを言ったんだろう。そう 彼も自分の行動のツジツマを合わせていたんだ。「ねえ やっぱり ツジツマをあわせる為にやる事は最後にホコロビが分かっちゃうんじゃないかな」もう出来上がって寝ている友人を揺り動かして言ってみた。するとムクっと起き上がって 友人は言った。「そう。間違ってる物にしか ツジツマって言葉は使わないの!さっさとツジツマなんか要らない恋愛しなさい!」そういうと 彼女は私に背を向け また横になってしまった。少し肩が震えていた。ごめんね いつも心配してくれてたんだよね。「よっしゃー!あたし 菊みたいな女になる!」「なんじゃそりゃ!日本風?地味な女?訳わからん」そうだ。今度菊の花もフラワーアレンジで使ってみよう。
Mar 16, 2006
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とにかく 上を向いて 灰色の天に向かって 私は大きく口を開いていた激しく降りかかる雨を満遍なく 受け止めたくて 潤いたくて私も草木と同じように この雨で大きくなるのだ とそういえば 夕べもこんな風に 口を開いていたその雨は とくに 何かを潤わす為の慈悲深いものでは無かったし雨を降らせて満足気なその空を 冷えた目で私は見上げたああ あの雨に慈悲を感じなかったのではなくて私があの雨に慈悲を持っていなかったのだと 激しい雨に打たれ 大きな口を空けながら思った
Feb 12, 2006
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そっと開く 石楠花の 蕾の中へ導く花蜜そっとすくってしゃぶって御覧
Feb 12, 2006
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子供の頃 幼馴染のみくちゃんは通学途中で見つけた霜柱を踏みつけたり 氷を割るのが大好きだった見つけるのはいつも私なのに。愚図なお前が悪いのだと母に言われて一度だけみくちゃんより先に氷を割った事があったけどその日 みくちゃんは私を仲間外れにした高校生になって 幼馴染のみくちゃんは学校で一番かっこいい男の子と付き合ってた。私はグランドの隅っこで自主練習している男の子に恋焦がれてた。目立たないけど 一生懸命なその姿に惹かれていた。みくちゃんは冷やかして 色々私に聞いてきた。少し嫌な予感がした。 ある日の帰り道 自転車を並べて帰るみくちゃんと男の子を見た。みくちゃんは私に気が付くと 得意そうな顔で笑っていた。私は子供の頃から彼女が私にしか見せないこの顔が大嫌いだった。私たちは大人になって いつの間にか疎遠になった。女友達と話をしていると 時折みくちゃんが見せたあの得意顔をする子がいるやっぱり彼女もみくちゃんと一緒で 私が好きな物にすぐ手を出すし友達って言う割りに 私が誉められると露骨に嫌な顔をする。残念ながらこういう女は たいがい利発で地味目でしたたかでちょっと太ももの筋肉を緩めに見せる技を持つ子が多いから男はさっさと騙されてしまうのだ。それも分かっているから 彼女らと争う気になれない。 どこに行っても私のような要領の悪い女にはこの手の女が憑いてまわるのだ。。。。つづく。。。
Nov 23, 2005
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指先に あなたの肌が触れる時 私の命の在る意味を知るしなやかな肌に触れてぬくもりを感じた時 相手の「生」を感じて 愛しくなったりするもので。その愛する人のぬくもりの所存の為に自分の命が与えられたと思うのも幸せかも。
Nov 23, 2005
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また昨日夢に出てきたんだけど どうしてかな公園で「俺たちの子供ってどんな顔になるんだろう」って嬉しそうに喋って通り過ぎる子供たちを見送ってた笑顔が懐かしいな。大人たちに引き裂かれる恋愛なんか 映画の中だけだと思ってた自分の力の無さを攻めて泣きじゃくるあなたもう痛くて見ていられたかった。今頃どうしているのかな一番好きになった人とは結ばれないように出来ているんだ。って泣きながら叫んでたけど今は新しい人生を 一番好きになった人と過ごしていると思います。きっと幸せに過ごせているだろうなああ そうだ あなたが昨日の夢に出てきたのは走りすぎる子供をほほえましい顔で見ているカップルを見たからだ。いつかどこかで出会ったら あの日約束したとおりまっすぐな視線で話が出来るといいな。。。
Nov 23, 2005
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占いの雑誌を懸命に見ている私に彼が言う。「世の中に同じ星座なんか沢山いるんだから信用できない」確かにそう。何万と居る人間を たった12個の星座だけで占える訳が無い。 ただそんな私が占いを見たくなる理由がひとつだけある 不思議な事に 今私にかかわる男がみんな 同じ星座なのだそんな偶然があるから 私は占いを見てしまうのだそして その占いによると 来年は彼らと縁が濃くなるらしい隣りで嬉しそうに雑誌を覗き込む女子高生達の淡い恋の行方を占う純粋な笑顔と正反対に私は邪な欲望に後押しされるように 1文字1文字を丁寧に読み漁った。前回見た時は 最悪な結果が書かれてたのだけど確かにこの半年は色々あった。コンビニから出た私の手には 占いの本があった。なんとなく 来年 いい事が沢山ある為の誓約書を手にしたような安心を約束して貰えたような気がしたから。
Nov 21, 2005
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私が堕ちる時は決まって ただ 人肌が恋しくなったとき心が欲しいとか そういうんじゃない。私だけじゃないかも知れないけれどふと 一人で居ると 押し寄せる孤独感あれが私は嫌いなのだ私が今 生きているのか それだけ確認させて貰えばそれでいい。だから 喫茶店でコーヒーを飲んで温まる感覚で 男に暖めて貰う。ただ 心が無い温もりは 冷めたらまずくなるコーヒーみたいなもんで苦味だけ残って 味わいなんか無いから満たされず結局 意味もなく何杯も飲むことになってしまうのだ。物足りなさに 何杯もおかわりをするから 美味しいコーヒーだったのだろうと 時折彼らを自惚れさせてしまうこともある私は猫舌だから 恐らく冷めたコーヒーしかこの先も味わえない熱いコーヒーは美味しいのかも知れないけれど 5年前に作った火傷の瘡蓋が剥がれるのが嫌だから未だに冷めたコーヒーを飲んでいるのだ
Sep 29, 2005
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夏の焼けるようなアスファルトの上やわらかな塊を見つけたもう息を感じないそのやわらかな塊は絶望の目を見開いたままずっとこっちを見ていたきっとみんな気が付いているけど傷つくのが怖いのと死が怖いのと責任の重さへの怖さが交錯して見なかったフリをしてよけていくあの子が最後に心に見たのは帰りを待つ主人や兄弟の姿なのかいいや 最後に見たのは 焼け付くアスファルトの上に見える蜃気楼とそこに広がる赤い血とやけに近くに感じるタイヤの音とショックを受けた顔で通り過ぎる人間と無情に広がる空だったはずアスファルトの上に横になって空を見ると何もかもに見下されて突き放されているような気持ちになるのは何故だろう草むらで横になっても そんな想いになんか絶対にならないのに何故だろうこのまま死んでも土に帰れないのを分かっているからかな次の日になると あの子は居なくなっていた何もなかったかのように。同じ時間 通勤する人の中にも きっと 私と同じ気持ちで家に帰り あの子が朝居なくなっているのを祈って通る人も居るんだろう誰が処分したのだろう。役場の人?それとも親切なご近所の人?それとも・・飼い主?よく見ると アスファルトの上には 黒い血の跡が残っていた数年前 夜の街中を走っていると 目の前の車の下から跳ねるように猫が現れた。もう 息は無かった目を開いたまま苦悶の顔で私をずっと見てた。その瞬間に立ち会ってしまった私にはその子の亡骸を葬る責任があるような気がして ジャケットを脱いで その子を包み 川原に埋めてきた。その翌年は 私が拾いにいけば助かるはずの猫をアスファルトの上で死なせてしまったあれは 私が殺したようなものであの子がタイヤの下に入る瞬間から終わりまでもう 頭から離れないきっとずっと離れない。だから猫は外で絶対に飼わない。それは自然じゃないって言う人が居るけどもうすでに 私たちの環境は自然じゃないだろう?何を言われても これだけは 私は誰にも譲らない。
Sep 25, 2005
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イルカが私を見ている 大きなガラスの向こうは別世界 暗い部屋の中 絡み合って二人 探しあう紅い月の光があなたの肌を燃えさせてる 女と言う海を泳ぎながら 切ない声で啼くあなたあの日に見たイルカのよう 跳ねるたび水しぶきが私を濡らすからなだめるように抱きしめて 額の汗にキスをする 私がイルカを見に行ったのかイルカに私を見てもらいにいったのか 大きなガラスのトンネルの中さかな達は横目で立ち尽くす私を見ていた 波の残るシーツの上 静かに眠りにつくあなた後ろから抱きしめて 無防備で柔らかなうなじにキスをしたらあなたの海から湧き出た甘い水の味がした あのイルカはあのショーケースの中が全てであの中で一生を終えるのかな あなたも 私の中の水槽で一生を泳いでくれたらいいのに好きな時に餌も与えるし 好きな時に体をいくらでも与えるのに
Sep 20, 2005
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人ごみの中を柔かく漂う白い煙を辿っていくとその先にあなたが居ました冷たい指先の紅い火は灯台のように暗い酒場で温かく灯っていました私は両手をオールに人の海を 力いっぱい漕いであなたの側に行きましたあなたと言う灯台までは 崖があまりにも高くて 波も荒くて強いから私の弱い船は 押し返されて たどり着けないし船底はもう 岩で砕けて沈みそう船から落ちた私はきっと暗くて冷たい海の底に沈んでいくのでしょうもしも あなたがその海を照らしてくれているのなら側に行くことが出来なくても冷たい海に 身を任せる事も 辛くないのに夜の街を泳ぐヘッドライトのまぶしさの中後ろめたさと報われる事の無い願望に眩暈を覚える
Aug 12, 2005
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傷つきやすくて痛みやすい真夏の木苺旬はとても短くてちょっとでも痛んでいたら他のと一緒に砂糖で煮込まれる。どれがあたしだったのか分からない位まで。それはそれで 寂しく無いのかも知れないけど…もしも キズがつかずに摘まれたら綺麗なケーキの上に乗ることが出来るそしてケースを覗いているあの子が私を食す時が来たら思い切り潰れてやって 白い指先を汚してやるの白いワンピースまで 汚してやるの可愛い顔がくしゃくしゃになって柔らかい舌が指先を舐めるそんな娘の舌を見ながら向かいのテーブルに座っている純粋な少年が白昼夢に堕ちて行く様をじっくりと愉しみたいと思う
Jul 10, 2005
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ねぇ このままずっとねぇ ここに居よう冷たい指を絡めあって二人見上げた真冬の西の空獅子が鬣(たてがみ)を揺らしながら走るこんな遅くに あなたと居るのは初めて明るい太陽が似合う人だと思っていたからいつもと違う横顔が妙に照れくさくて「寒いね」としか言えない流れ星を見つけるたび嬉しそうに振り返るあなた隣りの親子も笑ってみてるねぇ また来年もきっと また来ようよ毎年地球(ここ)にやってくる獅子の群れ吼えるたびに 牙が光って見えるんだね大きな流れ星流れて周りから歓声があがった瞬間背伸びしてあなたにキスをしたびっくりして私を見るあなた見上げた先に 沢山の流星達隣りの親子は 見て見ぬフリお父さんとお母さんが恥ずかしそうに笑ってたねぇ また来年はそう あなたから そっと・・・星降る夜にキスをして。
Jul 4, 2005
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もうすぐそこに 新しい朝が来る空もう少しだけそばに居て欲しくて猫舌のあなたに温かいコーヒーを買ってみた気が利かない女だと思われても構わないどんなにあたしが気を遣ってみてもどうせ気が利くヒトの所に帰るあなた息を吹きかけて コーヒーを冷ます横顔まるで急いで彼女の場所に戻りたいみたい通り過ぎるヘッドライト泣きそうな私を映し出さないで重なり合った鼓動の数だけあなたへの想いは加速度をあげるのに明日が近づく1秒毎 あなたの距離も遠くなるただの意地悪で背中にキズをつけたのにそんな事をするあたしをかわいい女だとあなたは言った女の事をあなたは何も分かっていないみたい会った事も無い女(ヒト)と私の冷たい闘いがすでに始まっていた事にも気がついていないんだから夜明けの高速をどこまでも走る今頃あなたは彼女を気遣い そっと部屋に入る頃何度こんな朝を迎えたんだろうそしてこれから何度胸の痛みを味わうのだろう振り切れないあなたへの想い振り切れる程アクセルを踏んでみる夜を駆け抜けて
Jun 14, 2005
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螺旋の糸をあなたと結びたいと願いつついつか堕ちゆく闇のぬくもり淋しいのは嫌いなはずでしょう?なのにまた堕ちるのはなぜ触れられない身体を求めるより幻影に溺れる愛を選ぶ私の悲しい性溺れる快楽を覚えた私は妄想の海を喘ぎながらも泳ぎ続け安易に濡れる岸辺に流れ着くだけ誰かが投じた百合の花ゆらゆら揺れて刹那を漂う開かない蕾は甘い香を放つはずも無く暗い波間に漂うだけでいつか腐って沈んでいくのならいっそ誰かの邪気な指で悪戯にもてあそばれて引き千切られても良かったろうに蕾の開かぬ運命でも 自ら絶てぬ切なさよもっと強く引き寄せて泳ぎ疲れた冷たい胸をそっと優しく暖めて真実を閉ざす強がりな唇をそっとなぞってたしなめて冷たく優しいその指で・・・
Apr 27, 2005
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私の地元には大きなお宮があり、春のお祭りでは 数人の子供が境内で舞いを踊ります。お祭りで踊るのが地元の女の子の憧れで、踊るお姉さん達に憧れました(その期間は 笑)私も5年生の時に運良く踊る事が出来、巫女装束を纏い、踊りました。その衣装は上着は白くフワフワしてて、袴は鬼灯(ほおずき)のような紅色でした。その日はお化粧をしてもらいました。普段は母の目を盗んでこっそり部屋で化粧をしているのに その日は堂々と化粧が出来て嬉しかった。袴と同じ色の口紅を塗って貰った。すごく嬉しかった。羨望の眼差しで私を見る同級生が居たりして ちょっとお姉さんになった気分だった。一人の女の子が「今日 アレだから大変だよ」と言って着崩れしないようにお母さんと一緒にトイレに行った。私は初潮がまだだったから 化粧をしたくらいで喜んでいた自分が凄く子供に思えた。まさしく「子供から少女になる」年頃。一緒に踊っていると 揺れる衣装に包まれている彼女達がたおやかな 絹の衣に身を包み 熟す期を待つ鬼灯のような…不思議な感覚でありました。
Apr 27, 2005
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甘い香りで私を誘(いざな)う あなたの香りは蜜の味一度吸ったら脳裏に残り 眩暈の中で闇に落つ静かな声は蜘蛛の糸 一度触れたら逃げられない絡まる糸に羽根を奪われあなたの足音じっと待つ毒牙をゆっくり差し込んで。お好きなように召し上がれ
Apr 27, 2005
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みんな水槽を授かってこの世に送り込まれる。その水槽は目には見えないし 水がどのくらい入っているのか分からなければ一つだけじゃなくて 二つ持っている人もいるかも知れない透明な水槽じゃなくて 中の見えない水槽に変えてしまう人もいるかも知れない私は子供の頃 金魚鉢の掃除をするのが好きだった。一見綺麗に見える水槽だけど、かきまぜると砂利やビー球にまざって沢山の水垢や糞が沸き起こって一瞬のうちに水は汚れる。掃除をした後の澄んだ水に金魚を入れる瞬間の彼らの伸び伸び泳ぐ姿を見るのが好きだった金魚が喜ぶ声が聞こえてきそうで嬉しかった。無心にその水槽を洗っていると 人の心に似ているな って思った家だって 外からみたら普通の家族に見えるけど 本当はそんなんじゃないんだよ母親が「綺麗な水だけだと金魚が慣れないから 前の水を残して水道水をいれるんだよ」と教えてくれたまるでそれは 「所詮新しい環境に行っても 染み付いた過去は消えることが無いんだよ」って言っているようにも思えた引っ越していった女の子は 両親の揉め事が耐えなかった。新しい環境でやり直すんだ。って言いながらも やっぱり淋しがりな部分は無くなってなかったしやり直したいっていいながらも 自ら影を引きずって 自分の両親と同じ夫婦関係を築いている。解き放たれた水槽の環境と その中で自分が作り出した環境を受け入れる事が大事だと思った。受け入れないと 本当に自分が欲する生き様が出来ないんじゃないか.でも 怖い。あえて私が静めていた汚れをかきまわして水をにごらせた時 その私をみんなは受け入れてくれるのかなって思うと綺麗な水で泳ぐ自分を人に見せたくなってしまう水の無いアフリカに生まれた子は 水と食料を欲しているのに 裕福な国の子供は口に合わない食べ物を捨てている。同じ星に生まれたのに なんでこんなに違うんだろうな。貧しい国の子が裕福な国の子の生活を知ったらかわいそうだな。そんな事ばかり考えてた。子供の頃 先生に「お子さんはどうも 子供らしくない観点で物を見る」と親が言われ、私はかなり怒られた。この意見は幼稚園から言われているので 多分治せないんじゃないですかね 笑怒られる必要も無いし 先生のクセに子供の個性をつぶしやがって とも思った。そして大人には自分の素顔を絶対に見せないで 子供らしく振舞ってやろうと思った。(そもそもそれが 人との接触を避ける要因にもなったけど)私は宇宙が大好きで 毎晩のようにベランダに出ては星を見ていた。流れ星を見ては 戦争が無くなる事や アフリカの子供が幸せになれるように祈ってた。その頃 詩を書いた。大人に読みやすい 子供らしい表現で。その詩には 宇宙の壮大さ、吸い込まれそうな宇宙、自分の小ささ、地球上の人のつながりへの憧れを書き綴った。県からたいそうな賞を頂いた。親も喜んでくれた。違うんだよ。。。もっと深い部分まで入って下さい…こんな流れ星なんか見て美しいと感じるのは 心に平和がある人だけさ。飢えに喘いだ人がそんなもん見ると思うかい?アフリカの子供とか 不幸せな子供が同じ空の下に居ることがあまりにも切なかった。もしかしたら 本当は自分がその逃げられない水槽で生きる事になってたかも知れないって思った壮大すぎる宇宙の中で 一瞬だけの為に生きている心を持った生物の産まれた環境を「運命」と言う一言で片付けるの?だから「宇宙の暗闇の中に落ちていきそうで怖い」って書いたんだよ「真っ暗な宇宙を上手に表現していますね」って言われたけど そうじゃないんだよ人の心の闇と 無情な宇宙の深い暗闇を書いたんだよ。テロに遭って死んだ子供は自分だったかも知れない別荘で生活する子供が自分だったのかも知れない両親に捨てられた子供が自分だったかも知れない産まれてこれなかった子供が自分だったかも知れない目の前で子供を失った両親かも知れない今の私は 恵まれた社会環境に生きているから それなりに自分の生き方を考えられる余裕がある授けられた水槽の中で 私は私らしく 壁にぶつかって傷ついても 泳ぐ事をやめないでいてみようか
Apr 26, 2005
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かたい身をこじ開け食らう紅い実の 甘美に似たる 今宵の戯れなんとなく ざくろって大人の果実のようなイメージがありません?子供の頃よく食べたのですが。。。小さい指で夢中でつまんでむさぼった。なんとなく 内側の白い皮に密集するあの紅い色が官能的な感覚を私に与えました。子供心に後ろめたさって言うか ドキドキしたのを覚えています。紅い実を爪先立ちで採る稚児の 指を流れる血潮さえ 全部残らず飲み干して。「いみじう稚児の苺など食ひたる」をちょっと真似しただけですが ざくろの赤さってなんか血のイメージある。生々しいっていうか。だからエロスを感じるのかな。そういえば 婦人科系に良いんだっけ?ざくろ。あら 生半可子供心に感じた子宮ってイメージも外れてなかったって事かも 笑
Apr 26, 2005
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これからずっと一緒に居ようって抱き合った夜も今日で終わりにしようって言ったさっきもいつも月が出ていました。私たちの出会いと別れだけじゃなくて 世界中の出会いと別れを毎日見ているんだろうなもしも月に心があったら きっとすごく辛いかもな私だったら多分我慢出来ないよ月が冷たく見えるのは 冷静に地上を見るようになったからかなって思った事があったよ子供の頃は 太陽と月は一緒のものだと思ってた。昼間はみんなを明るく照らして夜は眠りに誘う光をくれる ひとつの天体だと思ってた。父親と覗いた天体望遠鏡で見た月にはうさぎなんか居なくて月のうさぎは死んでしまったのか 何度も聞いた。・・・庭から逃げたウサギは誰に食べられたのだろうふと怖くなって父親にしがみついた寒い夜もうすぐ消えそうな月を好きな人と見るのが好きだった。消えそうな儚いものを共有すると 愛が永遠に続くような感覚があった彼は月に少し似ていた。暖かい光もくれたし 冷たい顔も見せた。三日月は繊細な彼の心に似ていて切れそうだから怖くて消えそうだから愛しかったそんな彼を追い続けてた私は一人で輝けない太陽だった今あの月はどこに居るのだろう
Apr 26, 2005
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満潮時に出産が多いらしい。そういえば 初潮も「初(はつ)潮(しお)」ひいてはよせるあなたの吐息揺らぐ水面を漂う私髪をあなたに絡ませて海の底まで沈みたい海が生命の源(母)であるって言うよね。海である女と波である男平穏な海に波を起こして荒らすのも波だな… 笑ある意味 海があるから波が立つのか さらに笑 今日もまたどこかで海から新しい命が誕生しているんだなそういえば 星が生まれる瞬間って見たことある?この前 オリオン星雲から星が生まれる瞬間を撮った映像をみたんだけど、まるで卵巣から卵子が出てくる様にとっても似ていたんだ。それってすごいと思わない?生命の源である 海、宇宙…女の体には その海も宇宙も入ってるんだな。
Apr 25, 2005
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