7172422

HOME | DIARY | PROFILE

【フォローする】【ログイン】

夜が待ち遠しい

Profile

さかまたつみ

みなさんこんばんは、ようやく待ちに待った夜が来ました。今日も無事夜を迎えられたことを喜びつつ、今歩いている土地やこれから向かう場所、そこで見聞きしたことや思い浮かべたことあれこれを綴っていきたいと思っています。

フォローする

Keyword Search

▼キーワード検索

北海道

(0)

四国地方

(0)

九州地方

(0)

商店街

(0)

リンク集

Comments

さかまたつみ @ Re[1]:祐天寺から徒歩11分のもつ焼き屋(11/11) ひざげりさんへこういうおぢさんたちっ…

ひざげり@ Re:祐天寺から徒歩11分のもつ焼き屋(11/11) そう言うオジサンは店にも常連にも嫌われ…

さかまたつみ@ Re[1]:頑張れ! ご高齢酒場王子篇(11/10) ハードコア丸山さん現在、80代の方たち…

ハードコア丸山@ Re:頑張れ! ご高齢酒場王子篇(11/10) どの業界も人手不足後継者不足高齢化は…

aki@ この様な書き込み大変失礼致します日本も当事国となる台湾有事を前に国民の…

Free Space

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ざ・鬼太鼓座 [ 鬼太鼓座 ]
価格：2000円（税込、送料無料) (2018/10/13時点)

新宿乱れ街いくまで待って [ 山口美也子 ]
価格：1915円（税込、送料無料) (2018/10/13時点)

トウキョウソナタ [ 香川照之 ]
価格：4568円（税込、送料無料) (2018/10/13時点)

けんかえれじい [ 高橋英樹 ]
価格：2181円（税込、送料無料) (2018/10/13時点)

大地の子守歌【Blu-ray】 [ 原田美枝子 ]
価格：3958円（税込、送料無料) (2018/10/13時点)

ロケーション [ 西田敏行 ]
価格：2000円（税込、送料無料) (2018/10/13時点)

ピクニック【HDリマスター版】【Blu-ray】 [ シルビア・バタイユ ]
価格：4223円（税込、送料無料) (2018/10/13時点)

フルスタリョフ、車を！【DVD】
価格：3991円（税込、送料別) (2018/10/13時点)

出発 [ ジャン=ピエール・レオー ]
価格：4115円（税込、送料無料) (2018/10/13時点)

けんかえれじい [ 高橋英樹 ]
価格：2181円（税込、送料無料) (2018/10/13時点)

皆さま、ごきげんよう [ リュファス ]
価格：4100円（税込、送料無料) (2018/10/13時点)

ラヴ・ストリームス [ ジーナ・ローランズ ]
価格：2052円（税込、送料無料) (2018/10/13時点)

【送料無料】ラルジャンロベール・ブレッソン/クリスチャン・パティ[Blu-ray]【返品種別A】
価格：4665円（税込、送料無料) (2018/10/13時点)

ブロンド少女は過激に美しく【Blu-ray】
価格：4141円（税込、送料別) (2018/10/13時点)

カリフォルニア・ドールズ [ ピーター・フォーク ]
価格：1000円（税込、送料無料) (2018/10/13時点)

【新品】【DVD】イタリア旅行　ロベルト・ロッセリーニ(脚本、監督)
価格：4104円（税込、送料無料) (2018/10/13時点)

リオ・ロボ【Blu-ray】 [ ジョン・ウェイン ]
価格：1500円（税込、送料無料) (2018/10/13時点)

【メール便送料無料】バッド・ベティカー傑作選美女と闘牛士[DVD]
価格：3024円（税込、送料別) (2018/10/13時点)

ドン・シーゲル傑作選 DVD-BOX [ ロバート・ミッチャム ]
価格：5443円（税込、送料無料) (2018/10/13時点)

< 新しい記事

新着記事一覧(全4833件)

過去の記事 >

2020/07/31

1975年4月号から『月刊少年チャンピオン』で連載の『暴力大将』と並行して同年10月に『週刊漫画アクション』で『嗚呼!!花の応援団』が連載開始となりました。大阪の南の外れにある南河内大学の応援団で親衛隊長を務める主人公・青田赤道が大暴れするギャグマンガで、どおくまんも自身の代表作と認める作品であります。この作品の魅力を語るのはなかなかに厄介で、それは現代の視線で読んでもかなり過激で出鱈目で乱暴な内容なため、一目眺めただけでも好き嫌いがはっきりしてしまうところがあるから、いくらぼくがここが魅力だと語ってみてもダメな人からはすぐさまに拒絶反応を示されることは想像に難くないのであります。それでも無理やりにその魅力を語るとすれば、主人公をはじめとして主たる登場人物を大学生(とは思えぬほどに知性・教養からは程遠いが)に設定したところにあると思うのです。実際に調査してみたわけではないからもしかすると大いに勘違いしている気もしなくはないのですが、このマンガ以降、大学生活を物語の舞台として選択するマンガが増えたのは間違ってはいないように感じます。あと、主人公の青田の暴走ぶりが際立っていて、特にセリフがなぜだかとてつもなく愉快なのです。「クェックェックェッ」、「ちょんわちょんわ」、「シビア～」などなどありますが、ぼくは「役者やのう」が大好きです。映画では、なぎら健壱演じるところの薬痴寺先輩が事あるごとに発していたように記憶します。これから3本をまとめて見るつもりなので要確認ですね。

嗚呼！！　花の応援団　（1）【電子書籍】[ どおくまん ]

　さて、映画版3本は日活が製作、鈴木清順の助監督だった曾根中生が監督、田中陽造が脚本を務めています。曾根中生は『天使のはらわた赤い教室』をはじめ、多くのマンガを原作した映画化作品を監督しましたし、文学よりの田中陽造ですが、『めぞん一刻』の脚本を担当していますね。まあ、田中陽造は原作などあってもなくてもまったく自身のカラーに染めてしまうのですが。ちなみに、この2人は脚本家集団の具流八郎のメンバーでもあります。一方で、青田赤道役の役者は各作品でオーディションしたらしくシリーズ作品の定法からは逸脱していますが、思ったより違和感なく楽しめます。それでは、各作品を見ていくことにします。ところで、

『嗚呼!!花の応援団』(日活, 1976)には、中盤までは酒の気配すらなく心配になりますが、そんな懸念は無用でした。日活というか曾根の師匠の鈴木清順によく描かれるサイケなキャバレーが登場すると、引き続いては法善寺横丁が登場し有名酒場の「夫婦善哉」も目立っていました。そして何より特筆すべきは飛田本通商店街が大胆なくらいに真正面から描かれていてこの当時はそれほど撮影に過敏な町ではなかったということなのでしょうか。これはもしかすると当時の大阪ミナミの様子を留める貴重な映像なのかもしれません。

『嗚呼!!花の応援団役者やのォー』(日活, 1976)には、どおくまんの描く不良たちが出入りするキャバレーが多数登場します。「ヤングサロンメキシコ」やキャバレー「ロンドン」、「グランドキャバレー大東洋」などはそのままどおくまんのマンガに登場していても不思議ではありません。キャバレーの様子などは、書割チックなチープな絢爛さが持ち味なので店内風景をもっと描いてもよさそうですが、そうすると映画そのものが安っぽく見えてしまうことでしょう。なぎらけんいち(当時はすべてかな表記)演じる薬痴寺先輩が立ち寄るおでん屋台などは身近にあれば今晩にだって立ち寄りたい魅力がありました。それから学生映画らしく合宿シーンなどありますが、その宿所での大宴会シーンは安普請のセットが派手にぶち壊されるのがドリフのコントと比較するのは失礼ですが、撮影所システムあってこそのお楽しみです。

『嗚呼!!花の応援団男涙の親衛隊』(日活, 1977)は、もっとも呑みのシーンを楽しめる作品でした。冒頭の花見の宴会シーンはロケーションですが、青田－この作品の青田赤道はちょっと貧弱で物足りない－が龍虎演じる先輩と立ち寄るギンギラ装飾の喫茶店はオレンジチェアなどの細部にも拘っていて、こんな下品な店があったらぜひ駆け付けたい造りです。歓楽街のゑびすセンターで二人は「サロン夢の園」に立ち寄ったりもするのですが、このシーンはセット撮影のようです。新世界はロケーションですね、「くいだおれ」の看板などが見えています。ちゃんこ屋さんや学生食堂、たこ焼きや中華そばなどの立ち並ぶ屋台街には、またもなぎら=薬痴寺先輩が立ち寄りますが、ここの屋台の暖簾は関東煮、つまりはおでん屋台でした。青田が焦がれる新子さん(宮下順子)が赤ちょうちんの見える高架沿いの喫茶店のシーンが短いけれど、とてもいいので見逃せません。