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レーシックでは角膜(黒目)の真ん中を削るので、術後には中心がフラット(平ら)で周辺部がスティープ(傾斜が急)な特殊なOblate(オブラート)形になります。
白内障の手術では、濁った水晶体を取り除いて代わりに人工の眼内レンズを挿入します。この時、通常ではSRK/T式という数式を使って眼に入れるレンズをそれぞれの患者様に合わせて計算します。実際に当院でもほぼ100%このSRK/T式を使っています。
ところがレーシックを受けられている患者様にこのSRK/T式を使うとうまく行かず、検査データが遠視の方に著明にずれてしまう(具体的には+3.0Dくらい)のです。
そのためレーシック術後の場合は、OKULIX(光線追跡法を用いた新しい眼内レンズ度数計算ソフトを使用する方法。)などの別の数式を使う必要があります。そうしないと「度数ズレ」を来たしやすいんですね。
それ以外でもレーシックには、角膜の知覚神経を切ってしまうために術後にドライアイが必発する、通常の眼圧計で測定すると眼圧が平均4くらい低く出るので緑内障を見逃されたり過小評価されたりする可能性がある、などの問題点があります。
なので、レーシック術後の患者様は眼科を受診する際には必ずそのことを問診時にお伝え下さいね。
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