仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2008.07.25
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カテゴリ: 東北
山形新聞によると、23日、山形市と遊佐町のそれぞれ小学校プールで児童の事故があった。

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山形市の出羽小では、5年生の女子児童が競泳練習中に頭をプールの底に打ち、一時意識を失う事故があった。女子児童は教諭の人工呼吸で意識を取り戻し、市立病院済生館に搬送。頸椎骨折の大けがで、23日午後5時半から24日未明まで手術。同校はプール使用を当面中止を検討。

他方、遊佐町豊岡の蕨岡小のプールで23日午前10時15分ごろ、1年生の女子児童が沈んでいるのを監視の教諭が引き揚げ、日本海総合病院に搬送。女子児童は一時、意識不明となったが、命に別条はない。酒田署の調べによると、同校の1、2年生計34人が同日午前9時半から水泳の授業を受け、授業終了時間の同10時15分になったので、教諭がプールサイドで人数を確認した際、1人足りないことに気付き、プール内を探したところ、水深約1メートルの中央付近で沈んでいる女子児童を発見。すぐに救助して人工呼吸したという。
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これらの報道を見ると、とにもかくにも児童の命が救われていることにホッとする。担当の先生がおそらくは迅速に対処したためなのだろう。

思い出したのは、河北新報の22日の記事。

福島県では、高校のプールで飛び込みが禁止されたままで水泳部員が練習できなくて困惑しているという内容。これは、県教委がプールでスタート台から飛び込む行為を全面禁止にした1日付けの通達なのだが、6月に県立高校のプールに飛び込んだレスリング部員が底に頭をぶつけて死亡した事故を受けたもの。しかし、国体予選の県総体が目前に迫る水泳部員は大会に向けたタイム測定さえままならない。やむを得ず禁を破る高校もあるという。

河北の論調は、一律禁止はやりすぎだ、という感じ。




山形の2件の事故。被害の児童には大変気の毒だが、迅速に対処した(と思われる)先生の存在に、何か安心感をおぼえる。

■関連する過去の記事
ふじみ野市プール事故初公判を考える (07年11月21日)
地下鉄のエスカレーター点検 (07年8月15日)
再びプール事故を考える (2006年8月11日)
ふじみ野市プール死亡事故を考える (06年8月3日)





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最終更新日  2008.07.25 03:01:35
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