仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2009.11.08
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カテゴリ: 仙台
朴沢三代治は仙台生まれで裁縫の名手といわれ、明治10年(1877年)8月、宮城師範学校に女子師範学科が設置されると、裁縫科教員となった。

仕立業を営み、傍ら藩士の子女を集めて、将来裁縫を生業とする者に独特の教授を行い、明治12年(1879年)には、本荒町(現一番町)に松操裁縫塾(松操私塾)を創立して、日本の裁縫教育に革新的な一斉教授法を創始した。

研究心が旺盛で、常に紙と鋏を持ち、寸暇を惜しんで考案と改良を重ねた。明治17年(1884年)には教授方法を摘記した「裁縫教授書」を編纂し、文部省が小学校裁縫科教科書に採用した。

東北の福沢諭吉とも讃えられ、藍綬褒章を受ける。明治28年(1895年)亡くなる。

学校は戦後、朴沢女子高校となり、昭和49年川平に移転。平成4年に明成高校と改称(平成14年共学化)。一方で、学校法人朴沢学園は昭和42年、仙台大学を開学した。

■参考
 仙台文化出版社『仙台きょうはなんの日』(せんだい新書2)仙台文化出版社、1988年
■関連する過去の日記
朴沢の話





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最終更新日  2009.11.08 08:01:22
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