仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2010.12.08
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カテゴリ: 仙台
特に珍しくもなく、今さら大騒ぎはしないが、やはり残念だ。

たまたま私も6日の記事( 潜在看護師さんて、いったい誰ですか )に書いていた山形大学医学部の医師看護師確保に関するニュースを、今朝の河北新報で取り上げていたが、見出しに、堂々と「看護婦」。思い切りやってしまった。

その 記事 「医師・看護婦を確保へ 山形大医学部が県と連携協定」
(早晩リンクも切れるでしょう。)

どういう校閲体制になっているのか。あるいは、そもそも社員の資質や常識の問題か。

それにしても間違いは誰にでもあるとして、訂正や自己省察の姿勢があまり見られないのも河北新報の特徴だと、私は以前から指摘してきた。もともと新聞には、権力の批判、社会の木鐸として十全に機能を果たしてもらえば良いのであって、新聞社や記者が人格円満だったり一般人の前にへりくだることは全く必要ない、と私は思っている。記者が人間として尊敬できなくても、記事を通じた新聞の果たす社会的役割は別だ、と。

しかし、記事の誤りや偏向は、少なくとも自分が認めるのならできるだけ訂正をしっかりと報じて欲しい。



民主主義を支え社会の鏡となる新聞。その存立基盤は、政治や行政に拠るのではなく、健全な市民の賛同的あるいは批判的な意識にあるべきだ。しかし、このことは同時に、特定の新聞社の存立を保障するものではなく、本来はそれこそフリーマーケット論に基づいて、言論主体も新陳代謝していいはずなのだ。存立自体にこだわったり、あるいは永続を前提に物事を考えることは、市民の期待することではない。

やはり競合者の不存在がよどみを作るのか。仙台の気風そのものを象徴しているのか。私はいつか「河北新報論」を定式化して発表するのではないだろうか、と我ながら思っている。





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最終更新日  2010.12.08 21:54:28
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