仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2011.04.24
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カテゴリ: 教育
変なタイトルになったが、仙台市などで小中学校の修学旅行先を、予定していた会津から他に変更する動きがあるという。保護者の声を考慮して判断した、と学校関係者の話が新聞に出ていた。

私はかねて、学校教育における修学旅行の意義や効果を批判的に論じたことがあり(当ジャーナル記事では書いておりませんが)、教育論を離れてみても、例えば訪問先が何十年も変わらないとか、業者が固定化しているとか、問題点は数多いと思っている。

しかし、修学旅行の在り方に関する立場とは全く別に、東北魂が沸き上がり、旅行先変更の動きに大いに異を唱えたい。

いったん決めた歴史の町会津への旅を、是非ともそのまま実現すべきでないか。安全を願う親の心もわからないではないが、風評などはね返すのも大事な行政の仕事であり、それも大切な教育とも言えるのではないか。

被災地でも内陸部でも日本海側でも、あるいは日本全体で、みんなそれぞれの立場で精一杯がんばろうとしている。一時的に避難せざるを得ない人もいれば、解雇され、或いは耕作ができず、店を再開できず、商品が届かず、風評で客が来ないなど、皆さん大変な思いをしながらも、簡単に家族や事業所を移すことなどできずにいる。

一時的に目を背けて、それでどうする。それが子ども達にとって、何になるのか。我らが東北の風土や歴史を、今だからこそ、大事にしようではないか。





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最終更新日  2011.04.24 10:26:51
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