仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2013.05.01
XML
カテゴリ: 宮城
小学校の社会科の副読本が何故か出てきた。子が読み返して、PC前に置きっぱなしにしたようだ。(『わたしたちの宮城県』平成21年)

斜め読みしてみると、郷土を開いた人として、鎌田三之助のほかに、高山善右衛門が紹介されている。


今より100年ぐらい前までの角田市のあたりは近くに阿武隈川が流れているのに、川より土地が高く水田に水を引くことができませんでした。角田の小さな沼や、館矢間のため池の水だけにたよっていました。しかし、これらのため池は、水の量が少なくて、米を十分に作れませんでした。
阿武隈川から水を引く計画を実現させようと先頭にたって努力したのが高山善右衛門でした。
1907年(明治40年)4月15日、角田用水が完成し、約1900ヘクタールのうるおされています。


年表には、高山善右衛門(1863-1928)が、町会議員、県会議員、上水期成同盟会を作る、などの経歴。また、解りやすい地図で、高山善右衛門が築いた館矢間姥石からの水路(角田用水)と干拓地(大沼など)、また現在角田用水の水を引いている広大な面積の田が、示されている。

また、「 県内のおもな開こん地、干拓地

干拓地 (沼などの水を排水して開かれた土地)
〈江戸時代から〉
 長沼・伊豆沼(登米市迫、津田景康)
 短台谷地(登米市米山町)
 広渕沼(石巻市河南)
 大沼(角田市、高山善右衛門)
〈明治以後〉
 中田沼(登米市中田、半田卯内)
 品井沼(大崎市鹿島台、鎌田三之助)

開墾地
〈江戸時代から〉
 若柳(栗原市)
 南原(大崎市鳴子、遊佐平左衛門宣次)
 小野(大崎市古川)
 門脇(石巻市、細谷十太夫)

 下愛子
 和田新田(仙台市)
 笹新田(仙台市、佐々豊前)
 沼新田(名取市、中井新三郎)
 矢野目(岩沼市)
 亘理
 館矢間(丸森町)
〈明治以後〉
 耕英(栗原市栗駒、矢島孝二)
 七日原(蔵王町)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2013.05.01 05:59:18
コメント(1) | コメントを書く
[宮城] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

コメント新着

おだずまジャーナル @ Re:仙台「6時ジャスコ前」の今むかし(11/14) 仙台フォーラスは来月3月から長期休業。再…
クルック@ Re:黒石寺蘇民祭を考える(02/18) ん~とても担い手不足には見えませんけどネ…
おだずまジャーナル @ Re:小僧街道踏切(大崎市岩出山)(12/11) 1月15日のOH!バンデスで、不動水神社の小…

プロフィール

おだずまジャーナル

おだずまジャーナル

サイド自由欄

071001ずっぱり特派員証

画像をクリックして下さい (ずっぱり岩手にリンク!)。

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: