しろうと自然科学者の自然観察日記

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2018.11.25
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カテゴリ: 山野草
☆自然観察ブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」を始めて6年8カ月、連載は連続2,400回を超えました。そこで、「自然観察の振返り」を随時掲載しています。【自然観察の振返り[11]】はメランチウム科(シュロソウ科)の植物です。メランチウム科は、従来の分類(新エングラー体系、クロンキスト体系等)ではユリ科に含められていました。第3回は、メランチウム科(シュロソウ科)のホソバシュロソウの花です。(2013年9月3日撮影)。
  • ホソバシュロソウ01.jpg

☆ホソバシュロソウは、本州(関東以西)・四国・九州の山地の林内や林縁、湿った草原に生えるメランチウム科(シュロソウ科) シュロソウ属の多年草です。(2013年9月3日撮影)。
  • ホソバシュロソウ02.JPG

☆ホソバシュロソウは、シュロソウの母種にあたり、葉幅が3センチ以下と狭く、葉が長いのが特徴です。葉は根生し、葉の長さは20~40センチで、幅は1~センチです。草丈は30~60センチで、茎葉は細長い数枚の葉が互生します。(2013年9月3日撮影)。
  • ホソバシュロソウ03.jpg

☆ホソバシュロソウの花期は6~8月で、茎頂に円錐花序をつけます。(2013年9月3日撮影)。
  • ホソバシュロソウ04.jpg

☆ホソバシュロソウの花茎は枝分かれし、黒紫色の花をつけます。(2013年9月3日撮影)。
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☆ホソバシュロソウの花茎には、白い毛が密生しています。花柄は、10~17ミリと長く、花柄の付け根には苞があります。(2012年9月14日撮影)。
  • ホソバシュロソウ06.jpg

☆ホソバシュロソウの花は、直径1~1.5センチで、雌蕊のない雄花と雌蕊のある両性花が混じるそうです。ホソバシュロソウの花は、花被片の付け根より上に子房がある子房上位です(2013年9月3日撮影)。
  • ホソバシュロソウ07.jpg

☆ホソバシュロソウの両性花は、6枚の花被片(外花被片3枚と内花被片3枚)、6本の雄蕊、1本の雌蕊があります。この写真では鮮明でありませんが、雌蕊の柱頭が3つに分かれているのがわかります。(2013年9月3日撮影)。
  • ホソバシュロソウ08.jpg

☆ホソバシュロソウ(細葉棕櫚草)の名は、葉の幅が狭く葉が細いシュロソウ(棕櫚草)に由来します。別名のナガバシュロソウ(長葉棕櫚草)は、葉が細長いシュロソウ(棕櫚草)に由来します。シュロソウ(棕櫚草)は、葉が枯れて葉の付け根に残る葉鞘の繊維がシュロの毛に似ていることに由来します。(2013年9月3日撮影)。
  • ホソバシュロソウ09.jpg


  • ホソバシュロソウ10.JPG





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Last updated  2018.11.25 05:20:43
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