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仏塔の中に金の仏塔が！民主主義の寺院『ワットプラシーマハタート』行き方

(2)

テーマ：タイ(3308)

カテゴリ：旅

バンコクのBTSスクンビット線が北に延伸したことで

徒歩5分で行けるようになった 第一級王室仏教寺院

『ワットプラシーマハタート』

をご紹介します

第一級ではありますが、 歴史は浅く1941年の建立 です。

1932年に人民党の ピブーンソンクラーム が立憲革命

(無血革命)を起こし、絶対君主制から立憲君主制へと

移行させた 民主化の証

ため、第一級寺院の称号を得ています。

第一級寺院の中では一番下の格付けである

ウォラマーウィーハーンとなっています。

なお、本革命後にピブーンは首相となり、サイアームから

「タイ」へと国名を変え ています

しかし、ピブーン首相は1957年に勃興したクーデター

により日本へ亡命することになりました・・。

このように他の寺院とは全く異なる歴史背景を持つ

とても興味深い寺院です。

BTSのアソーク駅から乗り換え無しで 40分弱 です。

Googleマップでこのルートを表示する

BTSの ワットプラシーマハタート駅 からは

2番出口 を出て、 徒歩5分

最高に便利です

仏塔の右上に ジェット機 が見えるの分かりますか？

この駅の2Kmほど北側に ドンムアン空港 があるので

ジェット機をよく見かけます。

性能の良いカメラを持っていたら、なかなか面白い

写真が撮れそうに思います

敷地に入ると両サイドに大きな池があり、

特に右側の池は ハトが大量 にいます。

みなさん、タンブン(仏教での徳を積む行為)を

積むために餌をあげるので、もの凄くハトが

寄ってきます(フンに注意です！)

橋を渡ると、 仏画の世界 に足を踏み込んだような

穏やかで自然と調和した空間です

日々の生活は業務に追われ、踏み惑うことが多い

のですが、こういったところで自らの歩みを

しっかり見定めたい次第です

深呼吸しながら一周しました。

中心部には端正な白亜の仏塔があります。

敷地に入る際は 靴を脱ぎます。

間違えて持っていかれるのを避けるため、

靴を袋に入れて持ち歩くのも良いと思います。

第一級寺院なので ドレスコード があり、

タンクトップ、ショートパンツはNGですし、

ダメージジーンズなどもNGです。

しかし、都内中心部から北にずれている為か、

ドレスコードについては甘い感じを受けました

朝早くに行ったのですが敬虔な仏教徒が

大勢来ていました。

金箔は 自分の弱い部分 に貼ります。

この方は、腰が弱いんだと思います。

仏塔の中に入る ことができます

金の仏塔は荘厳ですが、明るく華やかです

なかに仏陀の遺品を埋蔵しています。

敷地面積は第一級寺院のなかで一番大きいと

思います。

車もたくさん走りますのでご注意ください。

庭園形式になっているので、さまざまなところに

仏教施設や菩提樹などがあり、とても見ごたえが

あります。

日陰も多いので歩き回るのも楽しいです

仏塔の裏手にある本堂に向かいます。

ごく普通のサイズで建物は質素ですが、

シンメトリーの美しい佇まいがあります。

表は閉まっていたので、裏から入らせてもらったの

ですが、ちょうどご飯を食べる時間のようで

若い僧侶が卓を囲んで食事していました。

そうっと見て周り、挨拶して出てきました・・。

本堂の裏手にはトイレがあります(男女別です)。

敷地の南側には大きな葬祭場があります。

空軍の管轄下にあるようで、軍用車が停車して

ありました。

第一級寺院で火葬場を持っている寺院は他に

無いと思います。

ホウガン木 が見事な花と実を付けていました。

タイでは沙羅の木(沙羅双樹)と位置付けています。

日本での沙羅の木は夏椿ですね。

これはなかなか良いものが見られました

第一級寺院でありつつ、公園のような雰囲気もあって

深緑が眩しく素晴らしい環境でした

駅からも近いので、豊かな自然と美しい寺院を

見ながら散策するのも良いと思います。

現時点ではまだ 観光地化していない ため、さほど混雑

もしていませんし、騒がしさはありません。

ただ、タイに来たという感じは前面に出ていませんし、

都内中心地からは少なからず離れていますので、

タイを訪れて一番最初に行く寺院では無いように

思います

タイの紫外線は日本の数倍です。

目の保護にレイバンのような 高性能なサングラス は

必須です。