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気が付けば、ここに随分な怪文書を幾つも置き去りにしてしまっていて、まるで何事も無かったかのように正気を装って戻るのも気が引けてしまっていた。が、正気に戻ったと言うよりかは、正気にとてもよく似た愛情という包帯でぐるぐる巻きにしてあるだけのつまらぬ狂気を改めて孕み直しただけだったから、何ら問題は無いようにも思う。 近々怪文書は一つの記事にまとめて、黒歴史になりきれないものとして残しておこうと思う。その下に隠しておいた白い文字の正気は、べつに、もういいか。あれはあれで僕にとっては愛であったが、とても大切な記憶ではあるのだが、いちいち執着していても仕方が無いとも思う。 さて、何故ここへ戻ってきたかと言えば、“楽天ブログ”という環境が最も“公序良俗に反する内容を書いてしまい易いから”である。理由としては、どうかと思う。が、ツイッタユーザーがよく利用しているようなウェブログサービスなどを見ても、どうにも惹かれるものが無い。それは単なるノスタルジーが引き起こしているものなのかもしれないが、結局、僕はここにしか居られないのだろう。それは流石に言い過ぎにも程度というものがあるような、そうでもないような、だが、まあ、ここにある愛着は本物だろうと思う。僕はここで、細々とモラルを忘れきった頭を晒し続けていきたい。 プライベッターというサービスもあるから、それを利用すればいいのかもしれないが、この誰の目に触れるかも判らないようなところでとち狂うのが僕の性に合っている。昔から変わらない、奇を上手には衒えなくて、結局は凡人で、それなのに、凡人には白い目で見られる欲ばかりを抱くのだ。ふつうだと言われても、狂っていると言われても、なにを言われても、納得ができない。愛していたいだけだから、きっと誰の何の言葉も響きはしないのだろう。 現在、僕には正式に交際している恋人が居る。名は、冬下日之目とでもしようか。彼は僕の六歳年下で、殆どの初めてを僕に捧げてくれた純粋な青年だ。とても可愛らしくて、太陽のように眩しいのに、どうしてなのかひどく脆い。これまでに交際してきた男達はもれなく年上ばかりだったから、なるほど、年齢差がある恋人同士の年上側というのはこういった気持ちだったのかもしれないと、勝手に解ったつもりになってしまったりもする。たぶん、だいぶ違うのだろうが。女側が年上というのは、なかなかに世間的に目立つと言うか、言葉にできないむつかしさがある。今はもう気にしなくなりつつあるが、交際を始めた頃は酷く気にしてしまっていた。 僕は日之目くんよりも先に死ぬ、絶対にそうだ。だから、煙草を辞めた。日之目くんが見てみたいと言うならばと、髪を伸ばし始めて、髪質を維持する為に自然乾燥をやめてきちんとドライヤーをかけるようになった。くだらない、くだらない。でも、残り三十年もきっと僕らは共に居ない。生涯を共にするとしてもそうであるし、生涯を共にできないのであればもっと短いことだろう。だから、今できることをしたいと思う。君が居なくなれば、僕はまた煙草を喫み始めて、髪を短く切って、君と出会う前のすっからかんのなにかになろう。 まとまりが無い、今日は取り敢えずノートパソコンというものとまた仲直りをする為に書き始めたようなものだから、許してほしい。僕は元気です。きれいなものをよごして、元気に過ごしています。
2021.09.26
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