おじん0523のヒロ散歩

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2022.10.02
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カテゴリ: 藤沢市歴史散策
村岡南部地区の後は南下し、文化財ハイキングコース「片瀬旧道・江の島道コース」の散策へ。
江の島道とは、遊行寺橋たもとにあった江島神社の一の鳥居を出発点とし、江の島までの片瀬
旧道を呼んでいる。

9月16日(金) 11:15
藤沢市 新林(しんばやし)公園
所在地:神奈川県藤沢市川名411-1
駐車場が無料で利用でき(33台)散策路も整備されている。林の中を巡る散策路は、登り降りが
連続していて最高地点と最低地点の高低差は約40m程あり、急勾配の箇所もあるが階段状に整
備されていて歩きやすい。人気があるので週末には駐車場が満車になると。



開設された藤沢市の都市公園である。市街地からほど近いにもかかわらず、豊かな自然に恵ま
れ、自然と触れ合うとともに、文化財の保存場所にもなっている。


藤沢都市計画風致地区区域図
この緑色に塗った区域は都市計画法に基づく風致地区です。
この風致地区内で建築物の新築・増築・色彩の変更、土地の形質変更、木竹の伐採等を行う場合
は事前に許可の手続きが必要になっています。
許可の基準や手続きの方法等詳細については次のところへご相談下さい。
     藤沢市役所   TEL 0466-21-1111(代)


文化財ハイキングコース案内板   「片瀬旧道・江の島道コース」
① 旧近藤邸      ② 新林公園・旧小池邸     ③ 馬喰橋
④ 岩谷不動      ⑤ 市指定・江の島弁財天道標  ⑥ 泉蔵寺

⑩ 本蓮寺       ⑪ 西行戻り松、市指定・江の島弁財天道標
⑫ 市指定・寛文庚申塔 ⑬ 常立寺           ⑭ 龍口寺


片瀬旧道・江の島道を訪ねて
古来より弁財天信仰の聖地として、また江戸時代から、江戸より程良い距離にある
景勝地として、江の島は多くの参詣人で賑わいました。江の島道とは藤沢宿から江

経て石上の渡し(現在の上山本橋付近)で片瀬川を渡り、泉蔵寺、密蔵寺、龍口寺へ
と続く片瀬旧道を経て洲鼻通り(江の島通り)へと向かいました。
現在でも馬喰橋を過ぎると「ゑのしま道」と刻まれた道標や、江の島への道案内を
兼ねた庚申塔が数基建っており、当時の江の島道の名残りをとどめています。
また、片瀬地区は藤沢市の南東に位置し、鎌倉市と隣接しているので鎌倉幕府とも
深いかかわりをもっています。特に龍口寺付近は鎌倉幕府の刑場があった所で、大
庭景親の斬首、源義経の首実検、元の使者杜世忠等の処刑がされました。日蓮聖人
もここで斬首されようとしました。しかし、その時奇跡が起こり、首をはねようと
した刃に稲妻があたり、その刃が折れてしまったという伝説は有名です。
他に、一遍聖人が滞在し、踊り念仏を唱えたと伝えられる地蔵堂跡、西行法師が鎌
倉への通りすがりに道端の松の枝振りに目をとめ、都恋しさのあまり都の方角に枝
をねじまげたと伝えられる西行もどり松等、たくさんの伝説が残っています。
最近では、市民会館内に辻堂から移築された旧近藤邸、新林公園内に柄沢から移築
された旧小池邸があり、新たな見所が増えています。
                   藤沢市教育委員会    


新林公園のご案内
山林に囲まれた新林公園は、希少な植物が自生し、ホタルも生息するなど、緑と自然が多く残
った公園です。 園内には、全長約1.5kmの散策路(ハイキングコース)、遊具のある冒険広場、
湧き水でできた川名大池、藤沢市の指定重要文化財でもある古民家と長屋門などがあり、隣接
する新林小学校を含めた新林公園周辺は、藤沢市の広域避難場所にも指定されています。 ハイ
キングコースではヤマユリやスミレなどの自生植物、川名大池ではカワセミやアオサギなどの
野鳥、湿性植物区ではハナショウブやミソハギなどの湿生植物を季節により見ることができま
す。 また、藤沢市からはフジの拠点としても位置づけられ、毎年4月下旬頃には多くのフジが
開花します。 園内の清掃やハイキングコースの点検・整備、花壇管理などの作業は、公園美化
推進団体「新林公園みどりの会」の方々に行っていただいていますと。


新林公園 散策路の花  ​「
公園内では秋にもいろんな花が咲くようだ。


新林公園配置図


旧福原家長屋門
この長屋門は、神奈川県下でも比較的大規模な建築で、建築当初の状態をよく残していること
から、江戸時代末期の名主屋敷の暮らしぶりや地域の建築文化を知るうえで貴重な歴史資料で
す。藤沢市は福原家から建築の寄附を受け、新林公園内へ移築復原し、市民共有の財産として
永く保存することとしました。移築復原工事には、平成十九年十月から着手し、平成二十年十
二月に竣工しました。この工事にあたり、長屋門の文化遺産としての価値を維持しながら必要
な補修を行い、建築当初の姿に復原しました。


旧福原家長屋門     市指定文化財(建造物) 平成十八年(2006)五月二十四日指定
   規  模  正面間口 15.39メートル(50.8尺)、奥行 4.24メートリ(14.0尺) 


福原家は市内渡内の旧家で、江戸時代には名主を務めました。天保十年(1839)には福原高行・    
高峯父子によって『相中留恩記略』(市指定文化財)が編さんされましたが、その屋敷は「左平
太宅」として同書に描かれています。
長屋門とは、門の両脇に部屋(長屋)を備えた建築のことで、江戸時代の末頃から、上層農家の
格式を示す建物として、屋敷の入口に建てられることがありました。そのような長屋門の場合
は、門に接する部屋を倉庫や納屋・馬屋などにすることが多いようです。
    平成二十一年(2009)四月
                            藤沢市教育委員会


『相中留恩記略』に描かれた福原家屋敷構えと長屋門。

長屋門はこちら側が表になるのか?

裏側(屋敷内?)に廻り、
長屋門は、門の両脇に部屋(長屋)を備えているのだが開放されていなかった。

南側からの長屋門。

フジロードの『境川・フジ水辺ロード』の21番目になっているので来年は訪れたい。


南方向に木製の橋が整備された湿性植物区。
この樹も秋には紅葉するのであろう。

木道橋があり春にはハナッショウブが咲き乱れる。

公園の北側に「古民家・旧小池邸」がある。

旧小池邸     市指定重要文化財(建造物) 平成十一年(1999) 二月一二日指定
   規  模  桁行 18.595メートル、梁行 11.01メートリ 
   建築年代  江戸時代後半
小池家は市内柄沢の旧家で、柄沢村の名主でした。この建物は天保一二年(1841)に建てられた
もので、二間半の式台と立派な座敷を備え、名主の住宅の格式を表しています。昭和五八年(19
83)に新林公園内へ移築復原し、永く保存することになりました。

利用上の注意事項
一 建物内及び敷地内での喫煙を禁止します。
二 利用時間は、午前九時~午後四時三○分です。
三 月曜日(日曜日が休日にあたる場合はその翌日)は、休園日です。
           藤沢市 公園みどり課

壕に架けられた橋を渡り門へ。

西向きに移築復原されているが元はどちら向きであったのか。
西日が入るのでは。


旧 小池邸
旧小池邸は、江戸時代天保十二年(1841)に棟上げされた建物で、市の文化遺産として昭和五十
八年に新林公園内に移築されました。建築面積○○○㎡(○○○坪)で寄棟の茅葺屋根、大壁、
石〇礎で土台○○が使われています。
小池家の先祖は、足利尊氏に使え、江戸時代になって柄沢に移ったと伝えられています。
江戸時代には代々柄沢村の名主でした。
       (社)藤沢青年会議所

裏(東側)に廻ると南側に懐かしい井戸。

昭和を感じさせる滑車と水桶。

薪小屋

外観は懐かしいトイレであったが便器はTOTO製の陶器であったのが残念。

東側の引戸。
係員の方に「裏の引戸が立派ですね」と言うと「チョット見てください」と案内された。

通常は閉まっているが引戸を開けていただく。
この状態で見ると一見組み込みが外れているのかと思うが。

閉めると右側の桟に入る構造になっていたのであった。

雨戸は通常外側にあるものと思っていたが、この引戸が外側にあると。
引戸は閉めた状態で毎日雨戸だけを開閉するのだと。

東側から西側を見る。

板の間の管理が良いので黒光りに!
囲炉裏がある部屋だがこの板の間に座れないのが残念。お茶でもしたい空間である!

額縁の絵になりそうなポイントだ。

中二階の部屋は女中さん用の部屋であったのだろうと。
茅葺き屋根の葺替えは通常20年ぐらいだが、この辺りは谷戸のため10年に一度葺替えだと。

西側には畳敷きが三室連なる。

屋根裏の梁は松製で曲線美。

板の間に囲炉裏。天井からの木製の大きなフックが素晴らしい。

係員の方に「御殿場の秩父宮邸では週or月に一回屋根を守るために燻していたが」と聞くと。
「ここではこの釜戸で週一回まぶしています」と。

六畳間の和室。

二階への箱階段。
箱階段は箪笥のように収納スペースになっており、先人の知恵を感じさせる。

新林公園 散策路の花  ​「 夏」
夏もいろんな花が目を楽しませてくれるようだ。

ハイキングコースマップ。
近隣の方は散歩コースに最高。


11:40
昼時になり先程の方はベンチに座り食事中であった。

次に訪れるのは、藤沢市民会館の近くにある「旧近藤邸」へ。


                                     ー 続く ー





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最終更新日  2022.10.02 03:00:07
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