おじん0523のヒロ散歩

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2022.10.07
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カテゴリ: 藤沢市歴史散策
本蓮寺を後にし、江の島道を南下。

9月16日(金) 14:15
常立寺の辻に建つ「寛文庚申供養塔」。


市指定有形民俗文化財  昭和五十二年(1977) 四月十三日指定
寛文庚申供養塔
                      火成岩製 総高165センチメートル
庚申とは、十干・十二支を組み合わせた暦法で六十日ごとに巡ってくる日のことです。この庚
申の夜に眠ると三尸(さんし)という虫が身体から抜け出して天帝にその人の罪を告げるので寿
命が縮む、という道教の説があります。かつてこの信仰に基づいて信者が講というグループを
つくり、その夜は眠らずに過ごして無病息災を願う風習がありました。この石塔はその時の記

塔の前面中央に「南無妙法蓮華経 帝釈天王」と標示されているのは、日蓮宗で帝釈天を庚申信
仰の主尊としていることによります。片瀬や隣接する鎌倉市腰越・津村には日蓮宗寺院が多く、
日蓮宗系の庚申講だったようです。
塔身に「見ザル・聞かザル・言わザル」の三匹が両手で目・耳・口をおおっています。三猿像
が彫られているのは、三尸に告げられないように、あるいは庚申の申が猿と通じるからなどの
説があります。
この三猿像の下に銘文があります。「寛文願主」鈴木伊左衛門ら四名に続き、「天保十三寅歳六
月造立」として飯森七左衛門ら九名が、さらにその下の基壇にも飯森権十郎ら五名の連名が刻
まれています。各々世代は異なりますが、この塔の造立・維持に関わった片瀬の人たちで、庚
申講のメンバーとして考えられています。
年記のある部分は塔身と同じ一石からつくられているので、天保十三年(1842)に造立されたよ

荒彫りで船底型をした形状の庚申塔は十七世紀に多いタイプです。この塔は、寛文年間(1661
~73)造立の塔が天保十三年に修理されたものと考えられています。世代を超えた信仰の篤さ
が感じられます。
   平成二十一年(2009) 九月
                             藤沢市教育委員会



をおおっています。


日蓮宗 常立寺(じょうりゅうじ)
所在地:神奈川県藤沢市片瀬3丁目14-3


常立寺前の江の島道に建つ案内板。
伝元使塚
五輪塔は、密教がいう万物の構成要素の地水火風空をそれぞれ方、円、三角、半月、宝珠の形
で重ねて表したもので、平安後期に出現し鎌倉時代以降に主に供養塔や墓標として全国的に流
行しました。この五輪塔は、文永の役(1274)の翌年の建治元年に元より降伏勧告に使わされ、
鎌倉幕府の執権北条時宗の命により龍の口(片瀬川から腰越あたり)で斬首された杜世忠ら五人
の元使の供養塔と伝えられています。その後、元は再度日本を襲撃(弘安の役、1281)しまし
たが、前回同様に台風で多くの船・兵を失い退散しました。
     平成五年二月   
                           藤沢市教育委員会


向い側の石柱に「南無妙法蓮華経」。


常立寺山門

山門を入り正面に本堂


参道右側の六地蔵。
常立寺には梅の時期に何度も訪れているのでこの日はここで引返す。
詳細は2021年1月30日(土)に訪れた「​ 常立寺 ​」👈 をクリック願います。


14:20
常立寺から江の島道をさらに南下分岐点の家の前に「江の島弁財天道標」が建つ。
右方向を直進すると江の島へ。


江の島弁財天道標
この道標は、三面に「従是右江嶋道」「左龍口道」「願主 江戸糀町」と彫られていて、江の島
道から龍口寺方面へ分かれる道の入口に建てられた道標です。願主名から、江戸の講中によっ
て建てられたものであることがわかります。
江の島道沿いに建てられている他の道標は、三面に「ゑのしま道」「一切衆生」「二世安楽」
と彫られており、江の島弁財天への道をたどるすべての人が現世・来世での安穏・極楽を得ら
れるようにとの願いが込められています。
道標の形態は、管鍼術を江の島で考案した杉山検校が寄進したと伝える道標と同じですので、
市指定文化財(建造物)「江の島弁財天道標」(昭和41年1月17日指定)のひとつに数えられてい
ます。
           片瀬・江の島まちづくり協議会
           藤沢市教育委員会


江の島弁財天道標


左上には湘南モノレール湘南江の島駅舎。
折しも懸垂型の車両。


左龍口道沿いに「湘南モノレール湘南江の島駅 鎌倉口」。

龍口明神社 元宮(りゅうこうみょうじんしゃもとみや)
所在地:神奈川県鎌倉市津1
今年8月8日(月)に訪れた時には社殿があったが取り壊し中であった。


国道467号(町田街道)の龍口寺前から片瀬西鎌倉線の坂道を上る。
正面に湘南モノレール湘南江の島駅舎。


14:30
片瀬西鎌倉線の坂道を上るがここで引返すことに。


片瀬西鎌倉線の頭上をモノレールが走る。


湘南モノレールは江の島から大船までの丘陵地を走っておりアップダウンが多い。
坂を下ると湘南江の島駅へ。


片瀬西鎌倉線を下り湘南江の島駅。
駅ホームは5階にあり、ルーフテラスからの富士の眺望も最高だと。


14:35
国道467号(町田街道)からの湘南モノレール湘南江の島駅舎を見上げる。


海産物・魚料理「舟善」
所在地:神奈川県藤沢市片瀬海岸1丁目3-4
国道467号(町田街道)の江ノ島駅入口交差点にある海鮮料理店でいつか食したいと。


国道467号(町田街道)からの龍口明神社 元宮。


14:40
日蓮宗 龍口寺
所在地:神奈川県藤沢市片瀬3丁目13-37
もう何度も訪れている龍口寺、今回もサルスベリを見に訪れる。


山門を入りサルスベリの古木を見上げる。


既に絶頂期は過ぎているか?


五重塔をバックに。


別の方角から。


境内から山門。


山門の内側にも扁額があるとのことであったが。


鎌倉市腰越地区の寺社を訪れる予定であったが、ダイヤモンド富士の撮影予定があるので今日
はここで引返すことに。


14:50
江ノ電江ノ島駅前。
この日は金曜日であったが多くの観光客。


江ノ島駅改札前のすずめのオブジェは毎月お色直しをしている。
まだ9月だが既に厚着に。


すばな通りを江の島方面へ進み「玉屋本店」
所在地:神奈川県藤沢市片瀬海岸1丁目9-10
賑やかな片瀬すばな通りにある明治45年(1912)創業の老舗和菓子店。藤沢ならではの海苔を
たっぷり練り込んだのり羊羹が評判。みやげには江ノ電ようかんをぜひにと。
建物は国の登録有形文化財に指定されている。


帰路の途中、旅館「東屋」をスマホにセットして住宅街を進む。
小田急江ノ島線。


新宿駅行きの電車が通過。


15:10
旅館「東屋」
所在地:神奈川県藤沢市鵠沼海岸2丁目6-11
住宅街の一角に建つ、石碑と説明板。


石碑には「文人が逗留した 東屋の跡」。


旅館「東屋」の説明板。
撮影していると通りすがりの若者は何をしているの感。


旅館「東屋(あずまや)」
明治後期から昭和初期にかけて、多くの文人が来遊した旅館「東屋」は、鵠沼のこの地にあっ
た。記念碑の右側を正門として、海岸まで拡がる約二万平方㍍の広々とした敷地に、松林と池
を配し、本館および離れが点在していた。
尾崎紅葉の硯友社の文人をはじめ、相次いで逗留した近代文学の旗手たちは、この宿で思案し、
想を練り、執筆し、時には談笑し、それぞれの文学世界を創造した。志賀直哉、武者小路実篤
らによる白樺派の揺籃の地でもあり、芥川龍之介の短篇小説「蜃気楼」は、当時の鵠沼海岸の
風景を幻想的に描いている。
旅館「東屋」は明治二十五年頃、伊東将行・長谷川ゑいによって創業され、関東大震災にあう
も再建され、戦時色の強まる昭和一四年に半世紀にわたる歴史を閉じた。
記念碑建立にあたっては、日本近代文学に果たしたその名を惜しむ神奈川文学振興会の提唱を
受け、鵠沼の地域史研究グループ「鵠沼を語る会」の協力を得た。
    二〇〇一年三月      藤沢市教育委員会
東屋に逗留した主な文人たち
斎藤緑雨、徳富蘆花、川上眉山、江見水蔭、巌谷小波、徳田秋声、与謝野鉄幹・昌子、
武林無想庵、斎藤茂吉、志賀直哉、大杉栄、武者小路実篤、谷崎潤一郎、里見淳、
久保田万太郎、宇野浩二、久米正雄、広津和郎、芥川龍之介、佐藤春夫、佐佐木茂索、
吉屋信子、大佛次郎、宮本百合子

東屋の配置図(関東大震災前)
記念碑(右下の現在地)の右側を正門として、海岸まで拡がる約二万平方㍍の広々とした敷地に、
松林と池を配し、本館および離れが点在していた。


15:15
小田急江ノ島線「鵠沼海岸駅」。
狭い路地を入った一角にある駅である。鵠沼海岸へは数百メートルであろうか。


鵠沼海岸駅前の一角。


鵠沼海岸駅西側の踏切。ここからスマホの案内を「自宅」にセット。


スマホの案内で西方向へ進み、「八部公園」前を通過。


引地川に架かる作橋を渡り鵠沼海岸引地線の作橋交差点を横切り西へ進む。


15:30
辻堂海浜公園内に入る。
この二つのモニュメントの間に富士が見えるのだが。


15:45
夕焼けを撮影するためひたすら走る。


16時に帰宅、帰宅時のバッテリー残量、走行可能距離は70%、60kmであった。
よって一日の走行は 94-60=34kmで所要時間は7時間45分。
この後しばし休憩し、ダイヤモンド富士の撮影で湘南銀河大橋へ出かけたのだが。
その時のブログは「​ 湘南銀河大橋からの夕陽 ​」👈 をクリック願います。

                                       END





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最終更新日  2022.10.07 03:00:07
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