おじん0523のヒロ散歩

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2023.03.15
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カテゴリ: 藤沢市歴史散策
この日は天気が良かったので昼食後、愛車のリンちゃんで出かけた。我が電動アシスト自転車
のリンちゃんも既に購入2年目で、 充電52回目、累計走行距離は 4,000kmに!
今日の主目的地は、
 ① 旅館 東屋跡 (鵠沼海岸)
 ② 枝垂れ梅が咲く常立寺 (藤沢市片瀬)
 ③ 鎌倉市の腰越地区の寺社史蹟巡り
MAPは「鎌倉 湘南ガイドMAP 旅うらら Vol.14 Winter」より。


2月12日(日) 12:00
出かける前にいつものように咲き始めた梅を撮影。





今年豊作になることを願い。


スマホの目的地を「旅館 東屋跡」にセットして東へ進む。
学園通りの美住町交差点角にある、ドーナツを販売している新しい店。
店先の看板には「本日分 完売いたしました」と。


サイクリングロードの汐見台ウッドデッキからの江の島。


サイクリングロードから取り除かれた砂が山の如くに。
風が強いとこの砂も飛び散りサイクリングロードに堆積、いたちごっこになっている。


除砂するとこれだけの広さになるのだが。


砂に埋もれた砂防柵も壊れ。


サイクリングロードから国道134号松波交差点の下を潜り抜け、引地川手前の稲荷橋交差点。


13:00

鵠沼市民センター
所在地:神奈川県藤沢市鵠沼海岸2丁目10-34
センター前にいろんな説明板が立っていた。


鵠沼市民センター
鵠沼公民館
鵠沼市民図書館



この緑色に塗った区域は都市計画法に基づく風致地区です。
この風致地区内で建築物の新築・増築・色彩の変更、土地形質の変更、木竹の伐採等を行う場
合は事前に許可の手続きが必要になっています。
許可の基準や手続きの方法等詳細については次のところへご相談して下さい。
            藤沢市役所   TEL  0466-25-1111 (代)


文人が逗留した『旅館「東屋 (あずまや)」跡記念碑 案内』
明治後期から昭和初期にかけて、尾崎紅葉の硯友社の文人をはじめ、武者小路実篤、谷崎潤一郎
芥川龍之介ら近代文学の旗手たちが、相次いで旅館「東屋」に来遊、逗留し、この宿で想を練り、
執筆するなど、それぞれの文学世界を創造した。
日本近代文学に果たしたその名を末長く残すために、その地に記念碑が建っている。
  二〇〇一年三月
                   藤沢市教育委員会
出来ることならこの案内図の中に「東屋旅館 海浜口 門柱」の場所も記載してほしいものですが。


鵠 沼 (くげぬま)
鵠沼は天平時代 (735年頃) には「高座郡土甘郷 (タカクラゴオリトガミゴウ)」(砥上) と呼ば
れていました。
又、この地に多くの「クグヒ」(白鳥古名) が飛来したことがこの地名の由来といわれ、平安時
代 (1144年頃) には「鵠沼郷 (ククヒヌマゴウ)」、江戸時代 (1841年頃) には「鵠沼村 (クク
ヒヌマムラ) 」、久々比奴末牟良 (ククヒヌマムラ) と呼ばれていたのが訛って現在の「クゲヌ
マ」になったとされています。


ふるさとまっぷ 鵠沼地区


ふるさとまっぷ 鵠沼地区 の上半分
JR藤沢駅周辺


小田急、江ノ電の南エリア


鵠沼文化財めぐり
いつかこれに従って巡ってみたい!


東屋旅館 海浜口 門柱
ここからの5枚の写真は、2月12日(日)に見落としたので後日28日(火)に再度訪れて撮影した。
スマホの案内で近くに来たが探し回りどうにか「鵠沼市民センター」の裏で見つけた。
鵠沼市民センター裏の駐車場脇に門柱の片側が傾いた状態で置かれていた。


東屋旅館 海浜口 門柱
この門柱は明治・大正・昭和にわたって、多くの文人が逗留した東屋の海浜口にあった門柱です。
二〇〇五年春、周辺の開発により撤去されることになりましたが、、東屋旅館の名残として、こ
こに移設されたものです。
     二〇〇五年八月   藤沢市教育委員会


富士の間より見た門柱と江ノ島(大正13年頃)
鵠沼市民センター入口側の説明地図にもここを記載してほしいものです。


門柱の南側に建っていた石碑には「紀功碑」と。


中岡耕地整理紀功碑    男爵 野崎貞義蒙額
天時不如地利地利不如人和相州中岡之地一丈五尺之本
道通南北數條之支路分東西耕地井然邸宅安定昭和七年
七月起工翌年八月竣工耕地整理費金参千六百圓水路工
事費金弐千弐百圓歳除而面目一新六町○歩之耕地○○
・・・後略・・・
昭和八年十月吉辰  中岡耕地整理組合長 一木興十郎 撰
          帝都賜菊園學會長  藤野 静輝 書


裏口?には車、自転車が置かれていた。


鵠沼市民センターから北側の鵠沼海岸商店街へ出て、東へ進む。
案内図にあった「案内用標柱」
標柱には、「ここから南へ約70m」。
標柱には、文人が逗留した旅館「東屋」の跡。記念碑と説明板があります。


旅館「東屋」
所在地:神奈川県藤沢市鵠沼海岸2丁目6-11
住宅街の一角に建つ、記念碑と説明板。


石碑には「文人が逗留した 東屋の跡」。


旅館「東屋(あずまや)」
明治後期から昭和初期にかけて、多くの文人が来遊した旅館「東屋」は、鵠沼のこの地にあっ
た。記念碑の右側を正門として、海岸まで拡がる約二万平方㍍の広々とした敷地に、松林と池
を配し、本館および離れが点在していた。
尾崎紅葉の硯友社の文人をはじめ、相次いで逗留した近代文学の旗手たちは、この宿で思案し、
想を練り、執筆し、時には談笑し、それぞれの文学世界を創造した。志賀直哉、武者小路実篤
らによる白樺派の揺籃の地でもあり、芥川龍之介の短篇小説「蜃気楼」は、当時の鵠沼海岸の
風景を幻想的に描いている。
旅館「東屋」は明治二十五年頃、伊東将行・長谷川ゑいによって創業され、関東大震災にあう
も再建され、戦時色の強まる昭和一四年に半世紀にわたる歴史を閉じた。
記念碑建立にあたっては、日本近代文学に果たしたその名を惜しむ神奈川文学振興会の提唱を
受け、鵠沼の地域史研究グループ「鵠沼を語る会」の協力を得た。
    二〇〇一年三月      藤沢市教育委員会
東屋に逗留した主な文人たち
斎藤緑雨、徳富蘆花、川上眉山、江見水蔭、巌谷小波、徳田秋声、与謝野鉄幹・昌子、
武林無想庵、斎藤茂吉、志賀直哉、大杉栄、武者小路実篤、谷崎潤一郎、里見淳、
久保田万太郎、宇野浩二、久米正雄、広津和郎、芥川龍之介、佐藤春夫、佐佐木茂索、
吉屋信子、大佛次郎、宮本百合子


鵠沼海岸商店街に戻り、西方向を振り返る。


次の目的地「江の島弁財天道標」を目指し、住宅街を抜け境川の下流に西浜橋。


境川の右岸を下り西浜橋。


13:15
西浜橋を渡り進むと、 「江ノ島電鉄 湘南海岸公園駅」。


無人駅の湘南海岸公園駅


鎌倉駅まで 310円、藤沢駅まで220円。


江ノ島駅方向から藤沢駅行きが来る。


昭和を感じるレトロな列車である。


13:20
江の島弁財天道標
所在地:神奈川県藤沢市片瀬3丁目10
旧江ノ島道沿いにあり、道を挟んだ前方(北方向)斜め左に片瀬市民センターがある。


江の島弁財天道標
  市指定重要文化財(建造物)  昭和四十一年(1966)一月十七日指定
この石柱は、江の島への道筋に建てられた道標の一つです。
江の島弁財天道標は、管を用いて鍼をさす管鍼術を、江の島で考案したという杉山検校が寄進
したと伝えられ、現在市内外に十数基が確認され、そのうち市内の十二基が藤沢市の重要文化
財に指定されています。すべて頂部のとがった角柱型で、その多くが、正面の弁財天を表す梵
字の下に「ゑのしま道」、右側面に「一切衆生」、左側面に「二世安楽」と彫られています。
この文言は、江の島弁財天への道をたどるすべての人の現世・来世での安穏・極楽への願いが
込められています。
この道標の裏側には、「西行のもとり松」と刻まれています。戻り松には、西行法師が松のとこ
ろで出会った童の返答した歌にびっくりして、もと来た道を引き返したという伝説があります。
また、見返り松、捩り松とも呼ばれ、西行法師が都恋しさに西の方向に松をねじ曲げたとも言
われています。
   平成二十六年 (2014) 三月  
       藤沢市教育委員会


夏枯れて 冬ほき草を 刈りにいく
西行戻り松の伝えは、西行法師が片瀬、江の島道の松のところで、村の童が鎌を持って歩いて
いるので、「どこへ行く」と聞いたのに対し、童が「夏枯れて冬ほき草を刈りに行く」と和歌の
上の句の形式 (五七五) で答え、驚いた法師はもと来た道を引き返してしまったというものです。
西行法師は人々には漂泊の歌人として親しまれた存在で、各地に伝説が残されていますが、こ
の伝えは法師が鎌倉へ向かう際に、江の島道を通ったとされることから生まれたものと思われ
ます。童の歌によまれた「ほき」とは、植物が成長し繁茂する意味の「ほきる」が転じた言葉
で、「夏枯れて冬に成長する草」とは麦のことです。童は麦刈りに行くことを洒落て答えたわけ
ですが、和歌と故実に通じていたとされる法師もすぐには意味がわからず、村の童に一本取ら
れてしまったわけです。
                          平成二十六年三月
                          片瀬・江の島まちづくり協議会


道路脇の三角地に弁財天道標と整備されている。

弁財天道標


13:25
旧江ノ島道を南下、次の目的地「常立寺」へ向かう。



                                     ー 続く ー





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最終更新日  2023.03.15 03:00:07
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