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自転車用LEDライト「HL-EL530」 単三電池で約90時間使用可能。タイヤも重くならないし、突然の雨や波でぬれても大丈夫な3気圧防水。子どもの自転車にお勧めだ。健康のため、省エネのため、自転車を使っている方が増えている。安全のため、日が暮れたらライトを付けよう。超高輝度 LED を採用し、約 1,500 カンデラの明るさを実現。夜間の山道でも通用するという。単 3 形乾電池 4 本で約 90 時間使用可能。突然の雨や波でぬれても大丈夫な 3 気圧防水。■メーカーサイト⇒キャットアイ 自転車用LEDライト「HL-EL530」■価格比較・購入は こちら
2009.06.30
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Motz DIY MP3プレーヤー「INO-500」 ぬいぐるみやプラモデルに組み込んで、世界にひとつしかないMP3プレーヤーを作ってみよう。付属のプラスチックケースや化粧箱そのものに組み込むこともできる。USB インターフェース、バッテリ、コントローラー、2GB 内蔵メモリなど必要なパーツが揃っており、あとは組み込んで音楽を入れるだけ。■メーカーサイト⇒COWON Motz DIY MP3プレーヤー「INO-500」■価格比較・購入は こちら
2009.06.29
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鉄道の音 発車メロディとは、これから電車に乗る人を後押しする曲です。カシオペアのキーボーディストである著者は、音楽業界随一の鉄道ファンでもある。ゲームソフト「Train Simulator」シリーズ、「鉄道ゼミナール」シリーズの制作だけでなく、九州新幹線や京阪電気鉄道、阪神電気鉄道の発車メロディ等の制作も担当している。著者の鉄道と音に対するこだわりは並々ならぬものがある。九州新幹線の発車メロディの制作にあたり、「終わらせない」ことを大切にしたという。なぜなら、「発車メロディとは、これから電車に乗る人を後押しする曲です。それが完全終止で終わっていたら、これから電車に乗って何かをしに行こうとしている人の出鼻を挫くことになります」(79 ページ)――こんな思いがこもったメロディの電車に乗って通勤してみたいものである。もう 1 つ共感するのは、「視覚情報というのはいくらでも誤魔化しがききます。しかし、音は誤魔化しがきかない」(55 ページ)という指摘。これは私もホームビデオを撮っていて感じていることだ。映像は編集する過程でどうにでも変化させられる。ところが、音はそうはいかない。そもそも民生用ビデオカメラのマイクで拾った音は貧弱すぎて、映像に負けてしまう。臨場感を出すためには、それなりの機材で録音する必要がある。■メーカーサイト⇒向谷実=著/アスキー・メディアワークス/2009年03月発行 鉄道の音■販売店は こちら
2009.06.28
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自転車用LEDライト「HL-EL600RC」 ダイナモを付けるとタイヤが重くなるとお嘆きの方に、バッテリー内蔵の本製品をお勧めする。2007年度のグッドデザイン賞を受賞。健康のため、省エネのため、自転車を使っている方が増えている。安全のため、日が暮れたらライトを付けよう。白色LED と新光学技術ROL テクノロジー搭載により、明るくワイドな配光を実現したという。スイッチで明るさを 3 段階に切り換えることができる。連続点灯時間は、ハイモードで約 2 時間、ローモードで約 6 時間だ。内蔵バッテリーの充電時間は約 5 時間。■メーカーサイト⇒キャットアイ 自転車用LEDライト「HL-EL600RC」■価格比較・購入は こちら
2009.06.28
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エアロバイク ai-ex メタボの運動指標「エクササイズ(Ex)」を表示する機能を備え、効果的な運動を行うことができる。2001 年に発売した従来機を改良した製品。厚生労働省がメタボリック(内臓脂肪)症候群対策として推奨する運動指標「エクササイズ(Ex)」を表示する機能を備えたことで、より簡単に効果的な運動を行える。■メーカーサイト⇒コンビ エアロバイク ai-ex■価格比較・購入は こちら
2009.06.25
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神の交渉力? 私は生まれつき「ネ申」が苦手である。彼が降臨しようものなら、そそくさ逃げ出す、しがない使い魔なのである。著者は、1995 年、アップル・コンピュータ(当時)に入り、ジョブズが暫定 CEO として復帰していく過程を目撃している。そのためであろう。内容には迫力がある。私は、ビル・ゲイツを見たことはあるのだが、残念ながら、スティーブ・ジョブズのスピーチは聴いたことがない。あれだけの人々を熱狂させるのだから、さぞかし凄まじいスピーチなのだろう。だが、ジョブズ関連本を何冊読んでも、この上司の下では仕事はできないと感じる。「マイクロ・マネジメント」だけは勘弁してほしい。もっとも、自分には才能がないから、たとえ機会があったとしても門前払いされるのがオチだろうが(苦笑)。スティーブ・ジョブズは神か悪魔かと問われたら、間違いなく「ネ申」である。そして、私は生まれつき「ネ申」が苦手である。彼が降臨しようものなら、そそくさ逃げ出す、しがない使い魔なのである。■メーカー/販売元 竹内一正=著/経済界/2008年06月発行■販売店は こちら
2009.06.23
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決断力 コンピュータが将棋の可能性を読み尽くして必勝法を発見したら、対戦してみたいと思っている。「『将棋を指すうえで、一番の決め手になるのは何か?』と問われれば、私は、「決断力」と答えるであろう」(56 ページ)というのが本書のタイトルの由来であろう。本書では、棋士・羽生善治らしい簡潔な言葉が随所に見られる――「知識は、『知恵』に変えてこそ自分の力になる」(26 ページ)、「経験は、時としてネガティブな選択のもとにもなる」(30 ページ)、「決断とリスクはワンセットである」(71 ページ)、等々。棋士は大変な仕事だと思う。羽生さんほどのタイトル・ホルダーになれば、1 年の 80 日以上が対局に費やされるという。加えて、勝てなくなれば引退するしかない。でも、私らサラリーマンからすれば、羨ましい部分もある。「これ以上集中すると『もう元に戻れなくなってしまうのでは』と、ゾッとするような恐怖感に襲われることもある」(89 ページ)――サラリーマン生活で大変な仕事は何度もしたが、こんな気持ちになったことは一度もない。いままでの仕事は本当に“大変な”仕事ではなかったのだろうが、一度くらいはこんな気持ちになる仕事をしてみたいという思いはある。羽生さんの世代は、コンピュータの力を借りて強くなったと言われている。すべての大戦をデータベースに記録し、インターネットを介して 24 時間どこにいても棋士同士が研究に参加できる。それが強さの源泉だという。ところが本人は、「コンピュータが将棋の可能性を読み尽くして必勝法を発見したら、対戦してみたいと思っている」(164 ページ)と飄々としたもの。「人間と指す印象と違うのでほないだろうか」とも言う。かつて人工知能の研究をした私も同じことを感じる。コンピュータに莫大な知識をおさめ、活用することはできるのだが、ヒトの知恵ではない異質な感じがするのである。コンピュータは、ヒトとはコミュニケーションをとることができない化物に進化するのではないかという恐れを抱く人がいるのも分かる気がする。Google が言うところの「集合知」が、そういう方面へ転ばないように願うばかりである。⇒(参考)「みんなの意見」は案外正しい羽生さんのライバルで、私と同世代の谷川浩司・棋士が書いた「集中力」が同じ出版社から発刊されている。羽生さんとは違った側面からコンピュータを分析している部分があり、比較すると面白い。■メーカーサイト⇒羽生善治=著/角川書店/角川グループパブリッ/2005年07月発行 決断力■販売店は こちら
2009.06.22
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Bluetooth対応体組成計「BC-504」 面倒くさがりなメタボパパにお勧め――携帯電話と利用し、体重や体脂肪率の管理を行える。Bluetooth 対応の体組成計である。体重や内臓脂肪レベルなどの計測データを携帯電話に自動的に転送し、携帯電話の画面上で確認できるようになる。メタボ対策:ゲーム感覚で体重増減 (2008/08/19)タニタ:体重増えればメールで警告 (2008/12/27)からだカルテ:健康管理の無料情報も拡充 (2009/01/21)タニタ:「からだカルテ」の対象者を拡大 (2009/03/27)タニタ:Bluetooth 対応の体組成計 (2009/05/29)■メーカー/販売元 タニタ■価格比較・購入は こちら
2009.06.22
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僕が2ちゃんねるを捨てた理由 ひろゆきさんは『無理なものは無理じゃん』とニコニコしながら話していますけど、文章に起こしてみると、冷静すぎて怖い。「2ちゃんねるはなぜ潰れないのか」の続編。『ウェブ進化論』の著者である梅田氏との対談企画だったらしいが、先方に断られてしまい、前作に続き、まったりとした“ひろゆき節”が続く。口述筆記ということで、記述したフリーライターの杉原氏によると、「ひろゆきさんは『無理なものは無理じゃん』とニコニコしながら話していますけど、文章に起こしてみると、冷静すぎて怖い」(217 ページ)という。そうかもしれない――最近、2 ちゃんねるを手放した当の本人は、2 ちゃんねるが何も変わらず動き続けている様子を見て、「つまり、社長なんて誰でもいいのです」(12 ページ)と言い切る。ネット上における風説の流布についても、「論理的に考えることというのは、やろうと思えば誰でもできること」(105 ページ)。前作では「Web 2.0」を攻撃していたが、本作では「クラウドコンピューティング」に対する印象を語る。また、テレビ業界については、「テレビ局が赤字にならない予算内で番組を作るという当たり前のことができていないから」(118 ページ)と断じながら、日本テレビの土屋プロデューサーとの対談を披瀝する。前作に続いて“身も蓋もない”発言が満載である。■メーカーサイト⇒西村博之=著/扶桑社/2009年06月発行 僕が2ちゃんねるを捨てた理由■販売店は こちら
2009.06.21
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貧困ビジネス 自分が貧困者になった時、そういったビジネスのカモにならないように気をつけるとともに、仕事があって豊かなときでも彼らのビジネスの片棒を担ぐことがないよう気をつけたい。貧困層が増えている。よって、ごく一握りの富裕層相手に客単価 100 万円の商売をするより、貧困層を相手に 10 万円の仕事をした方が利益が上がる。ここまでは普通のビジネス感覚。問題なのは、さらに法外な利益をあげようと、貧困層を食い物にする輩である。たとえば、敷金・礼金ゼロで貧困層を誘い込み、ほんの数日の家賃滞納で法外な違約金を請求する「ゼロゼロ物件」。多重債務者にニセの養子縁組をさせてさらに借金を重ねさせる「リセット屋」等々――本書では、様々な“悪質な”貧困ビジネスとその手口を紹介している。自分が貧困者になった時、そういったビジネスのカモにならないように気をつけるとともに、仕事があって豊かなときでも彼らのビジネスの片棒を担ぐことがないよう気をつけたい。■メーカーサイト⇒門倉貴史=著/幻冬舎/2009年01月発行 貧困ビジネス■販売店は こちら
2009.06.19
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思考停止社会 『社会的規範』がその本来の機能を果たすためには、それを無条件に守ることを強制する『遵守』の関係ではなく、『ルールとしてお互いに尊重する』という関係が必要なのです。「『法令遵守』が日本を滅ぼす」の著者による評論だ。著者は、日本の「法令遵守」を水戸黄門の「印籠」にたとえ、印籠が登場すると「その瞬間から思考停止に陥るという現象が、日本中を覆い尽くしています」(5 ページ)と警告を発しています。本書では、マスコミの“偽装”バッシングや、裁判員制度の問題点など、社会問題を取り上げていますが、こうした「思考停止」は彼らだけの問題かというと、そういうことではないと思うのです。たとえば会社で新しいセキュリティ規則ができると、われわれ従業員は無条件でしたがわなければならないわけですが、本当にそれで大丈夫でしょうか。規則をつくった部署は、それなりに時間と人材を費やしているのですから間違いはないと信用したいところですが、ルールの量が増えれば増えるほど相互矛盾をきたすリスクがあります。これは、国の法律を見れば明らかです。解釈次第で道都でもなってしまうルールは、ルールと呼べる代物ではありません。また、スポーツ紙の一面見出し「宇宙人の死体か!?」は疑ってかかるけれども、全国紙の一面見出しに「空から魚の死体が、宇宙人の仕業か!?」と書いてあったら、多くの人は記事の内容を疑いを挟まないような気がします。つい先日も、テレビ朝日が、北朝鮮の後継者と目される金正雲の写真をスクープしましたが、その日のうちに間違いであることが分かり、撤回しました。大手メディアだからといって、その内容を 100%信じていいのでしょうか。本書では、「『社会的規範』がその本来の機能を果たすためには、それを無条件に守ることを強制する『遵守』の関係ではなく、『ルールとしてお互いに尊重する』という関係が必要なのです」(203 ページ)と締めくくっています。私は思います――なぜそのルールができたのだろう、ルールを書いた人はどんな思いで書いたのだろう、ルールの外側から客観的に見て本当に必要なルールなのだろうか――常に、こうした疑問を持つことが大切なのではないか、と。■メーカーサイト⇒郷原信郎/講談社/2009年2月 思考停止社会■販売店は こちら
2009.06.18
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悪の人心掌握術 『君主論』講義 「君主論」は、読んだときの年齢や立場によって印象が変わる。本書を読んで、あらためて「君主論」を通読してみた。で、感じたのだが、「君主論」は、読んだときの年齢や立場によって印象が変わる――いま読むと、これは「悪徳の書」ではなく、時代を超えて存在する「現実」だと感じる。さて、本書であるが、「君主論」の引用と、当時のイタリアの政治情勢を併記している。さらに、戦国武将を引き合いに出して、日本人にとって分かりやすいようにマキャベリズムを解説している。■メーカー/販売元 金森誠也/中央公論新社/2005年4月■販売店は こちら
2009.06.13
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食料自給率の「なぜ?」 決への糸口は、おそらく、輸入飼料の問題なのだろう。日本の食糧自給率は、2007 年度には 40%と、主要先進国の中で群を抜いて低い。この問題は、国会やメディアでも取り上げられ、国民の関心も高まっている。安全保障の観点からも、食料自給率は高い方がいいに決まっている。では、どうすれば高くできるのか――。30 年前の日本は、ここまで自給率が低かったわけではない。では、当時のような農業に戻せばいいのかというと、そういうわけにもいかない。当時に比べて食事メニューが変化してしまっているからだ。本書の著者は農林水産省大臣官房食料安全保障課長――問題の中心にいる官僚である。食糧自給率の計算方法から、フードマイレージの考え方、輸入に伴うバーチャルウォーターの問題などを、具体的な事例をあげて解説する。もちろん、本書に解答があるわけではないのだが、食糧自給率の問題が一筋縄でいかないことだけはよくわかる。解決への糸口は、おそらく、輸入飼料の問題なのだろう。『日本の「食」は安すぎる』で触れられていたが、飼料を「米」にするというのも 1 つの方法だろう。■メーカーサイト⇒末松広行/扶桑社/2008年12月 食料自給率の「なぜ?」■販売店は こちら
2009.06.12
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2ちゃんねるはなぜ潰れないのか 西村さんの言っていることは、身も蓋もなさすぎてついていけない。タイトルである「2 ちゃんねるはなぜ潰れないのか?」の理由は、10~11 ページを読めば分かってしまう。いきなりの肩すかし――本書は口述筆記とのことだが、いつにも増して短い稚拙な文章で、事実と考察が交互に列挙されているだけ。まるでブログを読んでいるようである。しかし、ひろゆきという人物は、意図してこれをやっているんではないだろうか、と感じる。中盤の佐々木俊尚氏との対談で、佐々木氏が「西村さんの言っていることは、身も蓋もなさすぎてついていけない」とこぼしているが、これが的を射ている。ひろゆきは、純粋なリアリストなのである。「インターネットに未来的な何かがあるということ自体が、既に誤解なのです」(105 ページ)、「『ガリレオ・ガリレイの時代に集合知があっても、地球が回っていることにはならなかった』ということと同じ原理で、集合知が正しいと言うことが間違っていて、大衆が間違えてしまうこともある。その前提を覆さなければ、結局、集合知だと思っていたことが、実は集合愚だった、ということにもなりかねないのです。」(174 ページ)など――まったくその通りなのだが、それを面と向かって言ったら、“身も蓋もない”のである。冒頭に「事実と考察が交互に列挙され」と書いたが、大多数のブログはこうなっていない。考察ではなく、修飾語に飾り立てられた感想が延々と続くだけなのである。一方、本書は、考察といっても事実をサマライズしているだけである。純粋なリアリストであると感じるのは、その点にある。「グーグルが、電気代が高いと言っている理由は、電気代以外にあまりお金がかからないからでしょう。つまりランニングコストで負担になっているのが電気代」(38 ページ)、「おそらくですが、国は自らがウィニーを利用し、情報を流出してしまったことで、他のウィニー利用者を処罰することができなくなったのでしょう。その結果、製作者である金子さんを逮捕することになったのだと思われます」(140 ページ)――いやあ、これを面と向かって言われたら、“身も蓋もない”のですよ。■メーカーサイト⇒西村博之/扶桑社/2007年7月 2ちゃんねるはなぜ潰れないのか■販売店は こちら
2009.06.10
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イノセント・ゲリラの祝祭 国家が滅びることはあっても、医療は滅びない。著者の本業は医師――デビュー作でもあり映画化された「チーム・バチスタの栄光」から 2 年後、今回は厚生労働省が舞台。昼行灯の呼び名が定着した主人公、田口医師をめぐり、一癖も二癖もある人物が暗躍する。しかも今回は、医療事故も殺人事件も起こらない。それでいながら、終盤の厚生労働省審議会における論理の応酬は、探偵ミステリー小説のノリである。著者の作品発表のペースは速い。「チーム・バチスタの栄光」「ナイチンゲールの沈黙」から本書にいたる、田口医師が主人公をつとめるシリーズを本伝と呼ぶなら、「螺鈿迷宮」「ジーン・ワルツ」「ひかりの剣」は外伝と呼べるだろう。本作は、そんな外伝の登場人物が乱入し、しかも「ジーン・ワルツ」で触れられていた重大事件が並行して進んでいるという状況(これは次回作で明らかにされる模様)。まるでシャーロック・ホームズでワトソン博士が語っているエピソードのノリである。一方、医師のストライキを先導したとして行政サイドから疎んじられている彦根医師であるが、およそ半世紀前、本当に医師ストライキを実現した者がいる――後の日本医師会長、武見太郎である。牧野伸顕伯爵の娘婿として、吉田茂首相と結び、当時の厚生省と堂々と渡り合った巨魁である。物語のプロットは、著者のノンフィクション「死因不明社会」に基づく。実は非常に深刻な社会問題に触れている。「国家が滅びることはあっても、医療は滅びない」(347 ページ)――本作品で、著者が言いたかった一言ではないだろうか。病理医という本業が光る作品である。追伸――終盤で厚生労働省解体という議論が噴出するが、つい最近(もちろん本作品の発表後)、この話題はメディアを騒がせた。結局、なし崩し的に終息したわけが、霞ヶ関では一体何があったのだろう。本作品を読んで、あらためて詮索したくなる。著者が予言者だとは言うつもりはないが、現実社会というのは意外に論理的に動いており、その論理をクールに見つめた結果がこのシリーズなのかもしれない。だとすると、霞ヶ関には白鳥室長のような型破りな官僚が本当にいるのかも(笑)。■メーカーサイト⇒海堂尊/宝島社/2008年11月 イノセント・ゲリラの祝祭■販売店は こちら
2009.06.07
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ワイヤレスサポーター「GW-BST01」 無線LANの受信状態を改善したいときに。効果は「980 円で無線LAN を強化できるか?」で述べられている通り。ということは、アルミホイルか何かで代用できるんじゃないかと――案の定、試した人がいるわけで、「フリーサイズ蒸し器で USB 接続の無線LAN アダプタを強化する」を参考にしてください。■メーカーサイト⇒プラネックス ワイヤレスサポーター「GW-BST01」■価格比較は こちら
2009.06.07
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デジカメ「PENTAX X70」 広角26ミリ(35ミリ判相当)からの光学24倍ズームは強力。しかも軽い。26 ミリからの光学 24 倍ズームのほか、顔検出機能や最高秒11 コマの連写機能、豊富なシーンモードなどを搭載しつつ、撮影時重量で約 410 グラムと軽い。撮像素子は 1200 万画素で、CCD シフト式の手ブレ補正機構を搭載している。■メーカーサイト⇒ペンタックス デジカメ「PENTAX X70」■価格比較・購入は こちら
2009.06.06
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日本の「食」は安すぎる 農家と物理的距離が近ければ、生産者の努力を目にすることができれば、自らの意志で財布の紐を緩めるようになると思う。著者は、「週刊アスキー」に毎週、剽軽な顔写真入りの記事を書いているお兄さんであるが、どうしてなかなか堅い文章である。私もそう思う――日本の「食」は安すぎると。私は、食材に限らず、一番安いものには手を出さない。インターネット通販を利用するときに "価格.com" を参考にするが、それは、「これほどまでに安いのはヤバイ」という危険信号を察知するためである。むやみに高い食材を買う余裕はないが、少しくらい高い食材を買うようにして、食べる量を減らした方が身体に良いであろう(苦笑)。ただ、消費者にすべての責任があるような書き方には賛成できない。青果流通業界で仕事をしていると、消費者の考えが絶対であるかのような雰囲気があることは確かだが、流通業者(とくに大規模小売業者)が消費者の意見を“創り出している”ように感じることが少なくない。■メーカーサイト⇒山本謙治/講談社/2008年3月 日本の「食」は安すぎる■販売店は こちら
2009.06.05
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電動ハイブリッド自転車「エネループバイク」(CY-SPA226) 道交法改正で電動アシスト能力がアップした。お買い物自転車として1台いかが。充電池エネループの名前を冠した電動アシスト自転車。ブレーキ操作や下り坂での慣性走行中に充電を行うことができる。サイズ26インチ変速装置3 段アシスト走行約 57km(充電走行無し)充電時間約 3 時間30 分■メーカーサイト⇒三洋電機 電動ハイブリッド自転車「エネループバイク」(CY-SPA226)■価格比較・購入は こちら
2009.06.05
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人は意外に合理的 合理的なふるまいとは、自分の目的を達成するような形で行動することを意味する――その目的とは、お金であることもあるし、名誉やセックスであることもあるだろう。世界銀行に勤める著者が行動経済学の本である。冒頭、いきなり若者のセックス行動のリスクに関する話が出てくるので、面食らった。これはベストセラー本にありがちな“牽き”であろうか。さまざまな具体例を挙げ、内容的には理解しやすいのだが、少々インパクトに欠ける。■メーカーサイト⇒ティム・ハーフォード/遠藤真美/ランダムハウス講談社/2008年11月 人は意外に合理的■販売店は こちら
2009.06.04
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斎藤佑樹くんと日本人 こうしたユニークな選手が活躍してくれることで、もっとスポーツが面白くなると思う。「ハンカチ王子」こと早稲田実業のエース、斎藤佑樹投手と高校野球に関するコラム本である。テリー伊藤の野球中継に対する意見(72 ページ)や正岡子規と野球の下り(77 ページ)など興味深い内容が多いのだが、コラムニスト特有の文体が本書の格を下げているようで残念である。とはいえ、素材は斎藤佑樹くんだ――どう書いても面白くなる。もともと熱しやすいタイプだった野球少年が、なぜあそこまでクールになれたのか。なぜプロ野球や大リーグではなく大学進学を選んだのか――読めば読むほど面白い。著者は、斎藤くんの対局にボクシングの亀田兄弟を置いて疑念を呈しているが、私は彼らのことも、また面白いと感じている。ニートの剣士、太田雄貴くんも面白いし、謹慎から復帰したフィギアスケートの織田信成くんも面白い。女子選手は、昔からユニークな人が多かった。男子も、こうしたユニークな選手が活躍してくれることで、もっとスポーツが面白くなると思うし、もっともっと日本社会を元気にしてくれると思うのである。これからも頑張って欲しい。■メーカーサイト⇒中野翠/文藝春秋/2007年4月 斎藤佑樹くんと日本人■販売店は こちら
2009.06.01
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