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「ほめて育てる」ことが苦手な方はご一読を。
自分の子どもに対して「ほめて育てる」ということが苦手で、それが悪いことではないということを確認したいがために読んだ。だから、「ほめて育てる」ことが得意の方にはお勧めしない。親それぞれの育て方があって良いと思う。
仕事でコンピュータを相手に、マニュアル通りにシステムを組み立て、構文通りにプログラムを書くことは得意なのだが、ヒトに対しては同じように接してはいけないという信念がある。「こういうときに褒めて、こういうときには叱る」という子育ては、自分の信念に反する。「褒めたいときに褒め、叱りたいときに叱る」べきだと考えている。子どもにとっては迷惑な話だろう。親の反応が想定外のことも少なくないと思う。でも、世間は想定外のことばかりである。想定外のことに対応できるからこそ、ヒトはコンピュータとは比べものにならない優れた存在なのである。
教育の根本目標は「自立の支援」(31 ページ)とある。近い将来、うちの子どもも自立していくことになるだろう。その際には、親の想定外の反応に愛想を尽かし、激しいコミュニケーションがあるかもしれない。親も愛情があるなら、どんな想定外の出来事に対応していかなければならないと覚悟している。
■メーカーサイト⇒ 伊藤進/講談社/2005年03月 ほめるな
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