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2012.01.04
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カテゴリ: 書籍


知らないと恥をかく世界の大問題(2)


知らないと恥をかく世界の大問題(2)


 「自由な選挙を実施すると、イスラム原理主義勢力が力を持つ」。これが中東の皮肉な現実なのです。(128ページより)

著者・編者 池上彰=著
出版情報 角川マガジンズ
出版年月 2011年03月発行

著者は、NHK「週刊こどもニュース」のお父さん役として、ニュースをわかりやすく解説してくれるジャーナリストの池上彰さん。2009 年末に出版して大ヒットした『知らないと恥をかく世界の大問題』の続編で、2011 年春時点の最新の世界情勢が扱われている。たとえば、中国の支配体制について、「中国の憲法には、『中華人民共和国は中国共産党の指導を受ける』と書いてあります。それほどに共産党の力が大きいのです」(71 ページ)。食糧問題については、「鶏肉1 ?に必要なトウモロコシは 4 ?、これが牛肉となると 11 ?が必要になります」(115 ページ)。イランがアラブ諸国の中でも孤高を保っているのは、「イラン人はアラブ人ではなく『ペルシャ人』です。かつてオリエントを支配したペルシャ帝国の子孫。同じイスラム教徒でも『アラブ人とは同等に扱われたくない!』と思っています」(122 ページ)――このように、世界情勢のバックボーンをじつに分かりやすく記している。

だが、読んでいて、世界情勢はそんなに単純化できるものなのかという懸念もある。本書の内容は池上さんの考察に基づいて整理されているわけで、池上さん自身の主観が入り込んでいないとは言い切れないはずだ。池上さんの解説は、あくまでひとつのモノの見方として、自分なりの考察を行う必要を感じた。










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最終更新日  2012.01.04 15:51:50
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