ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Dec 31, 2007
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カテゴリ: 映画、テレビ
 地球の裏側ではどんどん年が明けているというのに、僕はなぜか所用でアメリカ某都市のホテルに缶詰めです……。着てはもらえぬセーターを~、寒さこらえて編んでたりして。(阿久悠さん、安らかに。)

 というわけで、大晦日のホテルを舞台にした映画「フォー・ルームス Four Rooms」(1995年アメリカ)を思い出しました。

fourrooms.jpg

 ティム・ロス演じる従業員は、わがままな宿泊客にさんざん振り回されます。

*****

 そういえば僕、若かりし頃、東京の超高級ホテル(←当時)にてルームサービスのアルバイトをしてました。孫にも衣装みたいな制服着せられて。
 今思うとすごく社会勉強になったバイトでした。自分の知らない「世の中」をいろいろ垣間見られたというか。

 国内外の政治家やセレブとかのカネ遣いの荒さに驚いたり、特に外国のお客さまからの無理めな要求に戸惑ったり。チップという習慣にもなじめなかった。


 ホテルで働く数多くの裏方さんのプロ意識、特に厨房で働く必殺料理人の方がたの食(と職)へのこだわりには圧倒されました。そして、そのご馳走ですら大量のゴミとなって廃棄されていく現実にも絶句するわけで。

 僕は下っ端のバイトだったので、クリスマスとか大晦日とかバレンタインとか、そういう時の深夜担当に回されてばかりでしたが、だからこそ見えたものが数多くあったように思います。

 イヤな顧客に遭遇することも多いのがサービス業、ストレスの溜まる仕事でもあった一方、ちょっと大げさだけど人間的にも鍛えられました。

*****

bay.JPG

 さて今年一年振り返ってみると、やっぱり言葉や文化の壁に悩まされたり、他人のイザコザに巻き込まれてツラいことが多々ありました。
 世の中そんなに楽しいことばかりではありません。でも何とか年が越せそうで感極まっております。

 そして、こごえそうなカモメ見つめ泣いていました~。←もういいって。





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最終更新日  Dec 31, 2007 10:25:51 PM
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