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<演目>ベートーベン:「コリオラン」序曲シベリウス:即興曲作品5(弦楽合奏版)ビバルディ:「四季」より「冬」(独奏:キャロリンさん)ドボルジャーク:チェコ組曲 今日は室内合奏団の本番でした。ぼくは第二バイオリンの首席で弾きました。隣はブランドンさん。 個人的には、ドボルザークのチェコ組曲(ボヘミア組曲)を楽しく弾けました。終曲(第五曲)のリズムには苦戦したけど、そのぶん達成感も味わえました。
Feb 7, 2025
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「フード in the 風土」(評価 ★★★★☆ 四つ星) 食に関するドキュメンタリーを鑑賞。約15年前に作られた「フード・インク」の続編らしい。 現在日本で公開ちゅう。https://unpfilm.com/foodinc2/ 肉食やめて菜食にしましょとか声高に謳うのかと思いきや、むしろ持続可能な食品提供の方法に関して追求しているという印象。ほかにもいろいろ切り口はあったはずだけど、無理に視野を広げすぎて話がとっちらかっることはなく、整然とまとまってて観やすかった。 主な取材対象は、農業、畜産業、漁業関係者。そして、疑似肉など最先端の食品研究施設にも潜入する。農場で汗流して働く移民たちや町のファストフード店の従業員たちが、不当に安すぎる賃金しかもらってない現状も紹介される。 市場を独占し、やりたい放題の巨大企業/加工食品製造業者に面と向かって取材し非難するというドキュメンタリーではない。問題提起はしてるものの、どのように受け取るかは視聴者次第。 海藻のケルプの素晴らしさを漁師が語る場面もあって(←昆布みたいなもの?)、日本人的には「そんなのとっくに知ってるよ」と突っ込みたくもなる。 基本的にはアメリカ国内の食品生産業界の話ではあるけれど、メキシコやブラジルの事例も紹介されており、しかも加工食品とか市場独占とかはどこの国でも似たようなもんかと思う、
Feb 2, 2025
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「光らない君へ」(評価 ★★★★★ 満点五つ星) ユダヤ系アメリカ人アラフォー男子二人(いとこ)が亡き祖母の故郷ポーランドを旅する話。 まもなく日本公開。www.searchlightpictures.jp/movies/realpain 脚本(特に前半)と二人の演技が素晴らしかったので五つ星を差し上げたい。 基本的には「自分探し系」旅物語に分類できると思うのだけれど、あれこれ楽しく深読みできる作りとなっている。例えば、ジェシー・アイゼンバーグ演じる神経質なデイビッド(妻子あり、有職)と、キアラン・カルキン演じる困ったちゃんベンジー(独身、無職)のどちらの目線で物語を追うか。 相棒としての陽キャと陰キャというわかりやすい設定かと思いきや、どっちもどっちで、意外に複雑。 どうやら映画業界では、アイゼンバーグを主演、カルキンを助演として扱っているようだけど、ぼくとしては両方とも主演、あるいはむしろカルキンのほうが主演という印象を持った。てか氏の演技がほんとに素晴らしい。こんな名優さんだったとわ。マコーリー・カルキンの弟とかいう肩書きはもういらないから、一俳優として認識させていただく。 決して大作ということではなく、全体的に静かで温かい感じ。ベンジーの大人げない暴言、暴走ぶりにはハラハラするけれど、それが原因で周囲の人がキレて乱闘になったりとかの場面がなかったのも良かった。みんなして優しい。 舞台がポーランドだけあって背後に流れる音楽がショパンばっかりってのも萌える。
Jan 25, 2025
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「智に働けば角が立つ情に棹させば流される」 今日はピアノ三重奏で遊びました。ドビュッシーのに初挑戦。ピアノはLさん、バイオリンはぼく、チェロはEさん。 第一楽章と第三楽章を中心に取り組んでみました。 ドビュッシーって、印象派という印象があるけれど、彼がまだ18歳というお子ちゃまだった頃に書かれた曲だからかこのトリオはそんなに彼らしくなく、(技術的には)弾きやすい。でも旋律とか伴奏とか頭で考えすぎると弾きにくい。 例えば第一楽章。三拍子だからといって拍を意識しすぎて、せっせと「ずんちゃっちゃ(強、弱、弱)」するのはどうも違う。かといってフォーレを弾くときのように「寄せては返す波」奏法でもないよーな。ゆるふわ系にしすぎず、しかし堅苦しくなく弾きこなしてみたいわけで。 第三楽章アンダンテについては、やはり名曲っぽく錯覚してしまうものの、美メロと呼ぶにはややいびつな旋律線。
Jan 18, 2025
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「ツイてるね Notturno」 今日は久しぶりにボロディン2番を合わせてみました。ぼくは第二バイオリンをば。(ファーストはクリスさん、ビオラはナンシーさん、チェロはエレンさん) セカンドを弾いて気づくのは、この曲は美メロに彩られてはいるものの、裏拍から始まるものが多く、伴奏としての一拍めはセカンドが弾くことになるわけで、なにげに責任重大。しかも今日は第一楽章と第三楽章を中心に練習したのでなおさらそう感じました。 ファーストとチェロはともにかなり高い音で旋律を弾かなければならず大変そうだけれど、セカンドやビオラは弾きやすい音程でなかなかおいしい。特に「ノットゥルノ(夜想曲)」と題されてる第三楽章。
Jan 14, 2025
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<本番> 今年2024年は以下49本の本番に出演しました。 昨年に比べて大幅に減った気がします。自分で本番を選り好みしすぎたというのもあるし、お声をかけていただけるものと期待していた団体からお誘いいただけなかったりして、なかなか難しいところ。 管弦楽(合唱伴含む):5 ミュージカル:3演目(のべ18) 大衆歌謡:1 宗教関連:10 結婚式:13 飲食店/催事:2 <室内楽の合わせ> 仲間うちで集まって室内楽で遊んだり勉強したりしたのはわずか5回。来年はもっと合奏して研鑽を積んでいきたいと存じます。
Dec 31, 2024
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「不適切にもほどがない」(評価 ★★★★☆ 四つ星) トランプさんのお若い頃のお話。 ロイ・コーンという弁護士と出会い、狡猾な手段で世渡りする術を学び不動産業で台頭していくさまを描く。 日本でもまもなく(2025年1月)公開予定。www.trump-movie.jp 楽しく観られた。どこまで実話か知らんけど、娯楽映画と割り切って観るぶんには楽しめる。(今の)トランプさんのことを支持してる人も毛嫌いしてる人も、この作品の映画としての出来は優れていると認めるのではないかと。 深読みすると、監督はイラン人だし、主にカナダで撮影したみたいだし、変にアメリカさまや当事者さまたちに忖度することなくのびのび制作できたんだと思う。 1970年代80代というトランプ氏の人格/思想形成において重要な時期に絞ってる点が良かった。彼のその後の数十年(つまり商売の浮き沈み、美女たちとの結婚離婚、テレビ出演、政界進出など)をもだらだら描いてたとしたならば、ここまで歯切れのいい映画はできてなかった。 父や兄との軋轢、イバナ夫人との馴れ初め、別れも描かれる。 あと、彼は特に髪形にはこだわりのあるオシャレさんでもある。でも年をとるにつれ髪が薄くなってきて、腹も出てきてお悩みになってたみたいで、彼のそんな庶民的な一面も垣間見られる。そしてそうゆう老化対策すらも金で解決できないかと試みる。 良くできた映画だと思うし、とにかく役者さんたちの演技が秀逸。主演のセバスチャン・スタンさん、演技そのものも上手いけどほんとに似てる。細かすぎても伝わるモノマネ。話し方や何気ない手や腕の動作、仕草。 ロイ・コーン役のジェレミー・ストロングさんも怪演。助演男優賞を差し上げたい。 イバナ役のマリア・バカローバさんも美魔女ぶりを熱演。←「続ボラット」でカザフスタン美女を演じた役者さん あと、背景に流れる音楽が意外にも気に入った。80年代っぽいイケイケな電気系音楽がここぞという絶妙な瞬間に流れる。ニューヨークの街の映像にも合ってた。<おまけ:この映画に関わる英単語五選>apprentice 弟子、見習い、徒弟、実習生indict 起訴する ←インダイトと発音。cはなぜか発音されないtax abatement (不動産物件などの)税金の引き下げ、減税prenup 婚前契約書(= prenuptial agreement)disbar 弁護士の資格を剥奪する
Dec 23, 2024
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挙式およびカクテルアワーで演奏しました。マギー(ファースト)、ぼく(セカンド)、スーズィ(ビオラ)、アンドレア(チェロ)で弦楽四重奏。 クリスマス直前の土曜日の結婚式とは珍しい気もしましたが、どうやらクリスマス婚は花嫁さんの子どものころからの夢だったそうで。 よってクリスマス系の音楽もガンガン弾きました。
Dec 21, 2024
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今日はメサイアの楽団で弾きました。主催はジニーさん、事務はベッツィさん。指揮はニックさん。 ぼくは第一バイオリン(てかコンマス)。 あー楽しい楽しいと思いながら弾けました。メサイアはとにかくいろんな版があって事前の根回しが大変。よって指揮者も独唱者も楽譜係も直前までアタフタなさってたようですが、それを除けばぼくは年末系では一番楽しめる演目。 しかも第一バイオリンは非常においしい。 胡桃割りほど難しくないし、第九ほどテンパってないし、練習曲感覚で一曲一曲丁寧にさらうその過程もまた醍醐味のひとつ。
Dec 20, 2024
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「カラスなぜ泣くの」(評価 ★★☆☆☆ 二つ星) ソプラノ歌手マリア・カラスさん(の晩年)を描いた映画を観たのでその感想を。主演はアンジェリーナ・ジョリーさん。 日本ではどうやら未公開。 ぼく自身、カラスさんはその美声を録音で存じてはいたものの、人物像についてよく知らなかったし、数々のオペラの名アリアがちょっとずつ聴けるに違いないと思って、期待しまくって鑑賞。 結論から言うとイマイチ。ぼく好みの映画ではなかった。厳しめに二つ星。 ジョリーさんの演技は普通にお上手。あたくし主演女優賞狙ってますの的な名演技をご披露なさってはいるのだけれど、ぶっちゃけ、もっと華奢で不健康に見える役者さんが演じたほうがよかった。←それ言っちゃおしまい? 晩秋のパリの街並み、彼女のアパルトマンの内装など、映像としては美しい。 脚本とか演出がだるい。 既に歌手としての第一線を退き、体調もすぐれない、そのくせ酒と煙草が大好き。しかし意識高い系で、全然謙虚じゃない。そんなおばさんの日常がだらだら描かれる。 とにかくめんどくさそうな女なわけで、当時のアメリカの大統領JFケネディさんに対してすら上から目線で会話なさっちゃう強者。 富豪アリストテレス・オナシスさんとの恋慕も描かれてるのだけど、やはり中途半端。 せっかく周りのみんなが優しく手を差し伸べてくださってるのに、彼女は常にご機嫌ななめ。そんな言い方ないんじゃね、というような嫌味で乱暴な台詞が次々と出てくる。 実際そうゆうお方だったのか脚色や演出の問題なのか。正直言ってぼくはカラスさんのことが嫌いになった。 もっと現役時代の華々しいご活躍ぶり、舞台で美しく輝く歌姫マリア様を見せつけてくれてもよかった。 この監督のことを調べてみたら、パブロ・ララインさんという「スペンサー、ダイアナの決意」を監督した人。 あの作品もつかみどころのない映画だったよーな。
Dec 18, 2024
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今日は教会での朗読会/音楽会にて演奏しました。 マイケルの指揮のもと、弦楽四重奏団(ぼく、スーザン、スティーブ、アンドレア)、鍵盤(ルーク)、そして聖歌隊の皆さま。 ぼくらは約10曲演奏しました。クリスマス関係の賛美歌や、メンデルスゾーンの未完のオラトリオ「クリストゥス/キリスト Christus)」作品97の第2曲ほか。 で、最後はお約束の「きよしこの夜 Silent Night」。業界ではかなり有名な作曲家/編曲家ダン・フォレストさんの版で演奏しました。なかなかオトナな編曲、しかもバイオリン目立つし、ちょっと緊張してしまいました。
Dec 15, 2024
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「さまよえるオランダ人(たち)」(評価 ★★★★☆ 四つ星) 子どもが欲しい女性を探しては精子を提供する男ジョナサンさんに関する番組をネットフリックスで鑑賞。全三話、各40分。 彼は、白人オランダ人、金髪ロン毛、碧い瞳、多言語を操り世界を飛び回る金融系イケメン好青年キャラとして自分(の精子)を売り込み、さらにはご希望の貴女には生で行為もしてさしあげまっせ、とか言っちゃうオラオラ男子。 彼(の外見)に惹かれた女性/夫婦/婦婦たちは喜んで精子をもらい/買い、妊娠そして出産。可愛い赤ちゃんを育てるのに忙しい日々を過ごすが、実はジョナサンさんが関わって生まれた子どもはほかに何百人もいることが判明。 それって心理的、倫理的にも抵抗がある。そして表向きの最大の心配ごとは、子どもたち同士(つまり異母兄弟/姉妹)が将来出会い、恋に落ち、子どもが生まれたら、近親関係となってしまうからマズい。 あと、子どもが実の父親の存在について知ろうとする権利に関する問題もある。父がそうゆう人で、自分には何百人もの兄弟がいると知ったとしたら。 調査を続けるにつれ、どうやら彼はオランダ(や欧州)のみならず、アフリカや太平洋地域など世界を股に精子を提供し続けているようで、世界ぢゅうでどんどん子どもが産まれていく。 パニクった「被害者」たち(?)は結集し、国際的な巨大ママ友組織を形成、アメリカの敏腕弁護士らを味方につけ、法的に彼に精子提供をやめさせようとする。 シリアルキラーならぬシリアルドーナー serial sperm donor(連続精子提供者)として彼のことが報道され世間の注目を浴びたこともあり、裁判に持ち込むことに成功。 このドキュメンタリー、てきぱき進行してて観やすかった。四つ星。 取材を受けるママさんたち、みんな理路整然と語っていてお見事。ただ彼女たちも微妙な立場にいる。つまりジョナサンの外見のおかげで可愛い子どもが産まれたことには感謝しており、当初は彼を父親とする子が国内にあと数人いるのかもしれないな程度の認識でいらっしゃったはず。 彼の精子で妊娠した女性たちが力を合わせて裁判の準備などをしていくにつれ、みんな家族のように仲良くなっていくくだりは微笑ましくもあり、何とも微妙。 残念なことにこの番組ではジョナサンさんご本人からは取材を断られたとのこと。 よって肝心の彼の心情、動機は不明のまま。彼自身そもそも意識高い系ユーチューバーであるから、露出大好き、かまってちゃん。取材の依頼受けたらカメラの前でべらべらしゃべり倒してくれそうなもんだけど。 初めのうちは軽い気持ちで精子を提供していたのかもしれない。 実はぼく自身そうなのだけれど「献血ヲタク」の心理に似てなくもない。自身が健康であり、献血できるほど血がきれいなことを誇りに思いつつ、人助けもしているという自己満足、肯定感。回数に応じて特典がもらえることもあり、時間のあるときに何となく献血所に通ってたらいつのまにかそれが定期的な行事となっていき、常習性も帯びてくる。 彼の場合、女性がつぎつぎと順調に妊娠していくにつれ、世に自分の子孫を広め、世界征服したいという野望が膨らんでいったらしい。そして彼には同業者、相棒がおり、その男と数を競いながらお遊び感覚で精子をばらまいていたという情報もある。 そのあたりの彼の迷走ぶりを含め、本人の言い分、真相を聞いてみたかった。 金銭目的だったのかどうかは最後までよくわからなかった。精子のお値段の相場、彼が受け取る具体的な「報酬」金額については調査しきれなかったみたいで。<おまけ:この番組に出てくる英単語五選>fertilization 受精conceive 妊娠するincest 近親者間における行為procreate 子孫を残すhalf-brothers, half-sisters 異母(異父)兄弟/姉妹(親の再婚により兄弟になった場合は step brothers。生き別れになった実の兄弟は blood brothers)
Dec 13, 2024
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「吾輩は婿である」(評価 ★★★★☆ 四つ星) 久しぶりにインド映画を鑑賞。日本語の公式サイトは https://movies.shochiku.co.jp/lostladies/ たまたま二組の新婚夫婦が満員電車の同じ車両に乗り合わせ、一方の花婿は停車駅で間違って別の花嫁と下車してしまう。 普通に楽しめた。歌ったり踊ったり系ではない映画なので落ち着いて観られる。 テレビの二時間ドラマとかにあるような構成で好感が持てた。起承転結が緩くて、悪人もちゃんとご登場。水戸黄門とか寅さんを観てるような安心感というか。 それに舞台がインドの田舎だから映像もいい感じだし、彼らの服装や風習とかも興味深い。お見合い文化、宝飾品の意味するもの、その他あらゆることが新鮮。 そして、ザ・こてこての男性優位のインド社会における女性の自立についての考察、非常に難しい問題だけれど、前向きに描写している。 脇役の人数も多くて常に画面内に人がわちゃわちゃしてるものの、キャラ設定がわかりやすく、意外に抵抗なく観られた。老若男女に普通に薦められる作品。
Dec 10, 2024
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「ヒー、Who、Me、Yo」(評価 ★★★☆☆ 三つ星」 ネットフリックスで鑑賞。喜劇俳優のウィル・フェレルは、30年近く親交のある親友(アラ還男性)から「今後は女性(トランス女性)として生きることにした」と告白されたことで、彼女とともに二週間のアメリカ横断の旅に出て、旧交を温めながら今のアメリカにおけるトランスジェンダーの現状と向き合うことにする。彼女は既に名前をハーパーと変えており、胸も手術ずみ(豊胸)。 とても興味深く観られた。 そもそもウィルさんは面白い人だし、ハーパーさんも放送作家で頭のいい人だから、ふたりの旅は知的で心温まる道中になるかと思いきや甘かった。やはりトランスジェンダーさんたちに対する世間の対応は冷たい。有名人ウィルさんが同行しているからか面と向かっては言われなくても、影では(ネット上では)さんざん誹謗中傷されてしまう。ハリウッドの業界人ですらそうなのだから一般人ならなおさら生きにくい世の中だと思う。 どんなに内面が女性であって外面も化粧や衣装で女装しても、完全に女性になることはできない。例えば性転換手術しても男性としての低い声は変わらず、その声のせいですぐにトランスだとばれてしまうことは彼女たちにとってはあるある。 かといってこのドキュメンタリーは啓蒙番組というわけではないみたいで、演出も思ったよりは地味。トランスを嫌う人を声高に非難したり教育しようともしないし、公共トイレは男女どちらのを使うべきかとかの現実的な問題提起、提案をしてるわけではなかったのは意外。二人はそのまま西へ西へと旅を続ける。 ぼくの周りにもトランスの方々は何人かいらっしゃるけど、どんなに慎重に(あるいは普通に)接していても一番気を遣うのが pronoun(人称代名詞)。he/him なのか she/her なのか。Mr とか Ms などの呼称もそう。こうゆう単語は無意識に発せられることが多いからなおさら難しい。親しい人ならまだしも、それ以外の場合、ご本人からのご指示があるまで待つべきか、それとも積極的に「何とお呼びしましょう」とがんがん尋ねるべきか。 この番組でも、道中「なんとかなんとか、sir.」と他人に言われ、madam と言い直させる場面もあった。 そういう意味では日本語は便利。性別に明確にせずにとも(he や she を使わずに)会話を自然に続けられる。
Dec 7, 2024
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「穴があったら入りたい」(評価 ★★★☆☆ 三つ星) サッカーに熱狂するあまり、常軌を逸したとんでもない行動をとったイングランドの困ったちゃんたちに関するドキュメンタリー。ネットフリックスで鑑賞。 2021年7月、ユーロの決勝でイングランドがイタリアと対戦。しかも自国開催で会場は聖地ウェンブリー競技場ということで、イングランドぢゅうが大騒ぎ。入場券を持ってないのに現地に駆けつけた人々が、なんと警備の隙をついてスタジアムに押し入ってしまう。 こんな惨状だっとは。死者こそ出なかったものの、関係者はこの混乱を、はっきりきっぱり carnage(カーネジ)という強い言葉で表現していた。血が飛び散るほどの地獄のようなさま。警備の人たちも命がけ。 警備の人だけでなく、この乱入者たちを許せないのは正規に高い金払って入場券買って会場入りした人たちにとっても同様。みんなで乱入者をボコボコにしようとする場面も出てくる。てか、もう誰と誰が殴り合いしてるのかすら不明。 さらには根深い人種問題の件もある。イングランドもしょせん白人男性さまたちが一番偉いということになってる社会であり、随所にその傾向が見受けられる。 パキスタンご出身の警備員が苦悩を語る場面も興味深かった。 実際の試合はイタリアが優勝。最後の最後ペナルティに持ち込まれ、イングランドはゴールを外しまくってしまうのだけど、PKを外した選手がたまたま非白人ばかりだったことから、試合後、白人イングランド人は、「負けたのはお前ら非白人のせいだ」などと言い出す始末。 正直言って、ぼくはこのドキュメンタリーを観てイングランド人が嫌いになった。もちろん一部の人だけなんだろうけど、こんなお馬鹿な国民だったとは。 てか、入場券持ってないくせにどさくさに紛れて競技場に乱入した当人も取材を受けており、カメラの前で当時の状況をドヤ顔で説明してる。これには唖然。謝罪とか後悔の言葉もなく、逆に正当化しようとしてる。母国愛だの家族愛だのサッカー愛だの。コービッドによる規制で外出もままならない状態だったし、政府が悪いんだもんとかほざいてるし。 観てて気分の悪くなるドキュメンタリーだったけれど、そんななか、長いことイングランドに住んでいるイタリア出身のおじさんの話には救われた。彼は長いことイングランドに住んでいるがイタリア出身なのでイタリアチームを応援しようと(ちゃんと入場券を買って)愛娘とともに会場に向かうが、イタリアを敵視するイングランド人らからの誹謗中傷、嫌がらせにあってパニクる。 そんな理不尽に慌てながらも、彼は世紀の試合の生観戦を楽しもうと努力する。
Dec 5, 2024
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「用意 shoot」(評価 ★★★☆☆ 三つ星) ネットフリックスで鑑賞。全九話。各35分から65分。 実際にあった衝撃的な殺人事件をもとにしてる作品。金持ち一家の話。息子二人(21歳と19歳)が自宅で両親を銃殺。逮捕され投獄された兄弟は、弁護士とともに裁判に臨む。 本作は基本的にはハリウッド系娯楽作品という認識で割り切って観たほうがいい。てか、当時の実際のお宝映像とか関係者の登場するドキュメンタリーも別に存在するので、本来ならそっちのほうを観るべきだったか。 なんとか最終回まで観られたものの、ややイマイチ。脚本や演技や演出にムラがある。 第一話でいきなり両親が殺され、以降そこにいたるまでの経緯が兄弟の証言によって描かれるのだけれど、辻褄が合ってなくてわかりにくいなーと思いながら、ついついだらだら最後まで観ざるを得なかったというか。 個人的に興味深く観られたのは第五話。一番地味な回ではあるものの、この回まるごと一台の固定カメラで切り替えなしで一発撮りされている。刑務所にいるエリック(弟)が、面会に来た弁護人相手に穏やかに自分の半生を語りまくる。 この事件は一家四人の話であり、真相は当事者しか知り得ないわけで、しかも死人に口なし。息子二人の証言だけが頼り。 周囲はこの若者たちの言葉をどこまで信じられるか。犯行は金銭目的かそれとも虐待からの自己防衛か。どこまで強い悪意のもと用意周到に計画された(premeditated)ものだったのか。てか、銃殺するにせよ、あんなに何十発もバンバンぶっ放す必要はあったのか。 陪審団や世間へ印象を良くするために、弁護側は兄弟が裁判で着る衣装(爽やかパステル系)とか眼鏡(知的系)とかまで細かく指示し、涙の証言などもちゃっかり演出、本番に向けてせっせと練習。 それもあってか、金持ちイケメンに弱い巷の女子たちは彼らを支援し、健気に推し活しちゃう始末。 そうこうしているうちに世間の関心はむしろOJシンプソン事件のほうに移っていくわけで。
Dec 1, 2024
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「夢見る少女/少男じゃいられない」(評価 ★★★★☆ 四つ星) ジョージア(グルジア)の村の初老女性が、ずいぶん前に家出して連絡のつかないままでいる姪を探しに隣国トルコに向かい、イスタンブールの下町を歩き回る話。一人旅ではなく、トルコ語と英語が少しできる同郷の若者(ややチャラ男)が同伴する。 日本(語)ではおそらく未公開の映画。英語版ウィキは https://en.wikipedia.org/wiki/Crossing_(2024_film) ちなみに監督のレヴァン・アキンさんは、ジョージア人でもトルコ人でもなく、スウェーデン人とのこと。 映画冒頭、字幕で「ジョージア語もトルコ語も文法による性別の区別はありません」だかいう断り書きが表示されていて、ふーんそうなんだー、と思ったのだけれど、なかなか意味深。というのも主人公が探している人物はトランスジェンダーであり、男として生まれている。作中では甥(he/him)ではなく姪(she/her)と表記されている。 そして題名の Crossing というのも、国境を超えることのみならず、性別越えのことも表しているんだと思う。 ジョージアの小さな村でトランスとして生きていくのは大変であることは容易に想像がつくけれども、かといって大都市イスタンブールの事情はどうなのか、そのあたりの描写も興味深かった。 同じ境遇の人たちで助け合って生きているという意味で、都会の喧騒に疲れ途方に暮れた主人公が同じジョージア出身の紳士と知り合い意気投合、ご馳走になるくだりも良かった。 イスタンブールの混沌とした街並みや複雑な文化背景や人間模様のせいで、当然ながら人探しは難航。劇中の台詞にもあるように、人がこの街にやってくるのは「隠れて生きるのに適している」から。 声高に問題提起をしてるわけでもないし、起承転結じゃないし、てか救いようのない話だし、静かで暗くてつまんない映画とも呼べるけど、こうゆう映画はもっと国際的に評価されてほしいと思う。気に入ったので四つ星を差し上げたい。
Nov 28, 2024
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今日は礼拝でビオラを弾きました。楽隊の面子は、フランク(ギター)、カイル(フルート)、モニカ(バイオリン)、ぼく(ビオラ)、トム(ベース)、ケビン(ドラムス)、そして聖歌隊の皆さま。 ビオラ奏者としての本番は何か月かぶりだったし、焦りました。てか、こうゆう礼拝って、きちんとビオラ用にハ音記号で書かれてる譜面が用意されてることは少なくてト音記号やヘ音記号の譜面を観ながら弾かなきゃいけない。賛美歌のテノール部とか。
Nov 17, 2024
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今日はオケの本番でした。 ぼくは第二バイオリンの首席として演奏しました。プルトを組んだのはセイジさん。 最初にメンデルスゾーンの「フィンガルの洞窟」序曲。この曲は英語圏のクラシック音楽界では、ぼくの知る限り「Fingal's Cave」とは呼ばれてなくて、むしろ「The Hebrides」(ヘブリディーズ諸島)。 続いて、ピアノ独奏者ショーンさんとともにショスタコービチの協奏曲2番。とっても楽しく弾けました。愛称「ハノン」コンチェルト。ハノン教本1番のような、ドミファソラソファミ、レファソラシラソファ、という動きが多用されてるから。 後半はベートーベン交響曲7番。なお、ぼくはセカンド首席ということもあったし、指揮者(テッドさん)と奏法について熱く語る機会も多かったのだけれど、この曲のセカンドを弾くうえでおそらく最も気を遣うべきは、ミの音を開放弦で弾くべきかどうか。コンマスのご意向も伺う必要があるし、なかなか奥深い。
Nov 10, 2024
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今日はマラソン大会に出場し、42キロメートル走りました。天気は曇り。気温は走り始めは摂氏4度。寒かったけれども、走り終えるころには11度ぐらいまで上がるだろうとのことで、結局は半袖短パンで。 体調も完璧だったし、このうえない好条件で参戦したわけなのだけど、結果は全然ダメダメで自己最悪の4時間46分。あらかじめ周りには豪語してたこともあり、この結果は恥ずかしすぎてマラヲタ仲間には決して言えない記録。 もともとの戦略としては、去年と同様、20マイル(約32キロメートル)地点まではなんとかいい感じで走り続け、そこからは多少は歩いてでもいいと思っておりました。実際その通りだったのですが、歩いた時間が長すぎた。また走りだそうと思っても脚が棒のようになってて苦戦。 参加者296人ちゅう222位、おじさんおじいさん部門(40歳以上男子)では93人ちゅう73位でした。ビミョーな成績。悔しい。 でも懲りずにまた来年も走ってみようと思ってます。 以下は過去の成績。<マラソン(42キロメートル)> 2024年11月 4時間45分47秒 1マイルあたり平均10分55秒 2023年11月 4時間29分49秒 1マイルあたり平均10分18秒 2015年09月 4時間20分44秒 2014月09月 4時間19分53秒<半マラソン(21キロメートル)> 2024年10月 2時間03分16秒 1マイルあたり平均9分24秒 2023年10月 1時間58分36秒 1マイルあたり平均9分03秒 2023年04月 2時間04分27秒 1マイルあたり平均9分30秒 2022年04月 1時間58分43秒 1マイルあたり平均9分03秒 2019年04月 1時間58分19秒 2018年10月 2時間05分20秒 2018年04月 2時間02分52秒 2018年04月 2時間02分55秒 2017年10月 1時間54分03秒 2017年04月 2時間02分06秒 2016年10月 1時間55分18秒 2016年04月 1時間53分15秒 2015年10月 1時間48分23秒 2015年05月 2時間04分07秒 2014年10月 1時間53分10秒 2014年04月 1時間57分44秒<10キロメートル> 2023年09月 53分32秒 1マイルあたり平均8分38秒 2023年02月 51分47秒 1マイルあたり平均8分20秒 2021年10月 51分08秒 1マイルあたり平均8分13秒 2021年08月 55分30秒 2019年10月 51分32秒<4マイル(6.4キロメートル)> 2022年04月 33分00秒 1マイルあたり平均8分15秒<5キロメートル> 2024年10月 24分38秒 1マイルあたり平均7分55秒 2024年09月 27分05秒 1マイルあたり平均8分43秒 2024年07月 26分36秒 1マイルあたり平均8分34秒 2023年10月 25分46秒 1マイルあたり平均8分18秒 2023年08月 26分16秒 1マイルあたり平均8分28秒 2023年07月 26分52秒 1マイルあたり平均8分39秒 2023年05月 26分10秒 1マイルあたり平均8分26秒 2022年10月 24分31秒 1マイルあたり平均7分52秒 2022年09月 25分19秒 1マイルあたり平均8分09秒 2022年08月 25分36秒 1マイルあたり平均8分15秒 2022年07月 26分01秒 1マイルあたり平均8分23秒 2022年06月 26分55秒 1マイルあたり平均8分40秒 2021年08月 26分13秒 2021年06月 25分08秒 2021年05月 26分16秒 2019年10月 24分59秒 2018年10月 24分23秒 2017年10月 24分10秒 2016年10月 23分29秒 2015年09月 24分56秒
Nov 10, 2024
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「闘う君の唄を闘わない奴らが笑うだろう」(評価 ★★★★☆ 四つ星) 米アマゾン・プライムでアラ・マリキアンさんに関するドキュメンタリーを鑑賞。日本(語)ではおそらく未公開。 彼はアルメニア系レバノン人バイオリン弾き。ウィキ(英語)は https://en.wikipedia.org/wiki/Ara_Malikian 音楽鑑賞気分でお気軽な態度で観たら甘かった。あまりに重い作品なので心の準備が必要。 彼は父の影響で幼少の頃よりバイオリンの才能を開花、しかし紛争に翻弄され壮絶な青春時代を過ごす。 定住先スペインのクラシック音楽界では当初は異端児扱いされ嘲笑されたようだけれども、今となっては誰もが認める意識高い系無国籍系多国籍系バイオリニスト。 本作でもあれこれ彼の演奏を聴ける。ビバルディ「夏」とかを飛んだり跳ねたり寝転んだりしながら弾く場面とか、視覚的にも楽しめる。見かけはロン毛のヘビメタだし、一歩間違えるとただのイタいおじさんにも見えかねないのだけど、音楽に関する氏の強い意思を感じられる。多様な音楽を演奏しまくってるわりに、結局はクラシック音楽が一番なんやと言ってのける。 最後の最後でバッハ「G線上のアリア」をしっとりねっとり。
Nov 2, 2024
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結婚式で演奏しました。女性二人の同性婚。もう11月だというのにまだまだ暖かく、挙式もカクテルアウアも屋外で無事に執り行なわれました。 バイオリン(ぼく)、ビオラ(ジュリエット)、チェロ(アグ)の三重奏。 異性婚の場合は、一般的に新郎らが先に入場して、新婦が最後に華々しく入場となるわけですけど、今回は以下のように 四曲弾きました。花嫁Aさんの介添え人ご入場:ドビュッシー「月の光」花嫁Aさん(とお母さま)ご入場:アデル「Make You Feel My Love」花嫁Tさんの介添え人ご入場:U2「Beautiful Day」花嫁Tさん(とお父さま)ご入場:ブランディ・カーライル「The Story」
Nov 1, 2024
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<環境>温度:走り始め時は摂氏3度、走り終わりは11度湿度:走り始め時は90パーセント、走り終わりは60パーセント天気:晴れ 駆けっこ大会で半マラ部門に参加いたしました。結果は、2時間3分16秒。ぼくとしては激しく不満、悔しい。2時間以内で完走する気満々だったし。 順位は765人ちゅう346位、部門別では56人ちゅう28位(50代男子の部)でした。 やはり最初にガンガン飛ばしすぎたのがまずかった。序盤はちょっと無理して1時間50分狙いのペイサーさんにくっついて走っていたもののすぐに脱落、そしてまもなく1時間55分のペイサーさんにも抜かれ、まだ半分の距離も走ってない時点で2時間切りは無理だなと判明、心の中で泣きながら走りました。てか、ときどき歩いたりもしました。ここまで歩くとは自分でも恥ずかしい。 2時間03分16秒というのは自己最悪に限りなく近い記録。今日の体調は完璧だったし、肌寒いぐらいの天気ってのも完璧。敗因が何なのか自分でも不明。年齢は着実に老いていくのは当然としても、次回は2時間以内で完走したいものです。 過去の記録は以下。<半マラソン(21キロメートル)> 2024年10月 2時間03分16秒 1マイルあたり平均9分24秒 2023年10月 1時間58分36秒 1マイルあたり平均9分03秒 2023年04月 2時間04分27秒 1マイルあたり平均9分30秒 2022年04月 1時間58分43秒 1マイルあたり平均9分03秒 2019年04月 1時間58分19秒 2018年10月 2時間05分20秒 2018年04月 2時間02分52秒 2018年04月 2時間02分55秒 2017年10月 1時間54分03秒 2017年04月 2時間02分06秒 2016年10月 1時間55分18秒 2016年04月 1時間53分15秒 2015年10月 1時間48分23秒 2015年05月 2時間04分07秒 2014年10月 1時間53分10秒 2014年04月 1時間57分44秒<マラソン(42キロメートル)> 2023年11月 4時間29分49秒 1マイルあたり平均10分18秒 2015年09月 4時間20分44秒 2014月09月 4時間19分53秒<10キロメートル> 2023年09月 53分32秒 1マイルあたり平均8分38秒 2023年02月 51分47秒 1マイルあたり平均8分20秒 2021年10月 51分08秒 1マイルあたり平均8分13秒 2021年08月 55分30秒 2019年10月 51分32秒<4マイル(6.4キロメートル)> 2022年04月 33分00秒 1マイルあたり平均8分15秒<5キロメートル> 2024年10月 24分38秒 1マイルあたり平均7分55秒 2024年09月 27分05秒 1マイルあたり平均8分43秒 2024年07月 26分36秒 1マイルあたり平均8分34秒 2023年10月 25分46秒 1マイルあたり平均8分18秒 2023年08月 26分16秒 1マイルあたり平均8分28秒 2023年07月 26分52秒 1マイルあたり平均8分39秒 2023年05月 26分10秒 1マイルあたり平均8分26秒 2022年10月 24分31秒 1マイルあたり平均7分52秒 2022年09月 25分19秒 1マイルあたり平均8分09秒 2022年08月 25分36秒 1マイルあたり平均8分15秒 2022年07月 26分01秒 1マイルあたり平均8分23秒 2022年06月 26分55秒 1マイルあたり平均8分40秒 2021年08月 26分13秒 2021年06月 25分08秒 2021年05月 26分16秒 2019年10月 24分59秒 2018年10月 24分23秒 2017年10月 24分10秒 2016年10月 23分29秒 2015年09月 24分56秒
Oct 20, 2024
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挙式と祝宴の間のすきま時間のカクテルアワーで弦楽三重奏としてバイオリンを演奏しました。共演はビオラのNさんとチェロのEさん。エルビスからテイラースウィフトまで、そしてハロウィーンの音楽も弾きました。
Oct 19, 2024
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今日は教会での挙式で演奏しました。バイオリンはぼくとアロン、ビオラはニーア、チェロはオードリ。 参列者も多かったのですが、式の様子はオンラインで生中継され、百人以上もの方々が観てたらしい。 カトリックの婚礼ミサだったため一時間を軽く超える長丁場。カントール/歌手のアドリアーナさんとともにシューベルトのアベマリアも共演しました。 とは言え、入退場の音楽は普通に大衆音楽を依頼されました。個人的にてこずったのは以下の楽曲: Turning Page (Sleeping at Last) Your Guardian Angel (Red Jumpsuit Apparatus) Loving You Easy (Zac Brown)
Oct 18, 2024
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「わたし負けましたわあなた勝ちましたわ」(評価 ★★★★☆ 四つ星) 2021年のショパンコンクールに関する映画を鑑賞。 87名が参加したこの大会において、数名に密着取材、彼らの心情やコンクールの進み具合が紹介される。 日本(語)で観られるのかは不明。IMDB(英語)のサイトは以下: www.imdb.com/title/tt24082644/?ref_=nv_sr_srsg_0_tt_8_nm_0_in_0_q_pianoforte それにしても、出場者の皆さんただでさえテンパっていらっしゃるに違いないのに、演奏の準備したり本番を迎える直前とかにまで執拗に撮影されまくりながらのって、取材されるほうはたまったもんじゃないと思う。よくもまあ取材をお引き受けになったもんだと思う。 なお取材対象となってる出場者の中に日本人はいらっしゃらない。 てか、どうゆう基準でこの人たちが選ばれたのかわからないけど、おそらく、優勝候補と言われてる人、キャラ的に映画向きな人、地元ワルシャワの人、最年少と思われるお子ちゃまなど、確かに多様な人間模様も垣間見られる。 全然緊張してなさそうなオレ様系の若者が、演奏直前になって突如「弾けません棄権します」と舞台裏で言い放つ場面もある。やっぱりコンクールの重圧とかは凡人/庶民には決して想像しえないものなんだと思う。 いざ本選が終わってからの待ち時間の様子もまたすごかった。何時間たっても入賞者が決まらず、やっと審査発表が行なわれたのは日付が変わって午前二時過ぎ。審査員たちも疲れ切ってる。 そして入賞できなかった奏者たちが舞台袖で悔し涙を流す様子も容赦なく撮影される。 中国の高校生ハオさん、ロシアの17歳エバさんら、お若いのにお見事。そして彼らは師匠同伴でコンクール期間を過ごすのだけれど、この師匠もまた対照的で見応えがあった。 日本から出場なさった反田恭平さんや小林愛実さんもちらっと映っている。
Oct 12, 2024
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挙式および食前酒提供時の音楽を演奏しました。ぼく(バイオリン)、アグ(チェロ)、トム(ギター)での三重奏。 男子入場(新郎と彼の付添人)の音楽として指定されたのは、なんと Gangsta's Paradise(ギャングスタズ・パラダイス)というクーリオの曲。なかなか粋なご選曲です。
Oct 11, 2024
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<環境>温度:摂氏15度湿度:50パーセント天気:晴れ 今日は五千メートルの駆けっこ大会に参加し、好成績を出せました(24分38秒)。25分を切れたので激しくご満悦でございます。 過去の記録は以下。<5キロメートル> 2024年10月 24分38秒 1マイルあたり平均7分55秒 2024年09月 27分05秒 1マイルあたり平均8分43秒 2024年07月 26分36秒 1マイルあたり平均8分34秒 2023年10月 25分46秒 1マイルあたり平均8分18秒 2023年08月 26分16秒 1マイルあたり平均8分28秒 2023年07月 26分52秒 1マイルあたり平均8分39秒 2023年05月 26分10秒 1マイルあたり平均8分26秒 2022年10月 24分31秒 1マイルあたり平均7分52秒 2022年09月 25分19秒 1マイルあたり平均8分09秒 2022年08月 25分36秒 1マイルあたり平均8分15秒 2022年07月 26分01秒 1マイルあたり平均8分23秒 2022年06月 26分55秒 1マイルあたり平均8分40秒 2021年08月 26分13秒 2021年06月 25分08秒 2021年05月 26分16秒 2019年10月 24分59秒 2018年10月 24分23秒 2017年10月 24分10秒 2016年10月 23分29秒 2015年09月 24分56秒<マラソン(42キロメートル)> 2023年11月 4時間29分49秒 1マイルあたり平均10分18秒 2015年09月 4時間20分44秒 2014月09月 4時間19分53秒<半マラソン(21キロメートル)> 2023年10月 1時間58分36秒 1マイルあたり平均9分03秒 2023年04月 2時間04分27秒 1マイルあたり平均9分30秒 2022年04月 1時間58分43秒 1マイルあたり平均9分03秒 2019年04月 1時間58分19秒 2018年10月 2時間05分20秒 2018年04月 2時間02分52秒 2018年04月 2時間02分55秒 2017年10月 1時間54分03秒 2017年04月 2時間02分06秒 2016年10月 1時間55分18秒 2016年04月 1時間53分15秒 2015年10月 1時間48分23秒 2015年05月 2時間04分07秒 2014年10月 1時間53分10秒 2014年04月 1時間57分44秒<10キロメートル> 2023年09月 53分32秒 1マイルあたり平均8分38秒 2023年02月 51分47秒 1マイルあたり平均8分20秒 2021年10月 51分08秒 1マイルあたり平均8分13秒 2021年08月 55分30秒 2019年10月 51分32秒<4マイル(6.4キロメートル)> 2022年04月 33分00秒 1マイルあたり平均8分15秒
Oct 10, 2024
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結婚式で演奏しました(挙式およびカクテルアワー)。共演のチェロ奏者はアンドレアさん、音響はジョニーさんでした。 お題はおそらく「陽光」。というのも、挙式時の入場曲は「You Are My Sunshine」、退場曲は「Walking On Sunshine」という粋なご選曲。しかし残念ながら今日は太陽はほとんど顔を出さず、霧に包まれた昼下がりだったのでありました。
Sep 28, 2024
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「ま組のひと」(評価 ★★★★☆ 四つ星) 米テクサス州南端のエディンバーグ北高校のマリアッチ(メキシコ大衆歌謡)楽団の部活を密着取材。競合他校が多く出場するコンクールで入賞をめざす。 米ネットフリックスで鑑賞。日本(語)ではどうやら未公開。 公式サイトはhttp://www.goingvarsityinmariachi.com/ いやぁー、青春。生徒たちは恋や学業や家庭の事情、そして自分探しにそれぞれに忙しいお年頃。 指導する先生の熱血ぶりも見もの。彼はマリアッチに人生賭けてる。氏の壮絶な半生も紹介される。 マリアッチって、同じアメリカでも場所によっては普段はそんなに耳にする機会のない種類の音楽だけれども、さすがはテクサス州。マリアッチ文化への理解度も深く、学校関係者や周辺住民もマリアッチ部の活動に好意的なのが見て取れる。 ぼく自身、実は某マリアッチ楽団でバイオリン弾いてたこともあって、なんとなく音楽的に親近感を持ってはいたけれども、やはり奥が深い。実際にスペイン語の歌詞で歌う必要がなくともスペイン語ができたほうが絶対にいい。とにかく曲名がきちんと覚えられなくて楽団員にはご迷惑をおかけしたものだった。 マリアッチの演奏には、威勢のいい掛け声、合いの手という意味で「ululate」するという表現法があって、マリアッチやるなら誰もがこのお叫びができないといけない。なお、本場メキシコの人はこの叫びを「grito」と呼ぶみたい。 あと、民俗衣装みたいなのを着せられるのだけど、ピタッときつめのものなので動きづらい。巨大なソンブレロ帽子もかぶるので、バイオリン弾くときは弓の上げ下げ時に帽子のつばに弓があたってしまい、かなり弾きにくい。
Sep 27, 2024
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今日はチェロ奏者Eさんとともに二重奏で弾きました。 長大な結婚式でした。合計三時間ぐらい演奏しました。 彼らはまず朝に教会で挙式をし、ぼくらはその後の教会の集会場にて軽食/歓談時の音楽を約二時間。 午後は休憩および移動。夕方には祝宴会場で晩餐が始まるまでの歓談時に一時間演奏しました。晩餐冒頭で新郎新婦や親御さんの「最初の舞踏 First Dances」の曲も演奏しました。 長い一日でした。 全部で50曲か60曲ぐらい弾きました。ハロウィーン関係の曲(「Nightmare Before Christmas」とか)や、ハリウッド映画音楽「Mission: Impossible」、「Jurassic Park」など、なかなか普段弾く機会のない曲もやりました。
Sep 21, 2024
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「二位ぢゃ駄目なんでしょうか」(評価 ★★★★★ 満点五つ星) アルゼンチンご出身のサッカー選手アンヘル・ディマリアさん(愛称はフィデオさん)に関するドキュメンタリーをネットフリックスで鑑賞。 彼は欧州の強豪チームで活躍なさってて今でも現役だけれども、このドキュメンタリーを観る限り、自分の故郷であるアルゼンチンの代表としてワールドカップなどの国際試合に出場することこそが自身の最大の目標とご断言。←しかもアルゼンチンの国民さんたちってば、準優勝ぢゃ物足りなくて優勝しか眼中にない このドキュメンタリーでは、ご本人やご家族(両親、姉妹、妻)はもちろん、かなり多くの方々が取材を快諾し語りまくっており、氏の人となりや偉業が紹介される。 メッシ、ロドリーゴ・デパウル、マルティネス、マカリスターらアルゼンチン代表選手のみならず、ネイマールら敵国選手もご登場。当時の監督やコーチらも丁寧に当時のことをしゃべり倒す。 取材対象者の人選としては完璧。欲を言えば、かつての同僚クリスチャーノ・ロナウドや、アルゼンチン代表の新世代系選手フリアン・アルバレスあたりの方々だったら、ディマリアのことをどうゆうふうに話してくれただろか。 ぼく自身、ディマリア選手の国際試合でのご活躍は存じてはいたけれど、彼といえば、試合ちゅう、ここぞというときに得点し、しかもまだ勝ったと決まったわけでもないのに感極まってしくしく泣きはじめちゃう人という印象。 実際にこのドキュメンタリーでも、取材をうけながら涙しちゃう場面が何度かある。心の清い人なんだと思う。 全三話。各55分。語り部なしで、さくさくと進行。
Sep 15, 2024
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今日は挙式で演奏いたしました。共演者はチェロ弾きのEさん。 前世紀や今世紀の大衆歌謡曲をいろいろ。今回個人的に楽しく弾けたのは特に以下の三曲。 Crazy Little Thing Called Love(クィーン) Wildest Dreams(テイラー・スウィフト) Love Me like You Do(エリー・ゴールディング)
Sep 14, 2024
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「線状降水帯」 今日は六重奏で遊びました。 ブラームスのト長調。ぼくは第一バイオリン。 この作品36は、彼のもう一方の六重奏曲(フラット二つの変ロ長調、作品18)よりも難しい気もするけれど、シャープ一つなのは救い。 なかなか六重奏を弾く機会はないので偉そうなことは言えないものの、攻略法というかコツとしては、六人もの奏者が同時進行でいろんな複雑なことが起こっているわけで、誰の音を聴きながら弾くべきかというよりかは、誰の音を敢えて無視するかを意識するほうが上手くいく。混乱してしまわないことが第一優先。 特に終楽章は難しい。8分の9拍子だし、とにかく数えるのに必死で楽しみにくい。頭ではわかっていても、本能的に2とか4で割り切ろうとしてしまってるためか、流れに乗りにくい。 なお、この曲でぼくが一番気に入ってるところは、やはり終楽章、いきなり16分音符で下降しまくるところ。 第一楽章も第四楽章も、五度とかの距離で上下に強引に動く箇所が多いなかで、律儀に音階的な動きが出てくると逆に新鮮。 こうゆうとこって、「バケツをひっくり返したような」土砂降りごっこにしたり、そよ風のようにサラサラと流したり、あるいはハープで奏でるような雰囲気を妄想したり、いろんな調理法が可能。
Sep 13, 2024
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今日は室内オケの本番でした。 前半は降り番。後半はみんなでメンデルスゾーンのスコティッシュ。弦の人数は第一バイオリンから順に5-4-3-3-2人。ぼくは第二バイオリンの1プル裏で弾きました。隣は首席のマリッサさん。 音楽的にこの曲のどこがどうスコットランドなのかぼくはわからないまま弾いてしまいましたが、単にメンデルスゾーンがスコットランド滞在中に書いた曲ということなのであらうか。 なんとか無事に終了しました。指揮者は容赦なく快活なテンポでガン振りなさるお方で(特に終楽章)、冷や汗かきながら弾きました。 てか、難曲です。こちゃこちゃ、わちゃわちゃしてるというか。第三楽章はなかなか美しいものの。 メンデルスゾーンって、交響曲よりも室内楽曲のほうが弾いてて楽しい。
Sep 8, 2024
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<環境>温度:摂氏23度湿度:50パーセント天気:晴れ 今日は五千メートルの駆けっこ大会に参加しました。結果は27分05秒。27分を切られず、過去最悪。夕方の大会だったし、暑くもなく快適な環境での開催だったので、言い訳の要素が全くなく、ただただ悔しい。 過去の記録は以下。<5キロメートル> 2024年09月 27分05秒 1マイルあたり平均8分43秒 2024年07月 26分36秒 1マイルあたり平均8分34秒 2023年10月 25分46秒 1マイルあたり平均8分18秒 2023年08月 26分16秒 1マイルあたり平均8分28秒 2023年07月 26分52秒 1マイルあたり平均8分39秒 2023年05月 26分10秒 1マイルあたり平均8分26秒 2022年10月 24分31秒 1マイルあたり平均7分52秒 2022年09月 25分19秒 1マイルあたり平均8分09秒 2022年08月 25分36秒 1マイルあたり平均8分15秒 2022年07月 26分01秒 1マイルあたり平均8分23秒 2022年06月 26分55秒 1マイルあたり平均8分40秒 2021年08月 26分13秒 2021年06月 25分08秒 2021年05月 26分16秒 2019年10月 24分59秒 2018年10月 24分23秒 2017年10月 24分10秒 2016年10月 23分29秒 2015年09月 24分56秒<マラソン(42キロメートル)> 2023年11月 4時間29分49秒 1マイルあたり平均10分18秒 2015年09月 4時間20分44秒 2014月09月 4時間19分53秒<半マラソン(21キロメートル)> 2023年10月 1時間58分36秒 1マイルあたり平均9分03秒 2023年04月 2時間04分27秒 1マイルあたり平均9分30秒 2022年04月 1時間58分43秒 1マイルあたり平均9分03秒 2019年04月 1時間58分19秒 2018年10月 2時間05分20秒 2018年04月 2時間02分52秒 2018年04月 2時間02分55秒 2017年10月 1時間54分03秒 2017年04月 2時間02分06秒 2016年10月 1時間55分18秒 2016年04月 1時間53分15秒 2015年10月 1時間48分23秒 2015年05月 2時間04分07秒 2014年10月 1時間53分10秒 2014年04月 1時間57分44秒<10キロメートル> 2023年09月 53分32秒 1マイルあたり平均8分38秒 2023年02月 51分47秒 1マイルあたり平均8分20秒 2021年10月 51分08秒 1マイルあたり平均8分13秒 2021年08月 55分30秒 2019年10月 51分32秒<4マイル(6.4キロメートル)> 2022年04月 33分00秒 1マイルあたり平均8分15秒
Sep 4, 2024
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「勝ちがりません勝つまでは」(評価 ★★★★★ 満点五つ星) 観よう観ようと思ってるうちにもう2024/2025期の試合が始まってしまったけれど、ついに鑑賞。全六話、各45分(ネットフリックス)。 2022/2023期の英サッカー団体マンチェスター・シティに密着取材。そして結果的に彼らは三冠を達成なさる(=英プレミアリーグ、英FAカップ、欧州UEFAチャンピオンズリーズ)。 いやぁー、面白かった。勝敗結果は既にわかった状態で観たのに、それでもハラハラドキドキ。むしろ結果がわかってる今だからこそ、選手や指導陣の当時の心境を吐露する場面が興味深い。 ドキュメンタリーとしての作りも興味深かった。語り人がいちいち状況を淡々と(あるいは熱く)説明するのではなく、当事者たちへの取材や字幕を最大限に活用して、客観性を演出。 第一話から五話までは、どんどん試合を消化していってリーグ内での順位が上下するとこなどを紹介。てきぱき。さばさば。 そして最終話第六話は一転、チャンピオンズリーグ決勝に関し彼らの様子を前日からじっとりねっとり映す。 基本的には販促動画として作られているのか、マンチェスターシティー側は積極的に取材や撮影を受け入れてるみたいで、あらゆる場所が映し出されている。特に試合の真っ只中、ハーフタイムでの控え室での彼らがどんな打ち合わせをしてるのか、勝ってるとき負けてるとき、そして決勝戦でのそれが特に見もの。 監督から選手への一方通行のお達しのみならず、選手たちが互いに自分の意見を言い合って鼓舞しあっていくさまも見もの。 あと、試合や競技とは直接関係ないほのぼの系ネタについては、あんまり投入しすぎると一般的には逆効果だと思うのだけれど、本作は選手の裏の素顔、特にゲームとかはお約束として、カラオケとか盆栽/禅とか、なかなか厳選して織り込まれている。 そもそも本作は2022年5月にアーリング・ハーランド 選手が入団する場面から始まり、以降、彼は激しく得点しまくってその怪物くんぶりが次々と紹介される。でもぼくとしては、最後の最後、チャンピオンリーグの決勝でロドリ選手が得点する瞬間が、本作で最も心打たれた場面。
Sep 1, 2024
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「ようこそここへクッククックわたしの青い鳥」(評価 ★★★★☆ 四つ星) ネットフリックスで鑑賞。日本語ウィキのページは、https://ja.wikipedia.org/wiki/ブルージェイ 20年以上も前(高校時代)に交際していた中年男女の話。二人は今は別の町に住んでいるが、たまたま帰省が重なり地元の商店でばったり再会する。せっかくだしお茶でもとなり旧交を温めてるうちに日が暮れ、二人は男の家へと向かう。 登場人物は基本的に上記の二人のみ。役者はマーク・デュプラスとサラ・ポールソン。 題名のブルージェイというのは彼らが高校時代によくダベっていた喫茶店の名前。鳥の種類(青い鳥)でもある。 感想としては、若い人はこうゆう地味な映画は苦手だろうけど、ぼくは何かと共感できたし、脚本も演技も素晴らしいと思ったので(特にデュプラスさん)四つ星。 ただ、なぜ白黒映画として仕上げたのかは謎。 せっかく緑が豊かそうな景色のいい町で撮影してるのにもったいない。そもそも、白黒すぎて、空の色が夕焼けなのか朝焼けなのか月明りなのかとか不明なもんだから、二人が結局何時間ぐらい一緒に過ごしているのかとかわかりづらかった。
Aug 19, 2024
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「うつるんです」(評価 ★★★☆☆ 三つ星) 本作はこちらアメリカでは先月から劇場公開。日本でも公開されるのかはわからないけど、日本に関係する話なのでいずれ公開されるのではないかと思われ。 1970年ごろのロンドン。アイスランド人男子クリストファーと在英日本人女子ミコが恋仲になるが、ある日ミコが忽然と姿を消す。夜逃げしたのか誘拐されたのか真相は謎のまま、50年の時を経て2020年、クリストファーはミコを探し求めてロンドンそして日本へと旅をする。 あんまり期待せずに気軽に鑑賞しはじめたら、思ったより重くて見応えがあった。東京や広島も舞台になってる。 50年前の場面と現代の場面が交互に出てくるのでちょっと戸惑うものの、そんなに難解でもなかった。 日本人の役者さんたちもけっこうご出演。本木雅弘さんとか中村雅俊さんとか。 ミコを演じたKōki(コーキ?)さんという役者さんについてはビミョー。初めて見るお方だったけど、準主役にしては弱い。特に英語の台詞になると突然ボソボソとした口調になるのが気になった。そうゆう演出なのかもしれないと思って観てたけれど、同一人物の50年後を演じた役者さん(←奈良橋陽子さんという、やはりぼくは初めて見る役者さん)の演技/英語があまりに素晴らしかったもんだからなおさら違和感あり。 本作のこちら英語圏市場での題名は「Touch」(原題はアイスランド語「Snerting」)。連絡する(get in touch)、触る触れるという意味からこの題名になったと思われる。というのも、50年後のクリストファーがロンドンや東京に向かおうとする2020年は、コービッドで世界がパンデミックになったばかりの頃で、気軽に人と(文字通り)接触することなどできなくなっている状態。 そして、彼は周囲ほどに感染を怖がっていないさまも、おそらくこの映画の重要な演出要素。 この点を含め、深読みしようと思えばいろいろできる筋ではあるものの、どーでもいい脇ネタに妙に凝りすぎてて、せっかくの物語の進行に水を差してしまってるという印象。 例えば、主人公が合唱好き、料理人の一人がオペラ好き、みんなして俳句好き、とか細かいネタが次々登場する。 最後の場面で、それらの伏線がきれいに回収されるのかというとそうでもなかった。 で、ぼくの評価としては本作は三つ星どまり。 そもそも、若き主人公がひょんなことから日本料理店を訪ね、そこの娘さんに惚れ、日本語や和食の勉強に励むというくだりが説得力に欠ける。 解決策として、とりわけミコのキャラ設定をもっと明確にすべきだった。例えば、あざとい魔性の女とか異国風/東洋系美女とか、こてこて和風なでしこ娘とか。 彼女の心情の描写が甘すぎて辻褄が合ってないとすら感じる。いつのまにか彼氏と別れてクリストファーといちゃいちゃしはじめ、夜な夜なあんなことやこんなことを営むようになるまで発展するのだけど、そのあたりの男女間の繊細な恋心の機微や燃え上がる感情とかを丁寧に描かなかったもんだから、50年後にふと思い立って老人クリストファーがミコばーちゃん探しの壮大な旅に出るというのが唐突。 設定の問題なのか演技や演出がイマイチなのか、とにかく全体にわたり惜しい。惜しすぎる。名作になり得たかもしれない作品なのにもったいない。 なお、ほろ酔い状態の中村雅俊さんが昭和歌謡「また逢う日まで」をカラオケで熱唱する場面があるのだけど、歌詞の内容がこの映画のネタバレになってるよーななってないよーな。 本作を鑑賞した今日の映画館、予想通り白人のお年寄りばっかり。会場内ではおそらくぼく(←アラフィフ)が一番若かったのではないかと。
Aug 4, 2024
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今日は教会の日曜礼拝で演奏しました。 ここの教会にお邪魔するのは数年ぶりで、牧師のマリーベスさんとも久しぶりにお会いしました。温かく迎え入れてくださいました。 聖歌隊は夏の間はお休みとのことで、今日の音まわりはピアノ(トムさん)とバイオリン二人(ブルースさんとぼく)の計三名で担当しました。 ぼくらトリオで演奏した曲は以下四曲。楽しく弾けました。 ラフ:カバティーナ作品85-3 ルクレール:トリオソナタ作品4-3ニ短調アレグロ ショスタコービチ:五つの小品より前奏曲(Levon Atovmyan編曲) モーツァルト:アレルヤK165
Jul 28, 2024
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「人をダメにするソファ」 今日は久しぶりにシューマンのピアノ五重奏で遊びました。Eさん(ピアノ)、Cさん(第一バイオリン)、ぼく(第二バイオリン)、Nさん(ビオラ)、Eさん(チェロ)という豪華な顔ぶれ。 果敢に全楽章に取り組みました。一番楽しかったのはやはり第一楽章。 四楽章も楽しいっちゃ楽しいのだけれど、ちょっと構成的にくどいようにも思う。フーガで仕切り直すとことか。 第二楽章後半アジタートおよび第三楽章の第二トリオにはやはり大苦戦。この二か所のせいでぼくはいまだにこの曲を心からは好きになれない。 さらに言うなら、第一楽章の以下の箇所もすごく気になる。この曲弾くたびにいちいち気になる。バイオリンが出せる最低音はソなので、ファを弾けないのは仕方ないのだけれど、単純にそこだけオクターブ上げられるとプチどん引き。ここまで露骨にそのままオクターブ上げて処理する書法はなかなか見ない。
Jul 22, 2024
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「あぁ無情/無常/無上」 今日はピアノ五重奏で遊びました。フィンランド人バイオリニスト(カミラさん)との共演ということもあり、知る人ぞ知るシベリウスのピアノ五重奏曲をば。 第二楽章インテルメッツォ/モデラートと第三楽章アンダンテだけを合わせました。ほかの楽章は難しそうだったので割愛。 旋律がまったりほのぼの系かつ美メロだけれども、どこかぴりぴりとしていて妙に弾きにくくて不安になる。三楽章の最後はユニゾンになってなんだか安心。 (これら二つの楽章に限って言えば)弦はそんなでもないわりに、ピアノは音符がいっぱいあって大変そう。ミュージカル「レ・ミゼラブル」第一幕最後の「One Day More」の16分音符のようなオスティナート(執拗反復)とまではいかないけど、常に細かい音符をこちゃこちゃ弾いてる。フォーレっぽいとも言える。Eさん(チェロ)、ぼく(ビオラ)、Bさん(第二バイオリン)、Cさん(第一バイオリン)(写真には写っていないけれどもピアノはLさん)
Jul 20, 2024
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奏者:ぼく(バイオリン)、Nさん(ビオラ)、Aさん(チェロ) 今日は結婚式で演奏しました。 まずは挙式。カトリック教会での婚礼ミサだったので、当然のように伝統的な音楽で執り行なわれると思っておりましたが、花嫁ご入場に依頼された曲はアリシア・キーの「If I Ain't Got You」。なかなかの難曲でした。 そして披露宴の会場に移動し、cocktail hourの間じゅう75分ぐらい演奏しました。テイラー・スウィフト、ジャスティン・ビーバーなど2020年代の曲も多く弾きました。
Jul 6, 2024
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<環境>温度:摂氏28度湿度:50パーセント天気:曇り 今日は五千メートルの駆けっこ大会に参加しました。結果は26分36秒。 ぼく自身は最近暑いのを言い訳に運動不足だったし、別に好成績は予想してはいなかったものの、周りのみんなは真夏でもけっこうガンガン走りこんでるみたいで、こうゆう大会に出ると非常に刺激になります。 過去の記録は以下。<5キロメートル> 2024年07月 26分36秒 1マイルあたり平均8分34秒 2023年10月 25分46秒 1マイルあたり平均8分18秒 2023年08月 26分16秒 1マイルあたり平均8分28秒 2023年07月 26分52秒 1マイルあたり平均8分39秒 2023年05月 26分10秒 1マイルあたり平均8分26秒 2022年10月 24分31秒 1マイルあたり平均7分52秒 2022年09月 25分19秒 1マイルあたり平均8分09秒 2022年08月 25分36秒 1マイルあたり平均8分15秒 2022年07月 26分01秒 1マイルあたり平均8分23秒 2022年06月 26分55秒 1マイルあたり平均8分40秒 2021年08月 26分13秒 2021年06月 25分08秒 2021年05月 26分16秒 2019年10月 24分59秒 2018年10月 24分23秒 2017年10月 24分10秒 2016年10月 23分29秒 2015年09月 24分56秒 <マラソン(42キロメートル)> 2023年11月 4時間29分49秒 1マイルあたり平均10分18秒 2015年09月 4時間20分44秒 2014月09月 4時間19分53秒<半マラソン(21キロメートル)> 2023年10月 1時間58分36秒 1マイルあたり平均9分03秒 2023年04月 2時間04分27秒 1マイルあたり平均9分30秒 2022年04月 1時間58分43秒 1マイルあたり平均9分03秒 2019年04月 1時間58分19秒 2018年10月 2時間05分20秒 2018年04月 2時間02分52秒 2018年04月 2時間02分55秒 2017年10月 1時間54分03秒 2017年04月 2時間02分06秒 2016年10月 1時間55分18秒 2016年04月 1時間53分15秒 2015年10月 1時間48分23秒 2015年05月 2時間04分07秒 2014年10月 1時間53分10秒 2014年04月 1時間57分44秒<10キロメートル> 2023年09月 53分32秒 1マイルあたり平均8分38秒 2023年02月 51分47秒 1マイルあたり平均8分20秒 2021年10月 51分08秒 1マイルあたり平均8分13秒 2021年08月 55分30秒 2019年10月 51分32秒<4マイル(6.4キロメートル)> 2022年04月 33分00秒 1マイルあたり平均8分15秒
Jul 3, 2024
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奏者:ぼく(バイオリン)、トム(ギター)内容:挙式および祝宴 今日は結婚式で弾きました。 祝宴ではファースト・ダンス(夫婦としての最初の舞踏)の伴奏も担当しました。エド・シーランの「Perfect」をば。 屋外しかも三時間半に及ぶ催しということもあり、けっこう体力を消耗しましたが、途中で休憩が一回あって、しかも支配人さんのご配慮で、招待客に提供されるものと同じご馳走をいただきました。 新郎新婦ともに子連れの再婚、しかもお子さんは大学生だかで、賑々しくも落ち着いた大人の結婚式という感じだったし、依頼された楽曲も前世紀の大衆歌謡が中心で馴染みのあるものばかりで、なんだか嬉しくなりました。 比較的新しめの曲も多少は弾きました。ネイサン・エバンス「Wellerman (Sea Shanty)」や、テレビドラマ「アウトランダー」主題歌「Skye Boat Song」など。
Jun 29, 2024
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「いつの日にかぼくのことを思い出すがいい」(評価 ★★★☆☆ 三つ星) 不治の病に侵され死期の迫った単身父親の話。四歳の一人息子がおり、自分の死後も息子が幸せに生きていけるよう、養子として受け入れている家庭を探すも難航する。 日本語の公式サイトはたぶんここ https://kinofilms.jp/movies/nowhere-special/ 北アイルランドを舞台にした映画は観る機会がまずないこともあり、期待ながら鑑賞に臨む。監督はウベルト・パゾリーニさん。 普通に観られたし佳作だと思った。 主演二人の俳優はともに名演(父親役はジェイムス・ノートンさん、息子役はダニエル・ラモントさん)。 物語の設定自体が既に重いので、不必要にこってり演出するのは逆効果だろうし、これぐらいがちょうどいい。 もし他の監督が演出したらどうゆう仕上がりになるのか興味深いと思わせる。ケン・ロウチさんとかダルデンヌ兄弟とか是枝裕和さんとか。
Jun 23, 2024
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奏者:ぼく(バイオリン1)、ニーア(バイオリン2)、スーズィー(ビオラ)、デイビッド(チェロ) 挙式で演奏しました。 事前に事務局から送信されてきた依頼曲の一覧をみて、にんまりしてしまいました。ガーシュイン、レッド・ゼッペリン、ビートルズ、バン・モリソン、ビーチ・ボーイズ、エタ・ジョーンズとかばかりで、なんだかいい感じ。あまりに渋いご選曲なので、中高年のご結婚かご再婚なんだろうと思って会場に行ったら、思いっきりお若いお二人でちょっと驚きました。
Jun 22, 2024
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奏者:ぼく(バイオリン)、スーズィー(ビオラ)、アギー(チェロ) 挙式で演奏しました。以下は依頼された曲(の一部)。依頼主さんはディズニー映画がお好きと思われ。てか、ぼくはそもそもアニメをまず観ないし、知らない曲もありました。Can You Feel the Love Tonight (The Lion King) ライオン・キングAll I Ask of You (The Phantom of the Opera) オペラ座の怪人A Whole New World (Aladdin) アラジンA Million Dreams (The Greatest Showman) グレイテスト・ショーマンStory Book Love (The Princess Bride) プリンセス・ブライド・ストーリーKiss The Girl (The Little Mermaid) リトル・マーメイドI see the Light (Tangled) 塔の上のラプンツェルLe Festin (Ratatouille) レミーのおいしいレストランRainbow Connection (The Muppet Movie) マペットの夢みるハリウッド
Jun 22, 2024
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ここしばらく、ウェストサイド物語の楽団で演奏しておりました。10回の公演が無事に終了しました。 疲れました。誰もが知ってる演目とはいえ、ぼくら楽団は稽古を三回やっただけで初日を迎えるという綱渡り公演でした(楽団だけで一回、役者との着席稽古が一回、そして通し稽古が一回)。 それに、奈落ピットのない劇場だし、楽団は大人数なので、ぼくらは広大な別室に陣取り、モニター画面で舞台の様子を確認しながらの演奏でした。各奏者にマイクロフォンが装着され、あとは音声技師さんにお任せ。 そんなこんなで不安なまま初日を迎えてしまい、実際、最初の数公演は危なっかしい箇所がいくつもありました。お客さまにバレてたかもしれません。 今回使用した版は、楽団は19人編成。これでも小編成の版でして、弦はバイオリン3人チェロ1人。ぼくは第一バイオリンを担当しました。 ぼく自身この演目を弾くのは初めてではないものの、やはり難曲であることには変わりはないわけで、かなり緊張して臨みました。ほかのミュージカルとは異なり近現代クラシック音楽と考えて臨むべき。音階のいびつな動きだの不協和音だの、ノリでごまかしにくい。 特に難しいと感じたのは以下の三曲。リズムも音程もとりにくい。第11曲 The Rumble第15曲 Boys Like That & I Have a Love第15a曲 Change of Scene 一方、楽しく弾けたのは以下の三曲。第8曲 Cool (弦はそんなに出番ないけどかっこいい)第12曲 I Feel Pretty(弦楽奏者的においしい)第14曲 Gee, Officer Krupke(次々と転調していくさまもいい感じ。 16分音符で一瞬で駆け上がる難所あり) あと、第一バイオリンは高音で独奏しなきゃいけないところがあって焦ります。以下の二曲、特に後者(の最後の数小節)はかなりビビりました。第4d曲 Meeting Scene第9a曲 One Hand, One Heart
Jun 16, 2024
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今日は挙式で演奏しました。クリス(バイオリン)、ぼく(ビオラ)、アグ(チェロ)という面子。結婚式といってもカトリックの教会でのそれだったので、かなりの長丁場でした(一時間を軽く超える)。てか、れっきとしたミサでして、参列者もいろいろ歌ったり「合いの手」の言葉を言ったりしてなかなかお忙しい。
Jun 8, 2024
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