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2012.06.12
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カテゴリ: 生命科学

今日の集中講義その他の感想

一流の研究室には、一流の博士課程学生が集う、ということを、思い知った一日であった。修士学生がいくら一流であっても、彼らが抜群の就職率を誇ったとしても、博士に残ってくれる優秀な学生がいなければ、一流ラボにはなれないんじゃないか?と。このことが日本の生命系独自のことなのか不明だけど。

いい意味でも悪い意味でも、日本の大学の研究室を生かすも殺すも、鍵は博士課程大学院生が握っているのである。で、そのあたりのことを、多分企業の方々は(研究所勤務の方を除いては)ご存じない。

その意味で、博士課程大学院生と、その予備軍である修士学生に、何らかの意味でインセンティブと経済的支援を与える、という「リーディング大学院」の施策は、日本の大学院改革のツボをうまく捉えている、と思う。理念とか公文書の作文とかは別にして、実質はそういうことで、実質が大事なのだ。

piyota0の考える大学院生至上主義について(生命系にかぎる)

だが、そうやって、日本の科学(とくに基礎研究)のレベル維持、活力維持の、最大の主体である、博士課程大学院生を、「変人」とか「使えない」とか「つぶしが利かない」とかで始終ディスる、日本の社会って、絶対ひどいと思う。

まあ、一番いけないのは、日本のメーカー系企業の採用戦略だとおもうけれどもね。「グローバル人材」云々という与太を文部科学省に吹き込むならば、「先進国企業における修士学生の位置づけ」についてもちゃんと情報発信してくださいな。その上で、企業が擁している人材と国際競争力の議論を・・・。すくなくとも、米国においては、理系のマスターというのは「何らかの事情があってドクター途中でやめた人」というだけの価値しかない、らしい(伝聞情報)。それほど、ドクターコースは、一貫したものとみなされているので、 修士がデフォという日本の採用慣行は国際的にはなんら通用しない のである。

よった勢いでへんなことを書いてしまったので、酔いついでにもうひとことだけ。こんな逆境だけれども。 「胸を張れ、ニッポンの博士課程大学院生たちよ!本当のわが国の未来は、君たちの双肩にこそ、かかっているのだ!!」

ま、そのことと、うちのラボの学生さんが誰も博士課程に残らないこととは、あまり因果関係がない、と信じたい。信じたい・・・・orz



大学院生至上主義、をラボ運営に取り入れるならば、大学院教員の最大の仕事は

(1)お金を取ってくること
(2)査読つき英文誌のエディター・レビュワーとバトルして勝つこと←これ重要
(3)ラボに他の研究者を頻繁に招待して、大学院生の知性を刺激すること、

でいいでしょうかね。1~3の順位は、まあ状況に応じて変化するとしても。

で、なぜ大学院生が重要なのかっていうと、博士後期の大学院生だけが持ちうる、同じ学生たちに対するセンパイとしての影響力みたいな「何か」こそが、日本の科学技術の再興の鍵なんだと思うからである。この、じわじわとした無形のだが無視できない影響力こそは、広義のスクーリングの効果といってもいいと思う。学生に最も影響力があるのは、同じ環境に属する学生(同期センパイコウハイ)であるのは厳然たる事実なのだから。

余談だが、スクーリング(原義:学校で学ぶこと)の効果の中に、wikiで見る限りは学生←→学生の影響とか相互作用みたいな効果があまり評価されてないのはとても残念である。日本語には「切磋琢磨」っていう素敵な言葉もあるのに。~互いに高めあう~そういう仲間(ライバル)に出会えるからこその大学であり研究室なのだと思う。

【本日の飲み会】

とりでん 四谷通り店 http://www.hotpepper.jp/strJ000016407/


ゆるきゃらの話題で大変もりあがった。

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最終更新日  2012.07.06 00:05:18
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