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2013.07.25
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カテゴリ: 科学と教育

MITメディアラボにイノベーション創薬を学ぼう!


・教員組織の魅力 
・運営体制の魅力 
・カリキュラムの魅力 
どれをとっても(いまの)日本では真似できなさそうに感じる。でも、だから上っ面をまねることはあきらめて、その精神だけを、移入することにすると決めれば、効果の高い教育ができるような気がする。

たとえば薬剤師教育から一線を画しているうちみたいな組織で、有機系・構造分析系・生命薬理系のヘテロな3系が融合しているようなところならば、MITメディアラボみたいな創薬研究ができるかもしれない。いままで、そういう方向性のブレインストーミングはしたことがなかった。

必要なもの→
1,多様なバックグラウンドを持つ人材 
2,それらがお互いに密接に結びつくしくみ 
3,短期的なノルマに追われないスケジューリング 
4,新しい領域に挑戦することを評価・後押しする風土 
5,活発なオープンディスカッション

たとえば英国のMRCでは、毎日のティータイムの時間の活発な オープンディスカッション がサイエンスを深め・拡げる鍵である、とはよく耳にすることである。

3,4,5を同時に成立させるために必要なのは、たぶん、資金である。「ひもつきではない潤沢な資金」。ちなみにMITメディアラボの運営資金はすべて企業が拠出していて、しかも金は出すが口は出さないというルールとなっているらしい。それでは出資企業のメリットは何か?実は、出資企業は、メディアラボ発の特許などのアイデアの無償利用する権利があるのだ。この「これから出す特許を利用する権利」に企業が金を払うという慣行が成立していることこそが重要。

そう!、 *** 先発明主義 *** 、の恩恵なのだ。

アイデアを出した人を重用するアメリカ文化の風土だからこそできることである。

日本は知財後進国

前々から思っているのだが、日本の知財制度は国際競争的にとてもまずいかんじに遅れていると思う。具体的には、グローバル化を見据えて、先発明主義ないしそれに準ずる制度に移行したほうがいいのではないか?。そして、それができないのならば、そもそも、グローバル人材育成とか言い出すことも、世界大学ランキングを羨望交じりに眺めることも、無意味だと思うのだ。もちろん、だから、 知財制度・法人税制の前提を抜きにして、日本の大学の運営制度を米国と比べるべきでない

大学ランキングで理系トップを米国が占めることができるその原動力の一つは、米国の、アカデミック研究者に有利な知財制度と特許訴訟制度(サブマリン特許訴訟)にある。大学発ベンチャーに強み・うまみがあるのも、ここに起因している。

日本みたいに先願主義で知財を気にしていたら、オープンな異分野融合による議論とかコラボとか、そうそうできるわけがないのだ。日本は知財後進国、そしてその知財制度は護送船団形式で昭和の企業を守るために作られた仕組みである。

それでもアイデアを出すための環境は必要だ。

日本みたいな知財後進国で、アイデアを出すことに血道をあげるよりも、他人のアイデアに乗っかるほうが楽、みたいな風潮が蔓延しているのは、とても嘆かわしいことだ。だが現実には、日本の製薬企業は、トップ企業であるT社をはじめとして、これまで、「世界的に確立された創薬標的を相手にした創薬」しか狙ってこなかった。つまり、ベストインクラスの薬を後発的に出す(ゾロ新という)ことは出来ても、ファーストインクラスの薬を出すということが、そもそも仕組み的に不可能だったのだ。あるいは、昨今リストラなどの動きの激しい関西の某旧M電機。旧社名は「模倣する」という日本語で揶揄されていたとかいないとか。

だがそんな現実は、取りあえずおいておいて。それでも、 自分たちだけでも、真摯にイノベーションしようと思ったら、じゃあどうすればいい?

例えばパーティーやランチオンミーティング、があるよね。そこでの日頃とはちがったメンバーとの議論が、個々の研究者の頭脳と知性を刺激し、新しい発想につながる。それを日本の学生・大学文化に根付かせようとするのならば、施設、予算整備が必要であろう。ひも付きではない予算。クリエイターとかイノベーターとか発明家とか(あともちろん研究者とか)、常識を覆すことのできる人というのは、そもそも(社会の)常識とは相性の悪い人たちである。そういう人たちに存分に力をふるってもらえる社会・文化への意識改革。それこそがイノベーション実現、ひいては日本再興に必須なのだとおもう。

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最終更新日  2013.08.01 09:31:27
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